文楽人形劇(1) 

文楽の初日を迎えたのに、私はまだ文楽スイッチが入っていません。
とにかくこの2か月、学生と創ってきた人形劇の片がつかないとどうにもならないのです。
そして、まあなんとかその片がつきました。
2010年10月30日(土)午後4時から午後4時40分まで、大阪府吹田市藤白台にありま千里金蘭大学2階食堂特設ステージで大学祭の催しの一環として無事にその役目を果たすことができました。
そんな話、どうでもいい、とお思いではございましょうが、何しろこのブログは私が勝手に書いているものですから(笑)、勝手に報告させていただきます。

9月はじめに東京で受けたメールが財団法人

    関西消費者協会

からのものでした。
2年前に上演した『悪質商法さらばでござる』を再演してほしいという依頼でした。
早速学生と相談したのですが、なかなかメンバーが集まらず一時は開催が危ぶまれましたが、4年生が結束してくれたのでなんとか実現できそうだということで大学当局とも折衝してとんとん拍子で話は決まり、10月30日上演となったのでした。
以前上演したものであり、経験者もいるのですが、やはりそこはより面白く、という気になるのです。そして、あれこれ工夫して最後の10分までああだこうだと悩み続けました。
さて、そうこうしているうちに当日となり、稽古もしたいので朝からぞろぞろと学生が集まってきました。
小道具の点検(道具調べですね・・笑)、私は人形の修理で針仕事、控え室への移動などが終わって昼食。学生のご希望はこれでした。

ピザ

腹ごしらえが終わるとゲネプロです。
このときの写真を使ってあらすじをご紹介します。
大学生のお染が家にいて針仕事をしていると、水質検査員と名乗るあやしげな男がやってきます。
台所でごそごそしている男を尻目にお染は母からの電話を受けます。すると、最近近所に浄水器の違法販売員が出没するとの事でした。お染はこの男がそれだと判断して応対することにします。

悪質1

男は水質検査薬だといって薬を取り出し、お染の家の水道水にそれを入れると赤く変色しています。

悪質2

「こんなん飲んでたらねぇ、お肌に悪いんですよ」なんて言いながら男はべらぼうな値段の浄水器を売ろうとします。

悪質3

さらに、この浄水器で作った水だといって持参した水をお染に飲ませます。

悪質4

そして契約書を取り出し、判を押せば万々歳だと迫るのです。

悪質5

さぁ、お染の運命やいかに!!!

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さあ、初日 

いよいよ今日からです。文楽錦秋公演、じゃないのか・・

    錦秋文楽公演

が正しいのですね?
今週はいきなり寒くなりましたが紅葉もこれでさらに美しく色づくのでしょうか。
そんな「紅葉の錦」にふさわしい秋の公演です。
九州男児、竹本小住大夫さんのデビューもありますし、「一谷」では「組討」もあります。
なかなか楽しみなのです。ただ、人形遣いさんが何人かお休みと言う噂をお聞きました。
演目を一応書いておきますと、

◆第1部
嬢景清八嶋日記 「花菱屋」「日向嶋」
近頃河原の達引 「四条河原」「堀川猿廻し」

◆第2部
一谷嫩軍記   「陣門」「須磨浦」「組討」「熊谷桜」「熊谷陣屋」
伊達娘恋緋鹿子 「八百屋内」「火の見櫓」

です。
呂勢・清治の

    「組討」

は聴きものではないでしょうか。
ほかにも、英・清介の「陣屋」、千歳・団七の「花菱屋」、咲甫・清志郎の「須磨浦」もよさそうに思います。
聴いてみたいなぁ。
人形は「景清」が玉女・清十郎、「猿回し」が簑助・勘十郎、「一谷」は文雀さんが藤の局に回って、和生・勘十郎・文司、「お七」は清十郎・勘弥ですね。

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災い転じて 

どういう因果か、台風が大学祭を狙い撃ちにしているようです。
こういうことになると、普段のおこないの悪い人間がいるはずだ、ということになりますね(笑)。
そういう悪意の視線(笑)は私を狙い撃ちにしているのではないかと不安です(笑)。

30,31日の大学祭のため、本日(29日)舞台設営の必要がありますが、大学は場所の変更を決断しました。
本来は

    屋外

に屋根付き舞台を特設するはずでしたが、強風の恐れを勘案したのでしょう、屋内に設置することが決まったのです。いい判断だと思います。
それにしても、お客様は少なくなるでしょうし、雨はやはりうっとうしいです。

    災い

というほかはありません。

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ずれて欲しうごじゃいます 

昨日は初冬の寒さになりました。
まったくこの1か月あまりですさまじい気温の変化です。
平安時代の人は

  時雨が葉を色づかせる

と、優美なものの見方をしていたようですが、実際は気温の変化が決め手なのでしょうね。
私の研究室からは遠く箕面の紅葉か見えます。
姉弟のように付き合ってもらったあげく、43歳で亡くなった同僚が箕面住まいでした。桜と紅葉の季節にはどうしてもその「姉」を思い出してしまいます。

さて、文楽人形劇は30日午後4時開演。気になるのはお天気です。
予報は

    曇時々雨

で、台風14号の影響があるかも……だそうです……。
またかいな~? 私は9月に台風でひどい目に遭っているのです。もう勘弁してほしい~。

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運動不足 

寒いっ!
昨日の関西は木枯らしでした。風邪なとお召しではありませんか?

文楽の技芸員の皆さんは仕事自体が運動のような面がありますね。とはいえ、太夫さん、三味線弾きさんは、足は必ずしもよく使うということはなさそうです。
それだけに、

    歩くこと

を日課にする方がわりあいにいらっしゃるのではないでしょうか。
文楽劇場から徒歩1時間くらいのところにお住まいになって「歩いて通う」とおっしゃる方もいらしたように記憶します。歩きながらブツブツつぶやいていらっしゃるかもしれませんね。
津大夫師匠が「人形遣いさんは下半身が頑強で、太夫よりがっしりしている」というようなことをおっしゃっていたと思います。
やはり

    立ち仕事

ということでしょうね。
文楽人形はかなり重いですから、左手が太くなったりしませんかね。

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PDF 

なんだかやっぱり回顧的になっています。
自分がこの道に入ってやってきたことはどれほどのものなのか。ちょっと本棚の一角、「これまでに書いてきたものコーナー」に目をやったために気になりはじめました。
例えば短大教員から新設の四年制大学教員に移るときなどは文部科学省の

    教育研究業績審査

がありますし、その他時々書類にしなければならないことがありますので、リスト(タイトル、雑誌名、年次など)は作ってあるのです。
しかし、現物となるといい加減に放置しているのです。
そして、今回書架を見やると、紙が劣化して読みにくくなっているものが多いことに気付き、さらには散逸したものもあることがわかりました。
今のうちになんとか

    保存

しておかないとまずいんじゃないか、そんな思いも芽生えてきました。
ではいったい、どうやって保存する?
造りが堅牢で紙質もよい単行本はまだなんとかなるのです。問題は

    雑誌や新聞

に書いたものです。

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学生が怖い 

人形劇の稽古をしていてびっくりすることがあります。
学生があっという間にコツを呑み込んで動きをマスターしてしまうからです。
はっきり言って(学生諸君、ごめんなさい)私どもの大学はいわゆる

    偏差値

は高くはありません。俗に言う「お勉強のレベル」でいうとたいしたことのない学生ばかりです。
しかし、それは高校生のときの成績の問題で、社会人としてどれほど役に立つかと言うことになると絶対的な指標にはならないと思います。
現に私の周囲には「偏差値の高い、『優秀』といわれ続けてきた」はずの同僚が山ほどいます。しかし(勿論私を含めて)彼らが社会人としてどれほど優れた人間かというと時々(しょっちゅう?)首をひねります。他人のことを言ってはいけません。要するに自分を思えばそれは明らかなことです。
それに比べて学生がやたらたくましく見えることがあります。

先日の稽古でも、ちょっと私が目を離した隙に(笑)自分たちで段取りの打ち合わせをしていくつかの演出をしていたらしいのです。で、そのあとに何度目かの通し稽古をしたのですが、その前の稽古に比べると格段の差がありました。私は思わず

    目を瞠りました!

どうしてそういうことを普段からやってくれないのか?と思うほど(笑)うまくなっているのです。「欲しいのはその自主性と探究心だよ!」と声を上げたくなりました。

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だしまきは迫る 

文楽の

    錦秋公演

が迫ってきました。
ということは

    だしまきの夕べ

も迫ってきたことになります。「なにそれ?」とお思いの、最近このブログにおこしになったあなた! 是非覚えてくださいね。このブログではもはや名物になっているのです。
文楽の公演を見終わった後、劇場すぐ近くの季節料理の店でだしまきをはじめ、さまざまな料理と皆さんのおしゃべりを楽しむのがこの集まりです。
参加資格は「文楽の好きな、いい人」です。つまり、あなたならOK、というわけです。お酒をたしなまれる方もそうでない方も大丈夫です。善男善女の集まりですので、セクハラもありえません(笑)。知らない人ばかりだから、などというご心配もご無用。全く初対面の方もどんどんおいでになっているのですから。

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休めない 

仕事を持っていれば当然なのでしょうが、まったく

    休めない日々

が続いています。
昨日は午後1時から文楽人形劇の稽古。
学生もほぼ揃って、この企画を持ち込まれた団体の方もおいでになっての公開練習でした。
途中、他の用もあって、稽古ができたのはそれほど長くはなかったのですが、それでも最後の音の取り直しまで付き合って時計を見たらちょうど8時でした。
朝は7時半頃から職場にいましたので、12時間あまり。別にそんなに長く居たいわけではないのですが、仕事があるのでどうしようもありません。
昼ごはんを食べるのに休んだだけで、あとはぶっ通しで何かしていました。こういうことがあるとなんだか

    エリートビジネスマン

になったような錯覚をするのです(笑)。

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道と歴史文化 

平安神宮が

    重要文化財

になると聞いて、ちょっとびっくりしました。
近代建築としての素晴らしさが評価されたのでしょうか。京都の文化財と言うと歴史を背負っているイメージが強すぎますが、言われてみれば立派な建築だと思います。
しかし、夏にはボストン美術館展で岡崎に行きましたが、平安神宮はあっさり素通りしてしまいました。最後に神苑に入ったのなんて20年くらい前じゃないかな・・。枝垂桜は谷崎潤一郎の「細雪」にも描かれていましたが、これも本当にご無沙汰しています。

平安時代は桓武天皇の建都に始まりますが、それから1000年以上都だったわけですね。
途中、平清盛がチョビットだけ

    神戸に都を移す

などと言い出して変な時期もありましたが、ほぼ一貫して平安京こそが日本文化の中心でした。
機能としての首都は早く江戸、東京に移っていたかもしれませんが、歴史と文化を考えると平安京は依然として都なのかもしれないと思うのです。
後日、平安神宮の話を日本文化の授業でしようと思います。

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かつての「評」 付570,000 

先日記事にしましたが、過去に自分が書いたものをいくらか眺めていたのです。

    上方芸能

ももちろん見ました。
実は私がこの雑誌にものを書かせていただいたのは文楽評がはじめてではなかったのです。
「上方芸能 118号」に

  新作の可能性と文楽の未来

という、今思えば気恥ずかしいタイトルの(でも、これは編集部から与えられたタイトルだったのです)論文を書かせていただいています。新作を否定する立場の見解をご紹介しつつ、それでも新作に関心をもち続ける人々がいることを述べ、それならどういう可能性があるのかについて考えを述べたものだったのです。そんなに長いものではありませんので、文楽劇場などにおいでになりましたらパラパラっと見てくださいね(笑)。
15年ほど前のものですから古びていはいますが、新作肯定派の私としましてはそれなりに当時の考えを述べたものになっていると思います。
読みたいなぁ、でも、劇場の閲覧室にいくほどでもないなぁ、という方はご一報ください。PDFにはしてありますので、簡単にプリントアウトもできます。

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天の砂 

歌人でもないのに、時々歌集をいただくのです。
知らない人からいただくことが大半なのですが、ごくまれに知り合いからも頂戴します。

歌集と言えば、今はどうしても個人歌集になってしまいますが、古い時代は勅撰集のようなアンソロジーこそが最高峰でした。そうそう、

    百人一首

もそうですね。あれはもともとはカルタではなくてアンソロジーですから。
個人歌集でも「三十六人集」という、いわゆる「三十六歌仙」の個人歌集をセットにしたものもありました。36人の個人歌集全体で一組をなすわけです。

歌集や詩集を主に出版されることで有名な会社に

    砂子屋書房

があります。この会社が

    現代三十六歌仙

というシリーズで歌集を刊行されています。最初が永田和宏さんの『日和』、次が小島ゆかりさんの『さくら』そのあと小池光さんの『山鳩集』、尾崎左永子さんの『椿くれなゐ』、石田比呂志さんの『邯鄲線』といった具合です。

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録音も終わり・・・ 

二人の学生が頑張ってくれました。
2日間、暗い部屋に閉じこもって(笑)、大学祭での

    文楽人形劇の録音

をしたのです。
あとはそれにあわせて人形の動きを徹底的に磨くことです。学生時代最後の思い出に、ぜひ頑張ってほしいものです。
私が言うと手前味噌ですが、世界中のどこの大学でもこういうことはできないので、ぜひ全力をぶつけてほしいものです。今はあまり感じなくても、将来きっと学生時代にこんなことが出来た、という

    財産

になると信じています。
10分そこそこの寸劇だとは思いますが、それを仕上げることは並大抵ではありません。あとしばらくの間、私も少しうるさく言わせてもらおうと思っています。だいたいそういうことが苦手な性格なのですが、最終的にはそれが彼女たちのためにもなると思いますので。

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昔、書いたもの 

懐古趣味、というわけでもないのですが、自分がこれまでどんなことをしてきたのだろうか、と、ふと思って、書いたものをまとめておいてある棚に手を伸ばしてみました。
とにかく

    すべて恥ずかしい

です。
その当時は自信満々で書いたものもないわけではないのです。誰も考えたことのない新しい発見だ、とうぬぼれていたものもあるのです。それでもいま読むと冷や汗が出るばかり。

    ツッコミどころ満載

です。
特に、私の場合史料を読み込むことが重要な仕事が多いのですが、それが甘い!
今でも甘いのですが、当時は本当に甘すぎます。こんなものを大きな顔をして雑誌の編集部に送ったのだな、と思うと情けなくさえなります。

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迷子 

このところ、電気店に行っていなかったのです。
なにしろ高価なものを買うお金がありませんし、店員さんに話しかけられるのも億劫なので足が遠のいていました。
こういう店は対面販売というのか、店員さんにいろいろ相談して購入を決断する、と言うところがあるように思うのですが、私は昔から苦手です。
話をきけば聞くほど分からなくなる、あるいは迷いが増えるからです。

昨日、どうしても必要なものが出来て、久しぶりに行きましたら、なんだかわけのわからないものが増えていてほとんど

    迷子状態

でした。
目的のものは小物なので、どこに追いやられているのやらさっぱりわからず、右往左往。
しかし、そのお陰で、最近の進化した機械類やすっかり疎遠になっている音響関係のコーナーなども見て回ることが出来ました。
私はちょうどiPodがさかんに使われだしたころから、完全に音楽と遮断されてしまいましたので、この機械のその後の発展にもまるで関心を持たないままです。
ですからiPhoneだのiPadだのと言われてもなんのことやらさっぱりわかりません。

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クッション(続) 

で、本題なのですが(昨日の記事は何だったんだ!?)、今年は悲惨なまでに暑い夏でした。しかしまあ、夏は暑いのが当たり前、問題は初秋のころが暑かったことだったように思うのです。
本格的な秋に入る前にやはり

    季節のクッション

が必要でしょう(やっとクッションの話になった)。それがなかったのが今年のつらいところでした。
いわば、暑さと涼しさがせめぎあう日々、とでも言うべきでしょうか、それが欲しかったのに。
今年はそうでもありませんでしたが、以前4月のはじめまで寒かったことがあって、電車に暖房が入っていたのです。ところが急激に暑くなって、その翌日に冷房が入るということがありました。
これも寒さと暖かさのせめぎ合いの時期がなかったことによる珍現象だったと思うのです。

  異常気象が通常になる

というこの10年ほどですが、ちょいと困ったものですね。

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クッション 

仕事の関係で

    紫式部日記

を読んでいるのです。
筆者の紫式部という人は大きな喜びの最中にも自分を見失わないというか、冷静に自己をみつめることの出来る人です。
例えば、彼女の仕えた藤原道長の娘彰子が皇子を出産した直後、人々は喜びに沸き返り、43歳の(紫式部より少し年長)道長でさえ見苦しいほどに喜んでいます。赤ん坊(のちの後一条天皇)が道長にお小水をひっかけたりしても

    うれしきわざかな

などという始末。じじバカというのでしょうか。
そして、そのあと赤ん坊の父親である一条天皇がやって来るという大きな出来事(天皇が臣下の家を訪問するなど、めったにないことで、大騒ぎになります)があるのですが、その間に彼女はその時の自らの想いを書き留めています。

  もう少し自分が普通の考えで生きていけるなら
  この無常の世の中でもそれなりに生きていける
  だろうに、心に引っかかるものがあってそうは
  いかないのがなんとも苦しいのです。

などと言ってふと池を見ると水鳥が何の悩みもないように遊んでいます。それを見て彼女は「池に浮いている水鳥と私は何ら変わることがない。憂い(「浮い」との掛詞)世の中を過ごしているのだから」という意味の歌を詠むのです。

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録音 

稽古は進むよ、と先日申し上げたのですが、実際は亀の歩みかもしれません。
なにしろ参加者が全員4年生で、なかなか大学に来ないのです。
大学にさえ来てくれれば暇な時間にパート練習ができるのですが、難しいものです。
私が学生時代、大学が好きで、なにしろ本がいくらでもある所ですから、行けば行くだけ本が読める、というか

    本を眺められる

幸せがありました。しかし私どもの学生は、大学というのは

    授業を受けに行くところ

という感覚なので、同じようには考えられないのです。そんなわけで、一人でイライラしているかもしれない昨今です。
しかしそれでも、一部の学生が来て、セリフの録音に入っています。ほんとうはナマでやりたいのですが、なかなかそうは行かないのです。
昨日は前半をほぼ終えて、あとは後半のヤマ場に入ります。
このヤマ場が難しいのです。いくらか文楽風なので、学生にはかなり無理を言っています。

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アレルギー 

最近忙しさが災いしているのか、またちょっと元気がありません。
そのバロメーターになるのはお酒が美味しいかどうかです。
昨日もサッポロ黒ラベルの350ccをいただきましたが、脳天に響くようなおいしさではなかったのです。いや、サッポロさんが悪いんじゃないですよ。
それにしても、去年のことを思うと

    雲泥の差

です。
去年は私の人生の中でもかなり悪い部類に入る1年で、後期が始まって早々にもダウンしてしまいました。しかし今年は今のところ休む事もなく仕事をしています。

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ツメ人形は誰のもの? 

私の研究室にある文楽人形は大学で買ってもらったものです。
娘首のものは上から下まで大学のものです。
いつの日か私が大学を辞めるときはどうなっちゃうんだろう、と思わないでもありません。
大事にされるならケースを買ってもらって

    学長室

あたりに飾ってもらうことになるでしょうか。
粗末に扱われるなら倉庫行き?
といっても私がもらっていくというわけには行かないので、口出しはできません。
今までと同じように

    学生に遣わせて

ください、とまでは言いません。でも大事にしてほしいなぁ。

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ふたたび、父子 

このところなんとなく「父と子」のテーマにこだわっていたかもしれません。まんざら理由がなかったわけでもないのです。「そんなこと

    わかってるよ」

とおっしゃる方もおありかと存じます。
そうなんです、11月の文楽公演には

    嬢景清八嶋日記

    一谷嫩軍記

が出るからなのです。父と娘、父と息子、の話ですね。
もちろん、母と子、兄と妹、男と女にまつわる演目も出ますが、やはり軸になるのはこの時代物ふたつでしょうね。
今日は「嬢景清」をちょっとばかり予習しておきます。
「花菱屋」は駿河国手越(てごし)の遊女屋。今で言うと静岡市駿河区ですね。手越というと平維盛も源氏を追討するために足を踏み入れた場所です。後にこのあたりは丸子宿の名で東海道の宿駅として栄えますね。そこに肝煎の左治太夫が糸滝という14歳の少女を連れてきて、父のために身を売りたいと言うわけです。父、すなわち悪七兵衛景清は盲目となって日向(宮崎県)にいると知ってのことです。
花菱屋の長もなかなかの人物で、金と時間を与えます。要するに日向の国まで行かせてやって、父と会えるようにしてやるのですね。そして左治太夫が同行して糸滝は西に向かうのです。
ここに出てくる人物はおよそいい人ばかり。中にはドライなおばちゃんもいますが(笑)。
糸滝はいい人に巡り会いました。
しかし糸滝は父親思いです。恋焦がれていると言ってもいいくらいでしょうか。

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人形を動かすセリフ 

文楽ではなく、文楽人形劇。
そういう意識で勤務先での伝統芸能関係の授業その他の活動を続けてきました。
文楽ならやはり

    浄瑠璃

がなければなりませんので、それとは似て非なるものだと思ってきました。
授業で浄瑠璃の体験をしたことはあるのです。それについては以前書いたことがあります(→こちら)。ただ、学生の関心はどちらかというと

    人形を遣うこと

に偏っていたことは事実です。しかも、三味線が習えませんでしたので、床の真似事はできないままでした。
で、人形に集中しようという気持ちも強くなり、外部でご覧いただくときはフシなどのない、まったくのセリフ劇にしました。
そうなると、マクラはありませんし、「にィィィィィ」のような産み字も使えませんし、そもそも地の文がありませんから、セリフが早すぎて人形が動けなくなってしまうのです。
そこで、一見無駄に思えるようなセリフを入れたり、無意味に聞こえるようなセリフの繰り返しをしたり、という工夫もしなければなりません。

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稽古は進むよ 

今月30日の大学祭での上演を目指して、今日も学生が頑張って稽古をしてくれました。
もうほとんど任せておいても大丈夫じゃないかと思うくらいです。
そもそも私などより、彼女たちのほうがいいセンスをしていると思いますので、自主的にどんどん頑張ってくれているようです。私としてはかなり

    楽です

何といっても4年生ですからもうベテラン(笑)です。
針仕事の仕草を稽古しているのですが、これもいくらかサマになってきたようです。
ただ、針仕事をするのはちょっと無理な設定なので、いくらか台本を触ったほうがいいかなと思わないでもありません。
セリフをいくらか

    書き加えたほうが

いいかな。
普通の芝居とは違って、また文楽の発想ともいくらか異なって、人形の動きにあわせるようなイメージで本を書いています。演技が変わればそれに合わせて本を変えることも考えるほうがいいかもしれません。

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職場の動き 

同じ職場に勤めていながら、まるで会わない人があります。
この9月に、とうとう職場で

  一度も話したことのない

若い同僚が辞めて行きました。3年くらい同僚だったのかな? とにかく接点がなくて話したことがないのです。普通の企業ではめったにこういうことってありませんよね。
といっても仲が悪いとかそういう意味ではありません。だって、話したこともないのに喧嘩もできませんよね。
とてもいい青年でしたから、残念に思っているくらいです。
生け花でもされてるのかなというお名前でしたが、その血筋についてお話をうかがうこともできないままでした。

彼だけではありません。今の同僚なのに、とんとお顔を見ない人も少なくありません。
もちろん私の

    身体的状況

が原因の一つであることは間違いがありませんが。

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吹田市民大学 

「生涯学習吹田市民大学千里金蘭大学キャンパス講座(何度書いても長い・・・)の申し込みが始まっていることは先日書きました。ところが、肝心のどうやって申し込むのかについてメモするのを忘れていました。
昨日、同僚のブログにそれが載っていましたので、

    しまった!

と気づいたわけです。同僚は実にきちんと情報を載せる人で、私はそういうところが抜けています。
で、私も書こうと思うのですが、よく考えたら同じ情報ですから、ほとんどコピペ状態です(笑)。
まあ、単なるデータですからお許しいただくことにします(勝手に決めるな!)。

次のようなことのようです。

時: 平成22年11月16日(火)、30日(火)、12月7日(火)、14日(火)、21日(火) 
   いずれも午後1時から2時30分まで
会場:千里金蘭大学本館9階大会議室
テーマ:今見つめ直す文化の東西
申込受付期間:10月1日(金)~22日(金)
申込方法:往復葉書に、「講座名(千里金蘭大学キャンパス講座)」「郵便番号・ご住所」「お名前・電話番号」を記入して下記へ(1枚の往復はがきで、おひとりだけ申し込めます)
 〒565-0874 吹田市古江台3丁目8番1号 吹田市中央公民館
 Tel 06-6873-9802 Fax 06-6873-9803 mail chukomin@city.suita.osaka.jp
なお手話通訳が必要な方はその旨お書き下さいとのことです。

むりやり少しだけ書き加えました(笑)が、出典は
http://labo.teraguchi.net/2010/10/05/3612/
でした。お世話になりました。

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アカペラ 

かなりのブームだそうですね、アカペラ。
もともとはイタリア語で、「チャペルにおいて」というような意味らしいですね。
要するに教会音楽。
私の学生時代であれば

    グレゴリオ聖歌

くらいしか思い当たるものはなかった(実際はそうでもないのでしょうが)ので、当時はアカペラという言葉自体あまりポピュラーなものではなかったように思います。
ところが、ポップミュージシャンがアカペラの技法をうまく使ってさらにそれを敷衍する形で魅惑的な合唱を始めてブレイクした、という感じなのでしょうか?
今や音楽のことは何もわからない私はうまく説明できないのですが。

大学生になった長男が入ったサークルがこのアカペラ。彼はそんなに音楽が得意だとは思わなかったのですが、どういう風の吹き回しだったのかと思います。
ふと思い出すと、私も大学1年生のとき、語学クラスで4人が集まって四重唱を楽しんでいたことがあります。私はバリトンだと思うのですが、なり手がいなくて、やむを得ずバス。
もちろん無伴奏で、レパートリー(っておおげさですが)は

    デューク・エイセス

の曲ががもっぱら。
「おさななじみ」とか「筑波山麓合唱団」とか。

長男は今どんな声を出しているのか、声変わりしてからをあまり知らないので、聴いてみたい思いもあります。それにしても大学1年生でアカペラ、って、なんだか血が繋がってるのかなぁ、と思うのです。

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秋の巡業 

10月の地方公演、いわゆる巡業がおこなわれていますが、いかがでしょうか?
興味がありながら、どうしても行けそうにありませんので、皆さんのご感想が頂ければありがたく存じます。
豊竹呂勢大夫さんは

    勘平腹切

を語っていらっしゃるようですが、いかがでしょう? 私などさっぱりイメージが湧きませんが、あの清治師匠に三味線を弾いていただいて義太夫を語るというのはどんな心境なのでしょうか。
以前、あるベテラン太夫さんが、お若い頃、長老の三味線の師匠に弾いて頂いたときのお話を伺ったことがあります。すると、ひとこと、

    息が引けなかった

とおっしゃっていました。格が違いすぎて苦しかったのだそうです。
呂勢さんはこのところずっと清治師匠に鍛えられていらっしゃるわけですが、もちろん呂勢さんは立派な太夫さんですが、それにしても相手は切っ先で勝負する清治師匠。場合によっては神経もすり減るのではないでしょうか?
しかも今回は切場ですから、やはり想像を絶するすごいことなのでしょうね。

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6月の祝日 

どうでもいい話なのです。
先日、

  日本の文化と歴史

という授業の第一回で(翌日が秋分の日だったので)

  秋分の日とは何か

という話をしたのです。
もちろん、太陽が秋分点を通過する瞬間を含む日だとか、昼の方がほんの少し長いのにはわけがある、などという科学的なことも言わないでもなかったのです。しかし肝心なのは、授業の性格上、日本の文化と歴史の中でこの日はどういう意味を持つ日なのかということですね。
いわゆる「祝日法」は「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ日」としていますが、なぜそれが秋分のと関係があるのか、宗教的なことは法律には盛り込まれませんが、この日が中日となる彼岸とはどういうことか、皇室行事としての秋季皇霊祭とは何か・・・・などなど。

こういう話をしましたので学生も翌日の秋分の日当日はゆっくり休んでご先祖を偲んだのか、というと、なんとその日は例の「祝日なのに授業をする日」だったのでした。

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父子 

この間、平成中村座の関係で中村勘三郎さんの写真を拝見したのです。その時私がとっさに思ったことは

  あ、勘三郎だ!

ということでした。
そんなの当たり前じゃないか、と冷たい笑いを浮かべられた皆様。違うんですよ、そうじゃなくてね、

  あ、十七代目だ!

と思ったわけです。もうそっくり同じ表情だったのです。
こわいというか、すばらしいというか、若い頃はあまり似ていないと思われていた父と息子でも、息子がある年齢に達するとここまで似てくるのだろうかと思いました。
成田屋父子はもともと似ていらっしゃいますが、勘三郎さんはこれまであまり感じたことがなかったのです。私が鈍いだけかもしれませんが。
舞台でもやはりよく似ていらっしゃいますかね。

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肩こり 

「頭痛肩こり」というとどうしても

    樋口一葉

になってしまいますが、このところどうも私もその傾向が強まっています。
原因はじっとしてパソコンに向かっていることにほかならないでしょう。
頭が働かないのは昔からですが、肩こりはそんなにキツくはなかったように思うのです。しかし今はかなり厳しいです。といってもマッサージや整体に行く金銭的余裕もなく、肩が凝るなぁ、と言い続けるだけです。
「だから

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なんてやめときゃいいんだよ」とおっしゃる方、まことにごもっともでございます。
ただ、途切れるとそのまま終わってしまいそうなので(笑)書き続けているというだけなのですけどね。

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