次男坊 

子供の数が減って、次男とか次女、まして三男、三女などは希少価値がある時代です。以前このブログに書いたことがあると思うのですが、次男の私は親戚から養子に欲しいと言われていました。一人っ子だった私の従姉は、私とは親子ほどの年齢差があるのですが、子供がなく、

    後継ぎ

に困っていたそうです。田舎なので、山も畑もあるちょっとした豪農(?)なのですが、一緒に住めといわれたわけでも、農業をするようにいわれたわけでもなく、姓を改めて、墓さえ守ってくれたらそれでいい、という話でした。
ただ、親戚とはいえまったく知らない家で、ほとんど話をしたこともないものですから、私自身あまり乗り気ではなく、そのうちに別の養子の話があって、無事にその家では後継ぎができたのだそうです。
江戸時代の武家、特にさほどの家柄ではない武家では長男こそ跡を継いで何とかやっていけますが、次男以下の男子は、いわゆる

    部屋住み

ということになり、婿養子の口を探すのが一生の大事でした。それもままならない場合はどういう気持ちで人生を送っていたのでしょうか。
新しい創作浄瑠璃を考えているうちに、そんな「次男坊の悲哀」を書いてみたいと思うようになりました。そして、さらに「次男坊の持つ、一種のエレクトラコンプレックス」は描けないものかとも考えました。エレクトラコンプレックスは本来娘の父親への愛情をいうものですが、次男坊にも何かそういうものがあるのではないかと考えたのです。ファザーコンプレックスというと少し違うのかも知れません。
先日それをやっと書き上げて歌舞伎三味線の野澤松也師匠にお送りしました。使えるものかどうか、不安を抱きながらお返事をお待ちしているところです。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

スポンサーサイト

墓参 

先週の月曜日(3月20日)は春分の日。彼岸の中日でした。
以前は墓参りなどきちんとする方ではなかったのですが、最近はマメに参っています。
やはり年齢を重ねたことでむこうの世界のことも気になってきたのかもしれません。
車でないと行けないような山の上ですが、そのかわり、見晴らしのよい場所にあります。あいにく昨日は天気があまりよくなかったので残念でしたが。
以前書いた本も、できたときには墓まで持参して供えて感謝したのですが、

     『文楽 六代豊竹呂太夫
              五感のかなたへ』


があたかもその日に発行されましたので、このたびもまた御礼と報告に行きました。
やはり、仕事をさせてもらえるのは先祖のおかげだと思っていますから。
これで、この本は、お送りすべき方には送りましたし、一段落。
あとは読んでくださった方からのご叱正をお待ちするばかりです。

こだわり、そしてお願い 

私はデザインとか色の取り合わせとか、そういうことはまるでわかりません。
そもそも、自分の書く文章についてはともかく、ものごと万端に対するこだわりもあまり強い方ではないと思います。「白鷹」でなければお酒を飲んだ気はしないとか、どこそこのブランドでなければ小物は持たないとか、そういうのは一切ないのです。普段飲むなら(あまり飲みませんが)1升入りの紙パックの800円くらいのお酒でも一向にかまいません。お酒の微妙な味わいなどあまりよくわかっていないのです。身につけるものも、便利でさえあれば、安物でもこだわりは持ちません。
そんな私から見ると、芸術家肌の

    デザイナーさん

というのはたいしたものだと思います。
『文楽 六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』のデザインについてもいろいろ工夫してくださっていています。カバーや表紙を見ただけでもさすがは老舗出版社の仕事だと思います。
カバー写真は最終的には呂太夫(英太夫)さんの襲名挨拶のものをお借りしていますが、これもずいぶんあれこれ考えた結果だったのです。金屏風を背にした写真ですが、本のカバーとしてはもっとシックにするアイデアもありました。
見本を見せていただいた時に気づかなかったことで、文字どおり

    きらりと光る

のは「Toyotake Rodayu」の金文字でした。背表紙の「文楽」「五感のかなたへ」も金文字です。実物を拝見して「おおお」と声を挙げたくなるくらいでした。見本はメールで送ってもらったものでしたから、金色がそこまできれいには出なかったのです。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

続きを読む

刊行されました 

何度も宣伝めいたことを書いて申し訳ございません。
長かったような、短かったような制作の日々が終わり、小著『文楽 六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』が正式に刊行されました。奥付に記載されている刊行年月日は

    平成29年3月20日

ですが、少し早めに書店には出たと思います。
たまたまその前日(19日)に紀伊国屋書店に文楽友だちの方がお出かけになったらすでに出ていたそうです。
私の手元に届いたのは3月10日で、たまたま編集者さんが「近くまで行くから『できたて』を届けましょうか」と言ってくださり、お言葉に甘えてお持ちいただいたのでした。
私なりに工夫して書いたつもりではあるのですが、なにしろ能力もなく専門家でもありません。まして、

    太夫さんの魅力

を伝えるにはもっともふさわしくない障害を持つ身の上ですから、すぐれた本になったとは到底思えません。ただ、呂太夫(英太夫)さんのお話(先人の思い出、太夫としての人生、義太夫に向き合う姿勢、芸談などなど)を書き留めるということだけはできましたので、関心をお持ちくださる方はどうぞご一読くださいますように。

刊行データ
 書名  『文楽 六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』
 著者  六代豊竹呂太夫 片山剛
 発行所 株式会社 創元社(541-0047大阪市中央区淡路町4-3-6)
 ISBN  978-4-422-70112-7
 四六判 188mm × 128mm  224頁
 2160円(税込)

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

女子力 

流行語というのは、昔は滑稽な、ときにはナンセンスなものだったように思います。
案外そういうのは長持ちするもので、おそ松くんのイヤミが放つ

    シェー

なんていうのはよく使われました。
最近は時事的なものが流行語になるのでしょうか。
今なら

    忖度

とか(笑)。
「女子力」というのもちょっと流行りましたよね。
「婚活」との絡みもあるのでしょうか。自炊する学生が「女子力が身についた」と言ったりしますが、そういう使い方が多いのでしょうか。
新年度の「生涯学習論」という授業で話題にしようかと思っています。

にほんブログ村 演劇ブログへ
 ↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう