文楽・超入門(4) 

実際の舞台の様子を江戸時代の絵から見てみますと

無芸古雅志

これは文政9年(1826)に刊行された「無芸古雅志(むぎこがし)」(『日本随筆大成』より)という本に出ているものです。
曽根崎心中の初演のときの様子ですね。今は上演されない、この芝居の冒頭の「観音廻り(かんのんめぐり)」という場面です。

右上に三人の人が描かれていますが、その真ん中の人物が「竹本筑後掾」です。見えにくいですが、この人物のすぐ右に

    太夫竹本ちくごの掾

と書かれています。着物や肩衣(時代劇で武士がつけているのをしばしば見ますね。肩の部分が横に張った上着です)には紋がついています。鞠挟(まりばさみ)に九枚笹(くまいざさ)の紋です。

その左の人物には

    竹本たのもつれかたる

とあり、「竹本頼母(たのも)」という人が「つれ語り」(サブの太夫)を担当しているということです。

三味線を弾いている人物には名前がありません。単に「しやみせんひき」とあります。

人形を遣っている人、ひとりで遣っているでしょう? この人物については

  辰松八郎兵衛人形つかふ所

とあります。手摺(てすり。ついたてのようなもの)が透けて見えますが、これはファンサービスで辰松八郎兵衛がどんなふうに遣っているのかを見せるための特別な形(下記)です。普通は人形遣いの姿は見えません。彼が持っている人形がお初です。

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手紙を書く 

たった一通の手紙を書くことを怠っています。
もともと手紙を書くこと自体は嫌いではないのですが、お祝いの手紙なので神経を使う、ということがあります。
それにしても、もう半月ほど

    書かねば、書かねば

と思い続けているのです。
パソコンでさっと書けば早いのですが、さすがにお祝いともなるとそうも行かず、便箋はどうするか、ペンを使うか筆ペンにするか、などと悩んでいるのです。
そして、パソコンなら書いたり消したりができますが、自筆の場合はままならないのでこれも億劫になっている理由です。
長々と書くと相手に迷惑、短すぎると意を尽くせない。
なかなか難しいですね。
しかしいつまで経ってもこのままでは済みませんから、今日こそ本気で書くつもりです。

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文楽・超入門(3) 

「心中」とは、いわば男女が互いの心の中を確かめ、誓い合うこと。
それにはさまざまな段階があります。
ちょっとした約束、誓いの言葉あたりはまだ軽い方で、髪を切るあたりまではまた伸びてくるからいいようなものですが、それが嵩ずると身体に傷をつけ始めます。たとえば、指を切ったり、入れ墨をしたり、と、こうなったら痛いですよね。
・・・その究極の姿が

    相対死 (あいたいじに Love Suicide)

です。今、一般的に「心中」というと、この相対死を指しますね。

『曽根崎心中』は、友人に騙されて金を巻き上げられた男が、誓い合った遊女を誘い出して逃避行します。遊女は金で縛られた身の上ですから、これはもう社会的には犯罪で、いわば彼らは社会的敗者になったわけです。しかしこの男女の姿を近松は

    愛の勝利者

として描きました。
この作品の原作の最後の一節は

    恋の手本となりにけり

というのです。
なんと、犯罪者の二人はお手本になってしまったのです。
現在、歌舞伎ではこの「恋の手本となりにけり」で終わりますが、文楽ではかなりカットされていて、最後も「森の雫とちりにけり(森の雫とばかりに命が散ってしまった)」になっています。「手本」という言葉は出てこないので、いささか寂しいです。
それにしても、近松が見出さなければほんの数日人の噂になる程度で忘れられてしまったはずの二人は、恋の手本となって永遠に名を残すことになりました。

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今年もカウリスマキ 

先日見た映画でナタリー・ポートマンの姿が頭に残っているものですから、、次の映画は「ブーリン家の姉妹」に決めました。来週くら行けるかな?

ところで、映画といえば、昨年、授業の中でアキ・カウリスマキ監督の

    マッチ工場の少女

を見たのですが、今年は昨日、別の授業で同じこの作品を見ました。
どうもこの「少女」というタイトルが引っかかるのですが、これはもちろん「マッチ売りの・・・」にひっかけてあるわけで、やむをえないかなと思ったり、やっぱりそんなことにこだわらずに「少女」はやめた方がいいのではないかなと思ったり。
主人公の娘(といってもこの作品の発表された1990年時点で29歳のカティ・オウティネンが演じる「娘」です)の名前は「イリス」。ギリシア神話の虹の女神だそうですが、何らかの意味があるのでしょうか?
・・・・などなど、学生がどう考えるか楽しみです。「楽しみ」と言ったのは、この作品を見て、

    批評

を書こう!という授業だったからです。
レポートの締切は来週半ばですので、「楽しみ」なのです。

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文楽・超入門(2) 

江戸時代、人形浄瑠璃はとても流行したのですが、なんとなくパターンが出来上がってしまいました。

    水戸黄門 パターン

    ウルトラマン パターン

とでもいいましょうか、前半何らかの苦しみや葛藤がありながらついには圧倒的な力でハッピーエンドがもたらされるという型です。
その代表的なヒーローは

    坂田金平

という人。あの金時さん(いわゆる金太郎)の息子です。
「金平」は「キンピラ」と読みます。と言えば思いだしますよね、「キンピラゴボウ」。その語源になったという人物です。
これはおもに江戸ではやったようです。

一方、京の都でもなんとなくパターン化した浄瑠璃が続いていて、それにもうひとつ不満だった人がいたわけです。
時は17世紀も後半。あの芭蕉や西鶴も活躍していた時代です。

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かっこよさ 

多くの人が口を揃えて言いました。前回の

    八陣守護城

の公演でのこと。
「浪花入江」の段で毒に侵されつつある加藤正清が船によりかかっています。
その姿の

    かっこいいこと!

と・・・。
正清の人形を遣われるのは吉田玉男師匠でした。
私自身そう思いましたが、なぜあんなにも多くの人が同じことを感じたのでしょう。
正清のかっこよさ、人形のかっこよさ、玉男師匠のかっこよさ。
簡単に言えばそれらがひとつになってあの感動を生んだということでしょう。
なにしろ、強い毒を盛られているわけです。すでに生きてはいまいと、時政の使者が検分に来る。
ところが当の本人は平然として接するわけです。
悲しみを胸に秘めて平然とする、というのはよくあるシチュエーションですが、

    毒を腹に秘めている

のではたまったものではありません。

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授業参観 

大学の授業、今週で5週目を消化しました。15回の授業ですから、

    ちょうど3分の1

です。
野球で言うと打者一巡してさああそろそろ試合が動くぞ、というところでしょうか。

つくづく思うのはいつまでたっても授業がうまくならない、ということです。
それは学生の反応を見ていればよくわかります。
他の先生はどんな風になさっているのだろう、と授業参観をしたくなります。

そう思っていたら、来週授業参観があるのだそうです。
今協力に推進されているFD(ファカルティ・ディベラプメント) の試みです。
要するに公開授業として、他の教員や学生が自由に参観できるようにするわけです。
そして、

    報告書

なども作成するのです。
あいにく私はせっかくのお話を拝聴することができないため、参観ではなく傍観することになりそうです。

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文楽・超入門(1) 

先日、学生さんから、このブログの

  文楽の話はわからない

というコメントをいただきました。
たしかに、文楽歴20年、なんていう人や最近見始めた人でも「はまっている」人など詳しい方がたくさん来られますから、話が込み入ってくるのも無理ないところです。

しかし、学生さんが読んでくれると知ったからには、彼女たちにもなんとかその一端だけでも紹介したいと

    教員の本能

がむずむず動き出しました。
で、もう誰にでもわかる文楽の話というのをこれから断続的に書いていこうと思います。
最近はやりの「超入門」です。

詳しい方! ごめんなさい!

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中堅の力 

大リーグのイチロー選手が

  王様は裸だ

と言いました。
いや、

  卵はこうやって立てるのだ

と言ったのかもしれません。
「おえらがた」が鳩首して議論らしきことをしても会議は踊るだけ。といってもノムラさんとホシノさんがダンスをしている姿はあまり想像したくないので、ご飯を食べるだけ、でしょうか。
外からチクリと一刺しすれば分かることがあるのかもしれませんね。

イチロー選手に限らず、日本の選手たちも言いたいことを言えばいいわけです。
「おえらがた」が決めることには不満を持っていても黙っていなければならない、という雰囲気はスポーツの世界から壊していってくれるといいのではないでしょうか(先輩後輩の序列を重視するところだけに)。

日本シリーズ優勝監督が自動的に就任すればいいというのもとんでもないと思います。
オールスター戦じゃないんだから。
失礼ながら、決定能力がないことを公言するような無責任な意見だと思います。

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ゴヤの幻霊 

今の私にはなかなか映画にいく勇気がありません。
邦画は見ません。しかしかろうじて対応できるのは字幕のある洋画です。
ただ、字幕はあっても音楽も効果音もわかりませんから、理解できるのかどうか、はなはだ不安なのです。

昨日はこの秋最後の研究日。来週からは月~金出勤になります。
そこで、大阪府箕面市のシネコン「109シネマズ箕面」に行って来ました。

平日の朝一番の上映とあって、観客は

    7人!

「ポニョ」「最後の初恋」「容疑者Xの献身」「イーグル・アイ」等々が並んでいる中で、私が選んだ作品は

    Goya's Gohsts 

でした。監督は「アマデウス」「カッコーの巣の上で」のM.フォアマン。
なんと訳せばいいのでしょうか、このタイトル。
ゴヤ(S.スカルスガルド)がイネス(N.ポートマン)の肖像を描いている時、イネスが顔のない肖像画を見つけて「どうして顔がないの?」と尋ねるとゴヤは「幽霊だからさ」と笑って答えます。ここからすべてが始まります。
公式の邦訳では「宮廷画家ゴヤは見た」となっていました。
ゴヤは聴力を失っていき、「目が見えることを感謝する」というセリフもありますし、ロレンソとのやり取りの中にロレンソの口とゴヤの目がクローズアップされる場面もあります。
ロレンソは語り、ゴヤは見るわけです。それでもなお違和感の残るタイトルでした。

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続 関西沈没 

愛するがゆえに歯がゆい思いをすることがしばしばあります。
思えば私も学生時代に恩師に相当歯がゆい思いをさせてしまいました。
いつになったら満足な研究ができるのか、そう思われていたこととお察しすると心苦しくなります。
しかし、そう思われていたとしたら、それは恩師の不肖の弟子への愛情ゆえでしょう。

ああ、愛する関西はどこまで沈んでいくのやら。
昨日はついに

    阪神が負けました

私自身はあまり関心のないチームなのでどうってことはありませんが、同僚の中には相当なファンもいますのでこれから数日はむやみに授業が厳しくなったりして。
それにしても、これでますます私の予想する

    北海道 vs. 名古屋

に現実味が出てきました(笑)。
日本経済への影響を考えると最悪のカードでしょうね。

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ながつきはつか 

徒然草第三十二段は

  九月 (ながつき) 二十日の頃

で始まります。
簡単に書きますと、

旧暦の九月二十日過ぎ、兼好はある人に誘われて月見に出た。
その方がある家に入り適当な頃合に出てこられた。
その家は、庭は荒れているが、そんな中わざとくゆらせたわけで
はない香がしめやかに漂っていた。
その家の主は客が帰ったあともしばらく月を眺めていた。帰った
からすぐに戸を閉める、というのでは風情がないが、普段の心が
けが違うのだろうな、と兼好は思った。
その人はまもなく亡くなったそうだ。

今年の九月二十日は一昨日(18日)でした。
実は私も偶然夜の9時頃に外に出ていて、ふと東の空を見て、月の美しさに息を呑みました。
九月は十三夜があまりにも有名ですが、寝待も過ぎた遅い月もまた格別のものです。

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中之島 

水の都らしく、船が通うかと思えば高速道路が川をまたいで走る場所。
国立国際美術館、大阪国際会議場、大阪市立科学館、中央公会堂、東洋陶磁美術館、音楽堂、広大な公園のある場所。

    大阪 中之島

からますます目が離せなくなっています。
このあたりは

    蔵屋敷

があったことで知られますが、たとえば曽根崎心中の頃は90の蔵屋敷があったといいます。
もちろんあの福沢諭吉が生まれたのは中津藩(大分)蔵屋敷で、これは堂島にありました。
リーガロイヤルホテル前の「蔵屋敷跡」の碑は高松藩のそれです。

このあたり、かつては大阪大学もあって学術のにおいをぷんぷんさせていましたが、この大学は吹田市の山の中に隠遁して(笑)しまいました。

玉江橋北側の新しい街、

    ほたるまち

は蕪村の「淀船の 棹の雫も ほたるかな」から取られた名だそうで、こういうネーミングにもどうしても文化を感じさせなければならないのがこの地域の特徴なのかもしれません。

さて、この島を縦断する京阪電鉄の中之島線(地下)が完成し、今日から開業です。
私はこの電鉄会社に何の恩義も感じていません(笑)が、とりあえず開業おめでとうございます。

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秋の陽 

「秋の陽」と表題に書いたのですが、「陽」という字はあまり秋には向かないでしょうか。
「陽」と書くとぎらぎらした感じがするかもしれません。

日が落ちるのが早くなりました。
実はこれを書いている今は夕方の5時過ぎなのです。
私の研究室から見える大阪、箕面の山はかすかな残照を稜線に受けてはいますが、もうほとんど

    シルエット

です。
「つるべ落とし」といいますが、本当にあっという間に暮れて行きます。
これからますます日が短くなるわけですが、そうなると心配なのが学生の帰り道です。
遅くまで残っている学生は少ないものの、ゼロではありません。
気をつけて帰ってほしいものです。
今は5時間目というのがあって、これが終わるのが

    5時50分

もう真っ暗です。私は週に一回だけ5時間目があるのですが、その日はなんだか悪いことをしているような気になってとても心配になるのです。

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とんでもない 

学生に問うわけです。この日本語は正しいのだろうか、と。

  とんでもございません

学生はほとんど疑問も持たずに正しいと思っています。
こういう表現はしばしば現実におこなわれていると思います。
多くの人が使っているならそれが正しいことばだ、というのは一応の理屈で、今はまだ完全に市民権を得ているとはおもわない

  起きれます

もそのうちに正しい日本語として認知される日が来るでしょう。
このブログに来られる皆様は「起きれる」を平気でお使いでしょうか?
同年代の人でも使う人はいますが、私はいまだに気持ち悪くて使えません。
これは「読む」が「読める」という可能動詞を生んだのと同じ経緯をたどって、やがて日本語として定着すると思うのですが、私が生きているあとわずかの間は文法の本に載ることなく、NHKのアナウンサーが電波に乗せて使うことのないように切望しています。

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櫓のお七を批評する 

先日、

    創作と批評

という授業で、予定していた資料が整わず、何をすべきか直前まで困っていました。
挙句の果てに、学生にメールして

    何をしたらいいと思う?

と相談するていたらく。
こんな教員、いませんよね。お恥ずかしい限りです。
大学の授業はシラバスがきちんと提示されていて、「今日はこういう内容」ということがはっきりしているはずなのです。しかし、そこは私の授業ですから、そうはいかないのです。
で、相談に乗ってくれた学生は「先生の好きなこと話したら?」「文楽のことは?」というので、ハッと思いつき、研究室にあるビデオをさぐりました。

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文楽以外 

お気づきかもしれませんが、このところ、あまり

    文楽の記事

を書いていません。
そのせいか、ヒット数も以前ほどではなくなりました。

いろいろありまして、文楽からほんの少し距離を置こうという気持ちがあります。もちろん無視することはありませんし、これからも最重要テーマであることには変わりません。
ただ、少しゆったりとしよう、という感じでしょうか。
あまり連日書いていますと、書かなくてもいいこと、性急に書きすぎること、など、

    余分なこと

を書いてしまして、ご迷惑をおかけすることがしばしばあります。うっかり間違った情報を書いたり、失礼なことを書いたり・・・。
ご注意をいただくことがいささか増えてまいりまして、やはり毎日あまりあくせく書くのもよしあしだな、と思い始めています。

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休日出勤 

昨日は体育の日なんですね。そして旧暦の

    九月十五夜

でもありました。ということは、11日が十三夜だったわけです。

Image0581.jpg
携帯で撮ったのでなんのこっちゃわかりませんが。

毎年この時期になるとあの樋口一葉の名作を思い出してしまいますが、

    一昨年 も 去年 も

そういう記事を書きましたので今年はやめておきます。
ただ、「もう少し改作して、再び「十三夜」が文楽の舞台に上がらないか」とだけは関係者の皆さんにお尋ねしておきます。
いかがでしょうか?

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関西沈没 

野球の話です。
昨日は

  オリックス

がクライマックスシリーズで敗退し、パ・リーグは東・北チームの優勝ということになりました。
でもまあ、オリックスはよく頑張ったといえるでしょう。

ところが、その直前には、

  タイガーズ

が奇跡的に(?)優勝を逃し、世間をあっと言わせました。こんなこともあるもんですね~。
おまけにカントクさんは辞めるとか・・・。どこか茫洋としていて藤山寛美に似ているといわれていたカントクですが、なかなかの名監督だったのでしょうね?
もっとも、タイガーズは東京と横浜の3チーム連合軍に敗れたようなものでした。
ヤクルトと横浜の実力派外人選手をギュッと巨人に集めて、しかも両チームの対巨人戦の対戦成績たるや・・・。
阪神ファンはヤクルトと横浜を怨んでも怨みきれないのではないでしょうか?

というわけで、関西球団は大阪(オリックス)も兵庫・西宮(阪神)も沈没してしまいました。

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地方公演 

文楽は十月の地方公演にまわっています。
すでに半分以上の日程をこなされて、このあとは

  岩手県 宮城県 東京都 長野県 神奈川県 愛知県

を巡回されるようです。
今回は

  「一谷嫩軍記」「紅葉狩」(昼)
  「二人三番叟」「御所桜堀川夜討」「傾城恋飛脚」(夜)

で、陣屋を呂勢・清治~咲・燕三、「弁慶上使」を英・清介、「新口」が千歳・清志郎~嶋・宗助という床ですね。嶋師匠お元気に語っていらっしゃるでしょうか。
清十郎さんは「紅葉狩」で大暴れ、勘十郎さんが熊谷とおわざという、これまた普通考えられないような役がついています。玉也さんの弁慶と弥陀六が見たいじゃありませんか~。

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今はしあわせ? 

先日、学生から「人生、楽しいですか?」だったか、「人生しあわせですか?」だったか、そういう類の

    直球の質問

をされました。
あまりにもずばりと聞かれたものですから、さすがに面くらいました。
こういうことって、真正面から問われることはめったにありませんから、かえって答えにくいですね。
たしか、昔、

    今は幸せかい

という(微妙に違うかも)ヒット曲があったように思います。
男性が女性に尋ねる内容だったと思うのですが、そう問われて、さて女性はなんと答えればいいのでしょう?
この男性は女性を思いながらも打ち明けられずに、「遅かりし」の状態でこんな風につぶやいているようですが、あの学生(もちろん女性)はどういう気持ちで唐突にあんなことを尋ねたのでしょう。
おそらく「何も言うことがないから、こんな質問でもしてみようか」という程度のことだろうと思うのですが(笑)。

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耳鼻科 

昨日も午前中から

    耳鼻科の病院

に行っていました。
主治医の診察の都合と私の都合が合うのが木曜だけということで、やむを得ずこの日に通っています。
実はこのところまた風邪で熱っぽく、しかし授業はしゃべり続けますので、鼻は詰まる、のどは痛い、頭はくらくらという状態がなかなかおさまりません。

風邪をひいた場合、鼻づまりになると息苦しく、しかも口で息をしてしまうためのどにも悪いわけです。そこで、内科ではなく耳鼻科に行くという人がわりあいにいます。いささか尾籠な話ですが、例の

    吸出し(吸引)

をしてもらうためです。
たしかにあれをしてもらうと、鼻の中がすっとして、風邪の治りも早いような気がします。いったいどれくらいの力で吸い出しているんだろうと興味を持たざるを得ません。
医療機器ですから素人の手に入るものではありませんが、あの機械、欲しいです(笑)。

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がみがみ親父 

最近、どういうわけか、授業中にうるさく言うことが増えています。
以前は仏の藤十郎と言われるほど穏やかだったのに(笑)、どうも

    小うるさく

なってきました。
昨日も「日本語表現」という授業で学生の平かなの書き方がまずい、と、ひと講釈。
しゃべりながら、「学生は『うるさいなぁ、そんなん言うても誰も聞いてへんで』なんて考えてるのかなぁ」と思わないでもなかったのです。
しかし、勢いはとどまらず、ついにはひらかなの書き方の講釈までしてしまいました。

  大学生がひらかなを正しく書けない

なんて恥ずかしいじゃないか!
「あ」はこういうふうに「い」はこういう気持ちで・・・・・・といくつかの字を例にしながら延々としゃべってしまいました。

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美術館の工夫 

最近美術館に行って、さまざまな工夫を凝らして鑑賞者にサービスしようとしていることを感じます。
その代表的なものは今や当たり前のようになった

    イヤホンガイド

でしょう。
500円くらいでヘッドフォンを借りて、ある絵の前に行くとその絵の解説をしてくれる。ほかの人の邪魔にならずに話が聞けて、しかも話が終わると次へ行きやすいので客の流れもできるように思います。

どなたの発想なのかは存じませんが、なかなかいいアイデアです。

イヤホンガイドは

    文楽

にもあって、大阪・東京いずれでも借りることができ、興味ある話が聞けると承っています。解説者の方々もそれぞれに工夫されているでしょうから、薀蓄話を含めて得をしたような気になるかもしれませんね。
ただ、貧しい(失礼!)学生さんなど、借りたいけどもったいない、と、つい手が出ないこともあるようです。何とか学生さんには無料で貸してあげたいと思ったりするのですが、なかなかそうもいかないのでしょうね。

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若者の略語~正解は? 

あまりおもしろくないネタですみません。
決着だけつけておきます(笑)。
一昨日の正解は次の通りです。

  ネトゲ   ネットオンラインゲーム
  おつ    おつかれさまでした~
  kwsk   くわしく(話してください)
  とりま   とりあえず、まあ
  たべほ   食べ放題
  ムシる   無視する
  JK     女子高生
  カラコ    カラーコピー
           ※先日、これは「カラーコピー」ではないと
           コメントに書きましたが、これでいいそうです。
           私の錯覚したのは「カラーコンタクト」→「カ
           ラコン」でした。
  たこパ    たこ焼きパーティ
  オケる    カラオケで歌う
  TKG     たまごかけご飯
  H/K    話、変わるけど
  おなちゅう  同じ中学
  パンキョ   一般教養
  ジャンカラ  ジャンボカラオケ
  パチ屋    パチンコ屋
  恋バナ    恋の話
  やこば    夜行バス
  携チュー   携帯中毒
  NHK     なんか変な感じ

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なぜ略す? 

昨日、最近の学生が使う略語をご紹介しましたが、言葉を略すのは何も今にはじまったことではありません。
私の学生時代にも「パンキョー(一般教育)」「カテキョー(家庭教師)」などという学生用語はありましたし、店の名前の省略も当たり前のようにしていたように思います。
「マクドナルド」「ケンタッキーフライドチキン」などと長ったらしくは言っていられませんよね。

外来語は略語になりやすいです。
「テレビジョン」「デパートメントストア」「インフレーション」などいくらでも挙げられそうです。
「しか芝居」「オケピ」「コンマス」など芸能の世界でも山のように略語はあるはず。隠語と重なる部分もありそうです。
隠語といえば、

    文楽の世界

でもかなりあるようで、いつだったか、隠語の番付のようなものを見せていただいたことがあり、私はほとんどわかりませんでした(どんなのがあったか、今思い出せないのですが・・笑)。
略語ではありませんが、偉い人の名前を直接呼ばないのは伝統的なもの。歌舞伎で「六代目」が菊五郎なら、上方落語で「三代目」は当代春団治師匠のことになります。文楽の師匠方でも「天下茶屋」といえばそこにお住まいだった「六代目土佐太夫」のこと、といった表現はよく使われるようです。

話があちこちに行きました。
略語の楽しみのひとつは、意味が分かるか分からないかのギリギリのところでコミュニケーションを成立させようというスリルにあるのかもしれません。
それが

    仲間内

という感覚を形成してくれる、という快感もあるのではないでしょうか?

    KY

というのがはやりました。これは「空気、読めない」だそうですが、文字通りに言えば「空気、読める」とも理解可能なわけで、あとは文脈というか、その会話の成立する雰囲気に依存した略語ということになるのでしょう。「空気、読める」などということはそもそも略すに値しない言葉で、「読めない」人をこっそり非難する言葉だからこそ略すともいえませんか?

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若者の略語 

勤務先の授業で

    日本語表現

というのを担当しています。
乱れがちな、というか、学ぶ機会の少ない

    大人の日本語

をこの際しっかり覚えてもらおう、という授業と理解していただければよいと思います。
前期は主に文章の話をしたのですが、後期は話し言葉にも目を向けます。
先日、略語大好きな学生に、あえてこちらから「あなたの使う略語を教えてください」と問いかけてみました。すると、

    出てくる 出てくる

「マクド(マック)」「ミスド」「スタバ」「モス」「びくド(びくドン)」「ケンタ」「セブイレ」などの店の名前はさすがに私もほとんど分かりました。
しかしそれ以外のものでさっぱり理解不能というものもあったのでご紹介します。
このブログに来てくださる方々は年代もさまざま、学生さんから、かなりご年配の方までいらっしゃいます。どれくらいおわかりになるでしょうか?

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300,000 

微妙なところです。
今日中に届くのでしょうか、この数字。
仮に今日中に到達するとして(しなかったらどうしよ~)以下書いていきます。

私もけっこうアクセスしていますが、それにしても

    300,000

という数字に達するなど、このブログを始めた頃には考えられないことでした。
以前にも書きましたが、ユニークアクセス(その日に訪問された人の絶対数。毎日複数回訪問して下さった人を1人とみなした数字)はこのヒット数のほぼ半分と見れば間違いありません。
日数は

    949 日目

になります。
平均すると、毎日

    約 317 ヒット

毎日その半分のほぼ150人くらいの人がおいでくださったことになります。
スパム関係は御免蒙りたいですが、これをありがたいといわずして何と申しましょうか。

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津国大夫さん 

竹本津国大夫さんというと、何でもよくご存じの博学で、魚をはじめとする

    食べ物への薀蓄

がすばらしいというのがまず頭に浮かびます。たしか、包丁さばきも素人離れしていらっしゃるはず。
とにかくお話しが面白く、あふれるような知識をお持ちです。生玉さん近くでお話をしていた時、生玉神社と言うのは・・・と話し始められると、同席していた人がびっくりされるくらい古いお話をついこのあいだのことのように話されました。
もちろん義太夫節についても極めてお詳しいわけです。もちろんお使いの

    床本は自筆

で、かなり巧みにお書きになります。
張りのある声、真っ直ぐなお人柄。
若手、若手と思っていた、そんな津国さんも、しかし来年は還暦になられます。

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記録 

プロ野球がそろそろクライマックスを迎えます。
この時期話題になるのは順位と共に個人の記録でしょう。
大リーグでは今年一年、イチロー選手が記録に追われ、かなりタフな時間を過ごしたようです。
3000本安打、8年連続200本安打及び100得点、日本最多通算3085安打、大リーグ年度最多安打。
このうち達成できなかったのは3085安打だけというのがすごいですね。
日本では何かありましたっけ(笑)。

昨日はオリックスの

    清原選手の引退試合

でした。チケットは早々に売り切れ、ゲストもつめかけ、相手は王さんのいるソフトバンクと、話題は豊富。
しかし、テレビ局は特番を組むことはできませんでした。せめて関西だけでも・・とは儚い夢でした。

清原さんという人はタイトルに無縁だったことが知られています。2000本安打も500本塁打も達成しているのに、不思議な人です。
西武のユニフォームが一番似合ったようにも思うのですが、意外に最終的にはオリックスのユニフォームもよく映るようになっていました。
変な連想ですが、横山やすしさんをちょいと思い出したりするのです。
どこか破天荒で、しかし不思議に愛されて。

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