文雀という家 

文楽人形遣いの吉田和生さんが重要無形文化財の各個認定を受けられました。
いわゆる

    人間国宝

です。
まずもってお慶び申し上げます。
文楽の人間国宝は、住太夫、嶋太夫、寛治、清治、簑助の5人で、変な言い方をしますと人形に欠員が1人あったわけです。それは昨年の文雀師匠のご逝去によるものでした。
紋壽さんが次にいらっしゃいましたが、今年になって亡くなり、ベテランの脇を遣われる勘壽さんは何かと評価されにくく、次の年代の和生、勘十郎、玉男の

    三羽烏

の長男格の和生さんが栄誉を受けられました。
太夫の咲さん、三味線の団七さんなどもいらっしゃいますが、めぐり合わせなどもありそうです。
その意味で、人間国宝にならなかったから技芸員として完成しなかったのだ、とは思いません。

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2017年7.8月公演初日 

今日から夏休みの文楽が始まります。

第1部
金太郎の大ぐも退治
赤い陣羽織
第2部
源平布引滝(義賢館、矢橋、竹生島遊覧、九郎助住家)
第3部
夏祭浪花鑑(住吉鳥居前、釣船三婦内、長町裏)

8月8日(簑助師匠のお誕生日)までの18日間の公演です。

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第36回だしまきの夕べ 

昨日は、会場が変わって初めての「だしまきの夕べ」でした。
私はこのところ歩くのが苦痛なので、店までたどり着く自信がなく、参加しませんでした。
皆様にご迷惑をおかけせずに済んだことだけが救いでしたが、失礼いたしました。

福家さん

というのは、私はまったく知らないお店ですので、どんな雰囲気だったのか、見当もつきません。
いかがでしたでしょうか。
できれば、夏には参加したいと思っています。

鑑賞教室初日の楽屋 

この間の鑑賞教室初日に、私はいくつかの用を抱えて文楽劇場に行っていたのです。表には回らず、楽屋に直行。第一の目的は、お願いしていた文楽人形の手の修理ができたから、というので取りにいくことでした。
ほれぼれするような出来具合いで、ありがたいことでした。
そして、

     『文楽 六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』

の第二刷を図書閲覧室に持って行く用もありました。第一刷のミスを訂正したものを寄贈してきたのです。また、第一刷はすでに入っていましたので、それには訂正メモを貼っていただくようにお願いしました。今後、閲覧室でご覧になる方には第二刷のほうを出してくださるそうです。
また、このミスでご迷惑をおかけした

    豊竹呂勢太夫

さんにも訂正版を差し上げようと思っていたのですが、偶然お姿をお見かけしたのでお届けすることができました。
その合間に、とても愛想のいい方に声を掛けられたと思ったら、豊竹希太夫さんでした。いつもにこにこ。ほんとうに笑顔のいい方です。

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人形の手 

仕事場にある文楽人形の手(娘の手)が汚れ、しかも糸が切れて使い物にならなくなってしまいました。
糸は三味線の上がり糸を使うのですが、私の手元にそんなものはありません。、また、作業が細かく、さらには塗り替えるとなると胡粉も必要です。胡粉は日本画の店に行けばありますが、私にそれを塗る技はありません。
そういうわけで、文楽の人形遣いの中でも抜群に器用でいらっしゃる方にお願いして修理していただくことにしました。

    修理前

の状況は、糸が切れて指の第一関節部が取れてしまって、指革は使えるもののかなり汚く弱くなっていて、さらに全体的に胡粉が剥げ落ちていたのです。ひとことで言ってぼろぼろ(笑)。
私としては、糸さえ替えてもらえたらそれでよかったのですが、さすがに

    職人芸

というのでしょうか、こだわりがおありですから、先ほど書いた点が全部きれいになっていました。
つまり、指革は新しくなり塗り替えられていて指の関節はきれいに接着されていたのです。糸はどの三味線弾きさんのものなのでしょうか。
本当にありがとうございました。

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