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ホームセンター 

この季節になるとホームセンターは植物の苗を求める、主に中高年の方が多く見られます(私もその一人)。
たしかに面白い、というか楽しいです。
花、ハーブ、野菜などあれこれあります。
さらに培養土、肥料、コンテナ、鉢底石、支柱等々関連するものも飛ぶように売れています(私も買います)。
私の家から一番近くの大きなホームセンターは

    「ダイキ」

というのです。
どうやら愛媛県の松山に本社を置く会社のようで、今年創業50周年らしいのです。
店舗が多いのは当然四国が一番ですが、その次に近畿地方。近畿では兵庫県が最多ですが、やはりこれは四国から進出してくるからそうなるのでしょうか。
中国地方も多いですが、愛媛と広島はかなり近い上、今は橋もありますから広がりやすいのでしょう。
四国、近畿、中国、九州に店舗があります。
「ダイキ」の次に近いのは

    「コーナン」

で、これは大阪府堺市に本社があるようで、全国展開しているようで、北は宮城県まで24県に及ぶ店舗網があるようです。

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2013年4月公演千秋楽 

文楽4月公演が千秋楽を迎えます。
今月は初日が少し遅かったので、天皇誕生日、じゃなかった、みどりの日、でもないか、えーっと、

    昭和の日

でいいのかな? その今日が千秋楽です。どうでもいいですが、昭和の日って言うのはいつまで続くのでしょうね。日本の歴史の中で昭和だけが特筆されることはないと思うのですが。

さて、それはともかく、花粉の多かったこの期間でしたが、皆さんおつかれさまでした。今日もう一日、どうか頑張ってください。
私はあまり元気がなかったのと

    新年度早々

で忙しかったこともあって、あまり熱心には通えませんでした。
また思ったことは書こうと思います。

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大型連休 

世間では昨日からゴールデンウィークということになるのでしょうか。
しかし今年は昨日、今日、明日の3日と5月3日から6日までの4日間が休みで、途中

    ポンと飛ぶ

のですね。
学校はその点いい加減です。
27,28,29日は当然休みですが、30日は休み、5月1日は休み、2日は休み、そして3日から5日までが休みです(6日は授業があります)。
つまり

    9連休

なのです。ありがたいような、しかしこれはこれでけっこう厄介なような。いつもそう思います。
学生はここまで連休にしなくても文句は言わないと思うのです。
学校もカレンダーどおりでよいのではないか、と感じます。

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なぜか可笑しい 

『心中天の網島』は深刻な話ではあります。
治兵衛という男の引き起こす問題で、妻子や妻の親、さらには兄までに多大な迷惑をかけ、迷惑では済まない結末まで迎えてしまいます。
小詰役者の真似をしてまで弟を思う兄は良識のある立派な人物。真面目すぎるといえばそうかもしれませんが、やはりこういう人が社会では信頼されるのだろうと思います。
妻は子供思いでしっかりもの。夫に対しては強い愛情を持っているものの、そのしっかりぶりが治兵衛とは合わなかったのかも。それでも彼女は

    耐えて許して

なんとか夫に戻ってきてもらおうとします。
迷惑をかけるというのとは違うかもしれませんが、小春もまた治兵衛と出会ったことは幸いだったのか不幸だったのか。
しかし、三勝にいれあげる半七といい、この治兵衛といい、なぜ妻より外の女性に夢中になるのか。いや、これはすべての(……は言い過ぎかもしれませんが)男の持つ

    本能

のようなものなのかも。
それだけに三勝を妻にしたら半七はまたほかの女に目が移り、小春を妻にしたら治兵衛はまた別の女に心奪われるのかもしれません。
『寿連理の松』という他愛ない話がありますが、あの結末は清十郎がお夏とお梅を妻と妾にするというもの。それは本当の解決にはならんだろ、と思うのです。

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エディプスコンプレックス 

源氏物語の授業では若き日の光源氏の話をしているところです。
光源氏は母親に早く死別しますが、父の桐壺帝は光源氏の母ににた女性として

    藤壺中宮

を迎えます。光源氏から見ると義理の母ということになりますが、わずか5年しか歳は違わないのです。
光源氏の正妻の葵の上は4歳年長、愛人の六条御息所は7歳年長ですから、光源氏の妻や愛人になってもまったくおかしくない年齢なのです。
そしてついに光源氏が18歳の時に密通を犯し、藤壺は懐妊、男子を産むことになります。もちろんその子は光源氏の父の子として育てられます。
こういう話をしているときに、つい

    エディプスコンプレックス
        Oedipuskomplex


の話をしてしまいました。
ギリシア悲劇のオイディプス王の人生からフロイトによって名づけられた心理学用語ですね。
オイディプス王はわが父と知らずにテーバイの王ライオスを殺し、わが母と知らずにその妻イオカステと結婚し、子どもまでできてしまいます。
そこから、母親を独占したいと思うあまり父親を憎む男の子の深層心理をエディプスコンプレックスと言ったのでした。

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治兵衛 

文楽に出てくる男の中でも頼りない、なさけない、の代表格が「心中天の網島」の紙屋治兵衛でしょうか。
何しろ奥さんがいて子どもが二人いて、三十におっかかり、家族に迷惑ばかりけかけている男です。
気が短いところもあって、気に食わないと暴力も辞さない。すぐに騙される、もう、ほんとうに、

    しっかりしろよ

といいたくなるような。
しかし私はこの人物をよくぞ描いてくれたと近松門左衛門には感謝しているのです。
この人物こそ私自身に他ならないからです。
次男坊で兄貴がしっかりしていて、自分と言えばうかうかとぼとぼ。
世の中にこんな、

    双子のような

人物がいるのかと思うほどです。
幸か不幸か、私は小春のように愛情を注いでくれる人がいませんでしたからなんとか事件を起こさずに済みましたが、どう転ぶかは人生のほんの微妙なあやのようなものだと感じます。
小春のいない治兵衛は果たして幸なのか不幸なのか。これもなんだか一概には言えないような気がします。

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宝塚市長選挙(続) 

宝塚市について、私は

    田舎町だ

と思っているのですが、実際は中途半端。
人口は22万人強で、神戸、姫路、西宮、尼崎、明石、加古川に次ぐ県内7位(29市あります)。ところが面積は西宮、尼崎、明石より広いのです。つまり、大半は山。
ほんの一部の平地と山を切り開いた新興住宅地に大半の人が住んでいるわけです。

文化施設は演劇、音楽系が歌劇場、ベガホール、映画館など、美術系が鉄斎美術館、手塚治虫記念館など、体育施設はたいしたことはなくて、総合体育館、プールなど、寺は安産祈願で有名な中山寺、かまどの神様清荒神清澄寺など。農業は西谷地区というあたりで県立西谷の森公園などというのもあります。観光農園ではいちご、栗、いも、ぶどうなどが観光客を待っています。山本地区は植木が盛んで、市立園芸振興センター「あいあいパーク」などがあります。昔は酒造も行われていたようです。
ところがこれらは、すべて市内中心部を流れる

    武庫川(むこがわ)左岸

にあります。
川を挟むことで意外に文化や言葉に差が出来てしまいます。
この田舎町でも(あるいは田舎町だからこそ)そういう面があると思うのです。
橋があれば簡単に渡れるとはいえ、川は文化にとって大きな意味を持つ存在なのですね。

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宝塚市長選挙 

先日、私の住む町である宝塚市で

    市長選挙

がありました。
噂では全国的に(?)注目されたようで、びっくりでした。何しろ人口20万人あまりの小さな町です。
めったに注目されるものではないのですが、今回はなんでも日本ナントカノ会という政党の関係で話題になったのだそうです。
そういえば、当日、うちの長男が朝早くから投票用紙を持って選挙に行っていました。昨年の衆議院選挙は行かなかったはずだと記憶するのですが、やはり関心があったようです。それにしても彼はどこの政党の候補者に入れたのだろう?
今回の選挙は自民党推薦、民主党推薦、維新公認に元市長も加わっての選挙戦でした。で、結局、昨今の政党の中ではもっとも勢いのない民主党推薦の現職が勝ったのです。不思議なものです。もっとも、政党というよりは

    現職の力

ということだとは思いますが。しかも、今の市長さんは必ずしも圧倒的な支持があるわけでもないので、反維新の人たちがなだれをうって現職を支持したのではないかと思います。勝ち馬に乗る、という感じでしょうか。

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讃岐と阿波 

なんだかわからなかったのです。
やたらうどんがどうしたこうしたというつぶやきがツイッターに充満していました。
しかもただのうどんではなく、

    讃岐うどん

らしいのです。
そういえば、「○○製麺」という名前のうどん屋があちこちにできていて、その「○○」の部分には「丸亀」「金毘羅」「讃岐」などの名前が入るのです。
そういう話かと思っていたら、実際に讃岐へ行ってうどんを召し上がっている話のようでした。
なんでまた? と思っていました。
ある事情があって、歌舞伎の方といくらかメールをしました。
なんとなく東京にいらっしゃるものだとばかり思っていました。
そうしたらその方までが香川県にいらっしゃるらしいのです。
要するに

    金丸座

の金毘羅歌舞伎だったのですね。
文楽の場合は大阪で公演というとだいたいみなさん大阪にいらっしゃるのですが、歌舞伎はほんとうにあちこちで公演が行われています。

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第19回だしまきの夕べ 

昨夜は文楽公演の後、お楽しみのだしまきの夕べがありました。
皆様いかがでしたでしょうか。
今回私はどうにも具合が悪くて参加できませず、また常連中の常連、やたけたの熊さんも事ご家庭の情で欠席でした。
よって、花かばさんがハレム状態でお過ごしになったはずです。あるいは

    孤立無援?

いざご欠席ということになりますと、やはりやたけたの熊さんの存在の大きさをかみしめることになります。
なんといっても、両輪のおかあさんが寂しがられたのではないでしょうか。
一番に暖簾をくぐっておかあさんに到着を告げられるのが当日の熊さんの最初の役割ですから、それがないと雰囲気が出ません。

    話の記録

もどなたかいくらか書いていただけるでしょうか。

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大声 

学生からしばしば「声が大きすぎる」と言われます。
あまりうるさくならないように自覚もしているのですが、話し始めてしばらくするとクレッシェンドします。
そして、

    怒鳴るように

に語ってしまっているようです。
文楽の太夫さんにははるかに及びませんが、学校教員としては大声の部類に入るのでしょう。
めりはりということは大事なので、以前は声の調子をいくらか変えながら話すようにしていたのです。
一本調子だと90分のおもしろくもない話に学生がついてこないと思ったからです。
他愛ない冗談を入れたり、ここは思い入れたっぷりに語ってやるぞと試みたり、

    切場一段

を語る時間ですから、なにかと工夫は必要かと思います。
私の場合、これまで最大で1日4コマというのがあったように記憶します。その時は週に10コマくらい働かされました。さすがにそういう時は終わるとぐったり。
今はそういうことはないので気が楽です。

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残念なような・・ 付760,000 

以前書いたのですが、今年から「履修証明プログラム」というのが開講されます。社会人の方に大学の正式の授業と同じボリュームの授業をして、履修証明も出すというものです。
すでに開講の決まった科目もあります。
しかし、私が関わるはずだった日本文学、日本文化に関わる科目は結局希望者が集まらず、

    不開講

ということになりました。
私が知名度もなく話もつまらないという噂が広がっている(?)からいけないのか、平安時代文学なんて今ごろははやらないのか。
二人で担当する予定でしたので、相方の先生には申し訳ないくらいです。相方先生は今を時めく村上春樹などの専門家であり、話も面白い人なので、どちらかのせいだ、といわれたら多分私のせいです orz

新しい試みというのはなかなか難しいもので、手探りでの出発でしたが、まず第一段階では挫折です。もっとも、これで終わりではなく、また

    手を替え品を替え

て、再チャレンジということになると思います。なんでも、一人の教員ではないほうがよいらしいので、相方の先生にはもっと人気のある方と組まれたほうがよいのかもしれません。私は、あるいはもうダメかも(笑)。

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書き写し 

まだ授業が始まったばかりで、特に新1年生はやる気満々ですから、授業で「これをしましょう」といったことは必ずきちんとこなしてくれます。
「え~!」なんていう声は上がらない(と思っています)のでありがたいです。
今年は試みに最近はやり(らしい)

    「天声人語」

の書き写しをしています。
ただ単に書き写すのではなく、筆者は文章のどこに工夫をしているかを話して、その工夫を後追いするように写してもらっています。
たとえば擬人法や比喩、引用などのレトリック、ひとつの文章の長さ、漢字の使い方などなど。
別に天声人語でなくてもよいのです。
「編集手帳」でも「余禄」でも「サンケイ抄」でも。その新聞の看板になる

    一面コラム

の文章を読んで書き写して見ましょう、ということなのです。
一面コラムはその新聞社のベテラン記者が書きますので、ある程度のレベルの文章はできています。教材にはまずまず便利なのです。
多くの読者が対象ですので、読んでもらうための工夫はなかなかのものです。学生が真似ることで参考になる場合もあると思います。

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欠席届 

私の授業に私より年長の聴講生の方がおいでになっています。
昨年度もおいでくださいましたが、あまりにもあほらしい内容の授業でお見限りかと思ったのですが、今年度も続けていらっしゃるということで感激しています。
「日本の文化と歴史」という授業で、すでに先週から始まっているのですが、このかたは今週からおいでになります。
先週は何かご用がおありだったようで、わざわざ電話で

    欠席届

をいただきました。
何かとお忙しいでしょうから気にしていただかなくてもかまわないのですが、やはりこういうところをきっちりされるところは年の功で、ありがたいことだと思います。そう、文字通り「有り難い」感じですね。学生にはめったにない律儀な姿勢です。
ほぼ大学1年生対象と言っていい授業ですので、学生より半世紀近く長い時間を生きていらっしゃる方には退屈ではないかと思うのですが、せっかくおいでくださいますので私も心して予習に励もうと思います。
今年は少し日本の

    古美術

の話を多めにしようかと思っています。
おりしも大阪市立美術館で開催中のボストン美術館展にも話をからめようかと思います。

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何もわからない 

今ごろになって申し上げるのもどうかと思いますが、4月13日朝5時33分、淡路島を震源とする地震がありました。
阪神大震災との関連も言われています。まだあの震災は終わったわけではないのですね。
それにしても、淡路島では震度6弱ということで、かなり大きな揺れだったようです。
関西在住の皆様はいかがでしたでしょうか。

先週後半、私は

    社会から離れた生活

をしていました。
パソコンが壊れた上に、携帯電話を研究室に置き忘れ、まったくネットから離れていました。
静かで、平和でしたが、やはり不安なものですね。
何か重大な連絡が入っていたらどうしよう、という気持ちになりました。
ネットから離れることによって起こる現代人の病気ですね。
で、昨日研究室のパソコンを開けてみると、やはり大事な用が入っていました。

    不幸中の幸い

で、何とか問題にならずに済みましたが、こういう場合のことも考えなければなりません。
体調も今一つの状態ですので、何か積極的に動こうという気にもなりません。
たとえばネカフェへ行ってでもメールを読もうとか(どこにあるのか知らないので、元気でも行かなかったとは思いますが・・笑)。

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今年の試み 

植物が苦手で、花の名前などさっぱり分からない人間です。
大学受験でよくも生物を取ったものだと我ながら感心しています。
しかし、なんとなく土に親しみを覚えるようになり、自分だけの狭いスペースで何かを植えてみたいという衝動に、去年あたりから駆られているのです。
今年もプランターに何か植えようと思っていたのですが、すでに

    葉ねぎ

の種は蒔いてあります。
これが育ってきた頃に何か別の野菜を同居させようと思っているのです。
葉ねぎは簡単にできるのだそうで、根のついた葱をスーパーで買ってくればその根だけを植えてもいいのです。実際、私が子どものころはそうやって庭に葱がありました。うどんを食べるとなるとその葱を取ってきて切ってパラパラと入れるのです。
あれが懐かしくて今年は葉ねぎを植えたのです。ホームセンターには苗も売っていたのですが、私は種にしました。やはり一から成長を眺めてみたいと思ったからです。
発芽までは

    乾かさない

ようにということなので、毎日水遣りをして、実はもうすでに発芽しています。

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所属 

肩書と言うのはやはりあると便利な時があります。社会におけるその人物の立ち位置が分かるからです。
名刺に肩書を書くのも確かに分かりやすいです。中には肩書など書かずに名前だけ、と言う人もありますが、そういう人は著名人などで、名前だけで分かる、と言う場合でしょうか。
私はもう名刺など持っていません(大学が作ってくれません)が、初めての人に会うとやはり肩書を問われることがあります。また、人前で話をするときなども

  紹介するときに困る

から肩書を教えてくれと言われます。
一度書いたことがあるはずですが、私の知っている人でトラックの運転手をしている人が名刺をくれたことがあります。そこには肩書がズラリ。
なんと、その人は地元の少年野球に関わっていて、「○○市少年野球協会理事」のような肩書なのです。それが自慢で仕方がないということでした。
今、私は大学の「教養教育センター」の教員だと思っているのですが、実は名目上は

    看護学科

の教員なのだそうです。

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女を釣る 

「釣女」は狂言の「釣針」由来のお話。
「釣針」では大名が西宮神社で何でも欲しいものが釣れる釣針が与えられるという夢を見ます。そして浜辺に出るとたしかに釣針がありました。
「釣ろうよ、釣ろうよ」と言って欲しいものの名前を唱えるようにというのがお告げでした。
そこで大名は太郎冠者に釣らせると見事に太刀などが手に入り、ついには

    見目のよい妻

まで手に入れます。
次に太郎冠者の妻も、というわけで腰元を何人か釣り上げるとこれが醜女ばかり。腰元たちは太郎冠者にひとり選ぶように詰め寄りますが、ついに太郎冠者は逃げてしまいます。
いろんなものを釣り上げるとか、太郎冠者の釣ったのが複数の腰元であるとか、そういう点は違っていますが、文楽の「釣女」とほぼ同様のお話です。
しかし文楽人形の醜女役の

    「お福」

はけっこう愛嬌があってかわいいのですけどね。
しかし、美女は評価が高くてそうでない女性はからかわれる、というのはひどい話です。しかしこの演目を観て怒り出す人というのはめったにいらっしゃらないと思います。罪がない、ということなのでしょうかね。
まあ、世の女性方も「イケメン大好き!」と私の目の前でほざく、いや、おっしゃるかたも多いですから、おあいこということでしょうか。

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ああ、パソコン 

骨董品の、しかしよく頑張ってくれたパソコンがダメになったようです。動きがさっぱりでもうだめかなと思っていたのですが、ついにディスプレイまで。
私は常に

    一世代前

のパソコンを使ってきました。ウィンドウズですが、2000時代は95を、XPになったころに2000、7や8の時代になってXP。なにしろ設備のよくない大学であり、自宅ではぜいたくは敵なものですから。
今、大学の研究室にあるパソコン(今もそれを使って書いています)もXPです。教室にあるのも多くはXPで、私はパワーポイントで授業をしますので起動に時間がかかります。教室によっては起動してもなかなか次の画面に行ってくれなかったり。
「動きませんね」というせりふをよく使います。
マシン自体も古いです。
一昨年かその前の年だったか、

    「パソコンを替えます」

と言われたのでどんなのになるんだろうと思っていたら、ブラウン管が液晶になっただけで汚れた中古品(笑)でした。その時にやっと2000からXPになったのでした。
たしかにお金はかかるのでしょうが、なんとも・・・。

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ゆるキャラ 

いつのころからか、着ぐるみ(とはかぎりませんが)のゆるキャラが次々に誕生しています。
私がはじめて認識したのは

    ひこにゃん(2006年)

でしたが、それ以前からあるようですね。ただ、滋賀県はゆるキャラ天国というか、あれこれ面白いものが作られているように見受けます。
ゆるキャラについてウィキペディアは「ゆるいマスコットキャラクター」を略したものと説明しており、まあそんなところでしょうね。
地域や郷土がキーワードといえるのでしょうか。
奈良の「せんとくん」は「かわいくない」が、いつの間にか人気者になり、評価もなかなか難しそうです。奈良といえば、下市町の「ごんたくん」(2010年)もいましたね。
私が昨今よく目にするのは

    くまモン(2010年)

ですね。もちろん熊本県のゆるキャラですが、九州でも影が薄いとされる熊本県の知名度がかなり上がったように思います。
私の住む兵庫県では「はばたん」というのが元祖的存在ですが、その後なぜか播磨地方に多く誕生しています。摂津に比べると兵庫県では田舎扱いされる地域だけに、ここは一番宣伝をと言う気概にあふれているのではないかと思います。熊本にせよ播磨にせよ、名の知られていない地域こそ熱心ということでしょうか。
私の住む宝塚のお隣の西宮市、尼崎市、川西市、伊丹市などにはありますが、宝塚市にはあったかな?
国立劇場にもきぐるみのキャラクターがあり、それは

    くろごちゃん

というのだそうです。なんでも、国立劇場の奈落にあった謎の巣の中のたまごから生まれたのだそうです(「くろごちゃん」公式サイトはこちら)。

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作家だらけ 

作家と呼ばれる人が今一体どれくらいいらっしゃるのだろう、と思います。
例えば造形作家といわれる美術系の方などを除いて文学に限定すると、主に小説家と劇作家でしょうか。
それでも随分たくさんいらっしゃるように思います。
最近「作家の▲▲さんが亡くなりました」というニュースがあると、しばしば

    どんな人だっけ?

と思うことがあります。というとその方をばかにしているように思われるかもしれませんが、そういうつもりではありません。
芥川賞というと作家の登竜門ですが、その「どんな方だっけ?」の中には芥川賞受賞者、という方もいらっしゃったりします。
私の知り合いにも作家として活躍されている方がありますが、それだけで生活できているわけではないことも多いのです。その一方、生活どころか自費出版を繰り返して地方の文芸賞などにコツコツと応募してはいくらかの賞をもらったりしている

    アマチュア作家

もけっこういらっしゃいます。
ご本人に伺ったりはしませんが、実際はきっと大きな文学賞にも応募しているのだろうと想像しています。

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ニューフェイス 

色は匂へど散りぬるを わが世誰ぞ常ならむ

と、どなたが作ったのか、いろは歌は世の無常を詠じます。
昔は弘法大師こと空海が作ったと言われていましたが、今は否定されています。空海は書の名人でもあり、漢文の達人でもあり、何しろ優秀な人だったようです。
大内裏朝堂院の正門である応天門には当然

    「應天門」

の扁額が懸けられますが、その文字を書けと命ぜられたのが空海。達筆で書いたのですが、うっかり点を一つ書き落としてしまいました。そこであの弘法大師でも誤ることがあるのだ、という意味で「弘法も筆の誤り」という諺ができたそうです。このあと弘法大師はその点を付け加えるのにいちいち門から額を下ろすことなく、墨のついた筆を投げつけると見事に字が完成したというオチまでついた話が伝わっているわけです。
それはともかく、いろは歌の「色は匂へど」の「匂(にほ)ふ」は、以前も書いたことがありますが、「丹秀ふ」の意味です。赤い色が華やかに見えるのが「丹秀ふ」。ですから今でこそ「鼻で匂う」と嗅覚に訴えるのが「におう」ですが、本来は色の美しさに用いる言葉です。
桜の色はほんとうにきれいでした。まだ八重桜がありますが、ソメイヨシノなどはほぼ終わりです。ただ、先週末の風雨があったにしては意外に花が残っていました。あと数日は鑑賞できるでしょうか。
北千里にある、昭和40年代に亡くなった

    美声で有名

だった、春にふさわしいお名前の太夫さんの旧邸は門のところに鮮やかな枝垂れ桜があり、私も毎年門前に佇んで鑑賞させていただいています。
その他、この地域は豪邸があり、枝垂れ桜などの美しい庭も結構あるのです。個人のお宅なので、どれくらいまでなら写真を掲載していいのか判断が難しく、とりあえずやめておきます(笑)。

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日本語指導の困難 

多少の稼ぎにはなりますので(笑)、授業は大事です。生きがいでもありますし。
いよいよ今日から新年度の授業が始まります。
今年度私が担当するのは学生に対する授業と社会人対象の公開講座(これは5月から)、そして希望者があれば先日書きました履修証明プログラム(これも5月から。それにしても変な名前)。
さしあたりは学生対象の授業です。
いつも困るのが

    「日本語表現」

という科目。今さら大学生に日本語を教えるのか、という向きもありますが、大学生はもちろん、社会人でも日本語のひどい人はあります。私もそのうちの一人ですが(このブログの文章をお読みになると簡単にお分かりいただけるでしょう)。
ほんとうは学生に文章を書かせてそれをいちいち添削し、次の時間に学生を個別に呼んで問題点を指摘したいのです。しかしこういうことをしようものなら1クラス15人が限度。私は2クラス担当ですから、それでも30人分の添削を1週間で済ませ、さらにまた次の添削を、ということになります。800字くらいの文章を添削するのに一人当たり15分かかるとしても、15分×30=450分。ざっと8時間ほどかかってしまいます。これ以上はとても無理です。
しかしこの前期は、今のところ

    64人

が届けを出しています。ただし、この科目は1クラス25人に制限してくれるそうで、最大50人になるようです。それでもなお、私の考える限度をはるかに超えています。
50人として先ほどの計算を当てはめますと15分×50=750 これを60で割ると、ええっと・・・12.5(計算、遅い!) ざっと13時間もかかるのですね。これはもう絶対に無理です。

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春の嵐 

最近、若者たちにヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse)は読まれているのでしょうか。
私が小学生の頃、「車輪の下」を読んだというとても優秀な同級の女の子がいて(彼女は中学も阪神間では名のある女子中に行きました)、驚いたことがありました。
なにしろ、中学生の時に読んでほとんど感想らしい感想をもてなかった私ですから。当時、外国文学は苦手でした。
そして私がヘッセをきちんと読んでみようと思ったのは、恥ずかしながら大学1年生の時でした。
発表された年代順に書きますと、

  郷愁 (ペーター・カーメンチント) Peter Camenzind
  車輪の下 Unterm Rad
  春の嵐 Gertrud
  クヌルプ Knulp
  青春は美わし Schön ist die Jugend
  デミアン Demian: Die Geschichte von Emil Sinclairs Jugend
  メルヒェン Märchen
  シッダールタ Siddhartha
  知と愛(ナルチスとゴルトムント) Narziss und Goldmund
  ガラス玉演戯 Das Glasperlenspiel

などはこの頃一気に読みました。
あの小学校の同級生にはとても恥ずかしくて言えません(笑)。
で、感想はどうだったかって?
ええっと・・・もう忘れました(笑)。

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2013年4月公演初日 

大阪に三ヶ月ぶりに文楽が戻ってきました。
昨日は竹本義太夫300回忌追善・墓石修復資金勧進特別公演、そして今日から四月公演です(29日まで。18日は休演)。
演目を掲げておきます。

【第1部】
伽羅先代萩(竹の間、御殿、政岡忠義、床下)
新版歌祭文(野崎村)
釣女 つりおんな
  
【第2部】
心中天網島(河庄、紙屋内より大和屋、道行名残りの橋づくし)

第一部が15時45分ころまでで、第二部は16時30分開演ですのでご注意。第二部終演は20時30分頃のようです。
また第一部と第二部の入れ替えはありません。

人形は和生さん以下の中堅(和生、勘十郎、玉女はもうベテランというべきか)が最前面に出ています。
政岡と孫右衛門・・和生
小春とおみつ・・勘十郎
久作と治兵衛・・・玉女
おさん・・・・・清十郎
八汐・・・・・・・文司
久松・・・・・・簑二郎
沖の井・・・・・・勘弥

などなど。玉也さん(太郎冠者と善六)など、いささか役不足ですが。
太夫はどんなものでしょうか。

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散りぬる春 

いよいよ春たけなわですが、桜に関してはそろそろ終わり近くになりました。一気に気温が上がることがなかったので割合に長持ちしたほうではないでしょうか。
私の家のご近所の春、毎年かわり映えしない写真ですが、年年歳歳花相似たり、なのです。

大劇場を望む
宝塚大劇場を望む

男役
花のみちの桜

ベルばら
ベルサイユの桜(?)

はなびら
花のみちのはなびら

阪急、JR宝塚駅から花のみちを通り抜けると市立手塚治虫記念館ですが、ここは1994年開館。ということは、来年で20年になるようです。
宝塚はかつてのファミリーランドはなくなり、その跡に残ったガーデンフィールズも今年閉園だとか。
いろんな物がなくなっていきます。
宝塚歌劇はどうかこの地に残って欲しいものです。
それにしても阪急電鉄に頼ってきた街です。その阪急があまりこの街の活性化に熱心でなくなったらこのありさまです。もちろん、一企業に責任を負わせるわけには行かないわけで、これからの宝塚市はどうあるべきか、考えねばならない時期だと思います。そういえば今月は市長選挙があるそうです。しかしまったく盛り上がりません。

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履修証明プログラム 

大学はいろいろなことをするのです。特に小さな私立大学はなんでもやらないと生きていけません。
特にこれからは18歳対象に限らず社会人に目を向けたプログラムが求められます。
たとえば

    公開講座

は当然のようにおこなわれます。
当然と言いましたが、私が広島で短大に勤めたとき、公開講座は実施していなかったのです。
何かやればいいのに、と思っていたら、私が赴任した年に学長が「やろう」と言われ、私はいきなり実行委員兼講座の講師になってしまいました。
テーマは平家物語だったのです。なにしろ厳島神社が近いですから、あちらの宮司さんにもお願いして見学会も実施しました。
加えて私は「平家物語と人形浄瑠璃」というお話を遠路おいでいただいた

    竹本津国大夫 さん

との対談の形で実施したのでした。
あちらでは文楽そのものについてもあまり知られてはいませんでしたので、基本的なことも。まだパワーポイントが普及していませんでしたので、映写機によるスライドを使いました。映画「文楽」もお借りして開講前に流しておきました。この映画は南部大夫師匠が松之輔師匠に「鳴戸」の稽古をつけてもらう場面や紋十郎師匠の人形拵えを見守る吉田簑太郎君(失礼。だって、10代の少年なんですから)が登場します。かつては鑑賞教室で流されていたのです。
吹田市の短大に移ってくると、こちらでも公開講座は実施していませんでした。学長にその必要性を言ったのですが、笑って無視されました。
何年か経ってやっと実施されましたが、図書館で事務を引き受ける形で、統一的なテーマなどはない公開授業的なもので、今もそれが続いています。私も源氏物語、伊勢物語、竹取物語、百人一首、紫式部日記、などを取り上げてきました。

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後追いの悲劇 

80年前の昭和8年(1933)というと現在の天皇が生まれた年です。
その4月1日に

  重要美術品等ノ保存ニ関スル法律

が制定されました。この法律はのちに文化財保護法の成立によって発展的解消の形で廃止されますが、制定に際してはある美術品の海外流出が大きなきっかけとなったそうです。その美術品こそが、昨日から大阪市立美術館で始まったボストン美術館展で里帰りしている

  吉備大臣入唐絵巻
      (きびだいじんにっとうえまき)

です。
「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」の第一条は、それだけに

  歴史上又ハ美術上特ニ重要ナル価値アリト認メラルル物件
  物件(国宝ヲ除ク)ヲ輸出又ハ移出セントスル者ハ主務大臣
  ノ許可ヲ受クベシ但シ現存者ノ製作ニ係ルモノ、製作後
  五十年ヲ経ザルモノ及輸入後一年ヲ経ザルモノハ此ノ
  限ニ在ラズ

というものでした(この条文は文化財保護法下でも効力を持つ)。
簡単に言えば、歴史上重要な美術品を海外に売りたいときは担当大臣(今なら文部科学大臣)の許可が必要、ということです。

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第19回だしまきの夕べ(予告)  

昨日のエイプリルフールはいかがでしたでしょうか。
最近はあまりはやらないのでしょうかね、こういうの。
なにしろウソばっかりが横行している世の中なので、へたなウソをつくまでもなく、

    現実そのもの

がウソっぽいという感じもします。
昨日予告しようかと思ったのですが、いちおうウソだと思われないために(笑)一日延ばしておきました。
はい、

    だしまきの夕べ

のご案内です。
前回から回数を表示することにしましたが、この四月は第19回ということになります。

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浄瑠璃離れ 

以前は、割合に浄瑠璃を読むことが多かったのですが、最近は平安時代の勉強が忙しくて(言い訳)、なかなか時間が取れません。
嶋大夫師匠が播州皿屋敷を語られると読んでみたり、英大夫さんが和田合戦を語られると読んでみたり、という、もっぱら

    他力本願

の読書ですが、最近はご無沙汰しています。
また何か、切場がもっぱら上演されている作品が手摺に上がるときには全体を読みたいな、と思います。
・・・と言っていると、つい怠けたくなるのが悪い癖ですので、久しぶりに

    心中紙屋治兵衛

などを読んでみようかな、と考えています。現今上演されている「河庄」のもとになった作品ですね。

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