大晦日! 

ついに一年最後の日になりました。
なんとか今年も生きてきました。以前なら、今年も元気で過ごせました、と言っていましたが、今や生きてるだけで精一杯(笑)。
生活は厳しく、食べるものも慎み、お酒は飲まず、旅はせず、外食は学生食堂だけ(笑)というありさまですが、生きてるだけでじゅうぶんかも。
来年はさらに仕事が減る可能性があり、老後のためにと思っていたお金を取り崩す他はありません。老後は短いほど楽になりそうです。
気持ちを明るく持つこと、それが健康にもよいのですが、社会とも交われない日々で、難しいところです。
今年は何もできなかった、という思いが強く、来年の自分に期待はしています。

    頑張れよ、自分!

皆様にはひとかたならずお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

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美術書 

正月、倒れたままでは過ごせまい、と医者の提案で強めの薬を使って呼吸を楽にしています。
確かにまるで違います。今は一時的に歩けます。風呂にも連日入れます。またすぐにできなくなりますから、この間に、できることをしなければなりません。
それで、私の場合、これまであまりきちんと勉強していない日本美術のことをもう少しきちんとしてみようと、12月の大学にいる日は連日図書館に通っていました。何を観ているかと言うと、主に

    絵巻物

の複製です。
ところが、絵巻物というのは本来巻物ですから、それをそのまま複製したものを手に入れるのはなかなか難しく、今勉強している「伴大納言絵巻」などは京都の便利堂さんでオフセット6色印刷のミニチュアの複製を売っているのですが、これが全3巻で13,230 円。以前の私なら買っていましたが、今はこの値段のものに手が出ません。
絵巻物を冊子状にしたもの(つまり適当なところで切った形のものがページをめくると続けて観られる)がありますが、これはページをめくらねばならず、しかも綴目の部分は写真が見えにくいという難点があります。
私がこの絵巻で持っている複製は安物で、中央公論社から出ていた「日本の絵巻」のシリーズです。これの上等なのが同じ中公の

    「日本絵巻物全集」

で、こちらはハードカバーで綴目の部分の絵も比較的よくみえます。
絵巻物は繰ってみるわけですから、切れることがないのです。切れるというと詞書と絵で切れるか、霞や植物を配して場面の変化や時間の経過を示すくらいで、とにかくずっと続いているのです。やはりその形で観ないと本当に絵巻物を見たという感じになりません。

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文楽とどう付き合うか 

私は、えらそうにし過ぎでした。好き、というだけで文楽を観ていたはずが、ろくに勉強もしないのに何となくわかったような気になって、新作文楽などという巨峰に挑み、あげくには文楽評などを書き始め。

    傲慢だった

と思います。文楽の神様、というのがいるなら、お前の耳は役に立たないと激怒して私の聴力を持ち去ったのか、とすら感じます。
自虐的ではありますが、そうでも思わないとあまりに仕打ちがきついです。
技芸員の皆様にも親切にしていただきましたが、所詮は素人の戯言、しかも鈍な感性の持ち主の戯言でした。雑誌、

    『上方芸能』

には期待していただいたのに、応えられず、もっともつらいのは、未来の文楽ファンや文楽研究者の方々に何の役にも立たないような「文楽評」を残してしまったこと。「文楽の神様」の配剤で、やっとよき相棒をつけてくださり、いくらかでもよくなったとは思いますが、時間とともに私のできることは限られるようになり、今はもう、ほとんどなにもしていません。

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軽 

軽自動車税を上げようという動きがあるのだとか。
早速スズキやダイハツなどは反対の意見を表明しています。
狭い日本にぴったりの車種だと思うのですが、最近は

    ガラ軽

などと言われることもあるようです。若者はカッコ悪いと思うのでしょう。しかし、田舎の足であり、高齢者の足である軽自動車は燃費もよく大事にしたい文化でもあります。

桐竹紋寿さんの本で、紋十郎師匠が皇居に行かれた時、他の方々が高級車に乗って帰るなか、師匠は小さな車だったので恥ずかしがられた、という話を読みました。私もかつて、一流料亭に講演に呼んでもらったとき、酔った皆さんが次々に目を瞠るような高級車でお帰りになる(つまり運転手さんがいる)中で、お酒を我慢して

    5ナンバー

を自分で運転して帰ったことがありました(笑)。私は身分相応なのでかえって得意気に帰ったのですが、3ナンバー運転手付きのみなさんは私の様子をどうご覧になったことでしょうか。

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第22回だしまきの夕べ(予告) 

年内にこれだけは書いておかないといけませんでした。
回を重ねて、

    だしまきの夕べ

も第22回です。
以下の通りおこなわれる予定ですので、ご参加の方はまたお知らせ下さい。
  日:1月11日(土)
  集合時間:文楽第二部終演後すぐ
  集合場所:文楽劇場1階売店のあたり
  会場:両輪(文楽劇場から歩いてすぐ)

3時間前後続くのではないでしょうか。途中からの参加、途中まで参加もありですので、どうぞお越し下さい。
今回はゲストは?
私はもし今の状態(体調)が維持できたらぜひ参加しようと思っています。
皆様にはお邪魔になりますが、宜しくお願い申し上げます。

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錦秋公演第二部を振り返る 

「藤川新関」
この段は本来「沼津」でしめつけられるような親子の別れを見たあと、気分転換にもなるような意味合いがあったように思います。しかし、今の上演の都合で、第二部の冒頭。最初から気分転換しろといわれてもなぁ、と思いつつも、しかたないかな、とも思います。しかし、『伊賀越』を通し上演する場合、第一部は「政右衛門屋敷」を最高潮の場として位置づけ、いっそ「大広間」で終わってしまい、第二部を「沼津」「藤川から竹薮」「岡崎」で終わってしまうという方法もありうるのではないかと思います。第二部に「沼津」「岡崎」の大物を集めるのは抵抗があるかもしれませんが。「岡崎』で終わるということは仇討ちの場面もないわけで、『忠臣蔵』でいうなら、「山科」で終わってしまう感じですね。反論は多いと承知しています。
茶店の暖簾は露芝。旅の骨休めという情緒もあります。文雀師匠はさすがと思わせるところはありますが、やはりあまりにも動けず、お袖は無理だったのではないかと思います。助平の茶を淹れに店に入り直すこともしませんし、やはり動きに省略が多すぎて、芝居の幅が失われるのが残念です。お袖はおきゃんな娘。もっと足が動く、足の演技、移動の演技があるのだろうと思います。師匠にそれを求めるのは意味がないと思いますので、やはり役の問題になってくると思います。やはり文雀師匠の登場は多くのファンに期待されていますから、肚と視線の演技の生きる役が当たればと思いました。
玉也さんの助平は、もっと天真爛漫な、場面から浮いた大きさがあってもよいのでは、と思いました。紋壽さんの代役はもっと若い人、に勉強してもらったらどうなのでしょうか。
引抜の「万歳」の勘市、一輔のお二人は勢いがあって現代風。むしろコントのような味わいでテンポよく遣っていらっしゃったようにお見受けしました。
疑問が残ったままなのは、段切なのです。お袖は切手を落としたと錯覚した助平が一つ前の茶店に走っていったのを見送り、店の道具を片付けて一方志津馬の色男ぶりにうっとりしています。そして志津馬はもはや猶予はならぬとばかり、一心に「娘が手を引いて」岡崎さして「帰りける」、となります。これは娘が志津馬の手を引いて岡崎の家に帰ったといっていると解釈できそうで、人形は実際お袖が志津馬の手を引いて行きました。ただ、私は二人の気持ちを考えると、あせる志津馬が娘の手を引いて行ったのではないかと思えて気になっているのです。「帰りける」とあるので「娘が(手を引いて)帰ったのだ」という理屈はわかりますが、志津馬が娘の手を引いて岡崎さして急ぎ足になり、その結果娘の実家に「帰りける」なのではないかと、これはどなたかに教えていただくしかないなと思っています。

「竹薮」
実はあまりよくわかりませんでした。闇の中を歩む政右衛門、慣れぬ道でうっかり鳴子に触れてしまう、すわ一大事、という緊迫感が伝わってこなかったのです。政右衛門も役人(ツメ人形)も移動が直線的で歩みも粛々としすぎ、照明はかなり明るく、「手探りをする」「せっぱつまっている」という様子がうかがえませんでした。この闇や鳴子は前途の多難を象徴するので、何とか工夫ができないものかと思いました。

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錦秋公演第一部を振り返る 

書き忘れていました。
文楽錦秋公演は9月の東京に続いて『伊賀越道中双六』でした。
しかも、東京の演目に大序を付けたため、開演は10:30で終演は20:50という長丁場。
特に昼の部は休憩を含むと5時間半に及び、5800円はお得(笑)でした。

「鶴が岡」は久しぶりです。
ここは志津馬(=事件の発端)をしっかり観ておきたいので、やはり清十郎さんに注目していました。
清十郎さんが立役をお遣になるときには時々思うのですが、人物の思いがプツプツと切れることがあるのです。きちんとした若侍も色恋には度を失う青年に過ぎないわけですが、度を失うわずかな心の揺れがもっと動きに出てもいいのではないか。心の中(裏)の問題ではありますが、それが動き(表)に出てこそ文楽人形なのではないかと思っています。心の中を表す言葉に「した(下)」と「うら(裏)」がありますが、「した」はじっと押し隠した心、「うら」は正面からでは見えない心です。「した」は「肚」として持っていていいと思うのです。一方の「うら」を表に見せることは「大げさな表現」として嫌われるところかもしれませんが、私はやはり必要だと思っています。「うしろぶり」なんて、完全に「うら」が「おもて」に出たしぐさでしょう。
志津馬でいうと、勅使警護という重要な職務に専念すべきところ、どうしてそうもいとも簡単に瀬川に心揺れるのか、建前の自分をいかに見失うのか、それがどんな影響を及ぼすのかを認識しているのかいないのか、なぜああの簡単に酒を口にするのか、なぜ質入の書類を書くのか、そのいちいちの経過が見えにくくて志津馬を笑いも憎みもできませんでした。失礼なのを承知で申しますが、清十郎さんの二枚目はきちんとした正確な動きで端正なのは比類ないくらいですが、しばしば感情移入のしにくい男に思えるのです。
清十郎さんご自身がまじめで誠実な方だけに、もうちょっと勘十郎さんみたいにはっちゃけたら(笑)いかがかとすら思ってしまいます。
私がしばしば使う言葉を用いるなら「志津馬の時間」が流れないのです。
私はやはりいかに絶品のお染やお駒があっても清十郎さんにはまだ満足していません。
だからこそ、これからも清十郎さんには例えば保名のような役をつけていただけないものかなと思ったりします。
言いたいことを言ってほんとうにごめんなさい(特に数多い清十郎さんファンの皆様にお詫びします)。

「和田行家屋敷」
沢井股五郎は頭が良いのか悪いのか。いい加減なことをさせると天下一品、というような男。とにかく出たとこ勝負で、都合が悪くなると何でも詭弁で煙に巻こうとして結局はどんどん堕ちていくタイプ。いや、市長さん、あなたのことを言ったのではありませんのであしからず。
その股五郎のいい加減さが玉輝さんによく映っていました(って、これ、褒めてることになっていますか?)。ポッ、ポッと瞬間的に思いつきを口にする、そんな股五郎らしさが見えました。亀次さんの人形については以前はどうにも文楽人形というよりはデクのイメージを持ってしまって、あまり買っていなかったのです。しかし、最近脇のちょっとした役に味が感じられます。今回は行家の微妙な心の動きが見えました。亀次さんも還暦になって人間的にもますます円熟されることと思います。期待しています。

「円覚寺」
床のことを言うな、とお叱りを受けますが、靖大夫さんは最近何か掴んだかのようにステップアップしたと見ています。口捌きが以前のようにだらんとしたものではなく、浄瑠璃語りらしく見えます。何よりもいいと思ったのは目の留め方。視線が浮いていないのが太夫らしくて好もしいのです。
昵近の侍が出てきますが、こうやって並んでみると、やはり玉翔さんに一日の長があるというか、彼を軸に動いているという感じになります。
さて和生さん。武士の中に入ってもあまり卑屈な様子は見せません。つまり、リアルな商人というよりはチョイ役ではないしかるべき存在という」役どころを感じさせられました。私の好みとしてはこの場はもう少し腰が低くてもよいのだけれど、という感じです。簑二郎さんの城五郎はニンが違うように思いますが、そつなくこなすところはさすがだと思いました。これくらいのキャリアになれば、多少のニンの違いなどなんでもない、というところを見せてくれるのが頼もしいです。その上で二郎さんに合った役で魅了してくださればよいのだと思います。
文司さんの鳴海はこの場では肚を割らずに、闇道での告白につなげ、全体としてきちんとした役割を果たされたと思いました。

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呉春にする? 

お酒を飲まない日々が続きます。
飲んだ、といえるのは今年の一月のだしまきの夕べでした。
だしまきでは日本酒は飲んだかな? 飲んでいなかったら日本酒は正月三が日以来かも。
つまらないです(笑)。
毎年、正月に飲む日本酒は銘柄を替えていて、このところは「白鷹」「剣菱」「桜正宗」あたりでした。
貧弱な味覚ですから実際はよくわかっていないのですが、やはり一番は

    白鷹

です。数年前までは月に何度かは晩酌にもいただきました。
もともと父が洋酒ばかり(ビール、スコッチ、ブランデーなど)だったので、私もビールは高校時代からたしなんで(笑)いましたが、日本酒は縁が薄かったのです。

    呉春

を選んだこともあったのですが、一時期あまり手に入らないことがありました。だからこそ逆に見つけたら買っていたのです。
与謝蕪村は俳人として知られますが、画家としても超一流。その蕪村の弟子に松村呉春(月溪)がいます。彼は一時、池田に住んでいたことがありましたので、呉春の名を名乗ったようです。池田は呉服(くれは、くれはとり)の里、呉国からの渡来人が機織りを伝えた町とされ、池田市には呉服(くれは)神社もあります。

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「たたく」こと 

フィギュアスケートは冬のスポーツの華であり、特にレベルの高い日本やロシアでは人気があります。
今、女性の選手では浅田真央さん、村上佳菜子さん、鈴木明子さんなどがトップでしょうか。
もうひとり、

    安藤美姫さん

もすばらしい成績を挙げてこられました。
彼女は出産されたこともあって一時競技から離れていたそうで、今行われている全日本選手権では久々に彼女の氷上の姿が映えています。一日目、ショートプログラムでは5位、今日のフリーもかなり厳しいかもしれません。
ただ、出産後もよく練習して復帰され、見事な演技をされたことは称賛に値すると私は思っています。
ところが、ネット上では「安藤さんたたき」が横行しているのを見ました。ここに書き写すことも憚られる汚い言葉での

    ヘイトスピーチ

です。ネットの匿名性を隠れ蓑にしたり、権威をかさにきた(あるいは虎の威を借りた)りして、他人を傷つけ、罵ることが平気になった人がこうも多いのかと愕然とします。
噂に聞くだけですが、テレビの「討論番組」でも他人を愚弄することで「ぼこぼこに叩きのめす」のが「勝ち」と評価されることもあるとか。いつぞやは大阪の市議会議員が「虎の威」をかざして市民を愚弄する言動を見せていた(署名をゴミ箱に捨てたとかなんとか)こともありました。これは新聞に写真も出ていたので、概ね事実でしょう。

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教科書目録 

12月になると出版社から来年度の教科書目録が届きます。
私が学生のころは国文学関係の出版社は多くの教科書を次々に刊行していて、それなりに売れたわけです。活字はもちろんのこと、古い写本や板本を写真に撮って印刷したもの(これで昔の文字の読み方の練習をします)など、多種多様でした。
ところが、あれよあれよというまに大学から

    国文科

が無くなり、当然のこととしてそれらの教科書も売れなくなってしまいました。
いつのころからか、大学で資格を取らせるという「専門学校化」が進み、学問的なことはいわゆる「一流大学」だけのものになりつつあります。
文楽の素人浄瑠璃を思い出してください。素人がうなったところでろくな浄瑠璃が語れるわけがないのです。しかし、そういう素人がいるからこそプロの技が光り、またへたはへたなりに稽古をすることでプロの技を味わう力も身につきます。いわゆる

    文化の裾野

の広がりです。
もちろん、ほかの分野では素人は相変わらずプロのまねをして楽しんでおり、それはそれでけっこうだと思います。ところが、古典的なものはただ「とっつきにくい」ということだけでないがしろにされる宿命にあり、それを何とか守ろうと、そのことに私は残りの人生を賭けようと思っているのです。
ガラパゴス的発想といわれるならどうぞご自由に。私はもう失うものはないので、何も恐ろしいとは思いません。
文学も芸能も、とにかく古典を守ろうとそれだけに生きるつもりでいるのです。

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白む月 

一年のうち、もっともきれいな月は、というと、誰もがあの

    仲秋の名月

を思い出すでしょう。旧暦の八月十五夜は『竹取物語』でかぐや姫が昇天した夜、『源氏物語』で夕顔が頓死したのは翌十六日の夜。葵の上が亡くなったのも同じ。紫の上もまたその頃に亡くなります。月は陰。この天体を観ていると、こちらの世界からあちらの世界へ連れて行かれるような錯覚を覚えるのです。自分は今この世で何をしているのだろうか、そのことを考えさせてくれる、心に何かを催してくれるのが月だろうと思います。月は明るくて暗い、摩訶不思議な存在です。
たとえロケットが飛んで私も月に行けるとしても、私はあの月に降り立つことなど絶対にお断りです。やはり眺むるこそよけれ、と思うからです。
十三夜もすてきです。九月ですから晩秋、ひときわ物思いの勝る季節です。はじめて十三夜を褒めた人のセンスがうらやましいです。
しかし、私は

    十一月十七日

の月もまた好きです。もちろん旧暦の。
それが今年はこの十二月十九日でした。仲冬の名月でしょうかね。
以前はそんなこと、思いも寄らなかったのですが、ここ数年、しみじみとそんな事を思います。残る人生、この十一月十七日の月も味わいたいな、と思います。

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掃除もした 

研究室というのは、普段掃除をしていません。以前は

    お掃除おばさん

がいらっしゃって、週に1回くらい掃除機をかけてくださいました。
今は人件費削減でそんな人はいません。かろうじて館内のごみ捨て場から外に運んでくださる方はいらっしゃいますが。ですから、あまり清潔とはいいがたいのです。
マメな先生は日々きれいにされているでしょうが、私には無理。
それで、あれよあれよというまに紙がたまってしまいます。
私がまた倹約家ですから、裏の白い紙はなかなか捨てられず、山のようになっています。しかも裾野が広がっていますので(笑)富士山さながら。

    世界遺産級

の研究室です。
特に体調が悪いとどうしようもなく、この半年ほどはごみのたまるのに任せていました。

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山越え 

文楽『義経千本桜』の道行では山越と呼ばれる扇投げが見もののひとつてす。
放物線などというとやや無機的な感じになりますが、山越とはよくいったものだと思います。
私も、年内の仕事はようやく

    山を越え

ました。
峠を越えた、というほうが正確かもしれません。まだ、下り坂で転ぶ可能性はありますから(笑)。
昨日(18日)は

    年内最後

の授業でした。13週間が終わりましたので、あとは新年におまけ(笑)を2回。
もうほとんどまとめのようなものですから、たいしたことはありません。私は試験もしないので、成績も今の時点でほぼ出せるくらいです。

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司書さん 

昨日、奈良時代から平安時代の絵画資料を見るために、しばらく大学の図書館にいました。
ここは基本的に階段で2階まで上がってカウンターを通り、そのあと文学や美術関係の、つまり私がもっとも

    関心のある文献

は4階までまた階段で上がるのです。
普段ならなんでもないのですが、体調が悪いと4階まで昇るのはかなりの難行です。
まして、最近は学校の中で食物系、看護系の本が一気に増えたこともあって(そういう学科を作ったから)かつて3階にあった美術関係の本は4階に上げられました。しかも一時、その美術書が動かせないくらいギュウギュウと押し込められていて、本が気の毒になるくらいでした。
このあたりのことについて、以前一度ぼやいた(笑)ことがありました(⇒こちら)。
昨日は幸いにして何とか順調に4階まで昇り、『絵因果経』という絵画資料を見ていました。するとそこに

    司書さん

がこられたのです。
丁寧に名乗ってくださって、もし大変だったらエレベーターを使ってください、とのことでした。
あ、あのぼやいたときにコメントを下さった・・・。
あの時は私がかなり悪口を書いたものですから、恐縮してしまいました。彼女もまた2回のカウンターから4階まで駆け上がってくださったのでしょう。ありがとうございました。
いくらなんでも、あの悪口記事からはもう4か月になりますので、あの司書さんもさすがにこのブログはご覧になっていないと思います。ですから、ここでお礼を申し上げてもしかたないのですが、気は心といいますので(笑)。

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正月の過ごし方 

この時期になると、正月をどう過ごすのかを考えます。はっきり言って正月は面倒です。普段と何も変わらず、仕事をしたり本を読んだりするだけなので、どこにいても同じようなものです。メリハリのない生活をしています。
広島で独り暮らしをしていた時は、食べるものを買い込んでおいて、散歩に出たり、厳島神社に行ったりしました。厳島神社では

    舞楽の奉納

もありました。
近所付き合いもなく、友達もいませんでしたから、ずっと一人で過ごしていたと思います。あれがけっこう好きなのです。
食べるものは、もちろん「おせち」なんてありません。おでんやカレーを作ったり、一人鍋をしたり。
寂しい、という感覚はありません。テレビで

    新春能

とか文楽、歌舞伎もありましたし、FMでも邦楽やオペラ、オケのコンサートなどが目白押し。退屈などまったくしませんでした。

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2013年12月東京公演千秋楽 

文楽東京公演が本日千秋楽となります。まだ博多座があるとはいえ、皆様一年間お疲れさまでした。

    大塔宮曦鎧

がなかなか評判がよくてよかったです。朱の残っているものはこうして復活しやすいのですね。国立劇場のみなさん、ご苦労様でした。
この試演を経て、次はいよいよ大阪で上演していただけると思います。

今年もいろいろありました。新たな技芸員さんが入られ、一方では辞められた方も。評価がぐんと上がった方もありました。通し狂言として

  伊賀越道中双六

を見せていただけたのはありがたかったです。
私はもう、二度と観ることはないと思いますので、しっかりと心に刻み付けておきます。来年もぜひ通しを一本。

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領収書 

今年は税金対策で領収書を大事に置いています。
去年は収入 あまりに少なく、控除はやたら多かったので、領収書を捨てるくらいでしたが、今年は控除が減ったものですから、その分をまた

    医療費控除

でカバーしようと計画中です。
まあ、あるは、あるは。よくも病気をしたもんだ、と思います。
井上ひさしさんの新作文楽は

    金壺親父恋達引

でしたが、私もいつの間にか守銭奴に落ちぶれていました。
金壺親父は守る金がありますが、私はそれがないだけの違い(笑)です。
で、仕方がないから領収書を守っています(笑)。
こんなことを書いていると読む気がしないな、と言われますが、まあみなさん(人生師匠みたいですが)、笑って済ませてください、とお詫びしておきます。

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来年の「文学」 

私は「文学」という大げさな名前の授業を持っています。と言っても概論ではなく講読です。
いちおう、

    源氏物語

などを取り上げなさい、と指示されています。それでこの2年は源氏物語から

★柏木と女三の宮
★六条御息所

をテーマにお話ししてきました。
来年は

★浮舟

と思っていたのです。ただ、今はちょっと迷っています。多くは理系の学生とあって、原文は

    手も足も出ない

という人が少なくなく、朗読してもあまり反応がよくありません。
だからといってあらすじだけの授業はしたくないので、学校の指示を無視してみようかな、と悩み始めています。以前は新年度のシラバス提出が早かったのでこの時期にはもう決めていたのですが、最近は2月か3月だと思うのです。
で、もうちょっと考えてみたいのです。

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散歩、手紙 

私は、歩くことと手紙を書くことについては人後に落ちない自信があったのです。
いわゆる散歩にとどまらず、ちょっとした距離なら交通機関を使わずに歩き回ります。
広島にいたときは、勤務先から広島電鉄宮島線の電停2つ分の距離のところに住んでいましたが、電車に乗ったことはありませんでした。同僚の大半が車通勤でしたから、徒歩通勤を不思議がられましたが、わずか20分ですから全く何ともありませんでした。休日は山陽道散歩。

    旧街道

をずいぶん散策しました。
関西に戻ってからは一時、通勤に最寄の駅を使わず、速歩で50分あまりの駅まで遠回りして通った時期もありました。これもとても気持ちよく、目が冴えた状態で職場に着きました。
震災の時は電車が止まりましたから、7kmの距離を水を担いで帰ったこともありました。
文楽の昼の部だけを観た日はあちこちに寄りながら梅田まで歩いたり、東京では

    忠臣蔵の「引き揚げ」

の道を歩いたり。いろいろ歩き回ったものです。
いつか、東海道五十三次を江戸に下りたいと思っていたのですが…。

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自動 

小学生の頃、自転車のことを自動車と言っていました。「自分で動かす車だから」というばかばかしい理由です。
あのころからそういうくだらないことを一生懸命考えていました。小学生の魂百までです。
私の少年時代はものが自動化する時代でした。
今ではどこにでもある自動ドアも驚きましたね。私の近所では宝塚ホテル(阪急電鉄宝塚南口駅前)が最初に自動ドアを設置したのですが、自動と知らずにサラリーマン風の人がよそ見しながらドアを押そうとしてつんのめっていたのを見た記憶があります。
エレベーターやエスカレーターもどんどん増えていきました。駅の高架化とバリアフリーの考え方の普及ともにいっそう需要は増しました。
私の家の近所では、今は「mandai」と表記しているらしい

    万代百貨店

が二階建てのスーパーを作って、その店の真ん中にエスカレーターができたのを覚えています。それに乗りたいがために徒歩10分くらいの店に行ったものでした。
今の学生などには考えられないでしょうね。
阪急梅田駅に

    動く歩道

ができたのも驚きました。もっとも、私はほとんどあれは使いませんでした。立ち止まる人も多いので、歩くほうが速かったからです。
洗濯機、掃除機、食器洗い機など家事に使うものはどんどん電化、自動化していきました。

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冷たい手足 

先日、卒業生から

    同窓会

の案内がありました。彼女の学年は今年28歳。幼い子を抱えた人が多く、一方では独身生活を謳歌している人もあります。
私が大学で教えた最初の学生はもう四十代になっています。今も交流のある人がいて、時たまメールをくれます。
早い人はそろそろ孫ができているかも。そう思うとずいぶん時間がたったな、と思います。
28歳は今ではまだ若いのですが、考えてみると年が明けたら数え年で

    30歳

になるわけです。今、授業で源氏物語を読んでいますが、昔の30歳はかなりの年配。六条御息所という人物は29歳で生霊となって光源氏の妻に取り憑き、翌年には源氏と別れて伊勢にいきます。30歳はやはり節目だったのでしょうか。
28歳の卒業生たちも、来年また節目を迎える人がいることと思います。

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ケーキ 

インク(ink)をインキということがあります。「マジックインキ」ですよね。
日本語は母音をつけて発音するので、インクでは頼りないのでしょうか。
そのくせ母音の無声化なんてこともするのですけれど。

    ケーキ

も英語に近い発音をするなら「ケイク」でしょうか。母音が続いて長母音になるのも日本語らしいところです。
実は、私、先月の某日が誕生日だったのです。しかし、今さらそんなことをいう気にもなりません(笑)のでいつも何事もなく過ぎていきます。Facebookでも誕生日は非公開にしています。
時々覚えてくれている娘が何かくれることもありますが(今年は次女がメールをくれました…笑)。
この時期は文楽の公演中なので、誕生日は人知れず

    文楽劇場で

過ごす、ということもあります。私の父も自分の誕生日は必ずゴルフに行っていました。
今年はずっと体調不良でもあり、ついに誕生日を忘れていました。

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またまた血液検査 

医学は日進月歩といいます。
その発達のおかげでまだ生きています。
先日また血液検査をしました。
肝機能、腎機能、炎症反応などの項目はまるで問題なし。唯一、いつも問題になる数値が高く、これがさまざまな症状を引き起こしてくれます。早い話が

    アレルギー

です。
医者は、そのほかにも気になることがあるらしく、どうも血管に欠陥が(笑)あるようです。
へたをすると、腎不全だの狭心症だの神経症だのを起こす、と脅かされました。幸い腎機能の検査については前述のように問題はなく、狭心症の経験もありません。それでもやはり血管の異常は怖いです。
症状の少ないうちに、寛解させようということか、その治療が始まりました。ある程度の期間が必要です。その間はやはり無理をしないように、

  イツモシヅカニ
    ワラッテイル


というのがよさそうです。でも、静かに笑ってなどいられないことも多い世の中、難しいです。

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来年は・・・ 

ここのところ、変なあてずっぽうがまぐれあたりするので、この際思い切っていい加減なことを言ってかつての私らしく「まるで

    予想の当たらない

私」を取り戻したい(笑)と思っています。
来年は、春に半通しのような時代物を上演して、秋にはまた本格通し、と大予想!
春はやっぱり

    新うすゆき物語

でしょうかね。
この演目の園部兵衛って、初演は桐竹勘十郎なんですね。ということは初代。ということで、兵衛の人形は当代勘十郎、ということにしましょう。
この時点できっと大はずれだと思いますので(笑)、あとは気が楽です。
ムニュムニュ(占っている声)・・・春はもうひとつ、世話物がありそうです。
『冥途の飛脚』ですね(笑)。

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訴嘆 

正月にかるた取りをなさるかた、高校時代に百人一首を丸暗記せよとと宿題を出されたかたなどはご存じの歌です。

  由良の戸を渡る船びと
    楫をたえ
      行方も知らぬ恋もするかな

この歌を詠んだのは10世紀の歌人

    曽禰好忠(そねのよしただ)

という人です。曽禰氏など当時はたいした家柄ではなく、彼もやっと丹後掾という職にありつく、という程度の人です。丹後国の三等官。守(かみ)、介(すけ)に次ぐ地位です。
それで、彼は曽禰丹後→曽丹後→曽丹(そたん)と呼ばれ、そのうちに「そた」と呼ばれるかもしれないと言ったとか言わなかったとか。
歌人としてはなかなか優秀で、奇抜な語や発想で詠み、1日1首の日記的歌群

    「毎月集」

を編んだりもしています。
家柄が家柄ですから、将来出世の見込みもなく、やはりそのことが不満だったようです。
私の恩師は曽禰好忠についての研究でも知られた人で、多くの論文を書いています。

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新聞広告 

先日、文楽初春公演の新聞広告が掲載されていました。
いつも同じく、代表的な人形の写真。日程、演目、チケット詳細、チケット購入方法などがきちんと掲載されていました。
で、これは誰に読んでもらおうという広告なのでしょうか。
ある程度文楽を知っている方なら、ああ、今度はこんな演目か、公演期間はいつまでだったかな、初日はいつだろう・・などがわかっていただけるものだと思いますが、

    文楽って何なの?

という層には訴えるものがあまり多くなさそうに思います。
タイトルだけ見て「これはおもしろそうだ」という方ももちろんいらっしゃるでしょうが、「タイトルを見てもわからん」という方にこそ広告を打ってみたらどうでしょうか。
話が飛びますが、劇場のHPに出ている

    文楽かんげき日誌

もいいと思うのです。でも要するにこれは過去の演目ですよね。むしろ次回公演の演目についての著名人などの声を電話やHPから聴くことができるというサービスにはできないものなのでしょうか。もちろん、活字でも構いませんが。著名人でなくたっていいのです。たとえばイケメン太夫の演目案内とか(笑)。

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竹取の映画 

このところ、一般の方と一緒に読んで参りました

    竹取物語

は、まもなく読了できそうです(今は、かぐや姫が月を観て泣いているあたりです)。
話自体はよく知られていますので「どんな話だろう」という興味はあまり持っていただけないと思うのです。しかし、竹取翁の描かれ方、 モデルとおぼしき人物、他のかぐや姫伝承との違い、当時の風俗や思想、竹取物語を描いた後世の絵画資料など、あれこれ申し上げることはあります。
この講座には男性もおいでくださり、雰囲気が少し変わりました。
このあとは、かぐや姫が

    八月十五夜

近くになってすべてを告白し、あらゆる防衛軍の力も虚しく、かぐや姫は月に帰っていくのです。そして、結末は富士山の名の由来を書いて終わりです。

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2013年12月東京公演初日 

文楽の一年はは大阪に始まって東京に終わります。
その、今年最後の東京公演が今日から始まります。

    大塔宮曦鎧
    恋娘昔八丈

の上演です。特に「大塔宮」は珍しい演目で、今後レパートリーに入るのかどうか試金石の上演。国立劇場はこういう実験的なことができるのでいいことだと思います。
浄瑠璃だけでなく、人形、舞台のトータルで見せるわけですから、一回の上演で簡単に判断はできないかもしれませんが、いくらかの目処はつきそうです。文字久、錦糸は素浄瑠璃で練っていらっしゃいますので期待されます。人形は和生、勘十郎、玉女、玉也、勘弥など、今が旬の方々から中堅にかけて、いいメンバーですから日に日に舞台をよくされていくことと思います。

一方の「恋娘」も清十郎のお駒、簑二郎の丈八でおもしろそうです。

    12月の東京

は毎年けっこう気になるのです。

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幼稚園の催しを終えて 

今年も奈良市の幼稚園でなんとか文楽人形劇の催しを実施することができました。
これはもうひとえに協力してくださる方々のお力の賜物なのです。私一人では何もできないのですから。
相変わらずエラソーに演出家ぶってあれこれお願いをしましたが、皆さんよく聞いてくださり、しかもあちらからどんどんアイデアも出していただいてさらに面白くできたと思います。

     小道具

もお見事でした。私が作るより数百倍もいいものができました。

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↑雀、柿、栗、きのこ・・・

プログラムは昨日までにご紹介しましたが、催しの最後には恒例の「お染ちゃんと歌おう」で

    おべんとうばこのうた

を歌いました。

おべんとうばこのうた
↑「これっくらいの・・」

そして、みんなでいっしょに写真も撮りました。
おみやげに、人形からこのお芝居でカギになる傘のミニチュアをもらってますます子供たちは大喜びでした。

おみやげもらった!
↑おみやげもらった!

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ごんべえさんとやまのかみさま(加筆版 その2) 

(雨音)ポツッ、ポツッ。おや、雨が降ってきました。ついさっきまであんなに晴れていたのに、山のお天気はとても変わりやすいのです。そして、遠くからごろごろごろという音が聞こえてきます。(雷鳴、次第に強くなる)ごろごろごろごろ。
「こりゃたいへんだ、雷様じゃ」
ごんべえさんが荷物をまとめて逃げようとすると、雨はどんどんひどくなってきました。ポツポツという音がシャーッという音になり、やがてザアザア、ゴロピカ。そしてとうとう、ゴーッ、ドンドンドン(激しい音)。
「雨じゃ、雷じゃ、助けてくれ、助けてくれ。助けてくれ、助けてくれ・・・・」
ごんべえさんはうろうろするばかりです。雨と雷はますます激しくなってきました。
「助けてくれ、助けてくれ、神様、仏様、助けてくだされ、助けてくださりませ、助けてくだせぇ、助けて下せぇ・・」
ごんべえさんは神様にお祈りをしましたが、雨も雷もやみません。ごんべえさんは怖くて、寒くて、
「助けてくだせぇ、助けてくだせぇ、たすけ・・」
とうとう倒れてしまいました。


倒れたごんべえ
↑倒れたごんべえ

山の神様がその様子を見ていました。
「ごんべえはいつも山の動物をかわいがって、くだものやきのこも、自分たちの食べるだけのものを持って帰る。山を荒らしたり、生き物をいじめたりせず、大切にしてくれる。う~ん、よし、助けてやろう。それっ!」
山の神様が合図をすると、どこからか傘が飛んできました。(傘の舞)ぐるぐるぐるぐるぐる、傘が舞います。ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる・・・・。そしてその傘はごんべえさんの頭の上でぴたり(ツケ)ととまりました。


救いの傘

↑救いの傘がごんべえの真上でぴたりと止まります

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