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集中講義 

大学には

    集中講義

があります。
偉い大先生にお越しいただいて実施するタイプのものもありますが。集中することで効果を狙うものもあります。
私も今期はひとつ

    アートウォッチング演習

を、集中講義の形で実施します。「バードウォッチング」のシャレであることが明らかなこの講座の名前、誰が考えたんでしょうね?

それがまず今日、6月30日に行われます。
といっても、場所は大学ではありません。アートをウォッチするんですから、現場に行きます。
場所は豊能郡能勢町ふるさと会館。いわゆる

    浄るりシアター

です。
参加する学生は17名。教員は私ともう一人美術関係の「アート」の先生。この人、実は文楽大好きで、先日の若手会にもご一緒しました。

で、朝から能勢の山中まで行って、

  能勢町の風土と民俗芸能の話

をします。
そして、午後は…。

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15コマ 

連日、内輪話ですみません。

何でも、今年から半期に

    必ず15コマ

の授業を実施しなければならなくなったのだそうです。
全然知らなかった・・。
私は休講をしないので(学生からは当然、嫌われています)、例年13コマはきっちり授業をしていました。
今年もそういうペースで進んでいるのですが、それじゃあダメらしいんです。

たしかに15コマ実施するのが基準になっているのですが、からだが13と覚えているんですね。もうバテ気味です。
今週が11週目なので、例年ならそろそろまとめにかかるところですが、今年はまだまだ。
2コマ多いだけなのですが、授業のボリュームとしては15%ほど増えるわけですから、思いのほか大変です。
休講すると

    必ず補講

しなければならないそうです。

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自己嫌悪↓ 

教員にも授業の「うまい・へた」はあります。
私は明らかに

    へ た

なのです。話が面白くないのですねぇ・・。
謙遜でもなんでもなく、長年の経験で思い知らされてきたことです。

昨日、

    舞台芸術論

という授業がありました。はっきりいって私には荷の重い内容で、文部科学省がよく私がこれを担当することを認めたな、と思うくらいです。
そういう事情もあるのか、学生はいかにもつまらないといった顔で90分を過ごします。当然こちらも乗れません。悪循環で、ますますうまく行かなくなっている感じです。

しかし、昨日は

    文楽の話

だったのです。
よし、ここで巻き返そうと意気込んで行ったのですが、結果は逆。

  普段より学生が話を聞いてくれません

途中で修正を試みるのですが手遅れでした。

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伝統芸能演習発表会 

早くも千里金蘭大学人間社会学科名物(?)

    伝統芸能演習

が最終回を迎えました。
7月は非常勤講師の人形遣いさんがずっとご多忙のため、少し早い「千秋楽」となったわけです。
今学期のまとめとして作った寸劇は

    女子大生になりたい!

というばかばかしいもの。
女子専門の手習いの師匠が、最近の学生の態度の悪さにぶつくさ文句を言いながらも、学生の自由な姿に憧れも抱いています。
煙草を一服吸ってふと目に留めたものは、先日曽根崎の路上で配っていた何やらという薬のお試し品。効能書きを見ると、これを飲んで願い事を三回唱えるとなんでも実現するとのこと。彼は思わず「おなごになりたい」と三唱してしまいます。
するとあら不思議、それはそれは若くて美しい女の子に変身!
彼女(?)は早速、掃除などをして有頂天になっています。ところが、その薬をもう一度見ると、「効能は四半時(30分)以下」と書いてあり・・・。

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若手会の秀逸 

    弁慶上使

は文字久大夫、呂勢大夫ほかの掛け合いで、清志郎の三味線。
若手ではもっとも迫力のあるところでしょうね。
ついこの間(1月ですが)清治師匠のすさまじい三味線があったわけですが、その愛弟子の清志郎君も頑張っていました。

私はもっぱら人形観察です。

    玉志さんの弁慶

は大きかったですね。時々検非違使くらいの動きをしてしまうことがあり、引っかかったものの、なかなかのものでした。

    勘弥さんのおわさ

はよく動いていました。左遣い(一輔)も活発で、とてもよく合っていました。わさわさした感じが出ていました。

    文司さんの侍従太郎

は、本公演でも遣える役ですから、何も言うことはありません。むしろ文司さんにはもっと大きな役を振ってほしかったくらいです。

    簑紫郎さんの信夫

はこれまた立派。可愛くいじらしい。この人は文七だっていける、器用な人です。

というわけで、人形陣はなかなかのものだったと思います。

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若手会二日目 

昨日は若手会二日目でした。
実は私の勤務先には文楽愛好家の(というより千里金蘭大学吉田勘弥さんファンクラブ=蘭弥会?)メンバーがおりまして、その方々とご一緒に参りました。
教職員3人、今回は学生も1人加わって、女性ばかり4人でした。
もしやたけたの熊さんに見つかったりしたら

    女性ばかりでいいですね

といわれそうですが、お間違えなく。彼女たちは私など

    眼中にありません

から。要するに私は切符手配師です(笑)。
で、熊さんに見つかっても平気だ!と思っていたら、なんと、本当に見つかってしまいました(笑)。

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若手会初日 

昨日は文楽若手会の初日でした。

    弁慶上使

    身売り・勘平腹切

    道行初音旅

で、1時開演、4時15分ころ終演です。
今日の私のテーマは原郷右衛門(玉勢)と千崎弥五郎(簑次)だったのです。
勘平は自分がとんでもないことをしたと分かっている。彼自身そのことで義母から追及されている。
そこへやってきたのがこの二人。
原は年齢的にも「理」の人。千崎はいったん勘平からの金を受け取って返しに来たという、勘平に対して申し訳ないという気持ちも持っていた人物だろうと思うのです。若いこともあって、かなり「情」の人。
千崎が「大身槍の田楽刺し」と息巻くのに対して、原は「渇しても盗泉の水を飲まずとは義者の戒め」と「理」を述べ立てる。
情から見ても理から見てもお前のやったことは許されないのだ、と追い詰められるから彼は刀を抜いてしまったのでしょう。
その

    「追い詰め」

を見たかったわけです。

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四代目呂太夫 

豊竹呂大夫といえば、五代目を思い出される方が多いでしょうし、もちろん私もその一人です。
この名前は、天神橋筋1丁目ではらはら薬などを売っていた「呂篤」という素人の太夫さんがプロになって名乗った名前で、そのためこの初代呂太夫は

    ハラハラ屋

と通称されたそうです。

二代目は初代の門人。谷崎潤一郎の

    蓼食う虫

にも出てくる人で、文楽でも、淡路島でも、四国でも、東京でも、その他あちこちを語り歩いたという人です。

三代目は徳島出身で、二代目とも徳島で出会い、その門人となり、本名の一字を取って英太夫と名乗った人です。
そうです。現三代目英大夫の祖父で、七代目嶋太夫、三代目呂太夫を経て、

    十代目 豊竹若大夫

となった人です。
では、

    四代目呂太夫

とは?

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夏の公演と嶋師匠 

昨日、鑑賞教室はおひらきとなりました。
きっと何千人という生徒さんが文楽ファンになってくれたことでしょう(無理か!)。
いらっしゃった方はいかがでしたでしょうか?

今春、私の大学に子供さんのいらっしゃる方が入学されました。
その方が文楽にも関心を持ってくださり、夏の公演にはお嬢様を連れて行くとおっしゃっています。
それはとてもすてきなのですが、ご近所の方などを誘われたそうです。でも反応が全然…とのことでした。
親が関心を示さないと子供には無理です。親が連れて行けば子供さんは必ず喜ぶんですけどね。

  きち~んこたんの、きんぎりや~、くだこぁな~くて、から~んころ~ん

嶋大夫師匠の瓜子姫の機織歌はきっと覚えて帰ってくれます。

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サイン 

文楽の技芸員さんも芸能人ですから、ファンがあり、

    握手サイン

を求められることもあります。
ただ、俳優さんや歌手と違ってどうしても地味な芸能なのでそんなにしょっちゅうではなさそうです。
それに、地下鉄に乗ってたら人間国宝にでも出会いますし(笑)、出待ちしなくても公演が終わるとあちらから客席の出口の方に(特に大阪)歩いてこられるので、あまり遠い存在でないというところがあるのでしょう。庶民的で嬉しいです。

以前東京公演で終演後ある人形遣いさんと近所の居酒屋さんにいましたら、隣の席の人がなんだかちらちらこちらを見ています。

そしてその席の人たちがお勘定という段になると・・

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福祉と文楽 

私にとって「福祉と文楽」は重要なテーマなのです。
出来ることなら多くの

    福祉の現場で

文楽人形を通してみなさんの気持ちを癒したい。
そんな気持ちを常に抱いています。

私の勤務先には福祉の専門家もおります。
そしてもちろん福祉を専門にしたいという学生も少なくありません。
そこで

    コラボレーション

です。

昨日、私の実施している「伝統芸能演習」に福祉コースの学生が見学に来ました。
普段稽古している学生がアドバイスしながら、おっかなびっくりだった福祉の学生も徐々に慣れてきて、なかなかいい動きをするようになりました。
そして、秋には彼女たちも実演できるように来週から稽古をしたいとのことでした。

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賭け事 

先日タバコのことを書きましたが、私はタバコもダメなら賭け事もダメなんです。
競馬、競輪、競艇、パチンコ、賭け麻雀、宝くじも。
株もまるでわかりません。

以前よく大学の研究室にかかってきた電話が

  マンション経営しませんか

  先物取引でもうけましょう

など。
とにかくしつこかったですね。すべて門前払い的に断りましたが、「あなたは家族の幸せを考えないんですか」と捨てゼリフを言う業者もありました。
「幸せを考えればこそ怪しげなものには手を出さない主義なんです」と言えばよかったと後悔しています(笑)。

パチンコくらいは息抜きにいいのかな・・?
競馬は馬自体はきれいで好きですけどね。近所には阪神競馬場もありますし。
最近ではサッカーのtotoでしょうか? あれはやはり研究しないと当たらないんでしょうね。

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123456 

六月の文楽鑑賞教室もいよいよ終盤に向かいます。
私は今日もお邪魔するつもりです。

鑑賞教室の「解説」は45分もあります。でも、私は話が分からないのでこの時間はエスケープ。だからもう暇で暇でしかたがありません。
ロビーにいると場内係のお姉さんたちに不審者を見るような目で見られています(笑)。

今、午前の部の「勘平腹切」は

    津駒大夫富助

という、おりんさんと小豆さんが泣いて喜ぶ組み合わせです。
午後は文字久大夫・清二郎。どちらの組み合わせも熱っぽい感じがします。

おかる・勘平は勘弥・玉女と清三郎・清之助。
与市兵衛夫婦は簑二郎・玉英と清五郎・文司。
定九郎の勘緑・幸助は俗悪と色悪か?個性があるのはいいことです。

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皐月と文楽 

昨日は旧暦5月2日だったそうです。
そして快晴。
これこそまさに

    五月晴れ

ですね。
五月雨、五月蚊帳、五月闇、五月の桜(はばかりさん!)

    五月蝿い

いろんなところに五月は出てきます。
しかし最近うるさい「ハエ」を見ません。
子供の頃は市場(スーパーじゃありません)の八百屋さんや魚屋さんには、ハエとり紙や、ハエを追うくるくるまわる棒状のもの(名前を知りません)が吊ってありました。
家にもいましたからハエたたきは必需品でした。
「五月蝿い」と書いて「めずらしい」と読まれる日が来るかもしれませんね。

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煙草 

まったく経験がないのです。

    タバコ

というもの。
普通、高校生で興味半分に吸いますよね。
私の家は両親、兄が吸いますので、家の中はいたるところにタバコがありました。でも、手にすることはなかったのです。
ちなみに、酒は私と父だけ。ほかはは全員下戸です(笑)。

学生の頃、女の子に吸って欲しいと言われたことがあります。「会話が途切れたら手元を見るから」とのことでした。

やはり、人生いろいろ経験すべきですから、そろそろ吸ってみようかなと思わないでもありません(今さら!?)。
でも、どうせ吸うなら煙管がいいかな。

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七月の松竹座 

毎夏、道頓堀は暑いです。
文楽と歌舞伎が同時に上演されるからでもあります。
今年の松竹座は新築開場十周年記念で、

    片岡仁左衛門

を軸としたキャスティング。
仁左衛門は知盛と「身替座禅」の大名。
何という落差!
でもどちらもウツリますね。
先日、新聞に

    全面広告

が出ていましたし、今は電車の中吊りにも出ています。
やはり大阪の芝居らしく、義太夫狂言が入るのは嬉しいですね。
この公演では「義経千本桜」と「女殺油地獄」。

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人妻 

私の学生時代の友人(というほど親しくはありませんでしたが)が数年前に

    「人妻の研究」 (ちくま新書)

という本を出しました。
読んでいませんが(笑)、「人妻」というものの妖しい魅力を書いているのかな?と思ったり。

  紫のにほへる妹をにくくあらば

       人妻ゆゑに吾恋ひめやも


大海人皇子の、額田王を思っての歌ですね。

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生きるおかる 

彼女、けっこう

    好きもの

ですよね。
「おかる文使ひ」の積極性といったらハンパではありません。
彼氏と恍惚の時間を持つためなら、しなくてもいい仕事を作ったり、それでいて適当にサボったり。
こんなOL、どこかそのへんにいるんじゃないの?と思わせるような「どうしようもないけど、かわいい」ギャル。
「裏門」では勘平を時代の世界から世話の世界へ連れて行く役割を。
「身売り」の冒頭では母親をからかったりする場面もあります。母娘の日常も今とかわらないですね。
ここでは勘平に「分別してほしい」と決断を迫りますが、う~ん、この人に頼るのは・・。

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勘平の人気 

現在、鑑賞教室で上演中の「仮名手本忠臣蔵」5,6段目の主人公は早野勘平です。
どういう人物かも知らないのに、小学生の頃から

    おかる 勘平

の名は知っていました。
文楽大嫌いの父親の影響とも思えず、やはり関西という地の利でしょうか。
父の文楽嫌いは舅(つまり私の母の父)が素人義太夫を語っていてそれを聞かされたことにも一因があるようで、むしろ伴淳・森繁の映画なんかを見ては笑っている人だったのです。私もおかげで「駅前シリーズ」は少し見ました。

さて、勘平ですが、野口武彦先生(私の恩師の一人)の本の中で、田舎で農閑期に歌舞伎の『忠臣蔵』をやろうなどと言うものなら、我も我もと希望者が殺到するのは勘平の役だそうです。
それほど役としてはかっこいいんでしょうね。生き方は不細工そのものなのに。

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急な原稿 

もっと文楽に関する記事を書こうと思いながら、このところ落ち着きません。

    文楽評がほぼ仕上がった

と思ったら、ハワイの留学生のことであたふたし、4年生と卒業論文のことで(私は5人担当)個人面談し、同時に私の所属する学科恒例の学生個人面談を1,2年生と続けておこない(会話が成り立たないため、いささか苦労します)、やっとそれが終わりました。
すると昨日電話があって、ある雑誌の特集号のためにどうしても原稿を書けという依頼。断れない義理もあって、昨日から猛スピードで資料の整理と原稿書きに入りました。

    義理と人情

は浄瑠璃の世界だけのことではありませんね。

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早寝早起き 

このところ、夜10時を過ぎると眠くなります。
というか、寝てしまいます。
そして朝は5時には起きます。

    気持ちいいですよ

暗くなったら眠り、明るくなったら起きる。
朝、勉強するとはかどります。何でもできちゃいます。

誰かこんな早起きする人いるんだろうかと思っていたのですが、このブログのカウンターも早い時間にかなり増えていっています。
やたけたの熊さんやrudolf2006さんなど、5時台にコメントくださいます。
勤務先の同世代の教員もそれくらいの時刻にメールのやり取りをすることがあります。

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ブログの利点 付120,000 

昨日の記事に関しましては、さまざまなご意見をいただきまして、ほんとうにありがとうございました。
久しぶりに興奮いたしました。
もうご意見はくださらなくて結構です、ということではありません。
まだまだ昨日の記事へのコメントとしてお寄せくださると幸いです。

    ブログのいい点

が出ましたよね、昨日は。

ただ、私自身はまさかああいう展開になるとは思っていなかったのです。きっかけになったのはかしまし娘さんのコメントでしょうか?

    ブログは生き物

という感じがしました。

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ハワイアンと劇場へ 

昨日、ハワイからの留学生、

    J君、P君、Cさん

とともに文楽劇場に行ってまいりました。
彼らはまだあまり日本語は理解できませんので、通訳として教員、学生それぞれ一人がついてきてくれました。
見学コースは楽屋廊下、舞台裏、奈落、大道具部屋、床山さん、衣裳さん。
案内してくれた私の大学の非常勤講師である勘弥先生は文楽人形のクリアファイルや写真(絵葉書)をお土産にくれました。ありがとうございました。
そして、彼らは客席へ。

私は「万歳」だけはちょいと違う角度から拝見し、「忠臣蔵」はきちんと客席から。
「万歳」は一輔、清五郎でしたが、実は私は幸助君と並んで見ていました。彼の正月公演の「万歳」は立派でしたね。ほかにも文字栄大夫、睦大夫、龍聿、玉誉らがいて、袖は大賑わい。
さて、「忠臣蔵」です。
私が目撃した限りでは、一番先に眠りに入ったのは・・・

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人形の手 

文楽人形を遣う授業というのは、へたをすると人形を傷つける可能性があります。
これはもう形あるものですから、やむをえません。
以前、鬘が乱れたため、鬘司庵さんで直していただいたことは書きました。
今回は娘人形の

    手が哀れ

なことになりました。

DSC01447.jpg

↑こうしてみるとどうってことはないのですが・・。

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英語でBunraku 本番! 

昨日、勤務先で、ハワイからの留学生に文楽を教える講座を持ちました。
このところかなり多忙で、じゅうぶんに予習する時間も気力もなく、しどろもどろ。
やはり

    英語は勉強すべき

ですね。どうしても必要を感じます。
今の力でTOEICを受けたら何点くらい取れるのか、恐ろしいくらいです。
それでも、フランス文学専攻の先生、英語のうまい学生、文楽人形を遣ってくれる学生がサポートしてくれたので、なんとかかっこうがつきました。
みんな、ありがとう。
内容は、

  ○文楽の三業とは何か
  ○人形を遣ってみよう
  ○忠臣蔵の勘平物語

でした。三業の話の中で学生に三味線を弾いてもらって雰囲気を作り、人形で盛り上げ、忠臣蔵は映像を用いて飽きさせないというもくろみでした。

留学生の反応は・・

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夏は来ぬ 

「夏は来ぬ」というのは、夏が来たのか来ないのか、小学生の頃はさっぱり分かっていませんでした。
「卯の花」「ほととぎす」が初夏のものだということもまだ知らず、「はやもきなきて」は「なきて=鳴いて」以外意味が分からずに歌っていたように記憶します。古い唱歌の場合、こういうことがよくありますよね。

今日は旧暦で言うと

    4月20日

で、まさに卯の花の匂う初夏なんですね。

涼しい日が続いていたので、昨日もなんとも思わず上着を引っ掛けて出かけたら、暑いの何の。
ところが、これで午後3時ごろの気温が28度だったそうで、35度っていうのがどれほどの酷暑か、今から思いやられます。
もともと低血圧で夏には弱いのですが、先日計ったら115~70くらいで私にしては高血圧(笑)でした。
それにしても、これからの日々、本当に憂鬱になります。

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手紙 

昔の人はさらさらと手紙を書きましたが、現代人はなかなか筆が進みませんね。
手紙は書かれますか?
メール全盛で、郵便受けに入るものがますますDMの比重がふえているような気がします。
私は比較的筆まめだと言われてきたのですが、それでもこのごろかなり横着です。

  自筆で書かない

  便箋を使わない

  切手を選ばない

これでは「筆まめ」とはいえないでしょうね。
切手を選ばなくなったのは、郵便局の窓口で話をするのが苦手になったからです。地元宝塚には歌劇の切手があり、これを使うと喜んでもらえたりしたものですが、最近も売ってるのかな?
自筆、便箋については言うまでもなくパソコンのせいです。
こんなものがあるため、つい横着を決め込むわけです。

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もうひといき 

このところ何かと忙しくて仕事がはかどりません。
反省に反省を重ねております。
さて、『上方芸能』の文楽評は助っ人を得ることができました。
今、4月公演についてその方から受け取った床に関する評を基に、

    全体をまとめている

ところです。

もう私が何もする事はないくらい完成された評なのですが、ボリュームがあるものですから、人形について書き加えると規定の枚数の3倍にも4倍にもなってしまい、ただひたすら私は

    削る仕事

をしています。
これがかなり難しいのです。

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腰痛 

東京に行ったとき、赤坂見附で段差に気付かず、から足を踏んでしまって、腰を痛めました。
劇場で座っていても痛く、立ち上がるのがまた面倒。
一挙に20年ほど年をとった感じでした。
帰ってからもなかなか痛みがひかず、とりあえず湿布薬を用いたら、これがもう効果覿面(難しい字!)。
かなりよくなりました。
ところが、そんな折りしも

    伝統芸能演習

の授業で、勘弥先生が4時間ぶっ通しで頑張ってくれるものですから、またまた疲労から痛みが来ました。
時々私が主遣いをして、学生に足遣いや左遣いを教えてくださるわけですが、あの下駄を履くとまた不安定でいけません。
ギクッと来たらどうしよう、などと思って不安定に不安が重なりもうふらふらでした。
今週はその授業も含めると一週間に10コマ。というか、4日で10コマというハードさでした。
それにしてもやはりなんでも腰は要【かなめ】です。「腰」という字はよく出来ていますよね。

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6月 

5月も終わり、いよいよ一年の前半を締めくくる月がやってきました。
皆様のお仕事はこの時期いかがなものでしょうか?
大学は、

  授業はフルにあり

  自分の勉強もあり
  
  高校生向けの広報活動も本格化し

  それでいて祝日はない

  そして雨が多い

とくれば

    うっとうしい

としか言いようがなくなります。
体調もくずしがち。お互いに気をつけることにいたしましょう。

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