FC2ブログ

源氏物語短距離レース 

私が初めて『源氏物語』を原文で通読したのは大学2年生だったと思います。それ以前に谷崎潤一郎の現代語訳で読んでいたのですが、やはり原文の場合はハードルが高いですから、相当時間がかかりました。夏休みを使って、読み始めたのですが、最初は文体になじまなくて、50ページ読むのに1日かかったような記憶があります。しかしおもしろいもので、慣れてくるとスピードが上がるのです。結局、

    約2500ページ

を3週間あまりかけて読んだのだったと思います。25日とすれば一日平均100ページということになりますから、やはり最初に比べるとハイペースになっているのがわかります。しかし、理解できたのかと言われると、さて自信はありません。ただ、「読んだ」ということは生意気な大学生にとっては自慢であり喜びであったことは間違いありません。マラソンを完走したような感じでした。
必要があって、またこの作品を通読しなければならなくなりました。このたびはあることを調べる必要があって、読みますので、いわば

    斜め読み

で、短距離レースみたいな読み方です。
ですから、1日目は300ページ以上読めました。これは1週間とかからないな、と思ったのですが、2日目に調べたかった問題点がいっぱい出てきたので100ページくらいで終わってしまいました。やはり2週間は覚悟しなければならないでしょう。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

スポンサーサイト

還付申告 

今年も所得税の確定申告(還付申告)をします。余分に払っているのを返してもらうのに、何でこんな面倒なことをしなければならないのか、といつも思います。
だいたい、申告という言葉も気に入らないです。辞書には「国民が法律上の義務として、官庁などに一定の事実を申し出ること」とありました。何だか、

    お恐れながら

申し上げます、って感じがして(笑)。
細かいことを言うと、書類の郵送料もなんで払わないとダメなの(笑)とも思います。今はスマホでできるんだよ、って話ですが、それをするためには一度税務署に行かねばならないとか。私の街は小さいので税務署はなく、隣町まで行かねばならないのですよ。
ただ、今はパソコンでできるので以前に比べたら圧倒的に楽ですが。
私の場合は

    医療費

の控除で、悲しいことにかなり払っているのです。所得税はあまり払ってない(収入がびっくりするくらい少ないから)のですが、そこからまた返してもらいます。
今年は1万円ちょっと返ってくるはずです。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

法華経(2) 

『法華経』は正式には『妙法蓮華経』。
近松門左衛門は日蓮宗の信者で、兵庫県尼崎市の広済寺(こうさいじ)にしばしば出かけ、その縁でこのお寺に彼の墓があります。
文楽でも『恋娘昔八丈』の鈴ヶ森の段などで「南無妙法蓮華経」の「法」の字以外を「ひげ題目」と言われる独特の文字で書いたものを目にすることはあります。
しかし日蓮以前でも法華経は重要な経典だったわけで、すでに書きましたように特に五巻目は重要でした。
この五巻目の「提婆達多品」の中に

    釈迦

が前世で仙人から教えを請い、法華経を得た話が出てきます。彼は仙人になんでもするから教えてほしいと言って薪を切ったり、水を汲んだり、菜を摘んだりして食事の世話をしたのだそうです。
その内容を和歌にしたものに

法華経をわが得しことは
薪こり菜つみ水汲(く)み仕へてぞ得し

というものがあり、行基の作ともいわれます。
法華八講の五巻目を読む日にはこの歌を詠みながら、薪や水、菜をかついで同の周りを歩く

    薪の行道(たきぎのぎょうどう)

がおこなわれました。これはなかなかの見ものだったようです。この行道が行われているのを目の当たりにする人たちはおそらく法悦に浸ったのだろうと思います。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

法華経(1) 

平安時代の文学を勉強するためには、当時の律令だとか、政治体制だとか、知っておいたほうがいいことはたくさんあります。私は半ば日本史専攻のようにそういうたぐいの勉強をしてきたのですが、なかなか身に付きません(汗)。
ほかにも、建築様式とか、美術とか、音楽とか、あるいは生活様式、風俗習慣などなど、文学以外にも知っておくべきことは本当にたくさんあります。

    宗教

も大事です。私が主に勉強している時代は浄土思想が強いころで、後世は阿弥陀如来のおわします裁縫極楽浄土の蓮の上に生まれたい、と、一生懸命仏道修行に励む人が少なくありませんでした。
法会なんて、めんどくさそう、と思われがちですが、彼らにとっては楽しみでもあったらしく、清少納言は説経する法師は男前がいい、なんて言っています。
法華経はとても大事な経典で、しばしばその講座も行われました。清少納言もそういうところによく行ったようなのです。
法華経は全部で八巻。これを四日に分けて講説する

    法華八講

という催しもしばしば行われ、人気がありました。この四日のうち、ハイライトは3日目なのです。の日には五巻目が読まれますが、「提婆達多品(だいばだったぼん)」などを含むこの巻は極めて重要で、特に女人往生にかかわるところなので、女性たちもよく読んだようです。
今、この経典は、は岩波文庫に全三冊で収められていて、私も学生時代に買って読みました。しかしこれまた何のことやらよくわかっていません(笑)。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

2019年2月文楽東京公演千秋楽 

今日は文楽東京公演の千秋楽です。
東京まで行く財力がない(涙)ため、すっかりよそごとになってしまいました。
これで2018年度の主な公演は終わり、あとは地方の巡業です。
四月は大阪で奇妙な番組の公演があります。

    「爪先鼠」

と「おしゅん伝兵衛」など行こうかな。
「忠臣蔵」はどう考えてもひどい。四段目で切るって、あり得ないです。「はったと睨んでぇ」で帰って「ああ、夏が楽しみ」なんて思うものですか。。
それから、思い出したように言いますが、あまり

    出遣い

にしてほしくありません。
私に言わせたら、せいぜい「刃傷」だけで十分。特に「切腹」は黒衣でお願いしたい・・ですが、「切腹」こそ出遣いなのでしょうね。
勘十郎さんデザインの手拭いを差し上げます、って全然ほしくありません。国立劇場の名が泣きます。
いや、もちろん楽しみにされている方もいらっしゃるのでしょうが、それにしても、あんまりぢやわいなあ。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう