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東京日記(24日) 

24日、半年ぶりに東京に行きました。
富士山が曇って見えない状態でしたが、着いてみると寒風ながら快晴。

    浜松町の駅

に降り立つのはかつて両親がいた頃以来で、ひさしぶり。
芝大門界隈はよく歩いたのです。かつてと同じ店があると思うと、こんなのあったっけ、というところも。でもあまり変わってないかな。
チェックインはやはりかなりしんどいです。
フロントの人もどのように応対すればいいのか、という雰囲気。外国人相手より難しいでしょうね。
休息のあと赤れんが通り(日比谷通りの二つ東側の道)を新橋方面へ。
実はこの道、愛宕警察署から北は、江戸時代の

    愛宕下大名小路

昔からの道なのですね。
そして新橋4丁目東の交差点まで来ると、この北西部が

    田村右京大夫邸

浅野長矩が「風さそふ花よりもなほ」と詠んで切腹した場所です。松の廊下から直線距離にして2kmあまり、東海道(15号線)からは300メートルほど西に入ったところです。
「大入り!文楽手帖」で昨秋紹介されていたとおりです。

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東京よ 

何とか無事に帰ってまいりました。
以前は「ひかり」で新大阪まで3時間10分。そこから宝塚の自宅まで1時間。
なんだかんだで5時間の旅でしたが、今は新幹線も本数が多く、早く、また新大阪からも便利な電車が増えました。実際、17時過ぎに東京を出て20時30分頃自宅に着きましたから本当に早いものです。

今回は期せずしてテーマが

     

になりました。泊まったところがそうだったので、かつての両親のマンションの前も何度か歩き、赤穂浪士の討ち入り後の泉岳寺までの道を逆行したり、お預けとなった大名屋敷跡を歴訪したり。

それにしても、田舎者の私にとって、東京はやはり「住むところ」ではなく、

  行くところ

です。両親が芝にいた頃も

  ここに住みたい

とは思いませんでした。
もちろん、それぞれの街には情緒もあり、人情もあります。
東京もその意味ではやはりすてきな町です。
しかし、やはり私は年に数回行けばいいかな、という感じです。
でも文楽公演があるからこそ行けるのであって、これからはあまりしょっちゅう行かなくなるかもしれません。
むしろ地元が知りたいし、もっと鄙びたところにも憧れます。

でも、日曜の夜のオフィス街の東京はなんともさびしいものですね。
今回は歓楽街には行かなかったので、寂しい東京をずいぶん見ました。
実は、歓楽街はもっと寂しいのかもしれませんが。

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東京から 

昨日は第一部の幕間にブログ友達の皆様方にお会いすることができました。
各ブログでそんな話題が出てるかな?

今日は今回の東京滞在最終日。
平日だけに

  どなたか付き合って!

というわけにも参りませず、一人でうろうろすることにします。
荷物を駅に預けて、さて、どこへ行くかな?

いちおう銀座方面を目指しますが、それ以外にも高輪なども視野に入っています。朝起きたら決めます。

まったくもって行き当たりばったりです。

夕方には勤務先の大学にちょっとしたものを買って、新幹線に乗ろうと思います。

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東京で 

昨夜はとても冷たい風の中でしたが、いい取材ができました。ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。ご協力がないとどうにもならない身の上だけに大いに助かりました。
昨日楽屋口で「出待ち」をしていたら、久しぶりに玉翔君の超明るい笑顔に接することができました。楽直前なのにさすがに元気ですね。

仕事を終えて浜松町の駅からホテルに向かって歩くとちょうどタワーのそばに月がかかっていました。夕方金星とタワー、深夜は月とタワー。
なんだかツーショットの続いた夜でした。

今日は一日中東京です。朝から国立劇場に行きます。
午後はmayaribeさんに教えていただいた

    永青文庫美術館

に行きたかったのですが、日曜休館!
やむを得ず、このところ通い詰めている(笑)銀座へ行くかな~? 築地まで足を伸ばして聖路加病院まで。(またまた忠臣蔵ゆかりの地!)

そして夜はまた国立劇場に戻ります。

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東京へ 

本日から三日間東京におります。文楽の取材の仕事です。
学校に無理を言って出張にさせてもらいました。遊び半分のような内容なのに……いい学校です。学長、ありがとうございます。

三日といっても、●●さんのように

    0泊3日

ではありません。ああいうことができれば出張費が抑えられるのですが、私には無理です。
おとみさんからも「無理は禁物」と釘を刺されております(笑)。

数日続いた春爛漫のような気温からぐぐっと冷え込みそうですね。マフラー持って行こう~。

で、今日は夜に仕事があるだけなので、午後はホテルのチェックインまで芝界隈を。このあたりは久しぶりです。
やはり「大入り!文楽手帖」で「忠臣蔵ゆかりの地」として紹介されていたところを廻るかな・・・。

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耳鼻科混雑 

毎週1回、しつこい中耳炎を抑えに耳鼻科に通っています。しかも近所の開業医ではなく、総合病院の耳鼻科です。
手術や入院に対応してくれるのと主治医が私の病気に関しては専門家らしいのでがんばって通っています。
この病院のすぐそばには『ひらかな盛衰記』でおなじみの

     逆櫓の松

の古跡があります。樋口次郎が登った松ですが、『平家物語』などのいう義経が梶原と逆櫓論争があったところともされるのです。

sakaronomatsu2.jpg


さて、昨日病院へ行くと、なんじゃこれは!というほどの人。耳鼻科の待合には人、人、人。しかも今日はたまたま医師の一人が休みで、余計に時間がかかっていました。
あまりにも大変なので、ポカポカした中庭(もう春!)で飲み物をグビグビ。ついでに携帯からコメントを入れたりして退屈しのぎ。
それでもまだまだなので、ハムレットの続きを読んでおりました。

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歩き 

歩く、というのはなんでもない動作です。
しかし、四本足から立ち上がった人間がバランスをとりながら前に進む姿はなかなか美しいものがあります。
私たちは小学校の頃からオイッチニ、オイッチニ、と行進することを教えられて、それはもう

  腕を振って足を上げて

  休まないで歩け
              (詞・星野哲郎)

という、勇ましいものでした。しかし、農業をする人がそんな歩き方をしていたのでは田は耕せません。うつむきながら、土の様子を見て、とぼとぼ歩いてこそ作物の実りがあるのですから。
文楽でもツメ人形の活躍するチョイ役で「村の歩き」というのがありますね。
「村の走り」はありません。
走りが激しい感情の発露であるなら、歩きは生活であり日常であり。

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走り 

昨日、関西は暖かい春のような気候でした。
温暖化といいますが、何だか生ぬるい表現です。灼熱化とでもいったほうが危機感が出るのではないかと思うほどです。
長い距離を歩いたり少し走ったりしようものなら汗をかきます。

ところで、江戸時代の人はどのように歩き、走ったのでしょう?
今のように両手両足を互い違いに前に出して歩いたのでしょうか?

文楽人形を見ますと、何だか奇妙な歩き、走りをしています。
もちろんちっとも奇妙には思えず、かえって現代人のような歩きをするほうが変に見えるでしょう。

うかうか歩きの治兵衛はどうでしょう?
徳兵衛は? 忠兵衛は?
ツイストを踊るようにからだの前、胸の辺りで手を動かして右手右足、左手左足を同時に前に出しています。
娘が駆け寄るところなど、袂を返してやはり右手右足、左手左足は同時に。
いわゆる

    南蛮(なんば)走り

です(以前にも書いたような気がしますが^^)。

でも、いましたよ。私が子供の頃、たいてい女の子でしたが、両手を握りしめてからだの前で左右に振りながら走る人が。
ドラえもんのしずかちゃんも同じですね。

こんな絵はどうでしょう?

20070220175336.jpg

広重の「東海道五十三次・宮」です。
綱を持っているのでなんともいえませんが、全員ではなくても「なんば」のように見えませんか。とくに先頭の人など右肩を出して右足を踏み出しています。


これは?

bandainagon.jpg

歴史の教科書でおなじみ、平安時代にさかのぼって、伴大納言絵巻の子供の喧嘩の場面です(背景なし)。形相を変えたおっちゃんが左肩を突き出して左足を前に出して走っています。

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逃げる二月 

二月ももう下旬ですね。

    二月は逃げる

といいますが、本当に早いです。
大学の教員としての仕事は一段落しています。
いえ、同僚諸氏はよく働いていてとても一段落ではなさそうなのですが、こういうのをサボっている、というのでしょうか?

そんなわけで、物を書いたり、本を読んだり、ブログを書いたりの日々です。読んでいる本は

    奥州安達原

です。やはり聞こえにくいだけにきっちり予習しておかないとついていけないだろうと思います。安達は必ずしもしょっちゅう出る演目ではありませんから、つかみきれません。

このほかにはわけあって

    ハムレット

を読んでいます! 学生時代の文庫本なので福田恒存訳です。
わけ、というのは、「ハハ~ン」と気づかれた方もいらっしゃるかと思うのですが、芝居に行くからです。
なかなか文楽以外の芝居には足が向かない最近ですが、3月に兵庫県立芸術文化センターで上演されるものを見に行くつもりです。
今回はロシア語から堀江新二さんが訳されたもので、どんな言葉なんだろう、と想像だけすることにします。

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安達原の二人 

上演中の

    奥州安達原

は袖萩の最期がなんとも悲しいのです。
紋寿さんは昨年十一月に大阪で上演された「伊賀越道中双六」のお谷に続いてなんとなく似通った女性を演じていらっしゃるわけです。
すでにこのブログにも感想を寄せていただいています。

ところで、この作品の立役といえば

    安倍貞任

    安倍宗任

の兄弟。貞任(桂中納言)は勘十郎、宗任(南兵衛)は玉女が遣っています。

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合邦といえば 

この公演、かなりの評判なのが

    摂州合邦辻

のようです。住、綱の床ならむべなるかなですね。
話としては「そんなあほな」の代表格みたいで、谷崎潤一郎が「痴呆の芸術」と呼びたくなったのもわからないではありません。
第三部のお三輪もそういうところがありますね。しかし、どちらも犠牲になる女性の哀れが演じられているのであって、生き血云々は道具立てに過ぎません。

この作品で思い出すのは

    十世豊竹若大夫

…といっても、昭和42年に亡くなっていますので、私などナマの語りを知るすべもありません。
テープで聴いただけです。

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東京で何を 

来週、9月以来約半年ぶりに東京に参ります。

仕事がありますので、国立劇場はもちろんですが、空いた時間をどう過ごすかも楽しみです。
mayaribeさんのブログで紹介されていた永青文庫美術館にはぜひ行こうと思っています。「赤穂義士御預始末―内蔵助切腹までの49日間」だそうですね。

江戸東京博物館は「特別展 江戸城」

出光美術館は「志野と織部」

東京都美術館は「オルセー美術館展」

世田谷美術館は「富本憲吉展」

東京都庭園美術館は月曜休館じゃないのがうれしいです。

耳さえよければ各劇場をはしごしたいのですが、それはもう叶わないことです。

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医療費控除 

毎年この時期になると確定申告が話題になります。
私のような給与所得者はあまり関係ないのですが、それでも重要なものがあります。
それは

  医療費控除

です。
給与以外の雑所得の追加課税と相殺してもなお還付があります。
雑所得はたいしたことはないのですが、かなり前ですが、1万円ほどの臨時収入を申告し忘れたら、税務署から電話がかかってきたことがあります。税務署の人が言うには

  100万円の申告漏れです

忘れてた私が悪いのですが、1万円と100万円を間違えるなんて! 「金額についてはもう一度調べてください」というと、「あ、ほんま。1万円やった。もうけっこうです」。で、ガチャンと切れました。

とにかく、今回もきちんと申告します。
今年返還される金額は、なんと

  約48,000円

嬉しいような悲しいような。
う~~ん、やっぱり悲しいですね。
それほど多くの医療費を払ったということですから。

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上方芸能163号 付80,000 

2月の文楽東京公演に合わせるかのように、

  上方芸能 163号

が発売になります。
年末年始をはさむため、編集者の方は大変だったと思います。
ご苦労様でした。

普段私はあまり「買ってください」を連呼しないほうなのですが、今回はこのブログをご覧くださっている皆様にはぜひお願い、あるいはお勧めしたいと思います。
というのは

  吉田玉男師匠の追悼特集

があるからです。
この雑誌の森西真弓編集長は吉田玉弓という名を師匠からいただいていた「弟子」でもいらっしゃるのです。
弟子が師匠の追悼をするのですから、力の入り方も半端ではありません。

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チョコレートデー 

今日は

    聖バレンタイン・デイ

というより、ほとんど「チョコレートの日」でしょうか?
私はほとんど関係ありません(笑)。
誤解されることがあるのです。
女子大に勤めてたら学生からワンサともらうのでは?と。
ま、もらう人もあるのでしょうが、普通は関係ありません。
その理由
 1)学生があげたい人はやはり若い男の子が中心である
 2)万一教員にあげようという奇特な学生がいても、ステキな先生に限られる
 3)学生は貧乏なので無駄遣いはしない
 4)この時期、学生は大学に来ない

ネ、無理でしょ(笑)。

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頑張れNHK! 

先日のNHK大阪ホールでの文楽にはブログ仲間の多くの皆さんが行かれたようです。
あそこは

    難波宮跡

で、とても歴史的に由緒ある場所なのです。
実際、お隣の元のNHKのあったところ周辺はかなり発掘、整備ができていますし、現NHKとくっついている歴史博物館があります。
この博物館、私はもう何度行ったか分かりませんが、意外に知られていないのが

    地下の遺構

見学コース。専門家やボランティアの人が案内してくれるのです。難波宮の遺構をガラス越しに見られるわけです。
また、NHK大阪ホールに上がるエスカーターの下の広々とした空間には不思議な印が付いています。
実はそこも古代には難波宮から続く大きな建物跡で、柱の跡が描かれているのです。
さらに、外に出ると建物も復元されており、古代への夢が広がります(イヤホンガイド的解説口調になってきました)。

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言葉が出ない 

文楽ファンの皆様。
今日はどうか読み流してください。
あるいは読まずに見過ごしてください。
このブログは聴覚障害のカテゴリにも入っていますので、ときどきそういう立場からの思いも書いておきたいのです。

連休も終わり、明日からまた仕事に戻るのです。
しかし、本当にこのごろ誰とも話せません。
大学に行ってもじっと自分の部屋にいるだけ。

とにかく

    言葉が出てこない

のです。生まれながらにして聴覚を持たない方は自分の声が聞こえず、また周りの言葉が聞こえないので、言葉を学習しにくいのです。「奇跡の人」ヘレン・ケラーが“water”の語を発した瞬間の感動は有名ですが、それがどういうことなのか、ほんの少し分かるような気がしてきました。

私は、言葉を取得してから耳の病気になりましたので、ヘレンの苦しみに比べたら0.001%にも満たないのでしょう。
でも、
  会話が成り立たない
  自分の声がはっきりしない
  今出しているつもりの声が相手に届いているのかさえ定かでない
  声を出していないつもりが何かをしゃべっている

そんな状況になって、日に日に自分の口から言葉が消えていくことを感じないわけにはいかないのです。

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記念日 

3連休なんですね。今頃知りました。
今日は

    建国記念日

成人の日、こどもの日、敬老の日はわかりやすいです。
春分、秋分は墓参り。
国を作った祝いの場合「独立記念日」なら分かりやすいんですけど、建国って、微妙にはっきりしません。
ま、あまりケチをつけずに、ゆっくり休ませていただきましょう。
海外に遊びに行った友人もあります。
でも、みなさんは

    文楽三昧?

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東京公演初日 

昨日、2月東京公演が初日を迎えました。
すでに昨日戸浪さんから初日レポートが入りました!

今回は2月恒例の3部構成で

  第一部  奥州安達原
  第二部  摂州合邦辻
  第三部  妹背山婦女庭訓

という名作が揃います。
袖萩、お辻(玉手)、お三輪といった女性たちの悲しみ、豪快な男たちの苦悩が描かれる作品集です。

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77777(おまけ付き) 

やってきました。
おなじみのアクセスカウンター遊び(笑)です。
ついに

    77,777

が目前になってきたのです。
あまりにもラッキーナンバー過ぎますよ。
これをゲットされた方、あなたの今年の運勢は半端なものじゃありません。私が保証します(無責任……)。
ぜひぜひ、申告してください。

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まだ見ぬ1年生 

実は一昨日私が京都にいる頃、大学の教員、学生の多くも京都だったのです。
1年生恒例の京都春季合宿(1泊だけですが)。この合宿の洗礼を受けなければ

  千里金蘭大学人間社会学部

の文化表現コース2年生にはなれないのです!
って、別にたいしたことじゃないんですけどね。
本当は私も参加しなければならないのですが、意気地がなくていっしょに宿泊する自信がないのです。
で、同僚に任せてしまいました。
毎年目玉になる催しがあるのですが、今年は

    石村亭 見学

ご存知でしょうか? 谷崎潤一郎の旧邸で、当時は「潺湲亭」と言われていました。
普段は公開されていないのですが、谷崎研究家が同僚にいるので、特別に見せてもらうことができたのです。いい先生がいる学校です(笑)。
これ以外にも、染色作家の教員の作品が展示されている、

    染・清流館

の見学も。室町通錦小路上ガルにあるシャレた建物なのです。

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春のような京都 

昨日はなんともあたたかい一日でした。
私は調べたいことがあって、ほぼ一日中、京都におりました。
専門が平安時代の文学や歴史なので、京都とは縁が深いのです。

  文楽は全然 専門家じゃありません(笑)

平安時代の内裏の跡地、および一条院という里内裏(さとだいり)の跡から藤原道長の屋敷跡まで歩きました。
このあたりは歩き慣れているとはいえ、やはり変わりますから、時々歩かないとね。

平安京内裏の跡地はいまや古い家がいっぱい建て込んだところなんです。とてもここが内裏跡だとは思えないところです。

burakuinn-ato.jpg

豊楽院跡です

daigokuden-ato.jpg

大極殿跡です


今の京都御所の位置は14世紀からのもの(現在の建物は150年ほど前の造営)で、平安京内裏とはまるで違う場所にあります。

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呪詛(じゅそ) 

ちょっとこわいタイトルです。
実は、平安時代に関することで書きつつある原稿があって、それが呪詛にまつわるものなのです。
高階光子という人が数人の仲間とともに、時の中宮、生まれたばかりの皇子、そして左大臣藤原道長を呪詛したというので摘発されたのです。
時に

    寛弘6年(1009)2月5日

ざっと1000年前のことです。
僧侶に命じて厭物(まじもの)をつくらせて、それを内裏などにひそませておくのです。床下などに隠されたようです。目的は呪い殺すこと。
こんなことがおこなわれたのですね。

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出会い系? 

ネットをめぐっていると思わぬサイトに行き着くことがあります。
で、どうも多いのがアダルト(っぽい)サイト。
私は好きではなく(ホント)、間違って踏み込むとそそくさと逃げ出すタイプ。たまにはそういうのも見るほうが勉強になるのでしょうか?
そういう類とおぼしきメールは一切見ずに捨てますし、コメントやトラックバックにスパムらしきものが入っていたらあわてて削除します(だから、入れないでね)。
が、ふと思うことがあります。
わがブログって、

    出会い系?

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年内立春 

暦が春を告げています。
但し、旧暦で言うとまだ平成18年12月17日。新年まであと2週間あります(旧正月は18日です)。
年内に立春があるわけですね。

    年の内に春は来にけり

      ひととせを
       
       去年(こぞ)とやいはん今年とやいはん

             (古今集 在原元方)


立春なのにまだ十二月。春のようで春でない。そんな気持ちを詠んだのですね。正岡子規はボロクソにこき下ろしましたが、少し笑える楽しい歌です。

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鬼やらひ 

節分ですね。
季節を分ける日。
年4回ある節分のうち、この日が特に重要なのは、新しい春を迎えるため、つまり新しい芽生えを、あるいは新しい命を迎えるためにすべてを清算して明日を待つためでしょうか。
以前は大晦日に

    追儺(ついな。おにやらひ)

がおこなわれ、文字通りの新春を迎えたのですね。
今も節分といえば鬼を追い払って福を招こうと豆まきなどもおこなわれます。私の家の近所ではタカラヅカの生徒さん(要するにタカラヅカのスター達)が豆まきに借り出されることが多いですね。
鬼にとっては災難の一日です。

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つばぜりあい 

    つばぜり合い

の「つば」が唾液のことでないと知ったのは中学くらいでしょうか? そもそも「つばぜり合い」という言葉を覚えるのが中学生くらいなのかな?

    恋のさやあて

「さやあて」が「鞘当て」で、名古屋山三郎と不破伴左衛門の歌舞伎の趣向から来ていることなど、やはり歌舞伎を見るまでは知りませんでした。

今や実用品でなく、子供の遊びとしても危険視される(オモチャ売り場にあまり売ってません)ことの多い刀ですが、こういう言葉に残っているものですね・・。

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申請書 

書類をササッと作れる人は尊敬できます。
どうも苦手なのです。
1月末は年度内予算の申請締切で、ここ数日は見積書だの請求書だの申請書だの、もう見るのもいやなくらいあれこれありました。
こういうことをいとも簡単にやってのける人はエライ!
で、最後に買ってもらうことにしたものはなんだと思います?

    本!

正解! 他には?

    PCソフト!

正解! 他には?

    煙草盆!

ヘッ?

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