そして5年 

今日でこのブログは丸5年、明日が

    誕生日

なのです。
好きな音楽や演劇、大切な教育と研究、それらの生きがいを奪われることがほぼはっきりして、生きることがつらくなったころにスタートしたのでした。
自分の存在など些細なものであることはわかっていましたが、それに

    太鼓判(笑)

でも捺されたように思えたのが複数の病気。人にはわかってもらえず、内向きになり、気が折れそうな日々を送っていました。そんな時に、5年くらい頑張ってみよう、何か書き続けることで生まれるものがあるかもしれない、と思って始めたのでした。
あいにく、筋書どおりにはいかないのですが、5年間続けるということだけは果たせました。

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外食 

食べ物の店を知らないのです。「どこそこで昼を食べた」「ああ、あそこなら○○がおいしいよね」という会話が成り立ちません。
文楽の方々はいろいろご存じで、日本橋界隈、半蔵門界隈はもちろんのこと、全国各地におなじみの場所がある、という方も少なくないでしょう。
あの人たちについていったらおいしいものにありつけること、請け合いです。
また、食通の方や食べ物関係の家に育った方もいらっしゃり、なかなかの

    蘊蓄

を披露していただけることもあります。
昔、地方公演のおこなわれたあるところで太夫さんと

    ボラの唐揚げ

を食べたことがあり、その、魚に詳しい太夫さんは、ボラは何でも吸い込んで食べるから、汚いものもいろいろからだに溜まっている、だからまずいボラは食べられない、と教わりました。
なんでそんなに詳しいの? と首を傾げるほどの博識でした。
それ以後、私はこの太夫さんを「さかなクン」と呼んでいます(ウソ)。

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反応 

兵庫県のシニアの皆様が園芸学などを学ばれる

    大学

があり、そこの、いわば「教養科目」として、文学や歴史などの講座が開設されています。24日はそこに行ってきたのです。
私の話が約60分。いつもながらおもしろくもない話です。受講者の皆様の心は早くも人形に。
最前列を占めていらした女性3人組(シニアとは思えないお若い方々でした)はいきなり「人形、写真に撮ってよろしい?」とおっしゃっていました。
そして学生が出てきますと、

    あらまあ、若い

ともおっしゃっていたそうです。この「大学」は60歳以上の方限定ですから、ほぼ3分の1の年齢ですからね。

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楽日 

学生が大学所蔵の文楽人形のパフォーマンスをするのは、という意味で、昨日は

    千秋楽

だった、とほぼ確実に言えそうです。
何度か「これで最後」を覚悟したのですが、今回はあと1か月足らずで学生そのものがいなくなりますから……。
昨日お訪ねしたのは、兵庫県宝塚市にある駅ビル型の

    ソリオ

という大型商業施設+公的施設+その他もろもろ施設のビル群の一角にあるシニアのみなさんのための「大学」なのです。
そこで私が文楽の簡単な歴史についてお話しして、そのあと、実際に人形の動きをご覧にいれるものでした。おそらく私の話はすっかり頭から消え去り、みなさんの印象は美人女子大生トリオと人形だけになっているでしょう。

文楽の歴史の話は兵庫県西宮市にある西宮神社をきっかけに、今回は「浄瑠璃」の由来となった

    愛知県岡崎市

の浄瑠璃姫のお話も少々させていただきました。名所案内的に過ぎたかな、と思いつつ、写真もあれこれご覧頂きながらのお話でした。
そして、いよいよ時間が来て、学生たちの登場です。一番小柄な学生が主遣いでまずは人形の構造のお話など。
いくらかの仕草もご覧いただきましたが、なんと申しましても皆様人生経験豊かな方々です。文楽劇場、いやいや、朝日座や四ツ橋に通っていたよ、という方だっていらっしゃるかもしれませんから、学生の動きなどどう思われたことやら。
そして、左遣いの学生はそのままで、主遣いはこの人形をおそらく人前で最も多く主遣いとして動かしたであろう学生(時々このブログに来ますが)と交代して、寸劇の始まりです。

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稽古 

南半球で大変な地震がありました。
実は私どもの大学からも教員を含めて7名の学生が現在あちらにおります。
不幸中の幸いで、彼女たちは全員無事との連絡が届いております。しかし、本人たちの顔を見るまではご家族の皆さんもご心配だろうと思います。しかし、私の大学の学生は無事でも、行方不明になっていらっしゃる日本人もいらっしゃるとのことで、同じ日本人としてきわめて心配です。
送り出す側がいつも思う「無事に帰ってきて欲しい」という気持ちは時としてこのように届かないこともあるのですね。。
今日のブログの冒頭に記すゆえんです。

本日の本題は「続きを読む」のあとに書かせていただきます。

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不眠 

これも時々書きます。
本来私は早寝早起きをするほうで、11時に寝て5時半頃起きて、まだ誰もいないキッチンで食事とも言えない食事を摂ります。

    食パンに野菜ジュース

とかコーンフレイクに牛乳とか。そして6時半を過ぎたら大学の開門の時間に間に合いますから出発。
ところが、体調不良になると薬の副作用のために不眠に陥り、徹夜も少なくありません。寝過ごしが怖いので、5時になったら2度寝は断念。キッチンへ行きます。

このところ2日連続の不眠で、やむなく

    睡眠薬(睡眠導入剤)

のお世話に。
その結果、21日は夜10時30分頃からとろとろと意識が薄れ、目覚めたのは12時30分(もちろん深夜)でした。2時間眠れました。
その後いくらかぼんやりしていたのですが、4時にはもう完全に目が冴えました。

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体重 

時々書く体重ネタです。

同僚が使っているのですが、体重を測るとパソコンなどに記録され、ついにはツイッターのつぶやきにまで届く機械があるそうですね。
ダイエットの効果を意識的に高めようというもののようです。公開することで恥ずかしくないようにしようとして

    効果的に痩せよう

というアイデアですね。ただ、同僚の毎夜の(体重測定前?)のつぶやきには「今日のワイン」というのがしばしば豪華な料理をバックに写真つきで紹介され、なんというか、なかなかうまくいかない(笑)ようです。
健康なら多少太っていたほうがよいのでは? と私は思うのですが、「健康なら

    多少痩せたい

とお返事が来そうです。ままならぬものですね。

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無精 

あっという間に千秋楽です。

    二月公演は逃げる

でしょうか?
このブログでは何も書けませんでした。

    筆無精

でした。マメをモットー、看板としている者といたしましてはお恥ずかしい限りでございます
願わくは、劇場にいらっしゃった皆様になんらかの書き込みを賜りたくお願い申し上げたく存じます。
「菅原」が金メダルだったのかな?と勝手な想像を巡らせています。
5、6月の演目、配役も出ました。これもご感想がおありではないでしょうか。
文楽ではありませんが、淡路島では珍しいお芝居も復活上演されたと伺っています。

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休演 

東京公演は千秋楽が近づいていますが、ここに来てベテランの方の休演が出ているようです。
けがをされたという

    桐竹紋壽さん

と、体調を崩されたという

    竹本綱大夫さん

のお二人です。
紋壽さんは以前(近年のこと)にもけがで休まれたことがおありだったと記憶します。どうかお大事に。綱大夫さんは4月を控えていらっしゃいますので余計に気になりますね。こちらも何とぞお大事に。それぞれ桐竹勘十郎さん、竹本津駒大夫さんが代演だとか。ずっとお休みだった吉田文雀さん(代演は吉田和生さん)を合わせるとやはり寂しいですね。

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絶食 

ひどい目に遭いました。
息苦しくてしんどかったのですが、ついでに吐き気もあると医者に話したのです。そうしたら

    絶食

を言い渡されたのです。丸3日です。そんなにひどいわけじゃないのに、どう思われたのか…。
頭はずきずき、足はしびれる。ナースにいくら言っても埒は開かない。ドクターは来ない。
で、4日ぶりに食べ物を見ると

    ありがたい

とつくづく思いました。
ただ、必ずしもおいしくないし、食べるのに時間がかかるし……。
時々、地震などで1週間何も食べなかった人が瓦礫の中から発見された、などというニュースがありますが、あれは大変な苦痛でしょうね。
それにしても、これは誤診じゃないかと思える(実際はどうだかわかりませんが)絶食指示でした。

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嫌味 

昔の教え子から時々メールが来ます。先日は、私が四年制大学ではじめて教えた関東住まいの人が

    文楽東京公演

の新聞評を添付して近況報告のメールをくれました。
彼女は成績優秀でなかなかの筆達者。単に新聞評を添付するだけでなく、必ず

    批評の批評

を添えて送ってくれ、これがなかなか手厳しいのです。新聞評は字数制限が厳しく、記者さんや批評家の方のご苦労は大変だと思います。それは彼女も承知ですが、それでもバッサリ批評斬りをしてくれます。

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大事 

日々牛歩なのです。
昨日(16日)は朝からしんどくて点滴三昧(っていうのか?)。
結局大小併せて4本入れました。1600cc。
血管は何故あふれないのか?(笑)などとばかなことを考えていました。
幸い楽になり、呼吸の指標となる

    酸素飽和度

は82から93に上がりました。ただ、この2、3日あまり食べていないので、身体はふらふら。

    大事をとって

病院に泊まることにしました。
寒さのバカヤロー! ああ、すっきりした。
というわけで、今日は(携帯の電池もないので)これにて失礼致します。

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申告ほぼ完了 

お金にまつわることは苦手なのです。小遣い帳とか家計簿とか、つけたことがありません。几帳面につけておれば、もう少しゆとりのある生活ができていたかな、と思わないでもないのですが、苦手としか言いようがありません。
大学院の頃は予備校などであちこちから収入がありましたので、確定申告をしなければならないと言われ、恥ずかしいような金額の申告をしていました。
あるとき、

    税務署

から電話がかかってきまして、「あなた、○○予備校から120万円あまり受け取ってますね。それが申告漏れですよ」とお叱りの内容。ただ、私は

    身に覚えがない

のです。よく聞いてみたら、夏期講習に2時間くらい行ったもののことらしく、
「ああ、わかりました」
「脱税になりますよ」
「すみません。ただ金額をよく確認して下さい。1万2000円じゃないですか?」
「えっ? ほんまや。あの、どうもすみませんでした」。(ガチャッ)
電話が切れました。それでも私は1万2000円申告漏れしていたのですが、そんな微々たるお金は相手にもしてもらえませんでした。「せっかく手柄を立てたと思ったのに」という税務署員さんの歯ぎしりが聞こえてきそうでした。
この話、以前も書いたかも(笑)。

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チョコ話 

高校生の頃、バレンタインなんてほとんど意識がありませんでした。
昔話ですが、高3の時には付き合っていた人がいまして、そこそこ親しかったのですが、彼女も何もくれませんでしたし、私も欲しいとは思ってもいなかったのです。
大学生になると少しずつそういう習慣も広がり、

    義理チョコ

という言葉も生まれていたのではないかと思います。学生のたまり場に女の子が袋入りのチョコレートを持ってきてくれたように記憶します。
大学院の時、兵庫県芦屋市の高校で

    非常勤講師

をしていたのですが、その時に生徒からはじめてもらったのが明治の板チョコ(!)。若い先生は少ないですから、私などでも希少価値があったのでしょう。
その後もハートチョコをもらったこともあり、アパート住まいをしていた時には、ドアのノブに掛けられていたこともありました。あの頃が一番華やかでした(笑)。

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小耳にはさむ 

何かと世間から遅れていきます。
ワープロ(文豪)もパソコン(5200)も文系人間としては比較的導入は早かったのですが、電話という意識から携帯を使いはじめたのは遅く、ましてや昨今次々に出てくる機器は名前もあまりよく知らないのです。
テレビタレントはまるで知らず、日本の俳優さんもわかりません。

    文楽の技芸員

さんでは、人形遣いさんこそいろいろ押さえていますが、床の方は「えーっと芳穂君と靖大夫君はどっちが先輩だっけ」「錦糸さんのお弟子さん、名前は何だっけ」というありさまです。

大事な相談をしたいので空いている時間を教えて欲しい、と職場で言われたのですが、話はできませんよ、と言ってはじめて

    ああ、そうでした

と言われます。わかってくれ、とはもう言いませんが、毎回のことですからなんとも面倒です。
いきおい、重要な情報から取り残されます。この半年あまり、職場に激震が走ったのに、わけのわからない私はのんきに構えていて、あとから驚くような話が「結果」として知らされるような状態でした。

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勘三郎さん 

中村勘三郎丈が休養されています。
すさまじいエネルギーの持ち主と思っていましたが、やはり無理に無理を重ねられて、それが祟ったのでしょうか。いくらかよくなられているというニュースもありますが、さて。

    特発性難聴

とのことで、案じられます。この病気は東京大学の福島智さんが罹られたものだとうかがっていますが、場合によっては聴力を失うそうです。
文楽の世界では、十代若大夫師や二代玉五郎師など目を不自由にされて苦労なさったか方がいらっしゃいますね。若大夫師はテキストは当然丸暗記。一か所でも忘れたらもうおしまいです。そのすさまじさには越路師匠が舌を巻いていらしたというお話も伺ったことがあります。
若大夫師は高校野球のファンでいつもラジオを聴いていらしたとうかがいました。大きな楽しみだったのでしょうね。
玉五郎師は人形遣いさんですから舞台でどんな風になさっていたのか、不思議ですらあります。おばあさん役では芯の強い、しかし心の温かな人物を活写されていました。昔は静御前などもお遣いだったそうですが、私が覚えているのはおばあさん役かせいぜい老女形がです。
たしか、劇場に通うのは奥様がいつも付き添っていらっしゃったとうかがいました。
歌舞伎では晩年の十三代目がほとんど見えなかったとうかがっています。その中での菅丞相は語り草です。
高齢になるとどうしても目も耳も力が落ちて行きます。

    吉田文五郎師

はやはり高齢で耳が衰え晩年はあまり聴こえないのに人形を遣っていらしたといいますから不思議ですらあります。

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スランプ? 

仕事が一段落してしまったために気が抜けたのか、かえって物事がはかどらないのです。
本を読むのも億劫、ブログを書くのも思うに任せず、特に東京の文楽については指をくわえているだけで思いを馳せることすらできていません。
本当に今あちらで文楽公演が行われているのだろうか?(笑)と思うくらいです。
例年ならそれでも4月以降の仕事に向けてある程度意気が上がるのですが、今年はそれが上手く行かないのです。
わけをお話しなければと思いつつ、気が進まないのです。
昨日(11日)などはほんとうに

    何もしない一日

でした。まずい状況です。
みなさん必死に働いていらっしゃるのに、我ながら困ったものだと思います。
休んでいる、という実感があればいいのですが、むしろだらっとしながら

    休まなきゃ

と思うのが不思議です。
こういうときにはやはり

    千本の道行

のような、華やかな曲が聴けたらいいだろうなと思います。

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話さなかった学生 

この春卒業する学生とは割合によく付き合えたと思います。
彼女たちも遠慮なく私の部屋に来てはおしゃべりをしていました。実際は学生同士のおしゃべりのために部屋を貸しているようなものでしたが(笑)。
そんな中でたった一人、あまり話さなかった学生がいるのです。
他の短大を卒業して編入してきた人で、クラシックバレエやピアノの上手なとてもかわいくておしゃれな学生でした。ただ、あまり日本の伝統芸能などには関心がなさそうで、ついに彼女だけは

    文楽人形

に触ったこともなかったと思います。
私が接したのは3年生の時の総合ゼミだけで、それも教員が合同で担当するものでしたから、私はあまり出番がなかったのでした。当然、彼女は卒業研究の指導教員には私以外の教員を選び、さらに4年生になってイギリスに半年近く語学習得のために留学して決定的に距離が出来たのでした。
そんなわけで、もうこのまま触れ合うこともなく別れるのだろうと思っていました。
ただ、彼女が気になる存在であり続けたのは事実で、どんなことをしたいのか、しようとしているのか、
会話さえ出来れば一度じっくり

    話を聞いてみたい

と思っていたのです。
しかし時間は流れ、そんな機会を得ることもなく、ついに卒業研究の口頭試問の日になってしまいました。
卒業研究も半年の留学体験を基にしたものを書いていました。

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歴史の中の私 

学生に歴史の話をしていると、彼女たちはこういうことをいいます。

    今生まれてよかった

と。たとえば、身分制度のあった時代、男女が同じ権利を持っていなかった時代などの話になると必ずといってよいほどそう言います。
なるほど、そうだろうと思います。ただ、彼女たちは、今こそがバラ色で、過去はひどい暗黒の時代であったかのように思っているのではないかと感じることもあります、また、今後どうなっていくかにはあまり関心を寄せないので、自分たちが歴史の一部分として評価あるいは批判されることにはあまり思いが及ばないようなのです。
「皆さんは今がいいといいますが、100年前もきっと、昔は辛かっただろうな、今はいいな、と思っていた人がたくさんいたはずです。でも、その100年前をみて皆さんは不自由だとかかわいそうだとか言う。となると、我々の時代も100年後から見たら

    不自由なかわいそうな時代

に見えるかもしれませんね」などというと不思議そうな顔をしています。
我々が歴史の到達点ではなく、長い歴史の一時期を生きているに過ぎないことが実感できないのでしょう。

私は歴史の授業の1回目に「この時間は皆さんに何も覚えてもらおうとは思いません」というのですが、彼女たちはこれにもきょとんとします。歴史=暗記と考えているからです。
「歴史と言うのは

  過去を知り、現在を見つめ、未来を見渡すこと

なのです。だから過去の出来事を暗記することは大事ではありますが、それだけでは3分の1なのです。皆さんはこれまで暗記はかなりしてきたので、この時間は現在を見つめて未来を見渡すことを主にしたいと思っています」
というと、「暗記しなくていいんだって!」と喜んでくれます(笑)。でも、実はこの「現在を見つめて未来を見渡す」ことはかなり難しい課題なのです。最終的にはリポートなどで苦労してもらっています。

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言いたい放題 

2日間勝手なことの言いたい放題でした。呆れ返ってコメントもできない、という方も少なくなかったと思います。ついでに今日も放言を(またかい!)。

    恥を知る

ことが必要な人間はどこにでもいます。学校も同じでして、特に大学などとんでもない教員はけっこう多いのです。
英語のできない英語教員(某大学の友人に聞いた話)とか、日本語の文章のまともに書けない国文学者とか、自分は誰よりも苦労していると思い込んでいる大先生とか、周りはみんな馬鹿ばっかりと言って憚らない輩とか、遣えもしないくせに文楽人形を持っている奴(ん? これは私か!)とか、大学教授の名に値しないろくでもないのがいくらでもいます。
仕事はさぼってお金もうけに走る、学生を自分の考えに従わせることが教育と思っている(学生がつつき合って「あのセンセいい年してわかってない」なんて言っているのも知らずに)、研究とは名ばかりの雑文を書き散らしている(これも私か!)などなども。そういう八百長みたいな連中が恥を知らずに大手を振って歩いている、しかしそれを含めて

    大学

なのです。

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あまのじゃくなので 

だいたい人と同じことを言わないのです。
以前はよく会議などで他の人が唖然とするようなことを言っていたようにも記憶します。
ですから、皆様、昨日と今日書いていることは、またあいつの悪癖が出た、と一笑に付されることは覚悟しております。

で、相撲なのですが、お金で星を買うなんて恥ずかしい、と思うのです。これはもう

    恥の問題

です。プロとして恥ずかしいことをしてはいけない。敢えて言うなら(かなり無理のある例えですが)、文楽の太夫さんがしんどいからといって口パクして録音を流すようなもの。それはダメでしょう。

    恥を知る

というのは私のいわば座右の銘なのですが、今回名前の挙がっている力士さんにこの言葉を贈ります。

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いい感じはしないけど 付590000 

文楽の話ができるかな、と思っていたら、なんだかまた相撲界が揺らいでいるようです。
関西の春は奈良のお水取り、大阪の春場所、兵庫の甲子園とともに訪れます。京都? そりゃもう年中行事の宝庫ですから、言い出したらキリがありません。とにかく3月の声を聞くや、次々に訪れる春の行事が心まで温めてくれるのです。
で、やはり大阪ミナミにお相撲さんの鬢付け油の匂いが漂うと

    ああ、春だな

ということになるのです。
それがどうも今年は見られないらしい、ということで、やはり一抹の寂しさは感じます。
最近は法令を遵守することがとても大事、というかうるさく言われます。
たしかに当然のことであり、法律なんてどっちでもいい、とでも言おうものなら、教育にかかわる者としては指弾されるのでしょう。
しかしそれでも、私はあまり法律というものを信用していないものですから、うるさく言われすぎると拒絶反応も起こしてしまいます。

    八百長

という言葉が風を切って新聞などを闊歩していますが、こういわれてしまうと何だか「いかさま」「でたらめ」の以外の何ものでもありません。
お金が絡んだりするといい感じはしないのですけれども、勝負の中には心理的なものもありますのでいわゆる「ガチンコ」だけとは限らないとも思うのです。

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2月は勉強 

なかなか勉強できない日々なのですが、今月はちょっと頑張ろうと思います。
授業は終わって学生とはしばらく会いませんし、入試の仕事も来週一段落、成績もそろそろ出し終えますし、公開講座もありませんし。
私の本職は

    平安時代の歴史

を、制度史ではなく、日常生活の中から眺めることです。
どうも昔から法律というのが性に合わず、大学に行く時も文系で一番忌避していたのが法学部でした。
ところが日本史を勉強するとどうしても法律や制度は無視できません。でも、それを勉強すればするほど逃げ出したくなって、文学や行事などを中心に勉強することになるのでした。

先日、卒業研究の口頭試問で

    村上春樹

を取り上げた学生がいたのですが、この人の研究に「何か意見を」といわれたときに、自分はいかに文学的な才能がないかを思い知らされたように感じました。やはり小説を読むにしても一種の才能が必要に思われ、私にはそれはありません。

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今年の口頭試問 

昨日、私にとっては最後の卒業論文指導となった4人の学生たちの研究発表会とそれに対する

    口頭試問

がおこなわれました。
私がよくわからないために頓珍漢な意見を言ってしまったのがイギリス留学体験を基にした日本との比較文化論的研究に挑んだ学生でした。何しろ私はイギリスなんぞ行ったことがありませんので、さっぱり要領を得ませんでした。彼女の5ヶ月間の滞英生活のいろいろなエピソードを知ることが出来たのは幸いでした。英語もうまくなったんだろうなぁ…。
さらに意味不明のことを言ってしまったのは村上春樹を選んだ学生に対して。なにしろ村上春樹といえば、読んだ本は数冊、しかも彼女が挑んだ『ノルウェイの森』なんて刊行直後に読んだきりですから、登場人物の名前までおぼろでした。結論としては春樹作品の持つ読者への強いメッセージ性の追究だったと思います(これまたあやふやで申し訳ないのですが)。この学生は、意図的に『ノルウェイ』を自分自身に引きつけて、それを普遍化する方法をとっていました。
こんないい加減な試問担当者であったにも拘らず、二人とも真摯に私の愚問に答え、気持ちよく試問を終えていきました。
私を直接の指導教員に選びながら「現代社会におけるインスタント食品の考察」という内容を書いた学生もいました(原則的に学生が教員を選ぶのです)。
指導といわれても、社会学はもちろん、食品学などまるでわかりませんから、かなり四苦八苦。結局彼女にはあそこにこういう資料館があるよね、図書館に行けばこんな参考書が見られるよ、といろいろ足を運ばせただけのひどい「指導者」でした。しかし実にまじめにそれに対応してくれました。写真も入っていますが、原稿用紙に換算してざっと

    100枚

くらいあったのではないでしょうか。しかも彼女のすばらしいのはスタートダッシュのよさとその後の安定感のある進め具合。普段からパンクチュアルな学生なので心配はしていなかったのですが、見事に余裕を持ってゴールしてくれました。

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明日から東京公演 

文楽東京公演は明日5日が初日です。
今回は三部制で、

第一部は11時開演で、

  芦屋道満大内鑑(葛の葉子別れ、蘭菊の乱れ)   
  嫗山姥(廓噺)

第二部は2時30分開演で、

  菅原伝授手習鑑(道行詞甘替、車曳、茶筅酒、喧嘩、桜丸切腹)

第三部は6時開演で、

  義経千本桜(渡海屋・大物浦、道行初音旅)

という番組です。
まあなんと申しましょうか、というのは大昔の野球解説者の名セリフ(?)ですが、この番組を見て、見所満載の時代物名作集と喜ぶ向きもあれば、一日で通すと何が何だかわからない(笑)可能性もありそうな中途半端な組み合わせだ、と首をかしげる方もいらっしゃろうかと思います。

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点滴の副作用 

ちょっと調子が悪かったものですから、病院に通っていました。
まったくもういつどうなるかわかりません(笑)。
で、「これはダメだから点滴しましょう」という、いつもながらの医師の判断によってこのところ3日間で5本の点滴を打ってもらいました。
私は注射というのはまるで嫌ではなく、

    針を刺される

のもまったく平気です。
しかし点滴で何よりもうっとうしいのは

    長い時間じっとして

いなければならないことです。
特に仕事などがありますと気になりますから、あのポタポタ落ちてくる薬液(と生理食塩水)がじれったくて仕方がありません。そうなるとやはり対策を考えねばならず、一番手っ取り早いのは本を持っていくことです。
「しんどい、しんどい」といいながらのんびり本を読んでいる私はちょっと変なのでしょうか?
もうひとつ不快なのは副作用です。私の場合、点滴をするとその夜はまず眠れません。今回も2日はほぼ徹夜。1日は3時間ほど寝たところで目が覚めるというつらさでした。

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頼りにならない 

毎年この季節に頭が痛いのが、4年生なのに授業に出てこない学生の処置とか、リポートをなかなか出さないものをどうすればよいのかなどの問題です。
そんなもの、

    自己責任

なのだからほったらかせばいいのだ、という意見ももっともです。世間は甘くないんだよということを教える意味でも、締め切りは厳然と守らせることは教育的だろうと思います。
私が大学院の時、教授の助っ人で雑誌の編集をしていたのですが、校正を出さない後輩がいまして、その教授がかなり怒り、目の前で私に催促の電話をかけさせました。先生が目の前にいらっしゃるので、私は後輩にかなり厳しい言葉で遅れたことを責め、

    こんなことなら載せない

とまで言ったような気がします。思えば教授にいい格好がしたかったのかもしれません。あとで後輩には事情を話して慰めはしましたが、私はあの頃から八方美人、結構ずるい人間でした。

女子大に勤めるようになって、こういう問題は必ず、毎年のように出てくるのです。
で、私はどうするかというとやはり八方美人。学生にはせっせとメールで催促しつつ、教員仲間には厳しくしていますと言い繕っています。まるで進歩がありません。
ただ、半年なり一年なり卒業を遅らせるのはその学生にとってほんとうにプラスなのかマイナスなのかを考えた場合、ぎりぎりまで面倒を見てそれでもだめなら卒業させない、という方法が今のところ私の採っているものなのです。親だって半年分の授業料を余分に出すことになりますし、就職が決まっていたりすると、かなり問題は複雑になってきます。

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2月ニコニコ 

さて、2月です。やっと今日から関西は少し寒さが緩むらしいので、また頑張らねばなりません。
働かざるもの食うべからず。
今週はいいよいよ

    卒業論文口頭試問

といういかめしい名前の行事があります。
これは学生が提出した卒業論文に対して教員がよってたかって(笑)いじめるという、まことにひどい行事なのです。
いえ、別にいじめているつもりなどありませんが、実際これまでには学生が涙を流したこともありましたし、怒り出したこともありましたから、こちらが考えている以上に学生は深刻で、しかも大きなショックを受けるようなのです。あまり激しい言葉は慎もうと思いますが、こちらとしても最後の指導なので、ある程度は言っておいたほうが彼女たちにはプラスにはなると思います。なかなか微妙で難しいところです。
せめていくらかはニコニコして話したいのですが、さて今年はどんなドラマが起こりますか・・・。

これと、来週の入試が終わるといくらか楽です。予定表にもいくらか空白が出てきます。
これはやはりいくらかニコニコできますね。大学は今や

    ニッパチ

だけが余裕があるのですよ。
ここで普段なかなかできない自分の勉強を集中的におこなうことになるのですが、さて、できるでしょうか?

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