温かいご感想 

豊竹呂太夫さんの本が世に出てから1年3か月。
ほんとうに読んでくださる方はいらっしゃるのだろうか、と不安いっぱいでしたが、呂太夫さんのお話はおもしろいですから、

    楽しんでくださった方

はそれなりにいらっしゃるかな、と、自惚れております。
昨年、同じ日に劇場に行ったある方は、この本を買ってくださったのですが、最近詳しくも温かいご感想を送ってくださいました。
明らかに過分なお言葉ばかりでしたが、やはりうれしいものです。
ご本人の承諾を得ていませんので全文を挙げるわけには参りませんが、最後に書いてくださったひとことだけ引用させていただきます。

「解説と呂太夫さんのお話との構成は、映画のような印象もいたします」。

ありがとうございました。

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第41回だしまきの夕べ 

ずっと体調がよからず、失礼を重ねているのですが、昨日、第41回を数える文楽ファンの集い、

    だしまきの夕べ

がおこなわれました。
私は今回も欠席しましたが、鑑賞教室にもかかわらず、みなさん集まられたようです。もともと鑑賞教室だからということで、

    プチだしまき

と呼ばれているそうですが、それでも会が成立しているのですからたいしたものです。
昨日の午後の部にいらしたということは、今乗っている千歳さんの尼崎にいらしたのですね。
さて、どんなお話になりましたやら。

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2018年5月東京公演千秋楽 

文楽東京公演が本日千秋楽を迎えます。
二か月にわたって襲名披露をなさった五代目吉田玉助さん、ひとまずお疲れ様でした。
しかし、これからまだまだ長い道のりがありますので、どうか

    新時代

を切り開くつもりでご健闘ください。
織太夫、玉助という期待の中堅の襲名披露があり、いささかお祭り気分が続いたあと、次の本公演は8月。復活作品もあり、期待されます。
文楽は、

    住太夫以後

へと向かいます。
今年の後半から来年にかけて、ということは、平成から新しい元号に代わるこのタイミングが、とても大事な時期に思えてきます。

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切、そして名跡 

文楽の太夫さんの最高の名誉は「切」の字が付くこと。いくら寺子屋を語っても、許された人しか「切」の字は付きません。
私が明確に覚えているのは越路、津、南部、文字以降です。
その後、織、嶋、十九、咲と続きましたが、今は咲太夫さんおひとり。
これから、どうされるのでしょうか。
ファンや学者の中には「安売りするな」「まだまだ早い」といって反対する方もいらっしゃるようですが、私はそのお考えに与する気にはなれません。
今の文楽で切場を語るのは咲さんのほかには呂、津駒、千歳の3人がいらっしゃり、三輪さん、呂勢さんもいいものをお持ちではないでしょうか。
どなたも

    欠点

はおありでしょう。それは当たり前です。でも、いいところも多々あるはずです。
襲名も修業の励みになるでしょう。
でも、太夫さんはなかなか襲名できないままの方が多いのです。
師匠のお名前に一字加えた形の津駒、津國、文字栄、文字久、呂勢というお名前はいかにも初名という感じで重みがありません。三輪、千歳もきれいなお名前ですが、物足りません。
文楽の

    名跡

は遺族が管理するそうですが、途絶えた名前など協会が預かる努力をして繋げることはできないのでしょうか。
春太夫、染太夫、駒太夫など、いい名前があれこれあります。越路、津、若の名前も復活されないものでしょうか。
住太夫以後の文楽のありかたについて、襲名についても考え直すことは必要ではないか。私にはそう思えるのです。

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住太夫師匠(7) 

住太夫師は、文楽で初めて文化勲章を受章されたことに象徴されるように、数々の栄誉を受けられました。
二十歳を過ぎての入門でありながら、60年をはるかに超えるキャリアをまっとうされ、文楽の神様に愛された人生を送られたのではないでしょうか。
その稽古は大変厳しいことで知られます。
呂太夫さんがおっしゃっていました(呂太夫さんの本にも書いてあります)が、「お前なんか

    人間やない」

みたいにケチョンケチョンにけなされるのだそうです。呂太夫さんは、それでも感謝している、とおっしゃっていましたが、誰もが受け入れられる稽古の仕方だったのか、その点は第三者ながら気になります。
お弟子さんに、文字栄さん、文字登さん、文字久さん、小住さんがあります。今はお三方ですが、ゆくゆく十代目文字太夫や八代目住太夫は誕生するのでしょうか。
よく、歌舞伎は襲名で稼ぐ、と揶揄されます。そして、文楽はその真似をするな、という方もあります。でも、やはりこういう伝統芸能にとって襲名はめでたく明るい話です。
世襲を基本としない文楽では、それでなくても襲名はあまりおこなわれません。特に太夫さんは、このところ歳をとってからの襲名が多く、先だっての

    織さん

など、珍しい部類でした。
しかし、襲名は功成り名遂げた人へのご褒美ではないと思います。
住太夫師亡き後、いい機会だから、というのは語弊がありますが、新しい時代に向けて、太夫さんもいい名前を積極的に継いでいくようになさったらどうでしょうか。

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