吉田屋 

正月の公演でないとおよそさまにならないのが

    吉田屋

です。
大晦日のもちつき風景に始まって、雰囲気を盛り上げて、徐々に物語に入っていきます。
伊左衛門というのは上方の頼りない若者ではありますが、治兵衛や忠兵衛と違うのはもともといいところのおぼっちゃまだというところでしょうか。
夕霧となじみを重ねて、もう7つになる子もいる。
ただ、親から勘当されて逼塞、プライドを紙衣が包んでいるような姿で出てきます。
夕霧の痴話喧嘩がなんともあほらしいくらい。

コタツ抱えてウロウロするのは

    玉男師匠

がおもしろかったですね。
もちろんヨイショと持ち上げるのですが、むしろコタツが伊左衛門にくっついてくるような感じでした。
勘十郎さんは動きが大きいので、こういうところはいかにもコタツを持ち上げている、という感じに見えました。

この伊左衛門という役は、歌舞伎で言うなら二代目鴈治郎、十三代目仁左衛門、そして当代の仁左衛門。上方の役者でないと出ない味がありそうです。誰がこの味をついでくれるのでしょうか? なんでもかんでも愛之助に期待してしまう悪い癖があるのですが、どうなんでしょう?

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本蔵下屋敷 

加古川本蔵は、主君桃井若狭之助の刃傷沙汰をとどめるべく、高師直に金品を贈り、さらに思いがけずその師直を斬ろうとする塩冶判官を抱きとめてしまいます。
判官は切腹し、塩冶浪人は流浪の憂き目に遭い、本蔵もまた苦悩の日々を送ることになります。すなわち、

     (へつら) ひ武士

と呼ばれて、しかも主君にも恥辱を与えたことになるからです。
そして浅草の本蔵下屋敷。
今日は本蔵が成敗される日。
この屋敷には、若狭之助の妹で、判官の弟の婚約者である三千歳姫も病気という口実で隠れ住んでいます。
井浪伴左衛門は三千歳姫に横恋慕していて、殿から結婚の許可が出たと思い込んでいます。さらに彼は一家皆殺しにするため茶の湯の釜に毒を仕込みます。
こういうところがややこの作品の

    あざとさ

かなと思うのです。そんなことをしても伴左衛門は何の得にもならないでしょう。
とにかく伴左衛門を悪人に仕立てなければならない、というところから発想されていて、無理を感じます。
結局、若狭之助が成敗したのは伴左衛門。若狭之助は本蔵が大星に討たれに行くことを察知しているわけです。
そして三千歳姫の琴に送られるようにして加古川本蔵は若狭之助から餞別を受けて山科へ旅立ちます。

山科の大星の閑居に現れる時の姿(虚無僧姿で師直家の絵図面を所持)でこの場面が終わるわけで、それでこその

    増補もの

です。

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四季寿 

お正月定番の幕開き演目といえば「寿式三番叟」「七福神宝の入舩」「寿柱立万歳」「花競四季寿」あたりでしょうか。この中ではやはり「三番叟」が私にとっては最高です。
その他はまあまあ特になんと言うこともなく雰囲気を味わえば満足、という程度に思っていたのです。
ところが、

    花競四季寿

の前回の上演のときにあまりにもすばらしくて、この演目の魅力を堪能させていただいたのです。
あの時は紋豊・幸助の万歳、清之助の海女、文雀の小町、勘十郎の鷺娘でした。
たしか、mainaさんと一緒に舞台裏に駆け込んでタコを見せてもらったのがこの時だったと思います。
タコは勘市さんでした。
あの公演は、忘れもしない伊達大夫・清治の凄絶なまでの「弁慶上使」があったときです。私が単独で文楽評を書いた最後の演目でもありました。

それぞれに人形がすばらしかったのですが、文雀師匠の「関寺小町」には魂抜けてうかうかしそうになりました。時間の刹那性と永遠性とでもいいましょうか、とにかくこれは時間を描いたものなのだろうと感じる小町だったのです。

平成13年の「三番叟」と19年の「花競」は絶対に忘れないだろうな。

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研修修了 

昨日は第23期文楽研修生の発表会がありました。
今年二十歳になる二人の人形遣いさんと、今年26歳になる三味線弾きさんです。
会場は熱気ムンムン。
開演30分前の14時30分の時点でほぼ満席だったと思います。
立ち見の方もあり、ロビーのモニターで我慢、という方もあり。
特別室には師匠方が続々入られて、客席には新聞記者の方はもちろん、研修の先生を勤められた学者さんもお姿を見せていらっしゃいました。

人形遣いの岩佐渉君と大櫃優耶君はまず呂茂大夫、清丈'らによる

    二人三番叟

で足を。玉勢(左・文哉)の足を大櫃君、簔紫郎(左・勘市)の足を岩佐君。二人は黒衣ですが、頭巾は着けません。
とにかく溌剌たる足でなければ三番叟にはなりません。
終わって出てきた岩佐君は顔面紅潮。大櫃君はむしろ蒼白。
続いて三味線の園田大地君。相子大夫を弾いて

    菅原伝授・喧嘩

でした。

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25周年(3月17日更新) 

時々書いてまいりました、皆様との交流会(オフ会)についての記事です。

申すまでもありませんが、ここでいう25周年とは国立文楽劇場の25周年です。しかしこれは劇場とは何の関係もありませんので、劇場にお問い合わせにはならないでくださいね。
いわば  25周年 勝手に祝賀会  25周年の名を借りた文楽ブログ・オフ会 です(笑)。
これじゃあわかりにくいですね。仮の名前をつけておきます。

    BB会(文楽ブログの会)

でいかが? え? 奇妙に過ぎる? また何かいいのを正式に付けて下さい。

さて、これについては今後も時折最新情報が必要になるかもしれません。
そこでこの記事を時々更新することにします。
以後、更新した日にはその日の記事に更新した旨を書きますので、ここに戻ってきてください。

本日もお知らせがありますので、必ずこの下の「続きを読む」をクリックしてください。

では、最新情報です。「続きを読む」をクリック!

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昨日千秋楽・・・ 

文楽初春公演は昨日

    千秋楽

となりました。
必ずしも盛況とは言えない日も多かったようですが、無事幕が下りてひと安心です。
ベテランの師匠方は楽までお元気で出演され、安堵致しました。昔よく組まれていた嶋師匠と富助さんのコンビはいかがでしたか?紋豊さんは、このお名前では大阪はお名残になりました。

私はこの公演の間、体調が優れず、加えて仕事が多忙だったため、あまり

    熱心な観客ではなかった

のです。
日本橋に引っ越して、木戸御免にしてもらって(笑)、毎日でも通いたいです。
どなたかあのへんにお住まいの方、公演期間中は1泊500円(×22泊)素泊まりでお願いできませんか(笑)。その場合、合計11,000円を10,000円に割り引いてくださいね(笑)。朝ご飯くらいサービスで付けてくださるとさらにいいです。
兵庫・宝塚から大阪・日本橋だと、時間と交通費がけっこうかかります。交通費は往復で1,000円ちょうど、時間は片道1時間です。

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25周年 

「文楽劇場25周年をお祝いしましょう!」という、いささか(かなり?)こじつけの宴会を4月公演中に実施したいと申しましたところ、花かば実行委員長とやたけたの熊企画委員長としろくま応援団長が盛り上がって下さっています。
ただ、このままでは「かばさん・熊さん」のいつもの飲み会にしろくまさんが加わるだけということになりかねず(笑)、願わくは多くのご参加をお願いしたいところです。
文楽ファンといえばやはり女性。女性の皆様、花かばさんも熊さんも飲ん兵衛を装っていらっしゃいますが、実は

  きわめつきの紳士

ですから、何も恐れることはありません(笑)。
技芸員さんにも声をかけましょうか?
実行委員長の計画では、

   4月11日(土) など

とのこと。

文楽の余韻を保ちながらご参加下さい。

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釜山の皆さんの反応 

先日、釜山女子大学の学生26人に日本の伝統演劇の話をしました。
タイトルは

   日本の伝統演劇

話すだけではつまらないので、三味線の実演、人形の実演を体験してもらいました。
日本語が必ずしもじゅうぶんに理解できるわけではないというので、私が韓国語でぺらぺらと話しても いいのですが、それでは教育になりませんから、無理に日本語で話しました(ほんとは韓国語などできません)。

  アンニョンハセヨ 

だけ言いましたが(笑)。
大陸から来た音楽や楽器は雅楽として残っていますが、三味線はちょっと違いますのでいい体験になるかな、と思って、何度か書きましたきわめて有能な

    副手さん

の指導で「さくらさくら」の、「さくらさくらやよいのそらは」の部分だけを学生にも挑戦してもらいました。

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復活なるか? 

水曜日、ついに仕事を休んでしまいました。
パソコンも一切触っておりませず、皆様からいただいたコメントは

    携帯から拝読しております


が、お返事できないままで、まことに申し訳ございません。この記事も携帯から書いています。記事が書けるなら返事しろよ、と言われそうで、まことにごもっとも。一言もございません。

水曜を休んだために、2月に入って補講することになります。
学生から恨まれることは必定。万一もう一回休んだらどうしろというのでしょうか? 「休むほうが悪い」(文部科学省・談?)。
今日は授業、明日は入試で出勤しなければならず、これまた憂鬱です。
とにかく一日も早く復活しなければこの時期どうにもなりません。
もう用のない教員なのかな、という悲観的な思いが頭にこびりついて離れません。

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333,333 

このブログは平成18年3月1日に始めました。
3年を目安に書こうということだったのですが、アクセス数も気にしながら書いてきました。
やはりアクセスが

    減っていく

というのは嬉しいことではありませんから。

昨年の春にはあと1年続けるのは無理、と思っておりまして、300,000ヒットが最終目標と考えてきたのです。
ところがなんとかここまで書き続け、次の目標を定めてきました。
それが

    333,333

でした。
おそらく本日未明(私は寝ていて知らないのです)予想よりかなり早くその数字に届きました。
どうもありがとうございます。
よく見ると、東京タワーをふたつ重ねたような数字ですね。

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あれやこれやで 

いろいろあって、このところ記事やらコメントへのお返事やらすべてが

    いいかげん

になっております。
もともといい加減ですので皆さんあまりお気づきでないかもしれませんが(笑)。
とにかく休めないというのが問題で、一昨日(19日)は37.5度あったのですが、インフルエンザではなかったので出勤しました。もうふらふらで、授業なんてまともにやってません。
「みんな悪いけど、今日はこれにこういうことを書いてくれる? それで授業代わりにさせてください」でおしまい。
こうまでして15回の授業回数を確保しなければならない理由がわかりませんが、とにかく休まずに最後まで行こうと思っています。
月末までの授業のあと、1週間予備期間があるようなのですが、それこそインフルエンザにでもなった時のために残しておきたいですから、ちょっとやそっとでは休めない最近の大学です。
所詮、怠け者のたわごとではあるのですが・・・。

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プーさん 

世界一かわいい熊というと
やたけたの熊さんでもなく、しろくまさんでもなく、やはり

    くまのプーさん

でしょう(笑)。
「ミッキーマウス」「ドナルドダック」「テディベア」などは「さん付け」されませんが、プーさんだけは「さん」がつきます。「熊のプー」では間寛平さんのようでさまにならないのでしょうか。

それとは何の関係もないのですが(笑)、昨日韓国のプーサン、じゃなくて釜山(プサン)からやってきた女子大生に文楽人形の話をしました。
彼女たちは日本語、日本文化を学ぶために来ていますので、普段なかなか力を発揮できない我々日本文化専門の教員にとっては公開講座とともに

    腕の見せどころ

なのです。
同僚に著名な茶道の専門家がおりますが、この人など本当にもったいないと平素から思っているのですが、こういう機会に実力発揮です。

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新版歌祭文 

この公演では「新版歌祭文」が

  座摩社 野崎村 油屋

という形で上演されています。

「座摩社」では小悪党の小助がちょかちょか動き回ります。今こういう役は勘十郎さんに勝る人はいないと思われますが、まさにその配役。以前玉男師匠でも見ましたが、ここはいわばこの「チョカ男」が主役です。
小助は山家屋から金を巻き上げたり、吉田勘緑、じゃなくて「だはの勘六」などと結託して久松から集金の金まで取って久松を窮地に追い込んで野崎村へと進むわけです。
なぜ久松が野崎村に帰っているのかはよくわかります。

坐摩神社2
坐摩神社

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二階席 

先日(15日)、

    もしも

と題して記事を書きました。実はあの中で私が一番本気で考えていたことは

    二階席

だったのです。地方公演などではしばしば二階席ある会場があって、介錯の人が丸見えで、芝居を楽しむにはどうにも冴えないアングルなのです。
それが面白いという方もありますが、やはり本来の姿ではないでしょう。
でも、かつて朝日座(文楽劇場の前に文楽が上演されていた劇場)には二階席がありました。
そういえば、S甫大夫さんから「朝日座の二階で津大夫師匠の語る姿を見て声を聴いて感激した」と聞いたような気がするのです。あの人、まだ30代なのに朝日座を知っているんですね(笑)。

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鈍る筆 

仕事が本格的に始まるや、かなりの量の仕事が覆いかぶさってきます。
いったいいつからこんなに忙しくなったのか、わびしくなります。
勉強面はもちろん、ブログも、SNSも

    筆が鈍っています

SNSはオープン性ではないので、このブログに来てくださる方には関係ないともいえるのですが、ここしばらく何も書き込みをしていません。
このブログの記事も、実は1月10日くらいまでのものは、ほとんど昨年中にあらすじを書いていた(笑)ものですから何とか持ちこたえたのですが、ここに来て息切れ寸前です。文章もひどく粗削りで練っていません。
で、今日はまったく日記的なことを書く次第です(長い言い訳…)。

水曜、木曜は大学にべったり。水曜は授業が3コマ。木曜は文楽劇場に行きたかったのですが、中途半端な時間に(笑)会議があったのです。出席しても資料を眺めるだけですが、定足数ということもありますから、顔を出しました。内容は議事録で確認します。
加えて、卒業間近で体調不振のためにちょっと危ない学生がいますので、個人的に補講しました。容赦せずに話をしましたので、これでいくらか出席点を加味しようと思います。がんばってね、Mちゃん(笑)。

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大学入試 

明日(17日)から私の勤務先でもセンター試験が実施されます。
もちろん試験監督は教員がおこないます。
まことに申し訳ないのですが、私には到底不可能な仕事です。
心苦しい限りなのですが、同僚は何も言わずに免除してくれます。

    ありがとうございます

私自身、こういう試験を体験しておりませんので、その難しさがよくわかりません。

私のときは入試は3月3日から2日間(大学によっては3日)おこなわれました。
たしか、雪が降ったと思うのです。
私は国語、英語、日本史、世界史、生物、数学で受験しました。
とにかく数学と理科はまるでだめなので、他の3教科で点を稼がねばなりません。

国語はまあまあ得意でしたので、大体できましたが、英語は苦手で、勝負は得意の日本史。ところがなんだか思いがけない問題が出て、あまりできなかった記憶があります。
よくもまあ合格したものです。

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もしも 

文楽劇場はまだ当分使えそうですが、もしもあの劇場を自由に作り直してもいいといわれたら、さてどうしましょうか? あくまで「もしも」で、実現の可能性などうでもいいのです。
たとえば、座席数を減らして

    500人規模の劇場

にする、というのが考えられそうです。やや窮屈ですが、連日満員、またはそれに近いお客さんが入りそうです。なんといっても文楽の適正規模ではないでしょうか?
座席が一瞬のうちに平土間のようになるようにして、

    のんべえさんの日

を設け、座布団を敷いてゆったりとお酒を飲みながら見ていただくのもいいかもしれません(私は欠席しますが・・・笑)。
「のんべえさんの日」では品がないようなら「大正ロマンの日」とか」。

休憩時間を楽しむため、日替わりで技芸員さんが

    露 店

を出すスペースをロビーに作る。○○大夫さんの「おでんの店」。△△さんの奥様が作られた切り絵の展示即売会。◆◆師匠による、じゃんけんでサイン色紙を当てようコーナー。売り上げの一部は文楽普及のために使います。

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文楽・超入門(12) 

文楽に接し始めた頃、なんとも奇妙な感じがしたのが

    オクリ

でした。芝居の途中で太夫さんが交代するときに演奏される旋律ですが、これがなんとも不思議なのです。たとえば、
『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』の四段目で言いますと、

    下部(しもべ)引連れ、急ぎ行く

というところで太夫さんが交代するのです。
千代という女性が息子を入門させるために寺子屋に連れてきて「では、あとはよろしく」と寺子屋の奥さんにお願いして、下男を連れて急いで帰っていく、というところです。
どうせならこの部分を語り終わってから次の人にバトンタッチすれば意味がわかりやすくていいのに、なんと、前の部分を語る人は「しもべ」まででやめちゃうんです!

ですから、あとの人は

     「引き連れ」から語り始める

わけで、何を引き連れるんだかわからない(笑)語り出しになります。

ところが文楽に親しむようになると、ここがまたたまらなく面白く感じられるから不思議です。
特に三味線の引き出しの旋律が味わい深く、これから始まろうとする芝居の雰囲気を伝えながらの演奏となります。
「チンチンチンチンチン・・・」と、三の糸(一番高音の糸)の開放弦から始まって、「テテン、テン、テン・・・」と二の糸に引き継がれ、しばらく二と三の糸を行き来し、やがて一の糸のドンという音につながります。

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小道具 

勤務先は予算の年度内申請が今月末です。
個人の研究費は2月に東京に行くのになんとか使わせていただきたいのでそのように申請します。
「目黒だ!」なんて言っておきながら、「実は仕事です」というのは心苦しいのですが。
まあ、文楽の取材と資料集めということでなんとか。
一方、所属学部長が文楽人形関係のものを買うためにといって申請してくれていた予算があり、それがいくらか残っているのです。
そこで、

     花競四季寿  鷺娘

でも使われる

    

はどうかということになり、お願いすることにしました。また、それに加えて

    舞踊用の刀

    三番叟の鈴

も。今年はこれらを使った演技の稽古をしたいのです。

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21・1・12 

昨日から大相撲初場所が始まっています。
両横綱は勝ったようですね。
今、日本人力士で人気のあるのは誰なのでしょう?
西の15枚目に

    山本山

という大柄な力士がいるようで、ユーモラスな面白い人だとのことです(初日は負けました)。
本名が山本というのだそうですが、この名前はどう考えても海苔の会社ですよね。
昔、テレビCMにはきわめて単純なものが少なくありませんでした。
たとえば、店名と商品の写真の静止画が出てきて、

    仏壇仏具の○○堂

    雛人形・五月人形なら人形の△△屋

などというナレーションが入るだけのものです(今でもあるのでしょうが、減ってますよね)。
そして、「山本山」といえば、

  上から読んでも山本山、下から読んでも山本山

というコピーでした。
最近はこのCMはあるのでしょうか?
こういうのをもっと複雑にすると回文になりますね
初夢の回文と言えば「長き世のとおの眠りのみな目覚め波乗り船の音のよきかな」ですが、「むら草に草の名はもしそなはらば なぞしも花の咲くに咲くらむ」とか「世の中ね、顔かお金かなのよ」とか、まあよくいろいろ考えられるものです。
こういうのを考えるのはいわゆる「ボケ防止」になるようです。

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寒っ! 

すさまじい寒さになってきました。昨日はあまりの寒さに外出を控えました。
とにかく授業を休めないというのが無言の圧力となって迫ってきます。
神戸の最低気温の予想が、13日(火)で

    0度

だそうです。
最高気温もここ数日は6~7度で推移するようで、とにかく風邪に注意。
天気も曇りがちで、ひょっとすると白いものが舞う可能性もあるのでは?
大阪はさらに寒く、京都にいたっては予報に

    雪だるま

が出ています。
えべっさんもけっこうですが、どうぞ気をつけてください。
西宮や今宮まで行かずとも、私の地元にも「○○えびす」を称する神社があるのですが、イマイチご利益がなさそうで(あ、神社の方、失礼しました)・・・。
今年は「商売繁盛」はやはり遠慮します。

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商売繁盛 付330,000 

文楽と戎神社というと、本来は兵庫県西宮市の

    西宮神社

との関わりが深いはずなのですが、どうしても大阪の芸能というイメージが強くなり、また文楽劇場から歩いていける距離に

    今宮のえべっさん

がありますので、今やそちらとの関係が深いようです。
昨日は宵戎、今日が本戎、明日は残り福ということで、この三日間は大阪を中心に

  商売繁盛で笹もってこい


の声が響き渡ります。
文楽劇場も今日は神社から巫女さんが来られて福笹の授与があります。

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目黒だ! 

今日から私も授業が始まります。
後期の授業というのは正月をはさむため、妙に途切れてしまってやりにくいのです。
しかも今月は成人の日だのセンター試験だの(勤務先が会場になります)があって飛び飛びになったりするのです。
年内にすでに12~3回の授業をしていますので

    もうこれでいいじゃん!

と思うくらいなのですが、そうはいかないのが現実です。
意地でもあと2~3回の授業をなければ「おかみ」は許してくれないのです。
ただ、この時期、学生も風邪をひいたりインフルエンザにかかったりしますから、成績の問題でいろいろフォローしなければならず面倒といえば面倒です。

十年くらい前になるでしょうか、雪のために電車のダイヤがひどく乱れて臨時休講になったことがあります。私は早めに家を出ていたので間に合ったのですが、大学の門のところに「本日は臨時でお休みです」との看板が・・・。試験をする予定でしたので、、急遽リポートに切りかえて大騒ぎした覚えがあります。

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危機一髪 

「矜持」ということばが流行っているのでしょうか? 総理大臣のお好みの言葉だと承りました。
私も自信や誇りを持って生きて行こうと思うのですが、なかなかそうは行かないのです。
  教員としての矜持
  研究者としての矜持
  文章家としての矜持
  スピーカーとしての矜持
本当はすべて持っていなければならないのに、どれひとつないのです。
総理大臣が政治家としての矜持を持たれるのは頼もしくもうらやましくもあります。お考えがコロコロ変わるようですが、それは

    君子、豹変す

といいますからよろしいのでしょう。
ナントカ給付金が実施されたら12000円持って百貨店へでも行ってネクタイでも買うパフォーマンスでもされるのでしょうか(12000円の「安物」は買わないのかな・・・)?

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飛び交うメール 

正月の間ほとんどメールのやり取りをしていません。かろうじて携帯に入ったくらいで、職場のアドレスには平均すると1日1通程度。
ところが昨日は一気にメールが飛び交いました。
いかにも

    仕事始め

という感じです。来年度のシラバスについて、春休みの催しについて、文楽評の校正について等々。
実は今年度は授業コマ数がかなり多くて正直言って参っていました。
ところが来年度は上層部で配慮してくださったのか、あるいはもう私は用無しということなのか(笑)、前期は5.33コマ、後期は6.5コマで本来の規定である6コマをわずかに下回るコマ数になりそうなのです。もっとも、公開講座というのがありますので、実質は多少オーバーしますが。
しかし平成22年度になりますとまたコマ数が減りそうで、ますます無用な教員ということになりそうです。

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仕事始め 

そろそろ正月気分は抜けて新しい年の本格的始動の時期でしょうか。
9連休という方も多かったと思うのですが、大学は1日多く10連休。そして今日から

    仕事始め

です。
といっても授業は8日からなので学生の姿はほとんどないでしょう。
出勤している同僚の顔を見たら『今年もよろしく』と声をかけるのが初仕事になりそうです。

ところで、出勤するのに若干の恐怖があるのです。。年末に学生が「年内はいつまで出勤ですか?」「二十五日以降は来ないのですか?」と念を押して聞いてきたので、ひょっとすると新年早々出勤したときに研究室のドアをあけると中からびっくり箱でも飛び出すような仕掛けでもされているのではないかと(笑)。

私自身は9日にいちおう授業はあるのですが、これは集団指導の授業なので、私はほとんど役に立たないのです。というわけで、事実上14日が私の授業始め。
そう考えると長い休みです。

この正月はわずかながら

    読書始

をしました。しがない一教員とは言いながら、やはり生きている証を示すのは文章で自己表現をすることだろうと思いますので、そのための準備としていくらか勉強し始めています。
私のような仕事は職場にいるだけが仕事ではなく、家で勉強しているとそれも仕事に入ります。
その意味では元日から働きづめです(笑)。

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くわばら 

はじめにお詫び申し上げます。
元日に今年一番乗りでいただいたcocoさんのコメントがどういうわけか消えてしまいました。
勝手に消えるわけがありませんので、私が誤って消してしまったのだろうと思います。
そんなことをしたはずはないと思うのですが、事実消えていますから、まったく不注意以外のなにものでもなく、cocoさんにはまことに失礼をしてしまいました。
「コメント一番乗り」を宣言してくださり、私もとてもうれしかったので申し訳ないだけでなく残念です。
今後は注意いたしますのでなにとぞお許しください。

★★★★

以下、本日の記事です。


4日になってやっと初詣に行こうという気になりました。
私の住む町の北のほうに

    兵庫県三田市

というところがあります。はっきり言って山の中です。
それでも

    兵庫県立人と自然の博物館

というかなり立派な博物館があったり、関西学院大学のキャンパスの一部があったりして(本部は西宮市)、新興住宅地としてもまずまず発展しているようです。
しかし、しかしそれでもやはり山の中です(笑)。
農産物が豊かで、三田牛という牛肉もなかなかのものです。
そこに面白いお寺があるというので初詣がてら行ってみようと思い立ったのです。
その名も

    大宋山 欣勝寺 (三田市桑原)

というのです。ホームページもあって(こちら)、どうも立派なお寺らしいのです。
ご本尊は虚空蔵菩薩。日曜日に行って混雑していたらどうしよう、車を止めるところってあるのだろうか、渋滞に巻き込まれて帰りが遅くなったら・・・などと心配しながらの初詣でした。

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初夢 

一富士・二鷹・三茄子でさえあつかましい初夢だと思うのですが、私はあえて

    7つの初夢

を書いておきます。

◆333,333ヒットを目指す。2月には何とか
◆丸3年間書き続ける。2月28日で達成します
◆なんとか4年目に突入する
◆ダラダラ書きがちなので、少しでも文章を洗練する
◆関西を中心に文楽ゆかりの地をご紹介する
◆最低1回合コン(?)を実施する
◆少なくとももうひとつ、何か企画する
  (ご一緒にゆかりの地を歩く、学生の文楽人形劇を見学していただく・・・)

さて、いくつ叶うでしょうか?
ちなみに、学生の人形劇の見学料は「じゃがりこ1個」の予定です(笑)。

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初日を迎えました 

文楽初春公演はいよいよ本日が初日です。
この公演ばかりは普段とは違った雰囲気があって格別なものです。
特に初日は

    鏡割り

があり、朝早くから劇場前は黒山の人だかりになります。
床には注連飾りとお鏡餅(もちろん開演まで)が飾られ、舞台正面上にはにらみ鯛という大きな鯛の模型。ロビーは餅花しだれがゆらめき、何と言っても主役は華やぐお客様方。
ほんとうにいいものです。

この公演は

    花競四季寿

    本蔵下屋敷

    吉田屋

    新版歌祭文ー座摩社・野崎村・油屋

の上演です。皆様はいつお出かけになるでしょうか?
私はできるだけ早い時期の夜の部から行こうと思っています。

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優雅な元日 

お正月をいかがお過ごしですか?
父親が健在だった頃は、両親と兄、妹の四人がしばしば

    家庭マージャン

をしていました。ひねくれ者の私はどうも苦手で(最低限のルールは知っているのですが)参加しないのです。この四人はいずれも喫煙の習慣があり、それのない私にとってはあのもうもうと立ちこめる煙がさらにダメでした。
しかし、こういう遊びも正月ならではなので、参加すれば父親も喜んだのだろうなと思うと後悔の念がないわけでもありません。
その間私は何をしているかというと、たいてい音楽を聴いていました。正月の定番である「新世界」「四季」に限るわけではありません。
NHKのFMを流しっぱなしにしているとニューイヤーコンサートあり、オペラあり、もちろん各種の邦楽あり。
今はもうそういうことができませんので、やはり寂しいですね。

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