ひらがな 

「ひらかな」言われたら「盛衰記」の語が口をついて出る、という方も少なくないと思います。
しかし、私にとってはひらがなというのは平安時代との関係でさらに深く私の生活に入り込んでいます。
ひらがなは漢字の草体がさらに簡略になって今のように固定したもの。
しかしその過程の中で今以上に元の漢字に近い形を持っていたり、現在のひらがなの字母とは別の漢字の草体が用いられたりして、さらにそれが時代によって使われたり使われなかったりしますので、ことは単純ではありません。
例えば「た」は「太」を字母としますが、「多」「堂」を崩したものもしばしば見られます。
万葉時代は漢字(真名)を仮名として用い、それは

    万葉仮名

と呼ばれます。
それがしだいに簡略に崩され仮名ができます。現行の「き」は「幾」、「て」は「天」、「は」は「波」からできました。一方、漢字の一部を崩したものは片仮名となります。「イ」は「伊」の偏の部分、「ロ」は「呂」の一部、「オ」は「於」の偏の部分。
九世紀になると遣唐使はまり派遣されなくなり、久しぶりに派遣しようとしたら

    菅原道真

の意見もあって中止、そのうちに唐が滅亡してしまいます。つまり、九世紀は唐からの影響が薄れる時期でもあり、仮名がきちんとできる素地もあった時代だったようです。



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王朝貴族と相撲節会 

相撲は段取りが難しいのです。あまり細かいことは書きませんが、事前に内取というのがあって、この時は天皇が相撲人(今で言う「力士」)を観閲するという意味があったようです。そしてこのときも相撲は取られるのです。
そのあと本番の

    召合(めしあはせ)

が行われます。
当時は土俵なんてありません。相手を倒さなければ勝ちになりません。ですから、割合に一番一番が長引いたのです。しかも途中で見物している貴族たちに料理が出されたりしますから、その間は一時お休み。そんなことで手間取り、日が暮れることもありました。今の暦で言うと

    9月頃

の行事ですから、6時頃になるととっぷり暮れますね。すると照明をつけて延長戦、というわけには行かないので日没コールドゲームということになります。
昨日も言いましたが、左方を重く扱ったことがあり、実際は右が勝っていても微妙な時は左の勝ちにしてしまうこともあったようです。

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相撲節会のお話 

昨日は吹田市民大学という一連の講座で、私が担当する回でした。
私以外は面白そうで(笑)、イタリアのお話とか映画のお話、オペラのお話などでした。
この講座はもう何年になるのかな。おそらく

    5~6年

にはなるはずです。そして私は最初の回からずっと担当し続けています。皆勤(?)は私だけか、もう一人くらいいるかもしれません。
私は話を頼まれたら

    必ず引き受ける

のを主義にしています。私などの話を聴いてやろうと言って下さる方があるのなら、どこへでも飛んでいく、という気持ちです。報酬などはほとんど気にしません。こちらから要求したことはなく、時として手弁当のようなこともあります。それでも話をさせていただくことは勉強になりますので気にならないのです。これでは生活力がないといわれてもしかたがありません。
予習には相当の時間と費用がかかりますので、こんなもの、お金のことを考えたらばかばかしいくらいです。学生のアルバイト以下でしょうね、きっと(笑)。

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友人の退職 

やはりショックです。
病気で悩んでいた学生時代の友人が退職するそうです。
とても気のいい、世話好きで気が利く、学者然としたところのあまりない、友人です。
同じように平安時代の文学を専攻し、いろいろ教えてもらいました。
ゼミのあとは行きつけの飲み屋でよくバカ話もして、私の

    青春

を支えてくれた一人であることは間違いありません。
かなか優秀で、人柄のよさも相俟って、同期の中では就職も結婚も一番早く、はた目には順風満帆に見えなくもなかったのです。しかしなかなかそういうわけにはいかず、プライベートなことなのでこれ以上は書けませんが、しんどいこともあったようです。
いつだったか、心臓がよくない、という話をちらっと聞いて、そのあとは手術すると聞き、更には厄介な症状が重ねて現れ、という話でした。
同じ時期に下り坂になった私とは、

    相憐れむ

わけではないものの、とても気になる存在でした。

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2012年錦秋公演千秋楽(昨日) 

文楽錦秋公演が昨日千秋楽となりました。
なんでも、入場者が2万4100人ほどだったとか。
まず第一に

    独参湯

と言われる『仮名手本忠臣蔵』の底力を思い知らされました。
朝10時30分開演、夜8時50分終演という長時間でしたが、お客様がたは満足されたと思います。
また、あらためて、お上(かみ)のいわれなき介入に歯向かう(つっこみをいれる)大衆の力を感じました。
古典の力、大衆の力。さすがの大阪市長も真っ青かと思っていたら、またぞろTwitterで「文楽には

    新作が求められている」

と言っていたらしく、ひっくり返りました。
どこまでものの分からん兄ちゃんなのか。

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2012錦秋のだしまき(報告) 

文楽錦秋講演も大詰め。昨日はおなじみ、日本橋の季節料理

    両輪

で「だしまきの夕べ」が催されました。
今回は注文部長が不在という緊急事態でしたが、皆様のご協力により事なきを得ました。
ピアニストの方の成果のご報告、またまゆみこさんの大変名誉なお祝いもあり、盛会のうちに会は進んだのでした。
さて、どんなお話になったのでしょうか。あまた断片的にでもけっこうですので書いてくださるとありがたいです。
次回はいつになりましたでしょうか? もう

    初春公演

になるのですよね・・・。

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文楽評交代 

「上方芸能」誌で連載されている文楽評は、平成12年から頼りないヤツが担当していましたので心細い限りでしたが、その後はかなり盛り返し今に至っています。
頼りないヤツはめでたくこの春でお役御免となり、最新号では

    森田美芽さん

の単独執筆。これで安泰・・・と思っていたのですが、実は森田さんはお仕事の関係で続けることができなくなったそうで、評者を辞されました。誠に残念です。
やはり評の灯は消してはならないと思います。多少憎まれ口を言っても、いくらかの間違いがあっても、このとき文楽を見た人の思いが文章になって残ることはやはり重要だと思うからです。
私が平成12年にお引き受けした時も散々断った挙句に

    灯を消すな

の思いがあったからです。

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近松の辞世 

文楽公演最後の三日は、世間では三連休なのですね。紅葉もそろそろピークを過ぎ、木枯らしも吹く季節ですから、この秋最後のお楽しみにお出かけになる方も少なくないでしょう。私はもっぱら文楽劇場ですが。
昨日、11月22日は旧暦と新暦の違いこそあれ、

    近松門左衛門

の命日でした。享保9年(1724)11月22日、大阪天満で72歳(かぞえ年)で亡くなったようです。
竹本義太夫とは二つ違いでしたが、義太夫はすでに10年前にこの世を去っていました。
当時の11月は今で言うと12月から1月。真冬ですから、寒い中での最期だったのでしょうね。
以前にも書いたかもしれませんが、彼には辞世文があり、それは

代々甲冑の家に生まれながら、武林を離れ、三槐九卿につかへ
咫尺し奉りて寸爵なく、市井に漂て商買しらず
隠に似て隠にあらず、賢に似て賢ならず
ものしりに似て何もしらず、世のまがいもの
からの大和の教ある道々、妓能、雑芸、滑稽の類まで
しらぬ事なげに、口にまかせ、筆にはしらせ
一生を囀(さえづ)りちらし、今はの際にいふべく
おもふべき真の一大事は、一字半言もなき倒惑
こころに心の恥をおほひて、七十あまりの光陰
おもへばおぼつかなき我世経畢
 もし辞世はと問人あらば
 それぞ辞世 去ほどに扨もそののちに 残る桜が花しにほはば
 享保九年中冬上旬
 入寂名 阿耨院穆矣日一具足居士
 不俟終焉期 予自記 春秋七十二歳印
 のこれとは おもふもおろか うづみ火の けぬまあだなる くち木がきして

というものでした。

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師直の恋 

いい歳をして、顔世御前に恋愛感情を持つ高師直は「いやらしいじいさん」の典型のように言われます。
しかし、あの年齢まで恋心を失わないのは悪いことではないとも思います。
忠臣蔵が基にした

    太平記

の話では、高師直が塩冶判官高貞の妻顔世に横恋慕して、恋文をあの兼好法師(徒然草の作者)に書かせたのに、拒まれてしまい、師直が判官に謀反の罪をきせて塩冶氏が討伐されたことになっています。
師直は高階(たかしな)氏の系統で、高師重の子。足利尊氏を補佐した歴史上の人物です。室町幕府では将軍家執事となっています。
忠臣蔵の大序に出てくる足利直義とはあまりうまくいかず、ついには武力をもって直義を出家させるに至るのです。師直はなかなかの武人だったようです。
その後も師直は二代将軍義詮を輔佐しましたが、今度は直義が南朝と手を組んで挙兵し、師直は今の兵庫県伊丹市で殺されました。観応二年(1351)の春の盛り、二月二十六日でした。
私の家のすぐ近くを流れている武庫川をもう少し南へ下ったあたりです。
昆陽里(こやのさと)交差点からすぐ西、伊丹市池尻1のスーパーイズミヤのそばの水路脇に

    師直塚

が残されています。
地元では、この塚は下手に動かすと祟りをなすものとしてけっこう恐れられてきたそうです。さすがは師直、執念深いです。

師直塚

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青い秋 

五行思想の影響で、古来我が国では秋は白いのです。詩人の北原白秋の名にあるとおりです。春は青(青春)、夏は朱(朱夏)、冬は玄(玄冬)。
古墳の壁画に描かれる青龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)、玄武(北)からも知られるように、秋は方角としては西。
こういうことは学生は知らないと思っていたのですが、

    「名探偵コナン」

に出てきたとかで、知っている人がそこそこいました。あの漫画はこういう歴史的なことをうまく取り入れているのですね。以前から大したものだとは思っていたのですが、改めて感心しました。
ただ、学生は白というと冬を思ってしまうとのこと。なるほど、雪のイメージですね。

この秋、私は美術三昧です。
行くのが一番面倒だったのは奈良なのですが、たまたま奈良市の幼稚園に行く用がありますから、ついでに奈良国立博物館の「正倉院展」(11月12日で終了)にも行けました。
今回は北倉の聖武天皇ゆかりの品々が多く出ていて、圧巻は螺鈿紫檀琵琶。教科書にも出てくる逸品です。堂々たる存在感であまたの見学者を惹き付けていました。これとコンビの紅牙撥鏤撥、また木画紫檀双六局などが北倉のものです。
そして、久しぶりに中倉の

    瑠璃坏

も出陳されました。前回は18年前だったそうですが、私は見ていません。私が観たのはその前の出陳だったのでしょう。大昔の話になります(笑)。
すばらしいコバルトブルー。シルクロードのかなたの香り。

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丸本ご無沙汰 

基本的に平安時代の勉強をしていますので、丸本を読んで楽しんだり勉強したり、というのがあまり熱心にはできません。まだ、

    文楽評

を書かせていただいていた頃は何とか頑張ったのですが、夏以降はご無沙汰しています。
昔と違って早稲田大学などがネット上で公開してくださっていますから、もっと読めるはずなのに、根が不勉強でずぼらなので、どうにもダメです。
丸本の面白さは文字通りまるごと読めること。通しの楽しみですね。
え~、あの人物がこんなことをするのか! 切り場ばかり観ているとイメージが違うなあ、ということも。
また、カットや書き込みもよくわかり、後世の人が、

    どんな気持ちで

書き替えたのかな、ということを想像もできます。

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聖光文庫にて 

先週末はかなり呼吸器の症状が悪く、やむを得ず3日間点滴通いをしました。
回復するだけならよいのですが、どうしても

    薬疲れ

といいましょうか、体がだるくて思うように行動できなくなります。
これまたやむを得ず、木曜から日曜までは読書に明け暮れました。

巷では選挙の話がすさまじく、目立つのはネガティヴキャンペーン。悪口は言いやすいですから、いくらでも出てくるようです。私は政治音痴なので、いったい今度の選挙はどうすればいいのかと思います。支持政党なんてありません。これまでもたとえば総選挙なら総選挙で、前回投票した人とまるで主義の異なった政党の所属議員に入れたこともあるくらいです。
今回はほんとうに困りました。

ネット上がそんな情報ばかりでいささか閉口していたのです。それもあって、とにかく

    浮世を離れ

て平安王朝の世界に入り浸っていました。逃避かなぁ。

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小松菜(2) 

うちはコマツナの消費量がかなり多いのです。ですから、多少貧弱なものでも役に立つかなと、弱気になりながら(笑)育てています。
ニンジンと違うのは成長が

    目に見える

ところですね。根ものはできているのやらいないのやら、いまひとつわかりません。
間引きのあと、土寄せをしたつもりなのですが、なんだか不安定になってしまいました。大丈夫かな?
虫を恐れていましたが、ちょっと葉に穴が見られ、気になったのです。しかし、時期的によかったのか、まあなんとかなりました。
そうこうしているうちに、ようやく葉も大きくなって、順次

    無事に収穫

しました。。
煮物、炒め物、和え物など用途はあれこれ。スーパーで買ったほうが立派なものを安く買えますが(笑)、そこはまあ、素人の手作りですから。

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頑張れ中村屋 

11月が忙しいことはわかっていたのに、さまざまな準備を後回しにしたため、案の定ツケが回ってきました。
授業は一切休んでいませんが、途中で急に話を止めてしまったり咳き込んでしまったり、学生さんにはまことに申し訳ない事をしています。それでなくても不人気なのに、さらに相手にしてもらえなくなるかも。
と思っていたのですが、彼女たちはやはり優しいです。特に看護学科の学生さんなどは病人と向き合う仕事をするわけですから、今の内から

    予習

をしているようなものです(笑)。いや、笑ってはいけません。ほんとうに優しく声をかけてくれます。
自分たちがサボりたいからではなく、身体に気をつけて無理しないでくださいと言ってくれます。
お言葉に甘えて少し授業時間を短くしたりしています。
文部科学大臣にはナイショですが(笑)。
一昨日病院に行ったのです。私にしては眼を剥くほどひどくはありません。
SpO2 という、酸素が体内にいきわたっている指標となる数値は93くらい(正常値は97~99くらい)を維持していました。80台になるとかなり厳しいのですが、93ならまだなんとかなります。
それでも、このところずっと

    じりじりと下降

しているので、少し点滴をしませんか、と言われ、私も同意しました。

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畏友とワイン 

昨日はボジョレー・ヌーボーの解禁日だったようです。
一時は猫や杓子までがボジョレーだのヌーボーだのと騒いでいましたが、いくらかブームは去りましたね。

私が畏友・松平盟子さんに会ったのは25歳前後のことでした。盟子さんは角川短歌賞を受けて間もない頃。受賞作などを集めた歌集

    帆を張る父のやうに

を手にしたのは出会った直後でした。彼女とは何となく最初からウマが合いましたが、あちらは愛知県在住でお付き合いは手紙だけ。ちょくちょく文通していました。
その後、盟子さんが鎌倉から東京に転居しましたので、平成元年には国立劇場の文楽にもご案内しました。「恋女房染分手綱」でした。すると盟子さんは見事にはまり、仲間を次々増やされて、自主公演は実施されるは、本は出されるは、ついには国立劇場の専門委員にまでなられました。
私も東京に行くと落ち合い、夜は仲間と

    ワインパーティー

ということも頻繁でした。大阪の文楽劇場でも会いましたし、ミナミで飲んだこともありました。
私にとっては、30代の、ちょっと遅い青春の日々でした。
彼女はますます立派な歌人になり、私は落ちこぼれ教員。もはや格が違いますが、それでも親しくしてくれるのが彼女の優しさです。

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年の功? 

先日、末娘が「絵を観に行ってるみたいだけど、エル・グレコとかフェルメールとか、あれを見てどう感じるわけ?」と挑戦的な言葉を投げかけてきました。
私はこうなると弱いのです。なにしろ絵のどこがよいとか、どのようにおもしろいとか、そういう批評語が浮かんできません。ですから

    泣けてくるんだよ

とだけ言ってごまかしておきました。
苦し紛れにそう言ったのですが、ふと考えると、ほんとうにエル・グレコの「悔悛するマグダラのマリア」なんて、観ているうちに涙があふれそうになったことを思い出したのです。
私も高校生の頃は絵はまったくわからず、きれいだな、という程度しか感じなかったのです。ところがいつのまにか、絵に一生懸命になって、日本文化の授業に余談として西洋美術のアトリビュートの話をしたりするくらいになってしまいました。
いや、そういうペダンティックなことはどうでもよいのです。肝腎なのはほんとうに

    絵を観て感動する

ようになったことです。
いったい私の中で何が変わったのだろうか、と考えてみたりしています。

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観客数 

文楽もパフォーミングアーツですから、(稽古は別として)観客のないところで上演しても何の意味もありません。
またどうせなら満場のお客様の前で上演したいと思うのも舞台の人にとっては当然のことでしょう。
私もこれまでに小さな(本当に小さな)人形劇を作ってきましたが、その際お客様の数はやはり気になりました。
かつて大阪府能勢町で地元の皆さんによって新作を上演していただいたとき、私も劇場の隅っこで拝見していました。お客様はたくさん入ってくださるかな、ここで笑いがあるかな、ここで前のめりになってくださるかな、終わったら大きな拍手を下さるかな、と、それはもう子どもの入試の結果を案ずる親のような気持ちではらはらしながら観ていました。
そのときは人形劇団のデビュー記念公演でしたから、お客様はいっぱい。私の力ではありません。ただ、ツボで笑ってくださったり、終わったときに

    フワァァァ

とでもいうような声にならない歓声のようなものが感じられた時は本当に嬉しくなりました。
文楽の皆さんも常に満員のお客様に観ていただきたいとお考えで、いろいろ工夫もされています。ところが、先日のニュースでは大阪市が来年度から

    補助金

を出すのに観客数によって増減させることを決めたというのです。
観客数って、文楽劇場の、でしょう? あれは国立劇場の主催公演ですよ。国立劇場の成果によって文楽協会への補助金の額を決める?? 私がよほど頭が悪いのか、さっぱり意味が分かりません。

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方言大好き 

今月の忙しさは今年最高。とにかく仕事をしてもしても次々湧き上がってくるありさまなのです。これでお金にならないのが不思議なくらいです(笑)。
これで身体が持つのだろうか、と不安でしたが、やはりここにきて不調です。
また今週、来週あたりは点滴通いになるかもしれません。
ツイッターなどを拝見していますと、

    文楽女子会

のみなさんの元気なこと元気なこと。先週は日本橋近辺で大盛り上がりをしたとか。ご近所の皆様、お騒がせしました(私があやまることもありませんが)。
あれだけにぎやかだと、もう

    だしまきの夕べ

は消滅してしまうのではないかと不安になります(笑)。
そして、24日に行われるはずのその会に私は行けるのか!? ますます不安が募ります。

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最後の稽古 

先週の金曜日に奈良市の幼稚園に行ってきました。
文楽人形劇の最後の稽古のためです。
皆さんけっこう乗ってこられまして、上達は著しいのです。
この日も最初は各パートに分かれての課題の克服。
実はもう私はほとんど何も言わなくてもよさそうなのです。

    退屈、退屈・・

せっかく演出家気取りになっているのに、出演者の方々がそれぞれに工夫されて、私に向かって「これでいいですか?」と聞いてこられます。私は

    はい、けっこうです

しか言うことがないのです(笑)。
自信もついてきましたとおっしゃっていて、実際ずいぶんさまになって来ているのです。
稽古風景はこんな感じです。

稽古風景

なんだかゆとりを感じませんか?

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2012錦秋のだしまき 

24日ですから、あと13日にに迫ってまいりました。錦秋のだしまきの夕べ。
今回は大物注文部長がご欠席とのことで、寂しくなります。
それだけに多くのかたのご参加をさらにお願いするものです。
11月24日(土)。文楽錦秋公演第二部終演後、皆さんが滂沱たる涙を流されたあと、劇場一階エスカレーター下で待ち合わせ、すぐそばの季節料理の店

    両輪(りょうわ)

に行きます。一時間でもご参加ください。
忠臣蔵の話題となると話は尽きないかも知れません。
人数確認のため、何らかの形でご連絡をお願い致します。
参加者もまた

    紅葉の錦

のようにとりどりの魅力あるメンバーになりそうです。。

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けいこのついでに 

昨日も奈良市の幼稚園に行ってきました。文楽人形劇の稽古をするためです。
皆さんどんどんうまくなり、しかも普段からイメージトレーニングをしてくださっているようで、それが演技に出てきます。
もう私の出番はないくらいです。
本番さながらに舞台も設営して、割り稽古から総稽古、そして最終的にゲネプロへと行きました。
まずまずの出来だと

    自画自賛

しています。
本番は11月30日の午前10時15分頃から。見学したいという方がいらっしゃいましたら私に声をかけてください。可能かもしれません。マスメディアにも声は掛けていますが、来られるのかどうかは存じません。
もしメディア関係の方がこのブログをご覧になっていましたらどうぞお越しください。
幼稚園側が喜ばれると思います。

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まじめです 

このところ、まじめに勉強しています。というと聞こえがいいのですが、要するにこれまでサボっていたツケが廻ってきているのです。
勉強と言っても、私の本来の仕事である平安時代の文学と歴史ばかりです。残念ながら文楽にあまり力を入れられないのです。
最近は朝7時過ぎに仕事場に着いて夜は7時過ぎに離れるという状態で、しかもその間ほとんど勉強しています。こういうのは久しぶりの感覚です。昼を食べるのと授業に行くのと、あとはチョイチョイと用がある時だけ部屋を出ます。ですから、世間をまるで理解しておらず、アメリカの

    大統領選挙

も、結果を見て「そんなことがあったのか」と驚くばかり。オバマさんのライバルの名前もはっきり覚えていないくらいでした。
幸いメジャーリーグの試合が終わったので、気が散らずに済みます。
大学院の学生時代は夜の11時まで大学で勉強したりしゃべったりしていました。それで下宿に帰って翌朝は9時にはまた院生の研究室にいる。通学時間を含めて10時間だけ大学を離れる、という生活もしていたように思います。
あれに比べればたいしたことはありませんが、今も12時間後にはまたここに帰ってくるな、と思いながら仕事場を離れるのです。いっそ

    泊まりたい

です。

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体内時計 

人間の体はうまくできているようで、夜には眠くなり、朝が来ると目が覚めます。しかし、たまには夜更かしもしますし、寝坊もします。
私は毎日同じ時間に起きるわけではないのですか、概して

    早起き

です。しかしこのところは冷え込みのために起きるのがつらかったりします。秋眠も暁を覚えません。
それでも仕事の日は6時には起きるようにしています。7時前には家を出て、7時半からその日の仕事をするためです。なんでそんなに早く、と思われるかもしれませんが、電車も道も空いている上、学校も誰もいませんから気持ちよく、共同のプリンタを使っても他の人のものと一緒になることがありません。冷暖房も完備です(笑)。

    必ず出会う

のはその時間に決まって前日のゴミを集めるおじさんです。
あの仕事、私にさせてくれたらいいのですが、おじさんの仕事を取るわけにはいかないのです。

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竹取物語 付730,000 

昨日、後期の公開講座が始まりました。
前期までは伊勢物語を読んでいたのですが、無事通読できましたので、後期からは新たに

    竹取物語

を取り上げることにしました。おなじみのかぐや姫のお話です。
なんだかんだといっても絵本にもあるものですし、いまさら読もうと思ってくださる方がいらっしゃるかどうか気になっていましたが、15人ばかりの方がおいでくださるそうで、とてもありがたいです。
あらすじは皆さんよくご存じですから、細かい表現方法や同じ話の異伝、歴史、土地との関係なども突っ込んでお話してみようかと思っています。
かぐや姫は求婚する男たちに

    難題

として「仏の石の鉢」「火鼠の皮衣」「蓬莱の珠の枝」「龍の首の玉」「燕の子安貝」を示しますが、これらはいったいどういうものだったのかなどについても考えてみようと思います。

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礼節 

すでに旧聞に属する話題かもしれませんが、京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥さんがノーベル賞を受賞されることになりました。そして同時受賞されるのがイギリス・ケンブリッジ大学のジョン・ガードンさん。
此のお二人の受賞コメントの中にこんなものがありました。

 「ジョン・ガードン先生と同時に受賞させていただくということが一番うれしいと言っても過言ではない」(山中さん)
 「山中氏と一緒に賞を受け取れることは大きな喜びだ」(ガードンさん)
 「美しい髪の毛をしていてうらやましい。ガードン先生の仕事がなければ、私たちの仕事はあり得ない」(山中さん)

私には詳しいことはわかりませんが、iPS細胞研究にとって、ガードンさんの研究はとても重要なものだったとか。それでお二人がそれぞれの「同時受賞」を喜んでいらっしゃるのですね。いい光景だと思います。
やはりこういう栄誉を受ける人にはこういう、いわば

    礼節

のようなものがあると思うのです。他人の仕事を大した根拠もなく馬鹿にするような人にろくな人物はいません。
つい最近も「実務を知らない学者は百害あって一利なし」とツイッターで発言していたどこかの市長がいましたが、礼節なんてあったものではありませんでした。
それはともかくとして、学問の世界は先輩も後輩もない、後輩、年少者、あるいはアマチュア研究者でも、なるほどと思ったらそれに賛成するのが当然です。
そして先鞭を付けてくれた人に対しては礼節を以て謝意も示し、自分の研究に生かすことが必要です。

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亡父の墓 

陰気な話になりますので、「じゃあ読まない」というかたはこれにて。また明日にでも(笑)。
先日、久しぶりに亡父の墓に行きました。久しぶりといっても、彼岸以来ですから、1ヶ月ちょっとのことですが。
親孝行などしたことのないどら息子でしたので、やはりいろいろ後悔することはあります。
ただ、亡くなった時は私がまずまず安定した暮らしをしていた頃でしたから、心配でしかたがない、という思いはさせかったかもしれません。孫の成長を見てもらえなかったのは残念ですが、私の

   惨めな姿

を見せずに済んだことを考えたら、それはそれでよかったかなとも。とにかくあれこれ考えてしまいます。
父は竹本住大夫師匠と同世代ですので、まだ元気でいてもおかしくないのですが、亡くなって21年になります。
先日墓に行ったのは、

    命日

だったからです。雨で鬱陶しい朝でしたが、思い立ってひとりで行ってきました。

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看護の学生 

私が授業を担当している学生は多くが

    看護学科

の所属です。つまり大半は将来看護師になる目的で勉強しています。中にはそれ以外の助産師を目指す人や場合によっては研究教育を目指す人もいるかもしれません。
いずれにしても私の専門分野とはほとんど関係なく、彼女たちが私の授業を受けるのは、ほぼ1年生の間だけ。
さっさと早い内に単位をとっておけ、という授業なのです。
ですから、あまり専門的なことに話を持っていかずに、関心を持ってもらえそうで、しかも私のいいたいことをあれこれ話すようにしています。
たとえば、平安時代の風俗や生活。どんなものを食べて、トイレはどうしていて、風呂はどうなっていて、どんな病気をして、結婚や恋愛はどんなふうにして成立して、あるいは破綻したのか、などということを話すことで、現代の我々の生活を見つめなおしてもらいたいと思ったりしています。
もちろん、

    源氏物語

を読んで、しっかり世界的にも有名なこの文学作品を味わってもらいます。
何がおもしろくて、なぜ1000年間も読み継がれてきたのか、そのあたりを少しでもわかってもらいたいし、今も昔も変わらない男女のありかた、また逆に今と昔ではこんなにも違う男女のあり方にも触れてもらえれば、大変手前味噌ながら、それだけでもこの授業の価値はあると思います。それが可能なのは、私の力ではなく、源氏物語に内在する1000年のエネルギーなのです。

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2012年11月公演初日 

長らく大阪で文楽が観られませんでした。地方公演や小さな公演はあったものの、やはり本公演は待ち遠しいです。
今日から

    11月公演

が始まります。
ほんとうに何かとうっとうしいことの多かった今年の文楽の周辺。厄介な男が一人出てくるだけで大迷惑でした。
ファンを「自称文化人」などと罵ったり、「文楽の闇」などという言葉を使ったり、技芸員さんの前で見当違いの文楽劇場の地代の話をしたり、まったく見識のケの字もない話が続きました。
そういうことを吹き飛ばしてこの公演を楽しみたいと思います。

    仮名手本忠臣蔵

の久しぶりの上演です。
長時間になりますが、技芸員の皆さんはどうか体調に気をつけられて、風邪などお召しになりませんように。


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年賀状どうしよう 

11月になると年賀状の発売です。配達などのアルバイト募集もおこなわれています。
なんだか気ぜわしくなります。
私の居住地の郵便局にも「年賀状」の幟が上がっていて、窓にはバイト募集の紙が貼ってあります。時給900円くらいだそうです。やってみようかな(笑)。
いや、笑い事ではないのですが、実際はこういう仕事は私には無理なのだろうと諦めているのです。
子どものころはけっこう憧れましたけどね、

    郵便配達

という仕事。あれはあれでかなり大変なようで、担当区域の家なんてかなり覚えていらっしゃるようですね。私の家は兄と隣りあわせなのですが、ほぼ間違えずに区別して配達してくれます。
局内では仕分けなどの仕事もあるようですが、これも簡単なものではなさそうです。
お客さんと対応しなければなりませんし、私にはとても無理だろうと思います。
できるのは郵便局長くらいかな(笑)。

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文楽擁護派 

ツイッターがらみの話です。
リツィートされてくるつぶやきの中には「文楽なんか滅んでしまえ」「文楽なくても俺は困らない」そのほかとてもここには書けないような言葉で罵倒してくる人がいます。いつぞやは「大阪維新の会」を名乗っている人(ただし議員ではないのでお名前は書きません)が「確かに物乞い文化を増長させたのは無責任な有識者たち」とまで言っていました。
「無責任な有識者たち」とは例の「自称文化人」の言い換えなのでしょう。相変わらず大阪市長の

    カーボンコピー

のような発言です。
そういう人たちには、文楽の大切さを訴える人たちは一様に

    文楽擁護派

と映るようです。
ひょっとして私も「擁護派」の一員と思われているのではないだろうか、と心配しています。

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