書きまくり 

このところ、もう指が痛く肘が痛く肩がこり目がチカチカするほど書きまくっています。
できるだけ

    通勤は電車

にしており、車中では読書か資料読みか校正かなにかしています。
好きで書いているものもあれば嫌で嫌で仕方がないと泣きながら書いているものもあり、活字になるものもあればほとんど無用のまま

    ボツになりそうな

ものもあり。
昨日は朝の8時前に職場について、夜の7時頃まで、授業以外はほとんど何かを書いていて、昼食も忘れていました、・・・と書くとカッコ良かったのですが、昼食時になるとふらふらと食堂に出ていました(笑)。
それにしても、重なるときはいろんなものが重なるもので、大わらわです。
肝心の(?)人形劇の台本はまだ手を入れなければならないのにそのままにしています。今日(30日にはやってしまわないと・・。
書きたくもない書類なんてもう破って捨てたいです。

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話がつきました 

昨日の続報です(笑)。

お互い妥協したわけではないのですが、それぞれに意見を言い合って、希望も出しあって、しかも譲り合うところもあって(これを妥協というのかな)、大学祭の台本がほぼできた感じです。
こちらが無知だったところもあり、あちらが勘違いされていたところもあり、それは引き分け(笑)で、ひとつはどうしても納得がいかないところではあるのですが、なにしろお役所関係の仕事ですので、ちょっとばかりそういう

    強い希望(?)

があちらから出てくるのです。もちろんあちらは極めて丁重に「お願いします」という態度でおっしゃるので、私は何も嫌な気はしません。むしろ担当者の方のご苦労がしのばれるくらいです。
なにしろバックにはあの有名な知事さんがいらっしゃる建物がありますので、なかなか逆らえないのだろうな、と思ったりもします(違うかもしれません)。
その「強い希望」に対しては、まあこちらも子どもじゃありませんので、いくらか目をつぶっておこうかな、という思いです。ただ、文化と政治の関係というのはいつの時代も危険を孕むことがあり、大げさな話になると、文楽で

    三勇士名誉肉弾 (さんゆうしほまれのにくだん)

が上演されるというようなことになるのだろうと思います。あるいは「仮名手本忠臣蔵」は日本がアメリカに復讐する気持ちをかきたてると疑われて上演できないとかね。
私どものもすることは「芸術」と呼べるものではありませんが、要するに政治の世界が文化にあまり口出しはしないほうがいいと思います、ということなのです。

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ちょっと残念 

文楽人形を使った寸劇、あと1か月ですが、そろそろ台本がまとまりかけています。
やはり悪質商法を撃退する話ですから、法的なことを問題にせざるをえません。
私の最も

  苦手(キライ)な分野

です。
法を守ろうと思って生きているつもりがないので、大体が無頓着なのです。
ですから、こういうはなしになるともう専門家まかせにします。
以前も同じような内容で上演しているのですが、そのときもこちらの希望を申し上げた上であえて法律のどの条文に引っかかって違反になるのかを教えて頂きました。
今回は、その部分については以前のものをそのまま使えば問題ないと思いましたので、気軽に考えていたのです。
ところが専門家の方に台本を見て頂くと、ばっさりカットされてしまいました。
へたに言うと間違いがある可能性もあるので、危険だから言わないで欲しい、ということのようでした。
まあ、わからなくもないのですが、しかし何もなしにしろと言われたのでは

  芝居になりません

から、いささか困っています。

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「先生」と呼ばれる日々 

先日職場で卒業研究の学生とかなり長い時間一緒にいました。
彼女たちは当然4年生ですから、あと半年で卒業です。
今まではなんとも思わずに、

  そこにいて当たり前

の人たちだったわけですが、あと半年でお別れということが実感として迫ってくるとやはり寂しさがつきまといます。しかも私が大学というところでこういう学生との関係を持つのもおそらく最後だろうと思っていますので、余計にしんみりします。
それでつい、ドライブがてらどこかまで送っていこうかということになり、車で出たのです。こういうことは、(万一事故を起こしたときなど、学生を乗せていたというのは、やはりまずいので)あまり公言はしないのですが、まあ、このブログは半分秘密の花園のような場所ですから(笑)。
あいにく万博公園の周りを走る道で

    事故があった

ためにずいぶん停滞していまして、彼女には悪いことをしてしまいました。
結局スムーズに走ったら10分あまりで着くところ(いくら事故がなくても現実にはそういうことはできませんが)なのに、1時間くらいかかったんじゃないかな。

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師匠 

この頃、桐竹勘十郎さんは当たり前のように簑助師匠の相手役をお勤めになっています。
このたびの東京でも

    桂川連理柵

で師匠のお半に勘十郎さんの長右衛門。やはり今でも師匠が相手だと緊張されるのでしょうね。どなたかご本人からそういうことをお聞きになっていませんか?
大阪公演での

    夏祭浪花鑑

で、「三婦内」のおつぎを遣われた吉田勘弥さんも師匠のお辰が目の前ですから緊張するとおっしゃっていました。
そして、この秋の巡業では簑助師匠の徳兵衛、勘十郎さんのお初。これはほんとうに見もので、私はこのところ巡業には行っていないのですが、今回は行きたいと思っているくらいです。
ところが、近くでは公演がない・・・。

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できそうです、上演 

少し前に、大阪府のある団体から消費者(特に若者)啓発をテーマとした文楽人形劇を上演できないかという依頼があったことを書きました。
ただ、いろいろな事情があって、ほとんど無理だろうと思っていたのです。
すると、時々ここにコメントを書いてくれる「もいかさん」が

    やります

と言ってくれて、さらに友達を誘ってくれたようなのです。さらにはこの夏に参加してくれた学生も声を上げてくれて、実施できそうな気がしてきました。
文楽人形は人手が要ります。人形を遣うだけでなく、介錯が要ります。ですから、一人芝居であっても、一人だけが出演するというわけにはいかないのです。
最低でも6人と思っているのですが、昨日までに5人が手を上げてくれました。
こうなったら、

    学生生活の思い出

にもなりますし、いっちょう派手にやろうじゃないか、ということで、昨日学生に集まってもらいまして、意思を確認し、実施の方向で稽古をしようということになりました!

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豊水 

秋は味覚の季節。
果物も稔り、多くの種類が店頭に並びます。
今年は猛暑の関係で値段が高いそうで、生活の貧しい私としてはあまり口に入らないものと覚悟しています。
幸か不幸か、あまり果物は好きではなく、私にとって唯一最高のものは

    

なのです。忌み言葉で言うなら「有りの実」ですね。
和梨の生産量日本一は千葉県だそうで、第二位も茨城県、第四位は福島県、さらに長野県、栃木県だそうです。二十世紀で有名な鳥取県は第三位ですが、それ以外は東日本が多いのですね。

他の果物はともかく梨だけは毎年食べたいと思うのですが、とにかく高価。こういうときに頼りになるのが親戚のおじちゃん・おばちゃん、です。
広島県の三原市や尾道市の北にある

    世羅 (広島県世羅郡世羅町)

というところは果物の宝庫のような町で、いちご、ブルーベリー、栗、りんごなどが取れます。そして、この町の代表的な名産が梨で、あちらではかなり有名なのです。
今年はその世羅の豊水をたっぷり送ってもらいました。

「水」という字のつく品種は、「豊水」のほかに「菊水」「新水」「愛甘水」「幸水」「南水」「筑水」「福水」などがありますが、たしかに梨は水を噛む感じですね。実際90%近くは水分だそうです。

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日米通算 

先日、マリナーズのイチロー選手が日米通算で

    3500本安打

を記録したのだそうで、ずいぶん騒がれました。
まことにすばらしい数だと思います。
学生時代、私は草野球レベルのものを続けていましたが、その時の雰囲気が(はなはだ厚かましい言い方ですが)イチロー風だったのです。つまり、ヒットにしか興味がなくて、ホームランは狙わない。二塁打もさほど興味がなかったくらいです。そしてレフト前ヒット(私は左利き)が多くて、低めのボールをバットに乗せてレフトに持っていくのが大好きという選手でした。
とにかく1塁に出てそこから長い時間をかけて本塁に帰るのが好きでした。

    ホームラン

というのは(打つ力がなかったとも言えますが)のんびり走って帰るのがつまらんのです。
イチロー選手ほどではありませんが、ちょっと変わっていました(笑)。

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ちょっとキビシイ 

猛暑はなんとか乗り切ったのですが、気温が下がる時期になってちょっと元気がありません。
医者にそう言ったら笑いながら首をかしげていました。
普通は涼しくなって元気になるものでしょうけどね、という感じでした。
しかしまあ、そんなにひどくはありませんので何とか後期のスタートもきれそうに思います。
ここ数日は、舐める程度ですが、

    土佐鶴(とさつる)

をいただいております。この頃、ビールはサッポロ。350ccで満足しています。理由は、近くの酒屋にサッポロの500ccがないからです(笑)。
さて、名目上は昨日21日から後期だったのですが、私の授業の初日は今日(22日)からなのです。
日本の歴史を文化的な観点から話す授業ですが、最初ですので最近の話題からいくらか取り上げてみようと思います。この授業に来る学生は、歴史と聞いて、何か「暗記物」だと勘違いするようなのです。
実際はそういうのは一切なしですが、それでもおのずから雑学的に覚えられるように工夫しています。
歴史というのは過去のものではないので、その辺の話から始めます。極端に言うと

    昨日の新聞

からネタを拾って話すことも多いのです。
今回は

    秋分の日って何?

というところから始めるつもりです。

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プログラムの写真 

文楽のプログラムはもちろん写真が豊富に使われています。
表紙は、大阪が衣裳の意匠というか、アップにしたものです。この夏は団七の

    紺木綿荒縞浴衣

で、「内本町道具屋」で着ていたものですね。
一方東京は河原さんの写真を構成したもの。9月公演のものは良弁と渚の方の組み合わせで、鷲をぼかして使って、

    別れと再会

を見せています。シックな大阪に対して現代的な東京、でしょうか。

東京公演のプログラムには杉江みどりさんの切り絵もあります。今回は「鰯売」で、蛍火、猿源氏、なあみだぶつに五條橋と馬を組み合わせたものです。
落ち着いた雰囲気も、夢も悩みもあり、影絵のような幻想性も感じさせ、文楽の演目とよく合います。

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敬老の千秋楽 

この東京公演は月曜日までということで、どうしてだろうと思っていたのです。祝日だったのですね。全然知りませんでした。しかも、秋分の日かと思っていたら、

    敬老の日

でした。
9月の祝日は二日とも日が変わることがありますので、なんともわかりにくいです。

さて、この公演でも80歳前後の、敬われる師匠方がご活躍でした。
しかし、このお年で現役バリバリ。長老政治家も顔負けで、本当にお元気ですよね。
元気の秘訣はやはりこのお仕事そのものにありそうに思います。
実は、私は東京に行ったとき、夜の8時頃に国立劇場の辺りを歩いていたら、S大夫師匠にばったり遭遇したのです。師匠は熱心に携帯で路上メール(笑)されていましたが、無視するのも失礼かと思ってご挨拶だけしました。とてもお元気でにこやかにお話ししてくださいました。
いつぞやある太夫さんが、義太夫は

    語る事がすなわち健康法

です、とおっしゃっていました。
確かにその通りのように思います。はるか昔に亡くなった私の祖父(私とは75年くらい年齢差のある人です)も素人義太夫を語っていたそうなのですが、82くらいの長命を保ちました。あの年代の人で82歳は長生きですよね。

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久しぶりの上演 付560,000 

「和田合戦女舞鶴」「木下蔭狭間合戦」「敵討襤褸錦」「須磨都源平躑躅」「日本賢女鑑」など、かつてはしばしば上演されながら、最近あまり見なくなった作品があります。「敵討襤褸錦」は先年東京で久々に上演されましたが、

    勢州阿漕浦

もこの東京公演で26年ぶりに観ました。
やはりめったに出ないだけの理由はありそうで、なんだか無理やりだなぁというか、「えっ?」と思っているうちに治郎蔵が身代わりを言い出したり。当然ながらこの作品の本来の形

  田村麿鈴鹿合戦

の前段がどんなイメージなのかを知らないので、余計に唐突に感じるのかもしれません。
いちおうプログラムで簡単に触れてありますが、あらすじを書いた方も芝居としてはご覧になっていないのでしょうから、なんだかわかったようなわからないような。
何度か書きましたが、私はこの作品を津大夫師匠で拝聴しましたので、あのかたの力で面白く聴けたのです。今回も住師匠ですからきっと面白いだろうとは想像しています。
ただ、今後どなたかこれを語る人が出てくるでしょうかね?
まあ、この次がまた26年後なら私は見ることはありませんが(笑)、なんとなく余計な心配をしてしまうのです。

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準備を進めて 

大先生のように、チョイチョイと準備すれば2時間くらいの講演くらいなんとでもなる、というわけにはいかないのです。
ずいぶん前の映画、

  「釣りバカ日誌」

で、主人公が社長と入れ替わって講演するハメになる話がありました。ハマちゃんは舞台に突き出されて開き直り、難しい話はしない、と宣言して逆に大ウケ。

  講演は大成功

に終わり、一方社長は幸薄き美女に淡い思いを抱きつつつかの間の自由を味わっていたのだったと思います。
しかし、開き直って90分なり120分なりの講演をぶっつけ本番でやれるとはうらやましい話です。

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余興 

この1ヶ月、ずっと相撲節会のことを調べていました。
12枚の原稿を書くためなのですが、いい勉強になります。
で、結局何が分かったのかというと、わからないものだ、ということが分かっただけでした(笑)。
要するに、

    新しい発見はなかった

と言ってもよさそうです。
私が一番気になったのは、相撲の取り組みのことではなく、終わった後の楽舞なのです。
相撲と音楽は関係が深く、取り組みのあとのお楽しみとして、音楽と舞が上演されたのです。
月食があったり、高貴な人が病気になったり、旱魃があったりすると中止になりましたが、そういうときはもの足りなかったでしょうね。
勝った負けた、という血の騒ぐような取り組みのあと、雅楽の音色に身を任せるのはなかなかいいものだと思いませんか?
なんというか、戦いの場を清めるような、感じもするのです。
相撲の節会は取り組みのあった翌日にもう一日エキシビジョンマッチがおこなわれます。
そしてこの日も音楽があります。最後に演奏される曲は左方が「散楽」右方が「吉簡(きかん)」です。どうもこの曲が演奏されているときにフィナーレらしく

    余興

のような「雑芸」がおこなわれたようです。鎌倉時代の音楽関係の本にそれらしいことが書いてありました。
ぬいぐるみをかぶって舞ったとも言われるのですが、これについてはまだ資料に当たっていません。

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秋の風 

やっと秋めいてきました。今週の月曜日、出勤したら、駅から勤務先まで暑くてむっとする感じでした。
自分の部屋に入るや否や汗がどろどろと出る感じでした。
今週から涼しくなると言っていたのに、まだまだだな、と思っていたのです。
ところが、7時頃家路について信号待ちをしていたら、さっと

    一陣の風

が吹き抜けていきました。
あっ、秋風だ、と思いました。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」は有名な和歌ですが、私には風の音はよくわかりません。きっと秋風の音がしていたんだろうな・・・。
しかし私にもこれまでの風とは違うことがわかりました。まだ暑かったのに、風だけが涼しい、そんな感じでした。

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再始動 

さて、大学の夏休みも

    そろそろ終わり

です。約一か月の自由時間でした。
いいかげん後期の準備もしなければなりません。いつまでもこの仕事ができるわけではありませんから適当にごまかして授業してもなんとかなるのですが(笑)、学生の顔を思い出すとそうはいかないのです。
学生はそんなの仕事なんだから当たり前だ、と思うでしょうが、授業の予習はかなり時間がかかります。今から始めないとなかなか思うようにはできません。特に私の場合は普通の教員とは違った意味での工夫をしなければなりませんので、昨年度、あるいは今年の前期の

    失敗を省みて

また授業の構想を練らねばなりません。
授業自体は来週からだと思う(笑)のですが、今週からエンジンをかけて、教員としての仕事の再始動です。
他にもいろいろなすべきことがありますので、まめに出勤して働いています。

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難しい依頼 

東京に行っているとき、メールが入りました。ある

    公的な機関

からの依頼でした。
「学生の皆さんの文楽人形の寸劇をやってくれないか」ということでした。
たいしたことをしているわけではないのですが、なんとなく知って下さる方があって、こういう依頼がときたま舞い込むのです。
しかし・・・もう無理かな、と今は思っています。
夏休みで、学生と会えないことも問題で、メールで連絡しても読む学生、読まない学生もいます。
夏の小学校での寸劇は授業の一環でしたので学生も必要にせまられる形で参加してくれましたが、今回は

    全くのボランティア

になってしまいます。
文楽人形がすきでたまらない、とか、人前で演じることが大好き、という学生が5人くらい集まってくれればなんとかならないでもないのですが、そこまではできそうにありません。
う~む、なんとなくやるせない気持ちになります。

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東京を振り返る(番外) 

東京駅で大変なことになりました。
台風のため、

  新横浜~熱海が不通です

  復旧は未定です

の掲示が出ていました。実際はその後間もなく復旧したのですが、私は完全にパニックになって、何をどうすればよいものかわからず、気分が一気に悪くなりました。
おそらく駅ではひっきりなしに放送がおこなわれて情報が伝わっているのでしょうが、私は何も分かりませんでした。
架線が切れて明日まで動かないのか、単に大雨で危険だという一時的なものなのか、それを周りの人に聞く事もできずに気分が悪くなってしまう所がまだ修行がたりませんなぁ(笑)。
少し待てばなんとかなったと思うのですが、早めに判断して、神奈川県にいる妹に頼んで泊めてもらうことにしました。
妹の家でテレビを見ますと、「小田原の酒匂川(さかわがわ)が大増水」というニュースが流れており、なるほどこれは危なかったのだな、とやっと納得したのでした。この川の名は初めて知りましたが、生涯忘れないかもしれません。
さて、翌日帰ることになったのですが、めったに行かない神奈川県です。それならひとつ小田急で藤沢まで行って、

    鎌倉を歩こう

と決意。鎌倉は20年ぶりくらいだと思います。一日乗車券を買って、藤沢からはじめて江ノ島電鉄に乗りました。しかしどこかで見たような車輌です。

江ノ島電鉄

あの京福電鉄嵐山線(嵐電)と姉妹提携を結んでいるために、お互いの電車の塗装をしたものが走っているのですね。
民家の玄関前を通るという信じられないような電車でしたが、なんだか嬉しくて(笑)、窓から一生懸命外を見てしまいました。
最初に降りた駅は「腰越」。ここには

  龍護山満福寺(鎌倉市腰越)

があり、義経腰越状ゆかりの地ということになっています。
境内には「弁慶腰掛石」「弁慶手玉石」「硯池」(この水を使って腰越状を書いたのだとか)などがありました。

腰越1
腰越2
腰越3

そして、ふたたび電車に乗って江ノ島を遠望しつつ長谷へ。ここでは御霊神社(鎌倉権五郎神社)、長谷寺、高徳院(鎌倉大仏)、鎌倉文学館に行って、長谷の一つ隣の由比ガ浜駅(無人駅)まで歩きました。そしてまた電車に乗って鎌倉着。

権五郎神社
↑鎌倉権五郎神社(鎌倉市長谷)

権五郎神社2
↑祭神鎌倉権五郎景政が手玉に取ったという袂石(右)と手玉石

鎌倉大仏
↑美男におはす阿弥陀如来(高徳院。鎌倉市長谷)

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東京を振り返る(2) 

文楽以外の東京での出来事です。
私の大きな目的の一つは

    国立公文書館

に行くことでした。
20年以上行っていませんので利用の要領も覚えておらず、係の人に聞かねばなりません。やはり苦痛です。入口の警備員さんはかなり無愛想でしたが、私の状況を申し上げると一転して(笑)丁寧に対応してくださいました。中のカウンターの方は最初から細かく教えてくださり、無事に目的の本を拝見できました。古文書なのでなかなか読めないのです(学生時代「古文書学」は履修しましたがダメです)。しかし、知りたいことは分かりましたので、成果としては上々。まもなく校正が来る論文に関係することなので、少し書きかえたいと思っています。

さて、「最終日」になるはずの8日は

    悲惨

でした。
朝目をさますと雨が小降り。ホテルで500円の傘を買って出かけたのです。
両国の相撲博物館は、失礼ですが、もう少し何とかならないものかと思いました。まず入口に案内がなく、中は狭い。博物館と言うよりは資料展示室。展示の方法が安易。館長は、今は親方が代行されているそうですが、おそらく何も口出ししない、できない状態ではないかと。
はっきり言って成果は何もありませんでした。でも、やはり、相撲の雰囲気はいいものでした。

国技館
国技館の櫓

で、やめておけばいいのにまた吉良邸の方へ。松坂町公園は中には入らず(雨に濡れますので)、時津風部屋や大島部屋などの相撲部屋はもちろん前を通るだけ(若い衆が部屋の掃除をしていました)。芥川の文学碑、芥川の生育の地の碑、勝海舟生誕地の碑、その他あれこれを見ながらうろうろしていました。
下の写真は吉良邸正門跡の立て札です。

吉良邸

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東京を振り返る(1) 

東京からの更新は、パソコン持参ではない私の場合、携帯からになってしまいましたので、こまごまと書けませんでした。
結局もう一度書き直す羽目になってします。
6日の午後、東京に着いて、その暑さにうんざり。前夜あまり眠れていなかったこともあって、とにかくホテルに行きました。で、予約していたチケットを取りに劇場に行きました。その足で北の丸に行くつもりだったのに、とにかく暑さにうんざりして、そのまま劇場に居つくことにしたのでした。

    勢州阿漕浦

は芝居の楽しみという以上に、久しぶりに見た、そして津大夫、勘十郎(先代)の両師匠をまざまざと思い出したという意味で感慨深いものでした。
内容はしっかり覚えていたつもりがやはり忘れていたところも多く、しかしそれが次々に思い出されるのでした。
それがすべて津大夫師匠のお声と共に思い出されるのです。
最初ちょこっと出てくる「懐医者」(はやらない医者)と庄屋を、あのときは簑太郎さん、玉女さんがダブルキャストで演じられたのでした(当時おふたりとも31歳)。

    耆婆 扁鵲

などという人物(名医)の名前は私は多分この演目で覚えたのだったと思います。
玉女さんの検非違使はあいかわらず苦みが走っています。勘寿さん、玉也さん、勘弥さんなど、これからの文楽を支える方々の出演で楽しく拝見しました。

そして

    桂川連理柵

いつも申しますが、私は「帯屋」の段切で長右衛門がかつての自分の罪を思い出す件(くだり)でゾクゾクしてしまいます。中年になったときに、自分の若き日の過ちにぞっとすることって、どなたにもあるのではないのでしょうか。私はあの場面で自分の心に刃を突きつけられたような気になり、私自身が桂川に急がねばならないような錯覚を覚えます。芝居の醍醐味。辛抱立役で、あまり動かない長右衛門があわてふためく、勘十郎さん、バタバタせずに、しかしよく動いていらっしゃいました。

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ノート 

職業柄、でもあるのでしょうが、常に白い(大半は裏だけ白い)紙を持っていることが多いのです。
で、何か思いついたことがあったら書きつけます。
以前は思いついたことを

    覚えておこう

で済んだのですが、今はもうしょっちゅう忘れますので、書いておかねばどうにもなりません。
その多くは後から見たらくだらないことで、役に立ちません。
しかし稀に役に立つことがあるので馬鹿にはできないのです。

    寝っ転がっているとき

に思いつくことが多いものですから(笑)、眠ってしまう前に書いておかねば後悔することになります。
これまで何度、「夕べ何か思いついたよなぁ・・・なんだったっけ?」と悔やんだことかわかりません。

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東京にて(3) 

昨日は一転、涼しい雨模様の東京でした。大変な目に遭いました。
国立劇場を横目に見ながらふたたび国立公文書館へ。
前日の成果を基に、さらにチェックしたいことを簡単に済ませました。
そして両国の

    相撲博物館

に向かいました。あまり期待していなかったのですが、何もありませんでした。まあ、そんなに一度に成果が上がるものではないと諦めました。

上野に戻って勤務先にはナイショの(笑)国立西洋美術館へ。

  ナポリ・宮廷と美―カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで

という、長いタイトルの(笑)展覧会に行きました。

いい作品に出逢えて幸いでした。後日書きます。

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東京にて(2) 

昨日、7日は朝から国立劇場でした。
演目は

  良弁杉由来

  鰯売恋曳網

でした。
「良弁」では、一昨日(6日)はお休みになった綱大夫師匠が熱演されていました。文雀・和生という芸の親子が演ずる母子の再会の物語。「二月堂」一段の中に30年の時間が流れるかのようなゆったりとした演目ですので、居眠りする方も少なくありませんでしたが、和生さんで見るはじめての「良弁」でしたから、注目する方も多かったと感じました。
「鰯売」は全段黒衣でした。ハッピーエンドが嬉しく、猿源氏が丹鶴城の婿養子にならないのもいいです。
    「猿源氏が鰯かうえい」

の売り声もありました。

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東京にて(1) 

昨日(6日)の朝、自宅を出て一路東京へ。
本当は三重県津市の

    阿漕が浦

に寄り道したかったのですが、やはりあまりにも時間のロスが多すぎて(笑)諦めました。
着いたらすぐに北の丸の

    国立公文書館

に行くつもりだったのですが、あまりの暑さと時間の都合とその他の理由で予定変更。ホテルに入るやシャワーを浴び、そのあと国立劇場に行って文楽夜の部を観劇しました。嶋さん、千歳さんの「帯屋」がすさまじい(多分)です。
「阿漕」はただただ津大夫師匠、勘十郎師匠を思い出していました。また後日書きます。

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行ってきます 付555,555 

この2年間、かなり呼吸器の病気に苦しめられ、予定を建てることが困難な日々でした。
1週間先どうなっているかわからない、というありさまで、旅をする勇気がありませんでした。
東京や広島くらいなら旅というほどでもありませんから、すぐに行けそうなのですが、

    旅先でどうなるか……

という不安がまず募って身動きが取れなかったのです。
しかしこの春以降、呼吸器の主治医が(薬剤も)変わってから少し変化が見られ、徐々にではありますが苦しい状態が少なくなってきました。
ただ、この程度で改善されるものだろうか、という疑問もあるくらいで、ちょっとした偶然に過ぎないかもしれない、と

    警戒は怠っていない

つもりです。
この夏は暑さがひどい上に長引き、その影響でぐったりもしていたのですが、なんとか仕事はできましたし、息苦しくて眠れないということもありませんでした。暑苦しくて眠れないことはありましたが(笑)。

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旧居留地のビル 

神戸の旧居留地は建物を見るだけでも楽しくなります。
先日はまず阪急電鉄三宮駅西口から出て徒歩数分にある神戸朝日ビルの地下にあるシネ・リーブル神戸に行きました。
このビルは新しいものですが、低層部は1934年竣工の旧神戸証券取引所の復元で、もともと渡辺節の設計になるものです。

神戸朝日ビル
↑神戸朝日ビル低層部

少し歩いて大丸の南東側には旧シティバンク神戸支店で、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計(1929年竣工)になる38番館があります。大丸自体もすばらしいですし、大丸南西側の三菱東京UFL信託銀行(名前が長い)の外観も見事です。

38番館
↑38番館

三菱東京UFJ信託銀行前に立って振り返ると見えるのが、1934年竣工の旧神戸住友ビル(銀泉神戸ビル。設計・長谷部鋭吉)。交差点の南西側にありますので、堂々たる構えが広々と見えます。

旧神戸住友ビル(銀泉神戸ビル)
↑旧神戸住友ビル(銀泉神戸ビル)

そこから南に行って国道2号線に出ると、すぐ東側にあるのが海岸ビルヂング。三井物産神戸支店として、1918年竣工の河合浩蔵設計になるビルですが、阪神淡路大震災で全壊の認定を受け、低層部に外壁を再建したのです。

海岸ビル
↑海岸ビル

海岸ビルの東隣は、商船三井ビルヂング。設計はやはり渡辺節で1922年竣工。これはもう、圧巻としか言いようがありません。ダイビルを思い出します。

商船三井ビル
↑商船三井ビル

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神戸旧居留地 

「きゅうきょりゅうち」と入力したら、「旧居留地」と一発変換できました。
「急遽留置」なんて不吉な変換になるのではないかと(笑)恐れていたのですが。
旧居留地は大阪、長崎、横浜などにもありますが、私にとっては旧居留地=神戸。
神戸の神戸らしいところのひとつでしょう。
この界隈は京町、浪花町、播磨町、江戸町、明石町、伊藤町などのゆかしい地名を持ち、南側は

    海岸通

です。少し南西に歩くとメリケン波止場、ポートタワー。
商船三井ビル、チャータードビル、15番館、38番館、神港ビル、海岸ビルなど著名なビルも目白押し(詳細は明日)。
15番館(旧アメリカ領事館)のように

    阪神淡路大震災

で全壊した(復元されています)ものもありますが、雰囲気のある建物ばかりです。
渡辺節、桜井小太郎、木下益次郎、河合浩蔵らが設計者として挙げられます。
先日、久しぶりこのあたりを歩きました。
やはり神戸の街中も暑いことに変わりはありませんが、それでも風があるため、日陰に入るといくらかホッとします。

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振り返り 

今、文楽夏休み公演を振り返っているところです。
今年気になったことのひとつは第1部の客席です。
私が行ったときがたまたまそうだったというのであればまだ良いのですが、いつも空席が目立ち、なんとなく寂しかったのです。
人形のケレン満載の西遊記に比べるとどうしても舞台がおとなしくなりますし、民話の文楽化なので浄瑠璃もどこか

    語りきれない

ところがあったのではないかと思っています。
昨年の「化競」も子供にはちょっと向かなかったかと思うのですが、2年続けていささか首をかしげてしまいました。ただ、解説で宝珠や狐を見せて子供たちの関心を誘ったところはよかったのではないかと思います。
もう少しパーっと明るいものがあればいいのか、あるいは最初からこういうものだと印象づけるのがよいのか、私は実は

    本格的に

というのでなくても良いと思っている方なのです。
また、大人が一人で見に行く演目としてはちょっと物足らなかったようにも思います。
つまりどっちつかずな感じがしたわけです。

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成果 

8月に学生と一緒に小学校へ行って文楽人形のちょっとしたパフォーマンスをしたことは何度も書いたとおりです。
その余震というか、影響というか、成果というか、何かそういうものはないだろうかと厚かましくも期待していたのです。
おみやげにさしあげたメモ帳を使っているということでもかまわないのですが、やはり一歩進んで、

    文楽に関心が持てた

というような反応はないものかと。
あの日の夕方、大学に戻ってから、協力してくれた4年生に「感想を述べてください」といいましたところ、こんなふうに答えてくれました。

  私は1年生の時から文楽人形を遣ってきました。

  その中で、今回が一番みんなの連携がよかったと思います。

  楽しかったです。ありがとうございました。

こんな内容でした。そして彼女はのあと私に

  師匠のファンになりました

とメールをくれました。

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聞こえませぬ 

「そりやきこえませぬ」というと、「でんべぇ~さん」か「さいざ~さん」ですが、この11月の文楽公演では伝兵衛さんのほうの

    近頃河原達引

が出ますね。
あの猿まわしで活躍する小猿の人形は一人の人形遣いさんが両手で起用に操られますが、私が知っているのは簑太郎さんや勘緑さん。簑二郎さんもなさっていたかな・・?
「靭猿」でもそうですが、猿は知能が優れていて人間に近いといいながら、どこか

    無垢なところ

があって、芝居では子供に近いような可愛らしさがあります。一生懸命楽しい猿回しの芸をみせるからこそ哀しみがまさるという面があって、黒衣で演ぜられるものではありますが、とても重要な役目がありそうです。
今度はどなたの担当でしょうか?

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