行けなかった 

先週以来ずっと体調が悪く、それでも仕事のある日は無理を押して出かけたりしたものですから、昨日はまったく外出する元気はありませんでした。
すなわち総選挙の投票にも

    行けなかった

のです。
もっとも、世間ではかなり関心の高い選挙だったようですが、私はこれまでの選挙の中でもっともわかりにくいものでした。前回の総選挙はまだきちんと聞こえていましたのでテレビでもラジオでも街頭でもいくらでも情報を得ることができました。しかし今回は新聞だけ。
本当の意味でどんな雰囲気で選挙戦がおこなわれていたのかわかりませんでした。
耳の病気で聴力を失ってから、何かあるたびに「こんなにも情報が入ってこないものか」と驚いてしまいます。
で、思うのです。昨日もし選挙にいけたとしたら

  正しい判断が下せたのだろうか

と。
おそらく私は比例に関しては白紙で投票せざるを得なかっただろうと思います。
選挙区については立候補者の過去の経歴もありますから何とか判断しただろうとは思うのですが。
みなさんは投票に行かれましたか?
いい判断がおできになりましたか?

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無言劇「山」(おまけ) 

本日は「無言劇 山」についての、おまけの記事です。

上演したのは24日だったのですが、当日、私は出勤途中にスーパーに寄って打ち上げ用の

  お菓子や飲み物

を買って大学へ。
ところが、来ていた学生は3人だけ。
次に現れたのはなんとK弥師匠でした。
これはまずいと、履修登録をしている学生にメール連絡。
返事は「休みます」「行けません」「遅れます」など。
とにかくスタートしようということで教室に行きましたが、不安一杯。
最終的になんとか7人集まったのですが、それでも主役の主遣い担当予定だった学生が体調不良で欠席したのが痛く、急遽別の学生にK弥先生が

    熱血指導!

ぶっつけ本番に等しい形で寸劇上演の時間を迎えました。

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無言劇「山」(3) 

昨日、方寸さんから丁寧なコメントをいただきました。
長くなりますが、そのお返事をかねての記事です。

    無言劇の上演

というのは、まったく便宜上というか、必要に迫られてそうしたというのも事実なのですが、音のない世界、あるいは言葉のない世界で何を表現できるのかについてテストしてみたかったという狙いも潜ませていました。

台本は人形の動きだけを指示するものではなかったのですが、かといってあまり説明的にするのもわかりにくいかとも思い、かなり簡略化しました。
そして、ひとつひとつの動きに就いて何を表現しているのかをまず学生に考えてもらって、その上で私の意図を話しました。
ただし、すでに書きましたように、学生がなかなかそろわなかったので、それが徹底したとは言い切れません。
具体的にはこんな書き方でした。

ーーーーー
舞台何もない。山の中腹のイメージ。                

下手から老人が杖をついて登場。

足取りはゆっくり、あやしげ。腰をさすったりしながら立
ち止まっては歩いている。きょろきょろして何かを探して
いる様子(視線は地面)。

杖を置いてしゃがんで土をはらう。何もないのでがっかり     
して別のところをさぐる。きのこを見つける。          
ーーーー

こういう形で、介錯に対する指示は別に書いてあります。
演出は師匠がしっかりやってくれますので、意図さえ違わなければ私は原則的に口出ししていません。
「山の中腹のイメージ」などと書いていますが、こんなもの、お客さんにはわかりません。
ですから、少し歩いては山上を見上げる、というような演技が必要になります。
師匠はその意を汲んで舞台上で人形を一周させていました。
ゆっくりした演技になりますので学生はかえってつらいと思います。
で、中腹らしきところに着くと「視線は地面」になって食べ物を探すという感じです。
きのこを見つけた時の喜びはかなり大げさです。「やややっ」という感じでのけぞって、そのあときのこを手にとって目の上に捧げ、師匠はこのあときのこを頬ずりさせていました。
こんな感じで、演出との共同作業、少しずつ人物の気持ちが学生にもなじんでいったように思います。

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無言劇「山」(2) 

※本日は写真付です。

無言劇

    

は、山と人とのかかわりをテーマにしたものです。
山は人に大いなる恵みを与えてくれます。
山には柴があります。
山には木の実があり、山菜があります。
山には鹿や猪がいて鳥もいます。
しかし山は恐ろしいところでもあります。
思いがけない獣に出くわすことがあります。
木の枝などでけがをすることもあります。
山の天気は変わりやすく、人の命をいとも簡単に奪うことがあります。

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妄言迷語 

昨日の続きを書くつもりでしたが、体調の問題で思うように動きがたく、パソコンの前に座る元気がありません(この記事は携帯から投稿)。よって、写真の整理ができておらず、

    明日以降に延期

します。
楽しみにして下さっていたファンの皆様(そんな人いてまへん!)、申し訳ありません。

先日書いた虫の声の話の続きではないのですが、世間はコメツキバッタのようなセンキョムシがガチャガチャとかまびすしいのでしょうか。
私はその「うるささ」もわからず、家と勤務先の往復だけが続いていますので、候補者や選挙カーの姿も一度も見ていません。
どんどん世の中から疎くなっていることを実感します。

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無言劇「山」(1) 

先日、本年度最後の

    伝統芸能演習

の授業がありました。
そして、ひょっとするとこれでこの授業は終わりになるかもしれません。
平成17年にはじめて実施してから5年間の授業でした。
さすがに感無量です。

今年度は学生が体調不良を起こすことが繰り返され、授業担当者としてはきわめてやりにくい状況でした。
最終回も3名の学生から欠席の連絡が入り、ほかに2名が欠席でした。特別参加の学生を含めてなんとか7名をかき集めての授業でした。
かく申す私自身も連日かなりハードな仕事があって、この日の前夜は一睡もできないというボロボロの体調。

    満身創痍の授業

といったところでしょうか。

しかし、いつもタフな人形の師匠のおかげでつつがなく全15コマの授業を終えることができました。
師匠にはただ感謝申し上げるばかりです。

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虫というもの 

「虫を飼う」という趣味の方はわりあいにいらっしゃるようです。
私の通勤路に「カブトムシ・クワガタ」という看板をあげた店があります。ああいう店って経営が成り立つんだろうか、と、「虫を飼う」ことに関心のない私は不思議に思ってしまうのです。
しかし長年看板が上がっているのですから成り立っているのでしょう。

虫といえば第一に

  鳴き声が賞玩される

ものなのでしょう。
蝉の声、鈴虫の声、キリギリスの声・・・。その音の出し方から言えば「声」というのは必ずしも正しくないものもあるでしょうが、羽音を含めてやはり「声」ですね。
ジージー、シャーシャー、ツクツクホーシ、カナカナ、リーンリーン、スイッチョン・・・・
姿は見えなくても声でその存在を確かめることができます。

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負けること 

ある程度自分の人生が見えてくると

  これでよかったのかなぁ

などと自問しないでもありません。
良くなかった、という結論を出したところでどうにもならないので、

  よかったことにしよう

と自答しておくことにします。
曽根崎心中の徳兵衛や冥途の飛脚の忠兵衛を見ていると、社会的な敗残者という思いを抱かざるを得ないのです。
彼らは偽証文で金を取ろうとしたり(実際は九平次に騙されたわけですが)、封印を切ったり(これはもうどうしようもありません)という違法行為を犯した人物として死んでいったわけです。
ところが近松は徳兵衛とお初をさして「恋の手本」と言い切ったのです。
近松はこのひとことで徳兵衛とお初を救ったことになるのだろうと思います。永遠の恋人に仕立てることに成功したのだろうと思います。

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だらしない 

夏休みになると、事務職の方々はそう変わりませんが、教員の服装が、よくいえばカジュアルに、悪く言うと

    だらしなく

なってきます。私もそのひとりです。
学生には見せられないような格好、というほどではありませんが、シャツは外に出していますし、ズボンなどしわになっていても平気です。何しろ誰とも会わないのですから。
ダンディで売っている(?)同僚はさすがにきちんとしていますが、ネクタイ姿はまずありません。

学生時代、夏休みに大学に行くと勉強を大学でするタイプの先生は毎日のように通っていらっしゃいました。
窓は開けっ放し、ドアも開けっ放し、扇風機はつけっ放し、その上先生の服装はステテコにランニングシャツという、縁台でうちわを使いながら将棋でも指しているおっちゃんのような格好をされていました。
文学部ですから女子大生と会う可能性もあるわけですが、そんなことはお構いなしでした。
私の大学は大阪ではありませんので比較的気温は低めだったと思うのですが、それでも当時は研究室にエアコンなどありませんから、先生のお気持はよくわかりました。

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高校生の「十二夜」 

昨日、長女が演劇部の部長になってはじめての公演がありました。
兵庫県尼崎市のピッコロシアターでの「2009ピッコロフェスティバル」の県民参加の部に出場したわけです。

  十二夜 (W.シェークスピア)

の上演でした。
蜷川さんのものが大阪で上演されてすぐなので、かなり見劣りする(笑)のは必定。しかしそれでも怖いものなしの高校生が挑む新鮮な「十二夜」でした。
私は現代演劇はもう見に行くことは不可能といってもよいので、これまで彼女の出演、演出するものをみたことがありませんでした。しかし今回はおなじみの古典演劇であり、しかも事前に脚色した台本を見せてもらっていましたので、なんとか対応できるかなと思ったのです。
で、先日来何度か原作を読み直し、脚色台本を頭に叩き込んで出かけてきました。

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水たまり 

書くことがないのでまったくつれづれなるままに・・・。
私の家の前の道は、もちろんご多分に漏れず舗装されていますが、子供の頃は土がむき出しになっていました。
車などほとんど通らない狭い道ですから、さほど土煙が舞い上がるということはなかったのです。で、我々子供が足で土に線を描いて陣地を作ったりして遊ぶわけです。もっとひどい時は土を掘って何かに使ったり。すると道はどうしてもでこぼこしてきます。
やがて雨が降るとそこには

    水たまり

ができます。
子供ですから、その水たまりを使ってまた何か遊びを考えたりしました。もちろん泥んこになりましたけどね。
今は全て舗装されているので水もたまらず、またそんなところで遊ぶ子もいません。線を描いて陣地を作ることもできず、車が少しは通りますし、そもそも夏など暑くてとても立っていられません。

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鉛筆けずり 

先日ちょっと用があったので、私どもの

    有能な副手さん

と短時間お話したのですが、その中で唐突に私が尋ねたのです。

    鉛筆けずり、ありますか?

と。彼女がつめている部屋にはいろいろあるので、もしやと思って尋ねたわけです。
まことにお恥ずかしいというか時代遅れというか、私は子供の頃からシャープペンシル(いまどきそんな言い方しませんね。いわゆるシャーペンです)が使えないのです。
左利きなのに右手で字を書くようにさせられたものですから、おそらく力の入れ方がうまくなかったのでしょう、すぐに芯を折ってしまい、また扱いが乱暴なためか本体を壊してしまうのです。
結局1本10円の鉛筆のほうが安上がりで、ずっと

    木の鉛筆

を愛用しています。今は100円ショップで3本/100円くらいですか?
仕事柄赤ペンも使いますが、赤鉛筆も欠かせません。

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もう一度、天変斯止 

文楽夏の公演で注目された「天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」については、やはり

    聴きたかった

というのが正直な気持ちです。
皆さんのご感想を伺っていると、音楽性というか、曲がなかなか立派で、演奏もよかったようで、返す返すも残念です。
三味線弾きさん(琴を含む)を見つめながら、必死になって音をイメージしていましたので、最初の5分ほどでけっこう疲れました(笑)。ベートーヴェンは第17番のピアノソナタ(ニ短調 op.31-2)について弟子から問われた時「テンペストを読めばわかる」と答えたとか。そんなことも思いながら見つめていました。
というわけで、聴かずにこの作品を云々するのはよくないように思いますが、それができない私に関してはご勘弁いただくほかはありません。
もう一度この作品について感じたことを少し書き留めておきます。

清治師匠は

  人間はどこまで許せるか

がテーマだとおっしゃっていましたが、私が見たところではむしろ「いかにして許されるか」というか、「試練と忍耐と許し、そして希望」というか、そちらのほうに比重を感じてしまいました。
一方には試練も忍耐も拒否して棚からぼた餅が落ちるのを待って口を開けているだけの珍才や泥亀丸のような欲望丸出しの者もいて、対比を作っているようでした。
これらの人物は貴重な存在だと思うのですが、彼らの寂しさというか、「まともな」人間から見たら「どうしてこれができないのか」と歯がゆくなることを、いつまでもできずにいる哀しさが表現されるとそれはそれで面白いと思いました。
私は原作でもっとも気になったのがキャリバン(泥亀丸に相当)でしたから、余計にそう思います。
あえて言うなら、プロスペロー(阿蘇左衛門)よりもアロンゾー(筑紫大領)よりもファーディナント(春太郎)よりも、私自身がもっともキャリバンに近い弱い人間だと思えてならないのです。

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初春の政岡 

ずいぶん先の話ですが、平成22年初春公演において

    伽羅先代萩

が上演されます。この作品、人形遣いの配役では何と言っても政岡に関心が集まります。
女形の最高峰です。
今回は簑助師匠か文雀師匠か、はたまた勘十郎さんか、と期待されるかも知れません。でも、私はあえて申し上げます。

    桐竹紋寿 さん

にお願いしたいと。
紋寿さんは簑助師とはわずか1歳違い。でも、なんとなくその陰に隠れるような印象があります。
町娘を持たせるとお染などとても可愛く、老女形でも芯の強い、しかし情の厚い女性を演じてこられました。
文吾さんとのコンビであれこれ名演を見せてもくださいました。

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新薬 

学生時代までは薬や医者とはおよそ縁がなく、かろうじて

    歯医者  正露丸

に世話になったくらいでしょう。しかし、病を得てからはそうもいかないのです。
できるだけ薬は使いたくないものですから、最低限で済ませられるよう工夫していますが、もはや生きていくうえで欠かせないアイテムです。
厄介な病気は研究も進むようで、時々

    画期的な新薬

が出ます。
20年来苦しめられている喘息ですが、治療方法はこのところ吸入ステロイドが中心で、しかも吸入も定着もしやすいパウダー型の新薬が出て効果が高まっています。私も一時この薬で見事に症状をコントロールできて、治ったような気になったほどでした。
が、油断したわけでもないのに、その後さらにひどい状態を繰り返すことになり、この2年はまともに生きている心地がしませんでした。
そのあげくにこの5月の入院。一時的に快調にはなりましたが、退院後もまたぶりかえし、なんともお先真っ暗です。

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宿題 

よい子の皆さん、元気ですか?
そろそろ夏休みも後半だよ。
宿題は順調に進んでるかな?
え? 「いいよなぁ、先生たちは宿題しなくていいんだから」だって?
いやいや、学校の先生も宿題はやるんだよ。
苦手な科目もやらなきゃダメなんだ。

    図画工作の宿題

はできたかな?
絵を描くの?
それとも工作で雀でも作るのかな?
ほ~ら、先生もちゃんと雀を作ったよ。

雀1

「これって鴨じゃん!」だって? あのね、おとなをからかっちゃいけないんだよ。くちばしが違うでしょ。
ほら、こうすると飛んでるみたいだよ。

雀2

「色のあせたツバメじゃん」だって? あ、の、ね。どうでもいいけど横浜弁みたいな言い方やめてくれる?
それからね、言いたいことがあったらもっとはっきり言ってくれる?
「ヘタクソ」
じゃかましい!!

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流星 

今は何の時期?という問いには、お盆、夏休み、などの答えが返ってきますが、もうひとつ、

    ペルセウス座流星群

の季節でもあります。
もっともよく見られるのは13日未明だったようですが、その前後数日はいくらかの流れ星が見えます。
ペルセウス座の星が光って見えるわけではなく、スイフト・タットル彗星を母天体とする塵が地球とぶつかって光り、それがたまたまペルセウス座の方角に見えるというだけのことではありますが、そういってしまうと身もふたもありません。
都会ではそもそも星自体が見えず(見えても闇を知らない都会人はあまり意識していない)、流れ星などきわめて珍しいものですが、田舎へ行くと本当に美しく真っ黒な夜空を輝いて通り過ぎて行きます。
私の住む町はどう考えても田舎なのですが、こういう悪い点のみ「都会風」で、ご多分に漏れず夜は明るいのです。
特に南南東の空はやたら明るい。なぜならそちらに大阪があるからです。
夜は電気を消して早寝早起きしなさい、都会の皆さん。

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要約筆記 

私の夏休み前の最後の公的な「仕事」はお客様とお会いすることでした。
詳細は省きますが、吹田市(大学の所在地)の方などが火曜日(11日)の午前と午後にお二方おいでになりました。
初対面の方と話すのはとにかく困ります。あちらも大変でしょうし、こちらもやはり気を使ってしまいます。
そういうときには、あつかましいとは思いながら同僚に

    要約筆記

をお願いするのです。
かつて私が会議の席でお世話になった要約筆記者といえば

  美しすぎる先生

こと(?)、T.N.先生でした。テレビ「きらっといきる」で全国に知られ、写真集も出ました(うそです)。
彼女は今春大阪市内の大学に転勤しましたので、同僚の男性教員は今なお嘆き悲しんでいます(う~ん、多分うそです)。

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ひとりで、小道具(続) 

今日からやっと夏休みです。
もう立秋になって1週間が経ちますから、今や大学では

  「夏休み」は死語

というべきかもしれませんが。

昨日は予定通り出勤して、ひとりでコソコソと(?)

  お絵かきの時間

を過ごしました。
何色と何色を混ぜたらどんな色になるのか、ということすらわかりません。よって、手当たりしだいです(笑)。
茶色をよく使ったのですが、絵の具に茶色がなかったのです。で、これは黒と赤。海苔は濃い緑ということで黒と黄色を少々。そんな感じで悪戦苦闘していました。
漬物のタクアンは真っ黄色。添加物(着色料)あり、っていう感じです。
出来上がりは副手さんにも見ていただきましたが、なんともいえないお顔をされていました(笑)。

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ひとりで、小道具 

明日から大学は全学一斉休暇、言い換えると今日でお盆前の仕事は終わりです。
私はすでに成績は出しましたし、今週は全て休んでよろしい、というところまでこぎつけました。
にもかかわらず、私は今日も出勤する予定です。

目的は二つ。ひとつは休みの間に調べたいことがあるので関係資料を持ち帰ること。
本といっても、一冊がやたら重いので、そうそう一度に何冊も持って帰れないのです。そんなわけで、持って帰り損ねたものがあるわけです。

もうひとつ、気になっていることがあるのです。
それは24日におこなう伝統芸能演習最終回の寸劇のための

    小道具作り

です。
当日は稽古をしたいですから、それまでに完成させておきたく、学生はなかなか来ることができませんので不器用な私が少しでも手伝っておこうというわけです。

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3人の学生 

先週の水曜日(5日)に

    日本の文化と歴史

という授業の最終回を実施しました。
いつぞや「ルール違反ですが」という記事で話題にしたのですが、出席とりません、成績に関係ありませんと言って「聴きたい人だけ」という前提で実施しました。
さて、何人来るかと思ったのですが

    3人

でした。
とても嬉しかったです。
私が障害を持つようになった5年間に体験したことをありのままに話しました。
生写朝顔話の浜松小屋の話もしました。
歴史の話は未来の話です。伝統芸能という昔ながらの演劇が今日に生きて、しかもおそらく未来にも生きるであろうことについても話しました。
障害者にとって文化の享受がどれほど重要かも話しました。
私が文楽を見続けるわけも。そして太夫さんに今なお泣かされることも。

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十色会の二日 

十色会とは会の結成時から縁があり、これまでの全てのステージを欠かすことなく見てまいりました。
こうなったら意地でも見続けるぞ(笑)というわけで、今回も一昨日、昨日と大阪・心斎橋のそごう劇場に行って参りました。
この劇場では初めての、そして最後の公演でした。
最後の、というのは、心斎橋そごうはこの8月をもって閉店となり、劇場も終わりを告げるわけです。

演目は「忠臣蔵」の

    刃傷 と 裏門

および「御所桜堀川夜討」の

    弁慶上使

でした。300席ほどで、舞台はやはり幅がなくて文楽にはややきゅうくつではあります。客席は傾斜もありますので、少し高い位置に座ると人形が浮いて見えます。しかし、こういう小さな劇場が百貨店の最上階にあるというのは嬉しいものです。それだけに閉鎖は残念でもあります。

以下、順不同で人形遣いさんごとに印象を書いておきます。

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インテリ 

インテリアデザイナーという言葉が流行り始めたのは昭和40年代でしょうか? 最初その言葉を聞いたときに頭のいい人なんだろうなぁ、と妙な錯覚をしたものです。
「インテリ」と混同したわけですね、お恥ずかしい。
夏の文楽公演でやはり人気があった場面は「生写朝顔話」の

    嶋田宿笑ひ薬

の段でした。劇場の正式な書き方では「笑い薬」となっていますが、私はこういうところは古臭く思われても「笑ひ薬」と書くべきだと思っているのです。
とにかく住大夫師匠の笑いはどこまで続くのかと思います。客席はもちろん笑いの渦。気の毒なのは住師匠の隣で笑いたくても笑えない錦糸さんです。頬は緩んでいるのにじっとこらえていらっしゃったようにお見受けしました。あれを一番近くで聞いていらっしゃるのですから、こらえるのも大変ですね。

    祐 仙

の人形は紋寿さん。過去に何度か拝見したように思うのですが、今回も大奮闘でした。

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バテバテ伝統芸能演習 

一昨日、暑い中で

    伝統芸能演習

がおこなわれました。
師匠は十色会の稽古で少し遅れられましたが、駆けつけてくださいました。なんだか申し訳ないのでくれぐれも無理しないで下さいと申し上げたのですが、熱心な方です。

師匠がこられるまでは私の出番。小道具作りをしました。

Image0721.jpg

雀の原型、おにぎり2つ(タクアン付き)に、きのこもあります。
色塗りはこのあとです。
おにぎり、思わず食べたくなりません?
なお、マックのフライドポテトは実物です(笑)。

全員来ても総勢わずか7人。

  ツメ人形  主遣い、左遣い、足遣い
  娘人形   主遣い、左遣い
  介錯
  カゲ打ち

これで7人必要です。娘人形は足をぶらぶらさせることになるかもしれません。山の神なのでそれでもいいかなと。
介錯は黒衣を着て頭巾もかぶります。すずめを操ったり、きのこを出したり、傘を振り回したり、かなりあれこれ仕事をします。
カゲ打ちは雨、風などを描写します。相当長い時間打ってもらいます。本当なら太鼓が欲しいのですがありませんので・・・。
山と人のさまざまな関わり(恵み、一体感、感謝、恐怖など)がテーマなのですが、さてどうなりますやら。

カゲ
カゲ打ちです。自分で出した大きな音にびっくりしていました。

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上方芸能173号 付400,000 

本日、このブログのヒット数が40万を突破するかもしれません。

 ※午後5時過ぎ、40万となりました。まゆみこさんが40万ヒットのお客様でした。

10万のときも、20万、30万のときも夢のような数字だと思いましたが、40万もまた感無量です。
皆様ありがとうございます。

さて、おなじみの雑誌

    上方芸能

の173号が刊行されました。
特集は「関西の新舞踊」。
関西の新舞踊の現状を紹介し、その魅力を語り、可能性を探ります。
西川鯉右(にしかわ こいすけ)・関西新舞踊協会会長のインタビューも掲載されています。
「関西新舞踊家名鑑」もありがたいです。

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 ↑40万記念に応援よろしく!(笑)

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五条橋・化競 

文楽は昨日千秋楽でした。私は朝から授業で、第三部のみに行ってまいりました。
劇場で同僚に会いましたので、片付けで大忙しの楽屋に(ご迷惑を省みず)案内しました。
千秋楽は劇場関係者、技芸員のみなさまともに達成感があるようにお見受けします。

さて、第一部について何も書いていませんでしたので、メモ書き程度に。

まずはおなじみ

    五条橋

元になっている謡曲「橋弁慶」がそうですが、童謡でイメージされる、「牛若丸が五条に出没する弁慶なる大男を退治して従える話」とは異なって、五条に出没する辻斬りらしき人物は牛若丸。そこへやってきた弁慶を「なぶってみん」とするわけですね。「年の頃十二三ばかりなる幼き者」(「橋弁慶」)は、弁慶をいわば見そめたのでしょう。
かわす牛若ではなく、攻める牛若。

ただ、弁慶の人形の大仰さがかえってスケールを小さくしているように思えます。「義経記」では(場所は五条橋ではありませんが)義経は高い築地に飛び上がったりして弁慶の攻撃をかわしますが「五条橋」ではそこまで派手ではありません。外道といわれそうですが、子供対象の文楽ならもっと飛んだり跳ねたりしてもよさそうには思うのです。
清三郎さん(牛若丸)と玉志さん(弁慶)。手慣れたもので、とりわけ清三郎さんが軽やかで涼しい二枚目でした。

簑紫郎さんによる解説の後は

    化競丑満鐘

昭和59年に上演されたときはかなりアブナイというか、キワドイというか、マズイというか、ここにも書けないような言葉も出てきましたが、今回は大変上品に(笑)なっていました。こまごまとカットされている部分がかなりあって、とにかくストーリーを追う、あるいは進めるという台本の書き換えになっていました。
私どもの学生も何度か行ったようですが、女子大生にも許容範囲で済んだようです。
私は中1の次女を連れて行きましたが、半ば退屈そうで、それでもまあまあ喜んでいたようです。

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千秋楽です 

大阪国立文楽劇場での

    文楽夏休み公演

は本日千秋楽です。皆様ご苦労様でした。
とにかく大師匠方が総出演なさるのが驚異的です。
なつくらいお休みになってもいいのに、と思うのは私が体力に自信がないからでしょうか。
ワッハッハと大笑いの師匠84歳、切ない浜松小屋のお二人の師匠は今年81歳、船別れの師匠77歳、ヒロインを演じられた師匠は75歳(あ、3日後には76歳になられる!)・・・と考えると本当に皆さんお元気です。
私なんて夏休みが遅い!と言ってさんざんぼやいているのに。

この公演は新機軸があり、古典の名作の本格上演があり、

    なかなか充実していた

と思います。
私は新作歓迎派です。不要論者ではありません。山田先生、万歳です。住大夫師匠と1歳違いでいらっしゃいますが、まだまだお元気ですので、今後ともどうぞ健筆を振るってください。あるいは後進のご指導をよろしくお願いいたします。

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ルール違反ですが 

いまどきの大学は、我々の学生時代とは違ってきちんと出席を取らなければならないのです。それを事務方に届けて初めて単位の認定も行われるわけで、これはルールです。

  ルール違反はしてはいけません

私も通常はしないのですが(ま、そうでもないけど)、最後の授業でちょいとおおっぴらにルール違反をすることにしました。
「もうひとつ提出物を出した場合は最終回の出席は問いません」ということにして、話を聞きたい人だけ来て下さい、と宣言したわけです。
何度か話題にした授業なのですが、

    日本の文化と歴史

という講義です。
私なりに一生懸命予習して話したつもりだったのですが、熱心に聴いてくれる学生は多いと思えず、必ずしも評判は良くないような気はしています。
前週は自殺をテーマにしました。折から、警察庁が今年の上半期の自殺者を17,000人超と発表した直後でした。それらのデータも含めて話をしたのですが、熱心な学生はまあ、半分くらいだったでしょうか。

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タカラジェンヌ 

タカラヅカの生徒さんを連れて文楽に行ってきました。
事情があって、私にしては珍しく車での日本橋行きでした。
お名前は書きませんが、新人さん、文楽で言うと勘次郎君のような位置でしょうか。
初めて観る人に4時間はキツイかなとは思ったのですが、なにしろ彼女も演劇のプロですから、「親子劇場」はないだろうと思いまして。「もしつらかったら寝ていいんですよ」と声をかけておきました。
時間の都合で、いきなり楽屋に行ってあちらこちら見学させていただきました。男女2体の人形を持たせていただいて満足げでした。

タカラヅカの舞台裏とはまた違った雰囲気だったでしょう。
タカラヅカの某トップスターも時々文楽にはお出かけになるそうですが、意外に文楽とタカラヅカはいけいけなのです。大衆芸能のよさをどちらも持っていますし。
そして公演は

    生写朝顔話

うまく工夫すればタカラヅカで上演できると私は思っているのです。木村さん、小池さん、植田さん(タカラヅカの先生たち)、いつでも話しましょう(笑)。

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大声の恐怖 

「生写朝顔話」の深雪は恋しい阿曽次郎と会えない悲しみのあまり視力を失います。そのためにさまざまな苦難に襲われたり、阿曽次郎とすれ違いをしたり。意志の疎通が図れないという意味では身につまされるところもなしとしません。
ただ、

    光を失う恐怖

というのはどんなものなのか、私など想像できるようでまるで出来ていないのだろうと思います。
かつて、田舎道でいきなり街灯のない路地に入り込んで真の闇に出くわし、足がすくんだことがあります。
今まで見えていたのに、俄かに見えなくなる、そんな日常とはどんなものなのでしょうか。
私の知己にも視力障害者がありますが、とてもすばらしい感性の持ち主です。見えないことが他の感性を研ぎ澄ますのでしょうか?
音楽家の中にしばしば視力障害の方があります。人間の底知れぬ芸術センスには舌を巻きます。

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