さようなら2007 

あっというまに平成も20年目がやってきます。
昭和天皇が亡くなって、小渕官房長官(当時)が「平成」と書かれたボードを恥ずかしげに掲げられたのがついこの間のような気もします。

昭和の20年(もちろん知りませんが)を思うと平和だともいえるのでしょうが、それでも本当にこれでいいのだろうかと反省せざるを得ません。

  我々はあまりにも傲慢に生きていないか?

  受け継いできたものをほんとうに次の世代に渡すことができるのか?

地球環境が云々されているのです。無責任ではいられません。


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ひそかに文楽大賞 

というわけで、今年はあまり大々的には申し上げず、こっそり発表しておきます(笑)。

皆様からいただいたご意見では

豊竹英大夫
竹本文字久大夫
竹本千歳大夫
鶴澤清治
竹澤団七
鶴澤燕三
豊竹芳穂大夫
桐竹勘十郎
吉田玉女
吉田清之助
吉田玉英
吉田幸助
吉田一輔
吉田玉勢

といったお名前が挙がっていました。
亡くなられた玉幸さん、貴大夫さん、引退された小紋さんも。

私も文字久さんはぜひ買いたいと思っています。あの怖い師匠にあれだけ尽くされてここ数年ぐいぐいホンモノになってこられました。
団七さんもここぞというところで活躍されていますね。
芳穂大夫というのが新鮮で嬉しいです。
去年は皆さんに賞の名前を勝手に付けていただいたのですが、今年は私が勝手に(笑)つけます。

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劇場納め 

日々いろんなものを「納め」ております(笑)。
昨日は文楽劇場に今年最後の訪問でした。
あいにくのお天気でしたが、稽古は順調に進んでいるようです。

初春公演はあいにく休演があり、

  国性爺合戦 紅流し  伊達大夫 → 英大夫

  新口村 孫右衛門   文吾 → 勘十郎

  新口村 忠三女房   和右 → 清三郎

となります。このほか、発表されていた役に代わって

  祇園祭礼信仰記 爪先鼠の段  豊竹 呂勢大夫

  国性爺合戦 浜伝いより唐土船の段 栴檀皇女 豊竹 睦大夫

が出演されます。
ある代役の方は「大変です」とおっしゃっていました。でも、それぞれに大きな役ですから頑張って欲しいですね。

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仕事納め 付190,000 

昨日は職場へ。
今年最後の出勤でした。
すでに自宅研修の届けを出してあるので、

    サービス出勤

でしょうか(笑)。
私が職場に行っても、電気代がかかるだけで、大学は何も喜んではくれませんが。

この時期まだ授業をしている先生があります。いわゆる集中講義です。
大学の日程はほんとうにタイトです。

いくらかの資料を作り、少しばかり部屋の整理をして、冬休みに必要な書籍を持って帰ることで今年のここでの仕事は終わりました。

無事、という言葉がだんだん使いにくくなって入るのですが、それでもなんとか今年も終えることができてお天道様に感謝でございます。


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○○納め 

この時期になると、

    今年最後の○○

ということをつい意識してしまいます。

    ○○おさめ

といってもよいかもしれません。
昨日は美術館おさめ(?)でした。おそらく今年はもう美術館に行くことはないでしょうから。

    国立国際美術館 (大阪市北区)

でおこなわれている「30年分のコレクション」に行ってきました。
鑑賞眼はありませんので、ざ~っとながめる程度です。
美術の学生さんでしょうか、熱心にメモを取っている姿もありほほえましいです。
この美術館はいかにも都会のど真ん中にある現代的な美術館で、現代美術の宝庫としてふさわしいように思います。
地下に展示室があるのを嫌う人もありますが、私はあまり窮屈な感じはしません。

現代美術を見るんだ!と思っていったのですが結局目に留まったのは佐伯祐三でした・・。
西洋の作品ではピカソ、セザンヌ、デュシャンなどもあり、日本では藤田嗣治、吉原治良、草間彌生、横尾忠則、やなぎみわなども。

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携帯のない週末 

先週の金曜日に、職場に

    携帯電話

を忘れてきました。
充電していて、ついそのままにしてしまったのです。
昨日はもう出勤しなくてもいいようなものだったのですが、早速取りに行ってきました。

私は携帯電話を電話として使用することは一切ありません。あるとすれば人に貸す時くらいですが、それもまずありません。
かかってくることはありますが、おそらく無差別にかけている怪しげなものでしょうから相手にしません。だって、私の電話番号を知っている人は皆無なのですから(私自身暗記していません)。
携帯メール、職場のパソコンに入るメールのチェック、あとはネット利用です。

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クリスマス 

サンタクロースの存在を信じたことはありません。
親が夢のない人で(笑)、そんなものはいないんだ、と幼少の砌より告知されておりましたし。
私もまた可愛げなくて、

    物を欲しがらない子ども

でした。誕生日だから、クリスマスだから、何か欲しいと思ったことがないのです。

「何か欲しい?」と尋ねられて「○○が欲しい」と即答できる最近の子ども達がうらやましく、また素直で可愛いとさえ思います。
私と同世代の人たちは子供の頃いったいどうしていたのでしょう?

いわゆるおもちゃが欲しいと思わなかったんですね・・。もちろん、野球盤、ホッケゲームなどのゲーム系のおもちゃも、電池仕掛けのロボットとかレーシングカーのようなメカ系のおもちゃもありましたけど、それらは兄が持っていましたから私には要らないわけです。

おもちゃは自分で探すもの、造るものだったのかもしれません。何でもないものを「コロンブスの卵だ」といわんばかりにひとひねりしておもちゃにしていたかもしれません。

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断念・・か 

昨年は盛大に「勝手に文楽大賞」の花火を打ち上げたのですが、今年はどうも断念せざるを得ない状況になってきました。
いわゆる「私の不徳の致すところ」です。

個人的には

1月の伊達大夫・清治『御所桜堀川夜討』「弁慶上使」
同じ1月の紋豊・幸助・清之助・文雀・勘十郎で見せた『花競四季寿』
2月の勘十郎・玉女が居並んだ『奥州安達原』
7・8月の簑助の万野が冴えた『伊勢音頭恋寝刃』
11月の簑二郎演ずる『面売り』

などが印象に残っています。
かなり個性的なノミネートでしょうか。
床に関しては1月までが限界でしたので、それ以降については何ともいえません。

ビッグニュースとしては綱大夫、清治の人間国宝認定がありました。
亡くなられた方として、玉幸さん、貴大夫さんがありました。

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忘年会 

金曜日で年内の仕事はほぼ終わりました。
あとは自分の勉強用にいくらか調べて資料をためて正月を迎えるだけです。
正月も特に予定はないので、勉強というか、なにか好きなことをして過ごすことになりそうです。
コタツに入ってぼんやり、かな。

クリスマスも目前ですが、繁華街ではもう

    忘年会

の目白押し。
私はそういうものはひとつもありません。
かろうじて誘ってくださるのは「上方芸能」誌なのですが、もう長らく行っていませんので、来年当たり無視されるかも(笑)。
ここの忘年会は、

    望年会

というのです。
いやなことを忘れようって言うより、来年に望みを抱いて、というニュアンスでしょうか。
さすがに芸能の世界の会ですから、いろんな人に会えますので、結構楽しかったりするのです。
劇作家、評論家、演者等々。
以前はちょっとしたビアレストランでおこなったこともありましたが、今はある会館のホールのようなところです。なかなか盛況なのです。

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ご先祖様 

以前、大学で地元市民の皆様対象の公開講演会で藤原道長のお話をした時、質問に来られた方がありました。
「私の先祖は道長の日記にも出てくる○○で、この人について調べたいのだがどうすればいいか」
というようなことでした。
そしてその方は、

    自作の系図

を出されたのです。
それはもう実に綿密なもので、今さら何を付け加えるのかというような代物でした
「ボケ防止にやってるんです」とおっしゃるその方は、実に楽しそうにお話しなさっていました。
いいことですね。自分の先祖を尋ねて、それを立派な系図に仕上げる。たいしたものです。

ところで、その方が系図を広げられて、あれこれ各時代の人物を説明してくださるのですが、その中にどこかで聞いたような名前がありました。

それは・・・

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大とちり 

芸能の世界に

    とちる

という言葉があります。セリフを言い間違えることもそう言いますが、舞台をすっぽかすことにも使われます。

    しくじる

というのは、「師匠をしくじる」などという形で、噺家さんがよく使われます。程度が軽いと「師匠の不興を買う」くらいですが、重くなると「師匠に破門される」ということです。

それでなくても忙しいこの師走。あることに一生懸命になるあまり、別のことをすっぽかしてしまうことも起こりかねません。その結果お目玉を喰らうこともまたないとは言えないのです。

勤務先で、

    あわや大失敗

をするところでした。
とても重要な仕事(企業秘密です)をうっかり忘れそうになって、大慌て。
ちょっと体調不振だなぁと思っていたのですが、休むなんてとんでもない。
書類作りだのその他もろもろで昨日は大騒動でした。

やっと一段落した頃、家から緊急メール。

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織大夫夜話 

私は時々思い出したように古い本を読みます。
今年はシェークスピアやイプセンをまとめて読み直しました。
だいたい記憶力がないので、読み直すと必ず、

    え? こんな話だっけ?

と思います。
浄瑠璃関係も、読み直さないとストーリーを忘れることはしょっちゅうです。

長らく出ていない演目(ということはあまり人気がない証拠でしょう)が出ると、

    さてどんな話だったか?

と思い悩むことになります。でも、読み直し、あるいは舞台で見直したりすると意外に面白く思うものがあります。
学生時代だったと思うのですが、はじめて見た

    守宮酒

がまるで面白くなくて、「もう見たいと思わない演目」の代表格でした。ところが、いつだったかの上演で、まあ、お金も払ってることだし、と思ってみているとこれが結構面白かったのです。
ストーリーに変化があるはずもなく、変わっているのは演者と私自身でしょう。
この「私自身」が変わるというのは文楽のように繰り返し同じ演目を上演する芝居の場合、とても重要な意味を持つと思います。
松王丸の気持ちは私自身が子を持つことで違って見え、十兵衛の心は父を亡くして我が身になぞらえられたかもしれません。
もちろん、子を持たない人に松王丸の気持ちは分からない、などとは思いません。そんなこと言ってると異性の人物の気持ちなんて分かるはずがありません。
ただ、

    経験を積む

ことで違った面が見えてくるというのは事実だろうと思うのです。

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おばさんの南座 

文楽が東京に行っている間、関西は京都・南座の

    顔見世

で賑わっています。
中村信二郎改メ

   二代目 中村錦之助

の襲名披露もあって、初代のファンだった方々も大勢詰め掛けているようです。

「勧進帳」は幸四郎、錦之助、藤十郎。
「寿曾我対面」では錦之助、菊五郎が五郎・十郎。劇中にて口上。
「すしや」は菊五郎、富十郎、時蔵、左団次。
「京鹿子娘道成寺」は藤十郎。
「河内山」は仁左衛門、団蔵、愛之助。
「二人椀久」は仁左衛門、孝太郎。
「将軍江戸を去る」は我當、秀太郎。
「石切」は幸四郎、高麗蔵。
・・・・・・。

いやはや、豪華でございます。
まあ、文楽公演のように毎回が「総出演」ではありませんが。

ただ、チケットは高いの何の。

    26,250円~5,250円

というのですから、私など本当に涙が出ます。

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書き終えました 

年内の仕事が続々片付いていきます。
授業はほぼ、入試は完全に終了。
そして

    11月公演の 文楽評

もなんとか書き終えました。
今回少し悩んだのは、「文楽劇評」なのか「文楽評」なのか、ということでした。
公演中の出来事について何も書かないのもひとつの見識だろうとは思うのですが、私は結果的にそれを選びませんでした。
もっとも、訳知り顔に書くことはできません(「訳」を知りませんから)ので、観客の立場からひとこと書くにとどめましたが。

十一月公演をご覧になった方は、どの演目が一番心に残ったでしょうか?
『近江源氏』~千歳大夫・清治の迫力や幸助の時政の老獪さ
『酒屋』~嶋大夫、簑助の魅力全開
『布引瀧』~綱大夫・清二郎の完璧さ、玉也、一輔のきびしい責め苦の表現
『曽根崎』~伊達大夫の徳兵衛の表現、勘十郎、玉女のフレッシュさと簑助の酒臭さ(笑)

どれを取っても面白かったと思います。

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昨日、千秋楽 

東京公演が終わりました。
関東の高校生の皆さんは鑑賞教室をどのようにご覧になっているのでしょうか?
実は私は東京で鑑賞教室を客席から見た経験はあまりないのです。
やはり礼儀正しい人は多いのでしょうか?

    沼 津

で泣く高校生、ありやなしや?
隣で泣いている大人たちを見て、彼らの反応はいかに?
いろいろ気になったりしています。

実は、文楽劇場からは私どもの大学にも6月の鑑賞教室の案内が来るのです。その中に、高校の先生や生徒の感想、意見が書かれています。
先生の中にはきちんと予習をさせてからいらっしゃる方もあるようですね。
当然こういう案内にはいいことしか書いてありません(それでいいと思います)。
つい寝ている高校生の感想も聴いて見たくなるのですが・・。

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討ち入り 

一日ずれてしまいましたが、15日早暁は赤穂義士の討ち入り。
旧暦ではまだ1か月ほど先のことですが、まあ、かたいことは言いますまい。
江戸にいた急進派の人々を遠目に、上方にいた人はやはり

    もうやめようか・・

という気持ちになりがちだったかもしれません。
しかし、50人あまりのメンバーが参加しそうな状況で、大石はじめ上方組が江戸に下り、最終的にはどうやら47人程度になったようです。
寺坂吉右衛門の動向についてはよくわかりませんが、直木三十五の

    「寺坂吉右衛門の逃亡」

のようなこともあったかもしれません。
足軽の身分というのが最後まで彼を苦しめたとすれば、『仮名手本忠臣蔵』が寺岡平右衛門として描いた爽快な人物像は見事な創造力の結果ということになりそうです。

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講義終了 

大学は早くも年内の授業の最終週になっています。
そして私は講義系の授業が終了しました。
あとはゼミ関係だけです。

この2ヶ月、悪戦苦闘してきましたが、結局学生に受け入れられた授業はひとつもなかったかもしれません。
唯一

    創作と批評

でいくらか関心を持った学生がいたかなと思うことがあるくらいです。
1月には学生に

    授業アンケート

がおこなわれます。
各授業を学生が評価するわけです。
中には「モンスター」的な無責任な評価をする者もありますから、すべてを鵜呑みにはできませんが、参考になることが書かれていることは事実です。
点数も付けられますので、これはかなり厳しいものです。

この後期の評価は

    見るのが恐ろしい

です。

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流星 

玉幸さんが亡くなって、またひとつ星が墜ちたような思いにとらわれています。
そんな夜、

    ふたご座流星群

が、いよいよピークを迎えます。
このところあいにくの空模様で、昨夜も夜9時ごろ家路をたどりながら空を見上げていたのですが、あいにく雲に覆われて何も見えませんでした。

私は神戸が好きです。青春時代を送った街です。
だから、あの震災の時、三宮の駅に降り立ってそごうの無残な姿を目の当たりにしたとき、六甲から神戸全体を見渡した時、ついに長田に足を踏み入れられなかった時、ほんとうに悲しく思いました。
しかし、今やもう神戸の町は元気になっています。
亡くなった方はもう帰らないし、遺族の皆さんの心の傷は癒えないでしょうが、前を向いて進んでいることがこの街に行くとはっきりわかります。
ミニ大阪でもプチ京都でもない、神戸でしかありえない街です。

そんな神戸で今

    ルミナリエ

が開催されています。
見た人は誰もが絶賛します。それほどに

    美しい光の芸術

だそうです。
しかし私は、もう、ルミナリエはいらないと思っています。
こんなことをいうと、震災の鎮魂の催しをなんだと思っているのかと非難されるのでしょうが、それでも私はいらないと思っています。

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もう一度、玉幸さん 

この間引退を惜しむ記事を書いたばかりなのに、まだ69歳の若さで

    吉田玉幸 さん

が亡くなりました。
東京公演中で、幸助さんのお気持ちもお察し申し上げます。
玉幸さんは横蔵、弁慶、師直、光秀、宗任、鱶七、権太、松永大膳、仕丁平次(難波六郎)、秋月大膳、瀬尾太郎、瀬尾十郎、蘇我入鹿、加古川本蔵、和藤内等々、時代物の立ち役で知られた方ですが、近松ものの

    八右衛門

    九平次

    太兵衛

などもよかった方です。
八右衛門の顔はは玉幸さんをモデルにしてつくればいいんじゃないかと思ったほどです(ふざけているつもりではないのです)。
合邦も濡髪もも小助も三婦も義平次も・・・。ほんとうにあれこれ見せていただきました。
たしか、演出のメモを克明に取っておられたと伺ったように思います。

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小さな舞台 

大学はそろそろ年内の授業が終わりに近づいています。
そして、4年生は卒論のシーズン。私の大学ではすでに提出が終わりました。
ただし、人間社会学科文化表現コースということで、いわゆる学術論文的なものよりももっと幅広く、学生の持つさまざまな関心を形にしようという気持ちで、

    卒業研究

というタイトルになっています。
私が「指導する」学生は5人。学生が教員を選ぶ形なのです。
きっと古典文学や伝統芸能に関心のある学生がくるだろうと思っていたら、さにあらず。
彼らのテーマは

  ○出身地の祭について
  ○青少年野外活動について
  ○小説の創作
  ○絵本の創作
  ○美術の創作

というではありませんか!!
私には全然分からない! どうして私のところに来たの??

それでも、自分の関心に沿ったものを、というタテマエから引き受けざるを得ず、私なりに勉強してはいくらかのアドバイスをしてきました。あんまり役に立たなかったとは思いますが。

この中で私がもっとも苦手なのは「美術」。
なにしろ、小学校の図画工作の時間はまるでダメ。絵を描いても粘土細工をしても、およそ幼稚園並み。色彩感覚ダメ。構図の取り方など意味も分からない。

勘弁してよ、と言ってると、彼女が言うには

    「私の美術と言うのは・・・

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休館日 

私は月曜日は職場に出なくてもかまわない

    研究日

です。
そこで、このところ月曜日はずっと文楽劇場の閲覧室に通っておりました。
しかし昨日は休館日で閲覧室もお休み。
やむをえず職場に出て珍しく(!)仕事に励んでおりました。
こういうことをすると、誰とも話をしないのです。
部屋はひとりですし、誰も来ませんし。今の私には気楽ではあるのですが。

文楽劇場の年末年始の休館日は

    29日 から 2日 まで

しかし、それ以前もさすがに今月は予定が少なく、日本芸術文化振興会ニュース12月号で文楽劇場のスケジュールを見ますと、なんと、明日からは何もありません。小ホールでは12日に東京文化財研究所の催し、15日に文楽のつどいがありますが。
12日の催しは寄席囃子の

    林家トミ さん

の功績をしのぶ公開講座だそうです。
文楽とは直接関係ありませんが、上方芸能の至宝という意味では同じように貴重なかたでした。といっても、私はナマの演奏を聞いたことはないと思うのですが。

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今年も勝手に文楽大賞 

昨年は多くの方に参加していただいたおかげで大成功だった

    ブログで勝手に文楽大賞

ですが、今年はいかが?
またやってみたいのですが・・・。

私ひとりがいくら力んでもまるで意味がありません。皆さんのご参加をお待ちしております。

    今日から24日まで

にお願いします。

大賞(個人)
大賞(作品)
優秀賞(個人)
優秀賞(作品)
奨励賞(若手・個人)
その他皆さんのお考えによる独自の賞

とにかく、何も難しいことはありません。
たった一回見ただけの文楽でも、それがすばらしいと思ったら是非ご参加を。

技芸員さんはもちろん、裏方さんも含めてばんばん賞を出しちゃいましょう。

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玉幸さん 

玉松さんとともに

    吉田玉幸 さん

も引退されたそうです。まだ69歳。年齢から言うともったいない限りです。
昭和13年生まれと言うと早世された桐竹一暢さんと同い年。お二人とも残念としかいいようがありません。

    大柄な立ち役

を中心に持たれ、女形でも岩藤や八汐のような立ち役系のものは遣っていらっしゃいます。
思わぬご病気で力が入らなくなり、出演されていた最後のほうは人形を支えること自体が辛そうな、ほんとうに残念なご様子でした。

苦味の走った、どちらかというと

    悪役系や荒物系

がお得意で、大団七、文七、大舅などがよくお似合いでした。
松王よりは梅王、大判事よりは入鹿、知盛よりは弁慶、俊寛よりは瀬尾、甘輝よりは和藤内、判官よりは師直、貞任よりは宗任、大星よりは平右衛門、景時よりは景高という印象があります。
しかし、千本の道行の忠信や曽根崎の徳兵衛なども遣っていらっしゃいます。

近松関係では太兵衛、孫右衛門、九平次、そしてなんといっても八右衛門。
文七首では光秀、熊谷など。

ほんとうに立ち役一筋のような方です。
しかし、平成13年頃から断続的に休演され、平成15年5月の国立劇場での「加賀見山旧錦絵」の安田庄司を途中から休まれ、それ以後は役がついても休まれていたと思います。

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玉松さん 

ベテラン人形遣いの

    吉田玉松 さん

が正式に引退されました。現在お年は74歳で、簑助さんと同い年です。
番付では文昇さんと紋寿さんの間にいらっしゃいました。
お元気でご活躍なら現在の番付では文雀さんのすぐ下ですね。
お名前は玉一郎→紋弥から父(四世玉蔵)の前名であった玉松の三代目を襲名されました。
ご病気でここ5年ほど出演されていませんので、その舞台をご存じない方も多くなってきました。

小柄な方で、役も検非違使、源太、孔明などの印象の強い方です。
『伊勢音頭恋寝刃』の

    料理人喜助

とか、『絵本太功記』の

    武智十次郎

などがよかったし、それらをさらに極めていかれることと思っておりました。
ほかにも、忠臣蔵の勘平とか、妹背山の久我之助とか、千本桜の義経とか・・・。
動きの多い役もお得意でしたから、「熊谷陣屋」の弥陀六やチャリもよく、ほんとうに大事な人材だったように思います。

こう列挙すれば、どういう方だったのかおよそ想像していただけると思います。
古くからのファンの方は他にもいろいろ覚えていらっしゃるでしょう。ぜひ教えてください。

平成14年11月に冥途の飛脚の妙閑で番付に名前が出ていますが、このときは紋豊さんが代役されています。同じ年の夏に「雪狐々姿湖」の源左母で出られ、9月の東京では「夏祭浪花鑑」の道具屋孫右衛門で出られていますので、あるいはこれが最後でしょうか。

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宝くじ 

今年もあと3週間。年賀状だけではありません。

    年末ジャンボ宝くじ

が発売されています。発売予定額2,220億円。1枚は300円で7億4,000万枚の発売だそうです。
11月26日から売り出され、12月21日まで。
実は私は宝くじというものは買わないのです。夢のない人間です・・。
皆さんは買われるのでしょうか?

    1等2億円 2等1億円

まさに夢のような数字です。
少し遠慮して(?)2等があたった場合にしましょうか、皆様はどうなさいますか?
夢の話ですから、私はやはり

    文楽若手支援基金

にしたいですね。
今は利息がつかないので基金といっても取り崩しになるでしょうが、自主公演の費用を支援したいものです。十色会を買っちゃうとか(笑)。
大きな公演もさることながら、小さな町でおこなう小さな公演にも支援したいです。
夢はいくらでも語れますね~。

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せりふを作る 

私が担当している授業に

    創作と批評

があります。
長らく批評の話をし続け、昨日から創作に移りました。
さて、どういう話にしようかと考えた挙句、彼女たちに実際に作ってもらいながら話して行こうと思い立ちました。
で、その方法は・・・

4コマまんがから2,3,4コマ目のセリフを抜いてしまって、そのセリフを考えてもらうことにしたのです。
お借りしたのは

    いしいひさいち作 「ののちゃん」
                    (朝日新聞朝刊連載)

でした。
たとえばこんな感じです。12月1日朝刊のものですが、

1コマ目は、ののちゃんのおかあさんが口に人差し指を当てて、怖い顔で「おとうさん起こしたらアカンで」と言っています。このセリフは学生に教えておくのです。
2コマ目では、おばあさんとののちゃんが難しい顔をして何かひとことずつ。
3コマ目では、再びおかあさんが怖い顔でひとこと。
4コマ目では、3人がちゃぶ台を囲んでいる場面であることがわかり、おかあさんがお箸を持ってひとこと。ののちゃんのおばあさんは口をあんぐりあけています。

三人のそれぞれの性格、表情、人間関係、お父さんのこの家での位置などをあれこれ考えていかにもその人らしいことばを入れてみよう、さらには4コマ目のオチを創作してみようというものです。

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研修生 

文楽研修生出身者は今や技芸員育成の決め手となっています。そして、

    23期研修生

が1月に発表会を迎えます。
今年は三味線1人と人形遣い2人。
長く苦しい修業生活が始まりますが、挫折することなく夢を叶えて下さい。
発表会は国立文楽劇場で、1月26日(土)午後2時開演。演目は

    二人三番叟

    新口村

です。
入場は無料ですが、満員の時は入れません。
三味線の園田さんは三番叟に出演、人形の大櫃さんと岩佐さんはそれぞれ忠兵衛と梅川の足を持ちます。
三番叟の足も見たかったし、何かの主遣いにも出て欲しい気もしますが、まあ、無理は言いますまい。

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一人で玉男デー 

昨日の午後は大阪市内をうろついておりました。
淀屋橋に行ったので、まずは

    大阪府立中之島図書館

ここへ来るとなんともいえない懐かしさを感じます。
今は立派な新しい府立図書館が東大阪にできましたし、夕陽丘図書館もありますのでそちらに行くことも多いのですが、かつては中之島が大阪の図書館の殿堂でした。
今は古典籍関係などが収められており、私のようなものにはやはり大事な図書館です。
住友さんの寄付が基盤になっており、やはり大阪にとって住友さんはありがたい一族でした。

中に入るといきなりおばちゃんに「はい」といって鍵つきの番号札を渡されます。
もちろん尋ねれば丁寧に教えてくれますが、通いなれている人たちは当たり前のようにその鍵を持ってロッカー室へ。必要のない荷物を骨董品のようなロッカーに入れて館内に入るのです。
で、何しに行ったのかって? もちろん3階文芸ホールでおこなわれている

    文楽の至宝・吉田玉男を偲ぶ写真展

です。
入口には暖簾がかかり、「師匠おはようさんです」と声をかけたくなる雰囲気で、正面には楽屋で腰をおろしてこちらを見ていらっしゃる師匠の大きな写真。しゃれたレイアウトですね。

河原さんの写真はさすがに素敵です。とにかく人物(人形)が物を言わんとしているかのようで、玉男師匠の至芸と、河原さんの愛情と技術と膨大な撮影量と選択眼が合致するとこういうものが出来上がるのだと感心しました。

玉男師匠の写真展なのに、ほとんどは玉男師匠の遣う人形だけの写真。
河原さんのコメントがまたすてきでした。
会場の中は閑散としていて、私が入った時はご夫婦らしき人が一組だけでした。

まだ行っていらっしゃらない方は是非、とお薦めいたします。

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高齢者の皆さんと 

昨日、大阪府吹田市にある特別養護老人ホームで学生による文楽人形パフォーマンスをおこなってきました。
この話があったのは10月のはじめ。それから約2か月の準備で実施してきました。

皆さんがどういうことを普段楽しみにしていらっしゃるのかを取材したところ、時代劇をご覧になったりカラオケを楽しまれたりされているとのことでしたので、そういうことを念頭に置いた

    独自の台本

を作って上演しました。
開場のホールへ行くとすでにぱらぱらとお客様が。
我々が舞台づくり(手摺を作って、小道具を揃えて・・)をしているうちに、あれよあれよというまにぎっしり満員、スタッフの方を含めて50名くらいいらっしゃったでしょうか。

まず簡単に解説。ここでは人形にシャボン玉を吹かせたり、巻鳥(吹き戻し)のおもちゃを使わせたり、挙句にはマジックを取り入れたりという「飛び道具」も。
申し訳ないくらい頻繁に拍手を下さり、ああいう反応はさすがに年の功というか、鋭いものがありますね。必ずしもお体が自由に動く方ばかりではないのです。でも精一杯応援してくださり、こちらが感激するほどでした。

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縮んだ? 

先日、勤務先で

    健康診断

がありました。
血液検査(結果はまだわかりませんが)、内科検診、心電図、血圧測定、そして身長体重も併せて測りました。

私は普段からしばしばこういう検査はしていますのであまり目新しくないのです。
血圧は上が100ちょっとで、「3桁あった!」と喜んでいます。

    降圧剤使ってますか?

と聞かれましたが、そんなことしたら血圧なくなります。
一番驚いたのは身長です。機械で測るわけですが、

    182,6 cm

1センチ縮んでるじゃありませんか!
まだ縮むことはないと思っていたのですが、骨が減った? 歩きすぎて足が減った(笑)? 測るときの姿勢が悪かった?
散々悩んだ挙句、と髪が減った分だけ低くなったのだという見事な回答をひねり出すことが出来ました(笑)。

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