大晦日 

とうとう大晦日になりました。
文楽風に言うなら、光陰は

    飛ぶが如くに

でしょうか。
時間どろぼうはどこにいるのでしょう?

昔は一か月が29日または30日(=みそか)。
月末は月が籠る「つごもり」でもありました。
そして一年の最後の「みそか」「つごもり」が「おおみそか」「おおつごもり」だったんですね。
こういうことを小学生の時に知ってる同級生がいて、尊敬したことを覚えています。

大掃除、除夜の鐘、年越しそば。
紅白歌合戦というのは中学生の頃以来見ていません。

年が明けると昔はひとつ年をとりました。
平等でいいですよね。みんな同じ日にひとつずつ成長して(老いて)いくのですから。
数え年ですから、昭和50年生まれの人は明日で33歳になります。

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大掃除、小掃除 

髪が減ってくると、むしろ短くした方が目立たなくていいのです。
またそのほうがおしゃれにもなります。
ところが私はこのところ、大いにずぼらを決め込んでいます。
きちんと床屋さんに行ったのは……。
5月の終わりだ!

学生に好かれる教員の要素に

      おしゃれ

があります。完璧に失格です。
遅ればせながら、今日床屋さんに行ってきます。

就職試験の面接でも靴を磨いているかどうかはちょっとしたポイントになるとか言いますが、どうなんでしょうね。
私は続に言う「シューカツ」なるものを体験していないのでよくわからないのです。お教えくださると幸いです。

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いいわけ 

ここ数日、

    ブログで勝手に文楽大賞

のまとめでかなり時間をとられてしまいました。
遊び半分の他愛ない所業なのですが、私は『まじめに遊ぶ』『真剣に遊ぶ』をいつも考えているものですから、ずいぶん真剣になりました。
参加してくださった皆様への感謝の気持ちはいくら繰り返してもきりがないくらいです。

ひとつだけ言い訳を。

人間国宝クラスの

  師匠方を省いてしまったこと

です。具体的に言うと、太夫では咲大夫以下、三味線では清友以下、人形では紋豊以下を対象にしました。

住大夫さん、寛治さん、簑助さん、文雀さん等々それぞれすばらしかったです。特に私は簑助さんの「お辰」「おさん」など他の演者が吹っ飛んでしまうほどの感銘を受けました。一生忘れないと思う今年の簑助さんでした。
でも、あえて省かせてもらった理由には、いろんな思いがあったのです。

このブログに来てくださる方に若い世代の方が多いということとも関係があります。
対象を中堅世代以下に限ることによって将来に向けて長い目で文楽を見てもらえるように、という思いがありました。
たとえば、幸せ太り(?)の玉翔君がこんな形ででも記憶されることで、十年後、二十年後の彼が立派な人形遣いになっていることを前祝しておきたい、と思いました。
「足」という地味な仕事を精一杯こなしている玉勢君は、主遣いをする時にも、すでに大物の片鱗を見せてくれています。私はチョイ役で出た彼を文楽評で取り上げたこともあります。「足」の大切さをつくづく感じます。そういう意味で彼を高く評価したかったとも思ったのです。

わかりやすくいうと、師匠方を入れちゃうと、勘十郎さんあたりを「新人賞」にしなければならなくなっちゃうということですかね(笑)。
世代交代についてはまた書きたいと思っています。
まゆみこさんがすでに発言してくださっているので、みなさんと

    議論ができれば

と思います。

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発表! 2006 ブログで勝手に文楽大賞 

このたびは、私のほんの思いつきのような企画(文楽協会や国立劇場とは関係ありません。まったく個人的なものです)に多くの方が参加してくださって、本当に感謝でいっぱいです。
あえて自慢するなら、皆様がこの一年を振り返るきっかけになれたかな、ということくらいです。
私自身も真剣に振り返ることができました。

さて、やや推薦理由が異なっても重複しそうなものなど、あれこれ勘案して、次のような方針をたてました。

 ○技芸員さんひとりにつき、ひとつの賞に限る
 ○賞の名前は皆さんが下さったものを極力生かす
         (ただし、勝手に変えたものもあります)

また、いろいろな理由で、

 ○人間国宝およびそれに準ずる師匠方は涙を呑んで省かせていただく

ということにしました。これについては反論は多々あると存じますが、ご容赦を願うばかりです。

では、以下に発表いたします。
皆さんにお願いです。

親しい技芸員さんにぜひご一報ください。 (笑)

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仕事納め 

世間では明日なのでしょうか?
大学は一日早く今日が

      仕事納め

です。
授業はとっくに終わっていますが、なんだかんだと忙しく、私も最後の日まで出勤します。
昨日と今日は学生の自主的な勉強のおつきあい。
学生が頑張っているので、無視するわけにはいきません。
な~んていうときざなのです。私は彼女たちが頑張っているのを遠くから見ているだけですから。

今年(も)できなかったのが

      研究室の大掃除

捨てなきゃダメですね、いろんなものを。
以前、研究室を引っ越す時、思い切ってごみを捨てたことがあるんです。
大きなゴミ袋に10も20も捨てました。
よくもこれだけ溜め込んだものだと思いました。

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2チーム制 

先日までおこなわれていた博多座と京阪文楽を横目に見ていて思ったことがあります。

文楽の本公演は

    いつでも 顔見世

と言われます。
いつも同じメンバーで公演がおこなわれているからです。
たしかに、いつ行ってもベストメンバーで、全員の姿が見られるのはいい面もあります。
しかし、そのために中堅、若手になかなか役が回らないという問題もあります。ベテランの健康も心配になります(今のベテランはお元気ですけどね)。また、たとえば大阪で公演をしている間は他の地域ではほとんど文楽に接することはできません(ギオンコーナーのような例外はありますが)。

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年賀状 

今日はクリスマス。今年もあと1週間となりました。

    年賀状

はもう出されましたか?
いちおう「25日までに出してください」と郵便局では言ってますね。
出さない、という方もかなり多いようにうかがっています。
実際、年賀状の発行枚数もずいぶん減っているそうですね。

私は今年も書くことにしました。
といってもたいした数ではありません。
内訳は、文楽関係、学会関係、友人関係で3等分されます。
勤務先の人にはほとんど出しません。
そもそも同僚の住所というものを知らないのです。

今年は技芸員さんが心持ち少ないのです。
やはり玉男師匠、喜左衛門師匠が亡くなったことによります。
作十郎師匠は、やり取りしたことがなかったので、その意味では影響がないのです。

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クリスマスイヴに 

昨日、文楽博多座公演が千秋楽となりました。
いよいよ今年の文楽も幕を閉じますね。

また、同じく昨日、大阪府池田市の教会では豊竹英大夫、鶴澤清友のおふたりによる

    キリストの誕生と十字架

の素浄瑠璃が演奏されました。
もちろんこちらはクリスマスにちなんだものです。
英大夫さんがクリスチャンでいらっしゃることはご存じの方も多いでしょう。
きっかけはかなりいいかげんだったそうですが(笑)、今や敬虔な信者でいらっしゃいます。

この作品は、紋寿さん、清之助さんらの協力で人形入りでもおこなわれるのですが、今回は素浄瑠璃でした。

この曲は三番叟の一部が挿入されるなど、義太夫色をきちんと入れた上で、キリストの奇跡と十字架を厳粛に描いています。
この作品についてはまゆみこさんが一番詳しくていらっしゃいます。

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私的文楽大賞 

さて、

  ブログで勝手に文楽大賞

に、たくさんご参加くださいまして、ありがとうございます。せっかく始めた企画ですので、なんとかまとめていきたいと思っています。
今日は私個人の思いを書いておきます。

  大賞(作品)  心中天網島 (11月大阪公演)

           住大夫、咲大夫、寛治、清治、錦糸、燕三、簑助、
           文吾、勘十郎、玉也らの織り成す充実の舞台。
           嶋大夫休演がなければと悔やまれるが。
 
  大賞(個人)  桐竹勘十郎

           樋口の大きさ、おかるのいじらしさ、柳吉・治
           兵衛の人間味など、圧倒的な表現力

  優秀賞(作品) 仮名手本忠臣蔵(9月東京公演)
           「一力」の一種のハチャメチャさも含めて、
           印象深い忠臣蔵
  優秀賞(個人) 豊竹咲大夫・鶴澤燕三(ひらかな盛衰記、心中天網島)
           力感の「逆櫓」、夜の冷気まで感じさせる「大和屋」

  奨励賞     吉田清之助(鬼女、玉島磯之丞)
           どんな役も性根がきちんと見える
          吉田勘弥(維茂、傾城琴浦)
           気品に満ちてほれぼれする
  新人賞     吉田玉勢(政右衛門の足)
           足で見せる文七首の性根

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続 ブログで勝手に文楽大賞 

博多座以外では、昨日と今日は英大夫、清友、紋寿、文吾、清之助のみなさんほかで京阪文楽。こちらは「三十三間堂」と「鷺娘」です。

さて、先日標記の件についてお願いしましたところ何人かの方からアイデアを頂きました。
でも、まだまだ足りません(特に大賞・優秀賞・奨励賞・新人賞)。
中間報告的に再度のお願いです。
ご参考までにこの1年の主な公演を下に記しておきます。

大阪

初春公演(竹本住大夫文化功労者顕彰記念)
 ●第1部 寿式三番叟
      太平記忠臣講釈
      三十三間堂棟由来
 ●第2部 桜鍔恨鮫鞘
      妹背山婦女庭訓(道行恋苧環~金殿)
4月公演
 ●第1部 寿柱立万歳
      ひらかな盛衰記(鶴澤燕三襲名披露)
      勧進帳
 ●第2部 菅原伝授手習鑑(車曳~寺子屋)
鑑賞教室
      五條橋
      新版歌祭文
若手会
      菅原伝授手習鑑
      新版歌祭文
夏休み特別公演
 ●第1部 増補大江山(戻り橋)
      解説「文楽はおもしろい」
      恋女房染分手綱
 ●第2部 夏祭浪花鑑
      連獅子
 ●第3部 解説「おおさかの人びと そして文楽」
      夫婦善哉
11月公演
 ●第1部 心中天網島
 ●第2部 伊賀越道中双六
      紅葉狩

東京

2月公演
 ●第1部 御所桜堀川夜討
      関取千両幟
 ●第2部 小鍛冶
      曽根崎心中
 ●第3部  天網島時雨炬燵
5月公演
 ●第1部 寿柱立万歳
      ひらかな盛衰記(鶴澤燕三襲名披露)
      艶容女舞衣     
      契情倭荘子
 ●第2部 義経千本桜(椎の木~すしや)
      生写朝顔話
9月公演  仮名手本忠臣蔵
12月公演 義経千本桜(堀川御所~大物浦)
鑑賞教室  伊達娘恋緋鹿子
      解説 文楽のたのしみ
      恋女房染分手綱

三月地方公演
 ●第1部 新版歌祭文
      勧進帳
 ●第2部 冥途の飛脚(羽織落し・封印切)
      鷺娘
十月地方公演
 ●第1部 菅原伝授手習鑑
      釣女
 ●第2部 曽根崎心中

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仕事も大詰め 

※以下の記事、私のオオボケで、根本的に間違っております(コメント参照)。
 でも、我ながらこのオオボケぶりがおかしいので、そのままにしておきます。



授業は月曜で終わったのですが、もちろんまだまだ仕事はあります。
実は

    来年度の授業

をどうするかという計画を明日までに大量に書かねばならないのです。この時期に「1年分の講義内容を示せ」といわれるのです。
「それは当然のこと」という同僚もあるでしょうが、

    「無茶言わないで!」

と思っている人もいるはず。もちろん私もその一人です。
風邪で休んだ火曜日にやっちまおうと思ったのですが、大学から渡されたフォームがフロッピーディスクに入っていて、家のPCでは使えななかったのです。
ふ~っ。

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風邪で休養の一日 

文楽の多くの皆さんは博多へ。
21日から3日間。今年の総決算のような

    『仮名手本忠臣蔵』

ふたたび簑助さんの由良助(おかる=勘十郎、平右衛門=玉女)です。
今回は本蔵のくだりはほとんどカットですね。
大序、三、四、五、六、七段目のみです。
でも、九州の皆さん、また遠征される皆さん、どうぞ楽しんでいらしてください。
まだチケットはあるようです。
さほど高額でもない(6,800円~2,000円)です。
今からでもいかがでしょうか?

さて、一昨日(18日)、大学は授業の最終日でした。
私はどういう因果か月曜日に3コマの授業(うちひとつは一般の方向けの講座)が集中しており、最終日に猛烈に働いたことになります。
そもそも朝から不調だったのです。頭が重く、咳も出て、なんとなく熱っぽい。
でも最終日に休むわけにも行かず、何とか出かけました。
案の定、17:50の授業が終了するとぐったり。
昨日(19日)は幸いにも研究日で出勤する必要がなく、これ幸いと家で本を読んでいました。
ブログ友達の“さとうきびさん”と共通のお勧め作家

  森絵都 さんの 『永遠の出口』

を一気に。
実はお勧めといいながらまだあまり読んでいないのです。私などにはあまり似合わない作家かもしれませんが、いいものはやはりいいですね。
なるほど、こう来るかぁ、と時々うなりながら読んでいました。

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何とか書きました 

昨日はご祝儀の(笑)ランキングへのクリックをたくさんいただきました。
これまで最高の17人の方々(私自身を含む)がクリックしてくださいました。
おかげさまで1位のブログにあと「4人分のクリック」というところまで迫り、ブログ村のランキングに参加している全ブログ64371サイト中428位まで順位を上げました(今朝は404位になってました!)。おそらくもう二度とこんな上位にくることはないと思います。ありがとうございました。
実は順位が上がると、その分目立つので、アクセス数が増えるというメリットがあるのでこだわっているのです。
明日からは下降の一途か!?

さて、もう6日前になりますが、『上方芸能』163号掲載予定の

    文楽評

を編集部に送りました。
書いてみて気がつくのはやはり床への言及のパワーが落ちている、ということです。
しかしもうこれ以上は無理です。
詳しくはお読みいただくとして(読んでくださいますか?)、簡単にポイントを挙げると、
  ○勘十郎への高い評価
  ○清之助の華
  ○寛治の味わい
  ○咲大夫・燕三の充実
といったところでしょうか。

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60000回の感謝 

たった今、ヒット数が

    60,000

になりました(どなたでしたか?)。
12月17日23:58頃だと思います。
実は18日だろうと思って、油断していました(笑)。

292日目。一日平均がついに200を超えました!
別にそんなことたいした問題じゃない、とも言えます。嬉しそうに記事にすることもないとも思います。
でも、内容に偏りがなく、それなりのレベルを維持し、人を傷つけない内容であり続けるなら、きっと長く続けられるだろうと思ってやってまいりました。それだけは確認できたのではないかと思っています。

レベルの問題は置いておきます。一方、人を傷つけないように、といいましたが、実際これはかなり難しいものです。
うっかり

    余計なことを書いてしまう

こともありますし、

    舌足らずで失敗する

こともあります。
これは、ブログにおける日本語の表現という問題を考える時、とても勉強になるのです。
大げさではありません。来年度、私は大学でそういう授業をしようと思っています。

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東京公演千秋楽 

東京公演が千秋楽を迎えます。
あっという間ですね。
中堅から若手中心なので、楽しみ方が普段とは違うと思います。
また大胆な企画も立てやすい公演といえるでしょう。
この公演でぜひ珍しい作品も上演して欲しいものです。
次世代に伝えたいが、本公演ではなかなかできない作品というのもありそうです。
また多少ケレンと批判されてもいいから、エンタテイメント性たっぷりの、若い演者による

    「体力勝負」的な上演

があってもいいと思うのです。
いつぞや、京極内匠のダイビング(笑)が簑太郎(現勘十郎)で見られましたが、ああいうのをやって欲しいとも思います。

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旧友と会って 

昨日の記事は下へ行きますが、

    「勝手に文楽大賞」

まだまだよろしく!

さて、昨日の朝、出勤しようとして駅まで行くと学生時代の友人Oさんとばったり。
彼女とは大学院の修士・博士課程を通しての友人でした。
彼女は英文学なので専攻が違ったのですが、どういうわけか気が合って、親しくさせてもらいました。
早く結婚されたのですが、夫君もとてもいい方で、お互いの娘が同じ幼稚園に通っていたこともあって、家族ぐるみの付き合いをさせていただきました。
ただ、お互いそれぞれ仕事があるため、ここ数年は会うこともなかったのです。
で、会うやいなや、かばんからごそごそ何かを取り出して私にくれるのです。
16日(今日です)に、秋篠音楽堂で生演奏を聴きながら学ぶクラシックという催しで

    ピーターラビットの話

をするんだといって、そのチラシをくれたのです。
顔写真まで載ってる!
「すごいですね」と話すのですが、やはり彼女の声は聞こえません。
私が耳を悪くしていることは彼女も知ってくれているのですが、最初はやはり一生懸命話しかけてくれるのです。でもダメでした。

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  今後ともよろしくお願いします。

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2006 ブログで勝手に文楽大賞 

国立劇場の文楽賞、文楽協会賞、文楽だけが対象ではありませんが芸術祭、大阪府民芸術賞等々、さまざまな賞があります。
しかし、我ら庶民は選考に加えてもらえるわけじゃなし、へ~、そんなもんか・・と眺めているだけ。
だったらいっそ、ブログ上で審査委員会を開いて

    勝手に文楽大賞

を選考したいと思うのです。
賞もどんどん作って、推薦者が一人でもあれば授賞しちゃう。

  うっとり賞  『夫婦善哉』の照明さん

みたいな・・。
で、みなさんから募集しちゃいます。
今日から24日のクリスマスイブまで。コメントの形で書いてください。

  大 賞(作品・個人)
  優秀賞(作品・個人)
  奨励賞(主に中堅の個人)
  新人賞(主に若手の個人)

のほか、前掲のような特別賞を賞の名前付きで。
可能な限りご本人に伝えようと思うのです。


↓コピーして投票にお使いください(笑)。

大賞(作品)   『』( 月   劇場)
大賞(個人)
優秀賞(作品)  『』( 月   劇場)
優秀賞(個人)
奨励賞
新人賞

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忠臣蔵討ち入りの日 

昔と今とでは暦が違いますが、元禄十五年(1702)十二月十四日は赤穂浪士の討ち入りの当日です。
十四日は月こそ変われ、亡君の命日。また萱野三平が自害したのもこの年の一月十四日でした。

    江戸、本所松坂町

真の闇の中、四十七人の男たちが集まり、吉良の豪邸を襲います。
考えたら乱暴な話です。

    あのみじめな老人をなぜ許してやらないんだ?

という外国人の意見があったそうですが、それも一理あります。

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学生と文楽ー忠臣蔵 

11日に忠臣蔵の話をしました。
見せたビデオは十九大夫・清介の

    「刃 傷」

文雀の判官、作十郎の師直、一暢の若狭助、そして珍才に20代の清之助が出ていました。
さて、学生の反応は……。

やはり一部の学生を除いてあまり反応がありません。ビデオを流している間はなんとなく集中しません

う~ん、だめかなぁ。
結婚の歴史の話をしていたときはそれなりに聞いてくれていたのですが、文楽がらみのこの2回ははずれました

かろうじていつも熱心に聞いている学生は一生懸命ビデオを見ていましたが、それが精一杯でした。大学生に「はい、みなさん、こっち向いて」と言わなければならない時代なのでしょうか?
私はつい昔ながらに「見たくなけりゃ見るな」の姿勢になってしまいます。
これはもうダメなんですね……。

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学生と文楽ー天網島 

私は大学で「日本文化と歴史」という授業を持っています。
きわめておおざっぱなタイトルですが、主に結婚と美意識をテーマにしています。
対象となる学生の多くは食物栄養学科、つまり管理栄養士を目指す学生です。

で、前々回は結婚がらみで

    「心中天網島」

について話し、前回は美意識がらみで

    「忠臣蔵」

について話しました。

文楽などほとんど関心のない学生ばかりです。
その彼女達がどのような反応を示すのか、少なからず関心があるのです。

まずは「天網島」。残念ながら、

  関心を示さない学生が多い!

私の話がまずいせいなのでしょうが、それにしても悲しかったです。

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  これからもよろしく!

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最後(?)の文楽評 

いつものことながら、

    公 演 評

に苦しんでいます。
締め切りは13日。
エスケープだけはしたくありません。
かなりノートをとっているのでそれをまとめればいいだけのようなのですが、なかなかそうはいかないのです。
ポイントを衝き、言葉を選び、文章としてまとめ…。もともと豊富な語彙を持っているわけでもなく、繊細な感性も鋭敏な批評力も持ち合わせません。

新聞の初日評のように今見た芝居を翌日の新聞に間に合わせるように批評するというのはどういう能力の持ち主なんだろうと感服してしまいます。
いや、本来は今見たものをすぐに文章にするからこそ意義があるのでしょう。日が経ってからでは感動も薄れ、細かい部分を忘れている可能性もあります。

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Copying Beethoven 

英語の苦手な私が英語のタイトルをつけるとろくでもないことになりかねませんが、まあ、ご辛抱を。

ご存知の映画のタイトルです。
コピーということは写譜ですね。
アンナという写譜師(っていうのかな。「筆耕」ということばもありますが)がベートーヴェンを写す。
ベートーヴェンとひとつになっていく、という感じでしょうか?
なぜかこれが邦訳されて

    「敬愛なるベートーヴェン」

だそうですね。
あの「敬愛なる」という言い方はどういう日本語なのでしょう?
私の語彙にはありません。
“my dear”の意味で使われる「親愛なる」という言い方も実は不自然な気がしているのです。
「親愛なる」は漱石の『猫』にも出てきますから、かなり定着した言葉ではあります。
訳した人は、「親愛なる」にしようと思ったけど、親愛はなれなれしいので、むしろ「敬愛」。だったら「敬愛なる」でいこう、ということになったのかもしれません。
「ベートーヴェン」の名ははずせませんからね。
でも、ブログ友達の

    ベートーベン娘 さん

は、

  映画は予想ですが、「写譜師アンナ」ってタイトル方が似合う話
  なのかもしれません


とおっしゃっていました。

邦訳の難しさを感じます。
って、ぼやくつもりじゃなかったんです。

ベートーヴェンは素敵です。

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鍋 

もう冬ですね。
冬といえば

    

一人暮らしをしている時、アパートに帰ると冷え冷え。
ファンヒーターではなく、ガスレンジの火をつけてまず暖を取りました。
そして小さな鍋で野菜やら豆腐やらあれこれ入れて、名前の付けようのない鍋を食べていました。
でもやはり鍋は大勢がいいですね。
文楽劇場のある大阪ミナミはふぐのおいしいところ。
「●●大夫さん行きつけのお店」などに行って大勢で文楽を語り、鍋を語り。
楽しいですね、そういうのって。
●●大夫さんは鍋となったらお奉行様。いっさい手出しは許されません。口八丁手八丁で次々に指示が出ます。「はい、これ食べて」「はい、ヒレ酒飲んで」……。

東京でも、国立劇場がはねると、必ずといってよいほど新宿だの渋谷だの大塚だの…に繰り出しました。

    鍋=話がはずむ

というわけで、本当に楽しい時間でした。

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免許の更新 

文楽と全然関係のない話です。

学生時代、車を欲しいと思った事はありませんでした。
それなりの(!)都会暮らしでしたので、どこへ行くのも

    電車 と 我が足

があればじゅうぶん。車など混雑したら足手まといなだけと思って、一生免許など取る気はなかったのです。
ところが、仕事で広島に暮らすことになったとき、現地の人に「車は何に乗っちゃってですか(何に乗っていらっしゃるんですか)?」と聞かれました。
「免許も持ってません」と答えるとびっくりされました。
アパートを契約した時、「駐車場はいらない」といったらこれまた不動産屋さんがびっくり。
とにかくあちらでは免許なんて当たり前。車も普通の人なら乗ってて当然。
どこへ行くにも車、車。
ショッピングセンターに

    3000台の駐車場

というのがあって度肝を抜かれました。

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12月文楽鑑賞教室 

12月の東京は鑑賞教室と一般公演が組み合わされる形です。
鑑賞教室は

櫓のお七 と 重の井子別れ

火の見櫓の床は中堅と若手の組み合わせ。三味線は若い若い。
一輔と紋臣の競演も楽しみです。二人ともきれいな女形を遣いますが、

    スケールの大きさ

を磨いて欲しいと期待します。
さて、解説はまた爆笑メンバーが出てきますね。
でも、生真面目そうなつばさ大夫とアノ(!)清丈との組み合わせというのは…。
人形解説はこのところ勘市、一輔でしたが、今回は紋臣が担当。勘市は初春から復帰するようです(十一月も楽屋には元気に出入りしていました)。

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かなり忙しい日々 

師走は「師が走る」と書きますが、文楽の師匠がたはお忙しいでしょうか?
mayairbeさんのブログ(→こちら)を拝見したのですが、

    勘十郎師匠 が 超多忙

のご様子。たいしたものですね。
私のようなヒラの教員もこのところかなり忙しく過ごしております。

11月は、空いている時間はしょっちゅう文楽劇場に行っていました。
上演中に(!)劇場のロビーでなにやらしていることもありました。場内整理のおねえさんたちの

    不審のまなざし

をいっぱい受けながら作業しておりました。
そして、大学では授業に休みがなく、入試もたけなわです。
企業秘密(?)もありますので詳しいことは言えませんが、やはり忙しいです。

眠いです。電車で座ると寝てしまいます。家でも夜10時頃に寝ることがあります。

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12月東京公演 

大阪公演を振り返っている間に、あっというまに

    東京公演 の 初日

となりました。
この公演は義経千本桜の二段目までと鑑賞教室の組み合わせです。

千本桜は「渡海屋 大物浦」の口と中を

  新大夫 と 咲甫大夫

が交代で語るのが楽しみ。奥は千歳大夫・清介。
この「中」はいわゆる「幽霊」ですが、十九大夫さんも咲大夫さんも得意な段。お二人の声柄に合っています。そのお弟子さんたちですから、きっと立派に聴かせて下さるでしょう。謡ガカリの荘重さ、「飛ぶがごとくに」のはちきれんばかりの勇ましさなど、どのように語るのでしょう?
初段の奥は文字久大夫・呂勢大夫のうってがえ。
9月に平右衛門とおかるでがんばったお二人ですね。
芳穂大夫がその後を語るのもなんだかちょっと嬉しいです。

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伊賀越道中双六 北国屋 

お谷はそれにしても哀れです。
「政右衛門屋敷」の時点では、「離縁されてもよかった、これで仇討ちが叶うならば」と考えていたはずです。しかし、母としての彼女にとってそんな理屈はどうでもいい。ただただ

  わが子が可愛い、いとしい

そればかりです。
無残に殺されたわが子を抱いた時の母としての絶望は「先代萩」の政岡、「廿四孝」のお種、そして「菅原」の千代にも通じるものでしょう。
我々観客も政右衛門の所業を忘れて彼女の悲しみに同化していってよいのではないでしょうか。
そうでなければお谷に救いはないように思います。

そんな「岡崎」のあと、「伊賀上野敵討ち」の前には「伏見船宿北国屋」が入ります。九段目です。

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伊賀越道中双六 誉田家大広間 

五段目の後半は「誉田家大広間」。
誉田大内記の前で行われた勝負に、政右衛門はわざと負け、林左衛門は嘲笑します。
宇佐美五右衛門は約束通り切腹しようとしますが、大内記はそれを止めます。
大内記は、政右衛門の身構えや太刀さばきが達人のものにほかならず、古参の林左衛門にわざと勝ちを譲ったことを見抜いていたのです。
そして、林左衛門の愚かさを咎め、暇を出し、政右衛門には加増の上、ますます忠勤せよと言います。

    へっ?

てなもんですね、政右衛門にしたら。
五右衛門も腹を切る覚悟だったのに気勢をそがれました。

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伊賀越道中双六 郡山宮居から政右衛門屋敷 

四段目は「郡山宮居」、五段目は「政右衛門屋敷から誉田家大広間」。

郡山といっても、奈良の大和郡山です。
全然関係ない話ですが、私の先祖はここの家臣だったそうです。政右衛門と付き合いがあったのでしょうか(笑)。

大和郡山の城主は誉田大内記。
家臣の宇佐美五右衛門は剣術の指南役として唐木政右衛門を推挙していました。五右衛門はお谷の父代わりとして政右衛門と結婚させてやった、いわば政右衛門にとっては舅にも当たる人物です。
大内記は五右衛門の推挙を受けて、現在の指南役である桜田林左衛門と政右衛門の立ち合い(剣術の試合)を認めるのです。試合は明朝六つです。
それを聞いて喜ぶ五右衛門のところに政右衛門がお谷を離縁したという知らせが届き、びっくり仰天。五右衛門は政右衛門の屋敷に向かいます(ここまで四段目)。

政右衛門の屋敷では、石留武助らが、主人政右衛門が

    嫁を迎える!

準備の最中。しかし家中の誰もその嫁のことを知らないのです。
え? お谷を離縁したばっかりで? そうなんです、お谷の腹には子が宿っているのに、政右衛門ときたら離縁して、すぐに嫁をもらうというのです。
なんという色好み…(?)。

そのお谷がやってきて、今日は祝言だと聞いてびっくり。あんまりじゃないですか…離縁されて敵討ちの手助けもしてもらえなくなり、その上に新しい嫁を迎えるとは。武助も同情します。

唐木政右衛門が帰宅します。
お谷は新参の女中という姿で控えており、政右衛門は祝言の給仕を命じるなど、冷たくあしらうのです。
そこに来たのが宇佐美五右衛門。かなり怒っています。
政右衛門は平然と

  お谷に飽きたから離縁したのだ

と言います。こらえかねて刀に手をかける五右衛門ですが、「林左衛門との立ち合いが終わるまでは殺されるわけにはいかない」と言われると、どうにもなりません(殿の命令ですから)。
そこに嫁が来ます。なんと、

    七つばかりの娘

しかもそれは行家の子(お谷の腹違いの妹)、おのちです。さらに、おのちの母柴垣も現れ、敵討ちの赦免状を見せます。
お谷は勘当された娘なので、行家を舅と呼ぶわけにはいかず、敵討ちの手助けもできません。が、おのちと結婚すれば晴れて行家の婿となるため、助太刀が可能なのです。
五右衛門もお谷も納得します。
おのちは杯よりも饅頭を欲しがり、この場面は「饅頭娘」とも言われます。深刻な話の中での、おのちの頑是無さ。

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