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似ている? 

先日、姪が私のことを安部晋三、じゃなくて、「阿部某さんに似ている」といったことを書きました。
が、明石さんが冷ややかなコメントをくださった(笑)ほかは無視されてしまいました(ハハハ…泣)。
もちろん私自身そんなうぬぼれたことは思っておりませんので。

ただ、よく思うのですが、女性の観察眼というのは本当に鋭いものがありますね。学生などもとてもいい目を持っています。
以前、文楽の玉翔君が大学に来てくれたとき、ある学生がすぐに

    「劇団ひとり」 にそっくり!

と言っていました。
私なんて、勘十郎さんはお父さんに似てきたなぁ、とか、簑次君はやっぱりお父さんの子だなぁとか、その程度の(当たり前の)ことしか感じません。
鈍いんですね。
そういえば私、以前南都大夫さんに似ているとか、簑太郎(現・勘十郎)さんに似ているとか、言われたこともありました。


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上方芸能161号 

うっかりしておりました。

  「上方芸能」161号はただいま発売中です

↑このコピーを読んで「週刊新潮」を思い出した方はかなり古い方だと思います。谷内六郎さんのころでしたねぇ(しみじみ回顧…)。

それはともかく、きちんとご連絡しなかったと思うのですが、161号は8月の初めに関西を中心に主な書店に並んでいます(1冊1500円)。
売れ行きが特にいいとは聞いていませんので(笑)、まだ残っているのではないでしょうか。

特集は

    「語り文化はなお高揚するか」

で、朗読を中心に論考やインタビューが並んでいます。


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夏の疲れ 

8月も終わりに近づいてきました。

      夏バテ

というのはこの時期にやってくるものですね。
昨日は夜10時頃に眠ってしまい、今朝は8時近くまで(目は覚めていたのですが)横になっていました。
今もまだなんだかだるくていけません。
仕事は相変わらず忙しいので、あまりのんびりしてはいられませんが、うまく手を抜くことも覚えなければ…。
みなさんは、ばててませんか?
うまく手を抜いていますか?

さて、昨日は大学で学生(Cちゃん)の文楽人形の稽古につきあいました。
実はCちゃんは初めての体験だったのです。
それもそのはず、彼女は福祉の勉強をしているのですから。
そんなCちゃんがなぜ?


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大入り! 顛末 

2日間、人気ブログ

   大入り!文楽手帖

の「黒衣」を担当しました。
ツチ子大夫さん、お園さんが内子座にいらっしゃるので、その間メールを受けてそれをあちらのブログにできるだけ速やかにアップするという係です。
実は、2日間だけの仮のパスワードを設定していただいて、それによって私が管理者ページに入る方法をとったのです。ですから、もう今は私は部外者。管理者ページには入れません。

いつもセンスのいい編集をされるのはどうやらツチ子さんらしく、私は何とかそれに追いつこうと思ったのですが、結果はご覧の通り。センスなんて一朝一夕に磨けるものではありませんね。

なんとか責任を果たしてほっとしたのか、昨日、夢を見ましてね…。


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内子座2日目 

愛媛県内子町の内子座での「内子文楽」は2日目。
千秋楽です。

それにしても昨日は疾風怒濤の1日でした。
今日も私は大学でオープンキャンパスの仕事。
文楽人形は昨日にもまして大活躍です。
最初は「こわい」「きもちわるい」といっていた受験生も、さわってみるとみるみる顔がほころびます。

    「はまるぅ!」

という人もいました。

そんな仕事の合間にPCに向かって、ツチ子さん、お園さんからのメールを待っています。
今日は「二人三番叟」と「夏祭浪花鑑」。
お辰(吉田和生)は今日も潔かったのでしょうか?
八丁目さして駆けて行く団七(桐竹勘十郎)はどんな様子だったでしょう?
13:10終演予定だそうです。


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【内子座・二人遠征特別企画】ツチ子大夫・お園・藤十郎の三人トーク その6 

「大入り! 文楽手帖」の
【内子座・二人遠征特別企画】三人トーク その5から続きます。

やはり文楽劇場は大きすぎじゃないでしょうか?
国立小劇場の550というキャパが適当な気がします。ただ、国立は外に何もないし、ロビーも窮屈。
文楽劇場はなんだかだだっ広いです。1階の使い方は考えるべきですね。展示室だけじゃなくて、普段からお土産は売ってもいいんじゃないか。芝居のないときは売店も閉まってるんですよね。
チケット売りのお姉さんが文楽せんべい売ったっていいじゃないですか?
図書の閲覧室も狭すぎ。もう少し自由に資料が見られるようになればと思います。
ツチ子さんのおっしゃる一定の距離の快感はたしかにありますね。距離があるから一体感が増幅されることも。
ん~今夜だけではこの話し終わりませんなぁ。
というわけで、また後日うだうだとお話しましょう!
皆さんもよろしかったらコメントくださいね!

⇒このあとは「大入り!文楽手帖」の2日目へどうぞ!


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【内子座・二人遠征特別企画】ツチ子大夫・お園・藤十郎の三人トーク その4 

「大入り! 文楽手帖」の
【内子座・二人遠征特別企画】三人トーク その3 から続きます。

女性は比較的体重も軽いし、体形も骨ばってないので楽なのでしょうか?私は胡坐をかくと隣の人に当たって気になってしかたなく、つらかったです・・。
音がよく聞こえたのはよかったですね。満員でしょうから、お客さんに吸い込まれる感じになってぼやーっとしないか気になっていましたが。金丸は歌舞伎なのでもちろん、康楽館も花道を座席にはしていませんでした。一体感はありますね。客席の一体感だけじゃなくて、太夫さんと一緒に語ってる気になります。「どうする!」って声をかけたくなる感じ。私はあまり感情を出さない方ですが、小屋では泣いたり笑ったりしちゃいました。一緒に行っていた人(今は某人形遣いさんの奥様)なんか、顔がぐしゃぐしゃになっていました。
芝居小屋はいいものです。さて、それじゃあ、文楽劇場つぶして小屋を建てますか? どうでしょう?

その5


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【内子座・二人遠征特別企画】ツチ子大夫・お園・藤十郎の三人トーク その2 

「大入り!文楽手帖」のツチ子大夫さん、お園さんから トーク が振られてきました。トークからありがとうございました。
題はとても難しくて、

「内子座と文楽劇場の比較・検討」

ウヒャ~。でも早速お返事申し上げます。


こんばんは。もっとキレイに編集できればよかったのですが、そこは素人の浅はか見附。
まずはご勘弁を。

実はですねぇ、金丸座、康楽館、内子座のうち唯一行ったことのないのが内子座なんです。
つまり「内子文楽」も知らないのです。
「これを知らずに文楽を語るんじゃねぇ!」というお二人のお叱りが聞こえてくるのですが、いやまったくその通り。
やはり小屋で見る文楽は大いに体験すべきですよね。
雷の音なんて、文楽劇場では体験できませんね。
文楽劇場では、開場公演(昭和59年)でスプリンクラーが作動してしまって、上演中に舞台がびしょぬれになるというアクシデントがありました。
お客さんは、新しい劇場だけに、「水まで降るんやなぁ」と呆然と感心した(?)という逸話が残っていますが。
音の響きをお園さんが盛んにおっしゃっていますが、柔らかい感じでしたか? 跳ね返ってこない感じ?
座席は平座ですよね。つまり椅子ではなくペシャンと座る形ですね。お二人はどんな姿勢でした?
正座? 少し足を崩して? あぐら(笑)? 女性はそういう点つらくありませんか?

その3


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内子座 1日目 

内子座文楽が初日です。
今日の記事は随時書き換えながら増えていくと思います。
基本的にこちらの記事は夜に目玉になるものが登場しますので、昼間はつまらないかもしれません(笑)。

今、6:58。
ウチ子大夫さん、じゃなくて、ツチ子大夫さんとお園さんは羽田でしょう。
どうぞ気をつけて。
今、8:41 職場にいます。すでに第一報をアップしていますので、
ぜひ「大入り!文楽手帖」もご覧下さい。(→こちら
9:30 第二報もアップ済みです。無事に松山に着かれました。
13:27 仕事の合間におふたりのお昼ごはんの様子もアップ!
なんだかおいしそうなものを召し上がっているようです。
17:33 終わったようですね。何だかハプニングもあって、楽しそうでした。お園さんが音の響き方についておっしゃっていますが、やはり芝居小屋と文楽劇場のようなところでは微妙な違いがありますね。
21:15 さあ、そろそろ三人トークが始まります。
大阪に三人奴さんという漫才さんがありました。男性一人に女性二人。
ちょっとそれを思い出します(笑)。


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芝居小屋 

明日から愛媛県内子町の内子座で文楽の公演があります。
今回は10回目ということで記念すべき公演といえるでしょう。

  内子座

  金丸座(香川県)

  康楽館(秋田県)

などは、今なお現役の芝居小屋です。
客席もまた昔ながら。舞台との距離も近く、花道などはもう目の前。


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大入り!文楽手帖 

タイトルを間違えていませんか?
という疑問をお持ちの方、いえいえ、間違っていないのです。

もちろん、

      大入り! 文楽手帖

はおなじみ、ツチ子大夫さんとお園さんの超人気ブログですね。

実は、この週末、当ブログと「大入り!」ブログが初の楽しい試みをしようと計画しているのです。
こういうアイデアを出すのは、私は苦手。
つまりおふたりの発案で私が協力するという形です。
「もったいつけてないで、早くその内容を教えて!」という方は続きをどうぞ。


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30,000 

節目節目にはなんだかお礼を申し上げなくてはいられない

        律義者

です。
というのは冗談で、記録として便利だから今日の記事にしました。
とにかく、まもなくアクセス数が

        30,000

を記録するようです。
申し上げることはいつも同じです。

    みなさま、ありがとうございます


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もつべきものは 

妹の娘(中1)が遊びに来ていたとき、文楽に行ったことは以前書きました。
楽屋廊下にちょうど『夫婦善哉』の京子の人形が置いてあり、ちょうど同じ年頃かなと思っていたのです。
大阪の名門大手前高女に通っているということになっています。
こんな人形です。

kyoko.jpg


制服もきちんと復元したのだそうです。
私の勤務する千里金蘭大学にもゆかりのある学校です。
北浜・花外楼の大女将もここのご出身ですね。



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休み明けに 

お盆休みも終わりました。
いよいよ今日から

    大学に通います

私は大学の自分の部屋が一番能率が上がるのです。
研究室には本を置かない人もありますが、私はそこそこ置いています。
くたびれたらソファでごろ寝もできます(笑)。

しかし、自分の部屋にいると人に会いません。
以前の勤務先で、夏休みも毎日のように大学に通いながら、誰とも話をしない日々を送ったことがあります。
独り者でしたので、家に帰っても話をしない。買い物はスーパーが多いので、これまたほとんど話さない。
知らない土地で友達もいない。

というわけで、気がついたら1週間くらい人と話をしないことがあったのです。
オタクっぽくて、ちょっと不気味ですよね。


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SN1006 

先日も書いたことですが、旅先で書き物のことを調べているうちに、くたびれて外に出てみるととても星がきれいでした。
はくちょう座のアルビレオがあんなにはっきり見えるなんて。
天の川が肉眼でも感じ取れるなんて。

で、連載の次のテーマがあっさり決まりました。

      SN1006

です。
つまり Supernova 1006 のことです。
え? 英会話が特に上手くなるための1006の単語のことかって?
あのね、そんなベタな冗談はやめてください。
Supernova は「超新星」のこと。
1006は西暦1006年(寛弘3年)ですね。
今からちょうど1000年前に世界各地で観測された記録のある、おおかみ座に出現した超新星です。


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新作への思い 

夏の公演では「夫婦善哉」が楽しい舞台を繰り広げてくれました。
織田作之助原作の小説を石濱恒夫さんが脚色されたものです。
石濱さんとは一度だけお話しする機会があったのです。
生意気ながら、「『夫婦善哉』は、文楽の新作として名作だと思います」と申し上げました。
すると、石濱さんはなんとも嬉しそうな顔をしてくださいました。

実は私は新作浄瑠璃に関心を持っています。
これまでにお粗末な作品を5つばかり作りました。
もちろん文楽劇場で上演されたことなどありません。
これからも無理だとは思っています。
文楽で上演されたこれまでの新作の作者といえば、

    木下順二
    有吉佐和子
    三島由紀夫
    井上ひさし(NHKで放送)

等々、錚錚たる顔ぶれです。
ここに入ろうというのが間違いです(笑)。

が、性懲りもなく、

    意欲はいまだに失せません!


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帰りました 

しばしの休日から帰ってきました。
皆様、お待たせいたしました(だれも待ってないって…)。

道路もほとんど混まず、まずは快適でした。

この一週間の間、一番幸せだったのは星が見えたこと。

    デネブ、アルビレオ、アルタイル、ベガ

    アンタレス、南斗六星、フォーマルハウト

    天の川の星々

仕事もなんとかできました。


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昨今のメール 

お盆はやはり

    メールも減ります

業務連絡が減るのが一番大きな理由でしょう。
にもかかわらずやってくるのが

    迷惑メールたち

お盆休みもなく、連日です。
こういうメールは機械的に送られてくるのでしょうから、お盆も何も関係ないのでしょう。

それにしても飽きもせず届くものです。
私は一切見ずに消しているのですが。
しかし、敵もさるもので、差出人を「管理室」とか「事務局」とか、いかにも事務連絡を装ってきたり、差出人名を書かなかったり。
このところ多いのは

    タイトルも差出人もすべて英語

になったものや

    タイトルが「Re.○○○」のようになっているもの

です。
英語だと意味がわからないから開けてしまう、返事といわれたら見たくなる、という心理をついているつもりなのでしょう。
内容は推して知るべしと思って見ないのですが、時々まともなメールが混ざっているのではないかと疑心暗鬼になることがあります。

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大文字に寄せて 

私は長らく

    平安時代の文学や歴史

を勉強してきました。
国文科ですから文学を勉強するのは当然のことです。
しかし、一方で歴史の勉強、特に史料の読み方を勉強しなければならないと思うようになりました。
そこで、大学院のころから東京にある史料編纂所の先生に師事して勉強させていただいてきました。
その研究会が京都で毎年夏に行われ、必ず16日を含む日程となるのです。
いうまでもなく勉強が主目的ですが、16日を日程に入れるお目当ては

      大文字の送り火

です。


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天皇の声 

昭和20年8月15日。
日本が敗戦を迎えた日。
それは天皇の声が日本国中で聞かれた日でもありました。

      ギョクオン

小学校時代でしょうか、初めてこの言葉を聞いたとき、何のことか意味がわかりませんでした。

昭和天皇の声を覚えていらっしゃる方は少なくないと思います。
言葉を選ぶからでしょうか、たどたどしくさえ聞こえる語り方でした。
しかし、亡くなったときに多くの回想テープが放送されましたが、若き日(といっても50代くらいでしょうか)の昭和天皇が意外に早口で明るくしゃべっているのを聞いた記憶があります。
ボキャブラリーにも独特のものがありました。
「皆さん」といわずに「皆」といっていました。
「希望します」というのも有名な言い方です。
ですから、続けていうと「皆が幸福であることを希望します」。
日本語としてはきれいではありませんが、天皇以外使えない言い方でしょうね。


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お盆ですねぇ 

お盆になって、急にこのブログへのアクセスが減っています。
いやいやこれはけっこうなことなのかも。
みなさんそれぞれに

    休日を楽しんでいらっしゃる

ということでしょうから。
え?そうじゃなくて、人気が急落したんだろうって? そういうコワイことはいわないでください。

かく申す私は、お盆中の宿題としていた

    原稿がほぼ仕上がり

ました。
今は別の原稿を書き始めていて、やはり性分でしょうか、物を書くクセだけは盆も正月もないのです。

アクセスといえば、このブログはブログ村の「演劇ブログ」に登録しているのですが、先日そこで初めて第6位になりました。
これはもう金輪際望めないような順位でした。
俳優さん関係のブログはやはり人気があり、上位4~5位はそれらで占められていますので、入り込む余地がありません。


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あれから1年 

去年の夏の公演に「桂川連理柵」が出ました。
長右衛門を遣ったのは玉男師匠でした。
真夏の盛りに大変だったと思いますが、文字通り渾身の演技でした。
あの演技を最後に師匠は休演され、今は番付にお名前だけがある状態です。
もしお元気なら、今回の公演では三婦か義平次を遣われたのではないかと思います。
私はもう師匠が舞台に復帰されるとは思っていないのです。
しかし、それでも師匠は師匠。
たとえ舞台に姿はお見せにならなくても、師匠がいらっしゃることを励みにお弟子さんたちは奮闘していらっしゃるのです。


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天地会 

蝠聚会は三味線弾きさんが浄瑠璃を語る会ですが、皆さん真剣そのものです。
決してシャレでやっていらっしゃるのではありません。
自分で語ることで太夫の指導をするときにも役に立つという確たる信念がおありなのです。

ところで、最近は行われていませんが、以前は

      天地会

という催しがありました。
こちらは、まあいわばシャレで、人形遣いさんが浄瑠璃を語り、太夫さんや三味線弾きさんが人形を遣う。
まともなのは三味線を弾く三味線弾きさんと左遣い足遣いの人形遣いさんだけという「スカタン会」です。


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夏休み 

大学というところは夏休みの長いところです。
とはいえ、休むのは学生であって、我々は必ずしものんびりしているのではありません。
雑用があれこれありますし、自分の勉強をこの時期にしておかないと普段の勉強不足を取り戻すことができないのです。
ところが、大学で勉強したくても、

      今、閉鎖されています!

事務の皆さんもお休み。それが、なんと8月9日からざっと20日まで12日間。
いいなぁ! と思われますか?
たしかに事務職でこれだけの休みが取れるのは大学ならではかもしれません。
しかし、個人的にはあまりありがたくないのです。
図書館が開いていない、自分の研究室にも入れない。
これでは満足に勉強ができません。


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泣き言 

夏の公演が終わりました。
楽しかった、で済めばいいのですが、そういうわけにもまいりません。
これから、私は仕事になります。
この公演を見て、聴いて、何を評価したいのかをまとめていかねばなりません。
しかし、しかし、もう無理かもしれません。
この公演の批評が書けるのかどうかすら、今の私には

            

です。
耳の状態が悪い中で、かすかに聴き取っただけの音で評価など許されるのか・・・・。
見ることはできても、文楽はやはり義太夫節という音曲があってこその演劇です。
潔くこの仕事を降りるのがいいのだろうと思えてなりません。


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千秋楽 

文楽夏の公演は今日

      千秋楽

を迎えました。
普段の公演よりは短いのですが、暑さもあって技芸員のみなさんのお疲れは並々ならぬものではなかったのでしょうか。
どうかしばしの夏休みを。

明日は三味線弾きさんによる素浄瑠璃「蝠聚会」。
今年も清介さんはじめ、みなさまやる気満々でしょうね。
清介さんが語られる時のあの不思議な表情がまた見られることでしょう(笑)。


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立秋のバースディ 

今日、8月8日は

        立 秋

です。
目にはさやかに見えませんが、秋が近づいているのですね。
書中見舞の期間が終わり、今日からは残暑見舞。
早速何通か書くことにしています。

それにしても、8の「ぞろ目」というのはおめでたいですよね。
さて、おめでたいといえば、今日はあの方のお誕生日です。
え? 元タカラヅカの天海祐希さん?
はぁ、それもそうですが、このブログは文楽のブログなのです。
正解は、現代最高の人形遣い

      吉田簑助師匠

です。


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広島と文楽 

昨日は広島の原爆記念日でした。

私は以前、広島市西区にある短大に勤務していました。
わずか4年の広島生活でしたが、さまざまな思い出があります。
原爆の爪あとにも少しは触れました。

  広島、長崎、雄巣鷹山、そして終戦記念日

お盆に向かっていろんな鎮魂の日が続きます。

広島でも文楽に関わる活動はしていました。


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またまたオープンキャンパス 

年がら年中実施している感じのオープンキャンパスです。
昨日もわが大学を希望している高校生の皆さんが来られました。
正直申しますと、私の所属する人間社会学科でもっとも人気が高いのは

      心理学コース

です。
このコースを紹介するコーナーには心理療法で用いる箱庭左右反転メガネという、右と左が逆に見える大きなゴーグルのようなものが置かれています。
これらを使って体験をしてもらうとさらに心理への関心が高まります。
それらを横目に、あまり人気のない

      文楽人形は少し寂しげ

です。


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ふたつのガブ 

この公演ではガブが2度登場します。
ひとつは

      「戻り橋」

です。三度ばかり、けっこう長い時間鬼の形相になります。
   現れてまもなく
   綱と戻り橋を渡るとき
   正体を現されたとき
ですね。

DSC00935gabu.jpg


そしてもうひとつ

      舅のガブ

というのがあるのです。


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