あと半年 


今年も半ばとなりました。
時が経るのは、というより、時が

    減る

のは早いな、という感じがしています。
ここ数年、6月は怒涛の一か月で、まったく休む間もありませんでした。そのわりに倒れることはなく、緊張していると案外つつがなく暮らせるのでしょうか。
ただ、体力的にはかなり消耗していて、休日は家で仕事をしているか休んでいるかという有様でした。
休んでいるときは、梅の実を採っては梅酒を漬けたり、梅シロップを作ったり、今年は

    梅干し

も試作しています。
まだ自信がありませんから、少量を漬けているだけです。できそうなら来年にも、とは思っています。

昨日は奈良の幼稚園で文楽人形劇を実施したのですが、なかなかリポートが書けません。後日、改めて。

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ひさしぶりの能勢(4) 

二つ目のプログラムは『義経千本桜』「道行初音旅」でした。こういう演目をなさるようになるとは大したものだと思います。
私が行った日はもう20年以上のお付き合いになるHさんが静御前を遣われました。狐忠信は地元の小学校の教頭先生だそうで、Hさん同様、劇団設立当初からいらっしゃる方です。

    人間町宝(?)

クラスの名コンビといったところでしょうか。
静御前が鼓を打って後ろ向きのポーズを決めたところで狐の登場。客席からの登場でした。これがとてもスピード感があって、教頭先生というとベテランですが、とても若々しい演技なのです。そして舞台に上がって狐らしい(とされている)演技も上々。なかなかけっこうでした。
忠信になるのは岩陰でしたが、衣装の早替りはなく、岩陰でタイミングを計っている感じでした。以前、文楽の勘緑さんが若手会だったか何かで遣われたとき、ぎりぎりまで御自身の姿の右半分(客席から見ると左半分)を晒しておいて、岩陰に入ったと思ったら忠信の人形を持っているという形で演じられた記憶があります。ああいうのを拝借してもよかったかなと思いました。
このお二人くらいになると

    足腰が安定

していて、ぶれることがありません。やはり年季が入っています。教頭先生は型を決める時はきっちり腰を落ち着けるようにして、基本に忠実になさっていました。これも安定感を感じさせる重要な技だったと思います。このかたは、以前は腕で人形をひねくるような動きが多かったのですが、その無駄がずいぶん取れていました。それだけに、見た目もすっきりしていました。ただ、忠信が狐の本性を現すところでは上下の動きがあまりなく、変化(へんげ)のものというイメージを作るためにはもう少しはでに動いていただいてもよかったのではないかと思います。

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ひさしぶりの能勢(3) 

中に入って受付に行こうとすると野澤松也師匠が満面の笑みでご挨拶くださいました。おかみさんもご一緒で、お弟子さんの野澤輝也さんもいらっしゃっていました。
大勢の方がお見えになっています。地元の方が多いでしょうから、雨なんて平気でしょうね。館内にはすでに装束を整えた出演者の方々も散見し、お知り合いの方々と写真を撮ったりされていました。
開場は1時半、開演は2時です。
席を指定してもらったところ、前回のような

    VIP席

ではありませんでしたのでほっとしました。席につくと、くだんのVIP席は3席ほど空いたままでした。今年はご令孫の作品ですから住太夫師匠がいらっしゃるかもしれないと思っていましたら、開演直前に奥様もご一緒にいらっしゃいました。よくぞ隣の席にならなかったもの、と安堵いたしました(笑)。
もっとも、真後ろの席が松也師匠でしたので、開演中、ずっと後ろからプレッシャーを感じていましたが(笑)。

    字幕

は時の流れでしょう。舞台の上部に横書きで出てきます。文楽劇場よりすぐれたもので、カラーの字も出ます。テキストはさすがに黒の背景に白字ですが、カラー文字は開演前や閉幕後にお客さんへのメッセージとして使われます。

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ひさしぶりの能勢(2) 

淨るりシアターへの遠足は、天気が悪かったのが残念でした。この時期はどうしてもしかたがないのですが、これまでも再三雨に見舞われた経験があります。もちろん館内は問題ありませんが、まず道中が怖いです。川西市内は道路も広くて楽なのですが、猪名川町から能勢町に入るとどうしても不安です。そして駐車場が困るのです。なにしろ舗装されていませんので水たまりだらけ、泥だらけ。どこに停めればいいのかもわかりにくいくらいで、いつも難渋します。
この劇場の周辺は水田が広がっていて、

    野生の鹿

も出るようなところなのです。かといってこの劇場は田んぼの中にぽつんと建っているのではなく、役所もあって、いわば能勢の中心地です。
こんな感じで、能勢は盆地で水田が広がり、その他の作物もできて、林業もあり、お酒も造られている、自然の豊かな町なのです。田植えも終わって雨の降るころに、人々の楽しみとして浄瑠璃が語られ、なまじ都会と接していないのもよかったのでしょう、200年以上もその伝統が守られてきました。
その伝統に、人形を加えて

    本格的な人形浄瑠璃

を上演しようということになってこの劇場が建てられました。さすがに国立劇場などと比べると安っぽく思われるかも知れませんが、人形浄瑠璃を演ずるにはふさわしいキャパといえます。
鹿角座(ろっかくざ)という名前もついて、演者のみなさんはそれぞれ芸名もお持ちです。

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ひさしぶりの能勢(1) 

大阪府豊能郡能勢町に行ってきました。電車で行くと阪急電鉄宝塚線の川西能勢口駅から能勢電鉄に乗り替え、山下という駅で下りてけっこう長い時間バスに揺られて行くのです。バス料金も500円近くするはずです。「え、こんな道、通るの」というところもないわけではありません(笑)。途中には大きなダム(一庫=ひとくら=ダム)もあって、いかにも山の中に入っていく、という感じがします。
大阪の北のはて、というと失礼ないい方になるのでして、能勢町は

    大阪のてっぺん

と称されています。「てっぺん」というとナンバーワンの意味も感じられ、なかなかいいですね。
能勢というと「妙見山」(能勢町野間中)が有名で日蓮宗道場として広く知られています。私にとっての能勢はむしろ「秋になると栗拾いや松茸狩りなどガできる場所」であって、子どもの頃は学校から栗拾いに行ったこともありました。そのころの能勢電鉄は阪急電車の

    お古

の、びっくりするような「クラシックカー」が走っていて、鉄橋に差し掛かると落ちるんじゃないかとひやひやしたものでした。
今は電車もきれいになってずいぶん快適になっています。阪急梅田駅まで直行できる特急まであるくらいです。

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密通のあとで(2) 

講座にいらっしゃるかたは男性おひとり、女性が9人です。
みなさん、柏木にも光源氏にもあきれる、というお顔をなさいます。
女三宮は、たしかに頼りないのですが、ほったらかしていた光源氏や無理やり押し入った柏木の責任は半端なものではないはずです。
作者は光源氏や柏木という、ひとも羨む貴人を、弱い人間として描いているようです。

完璧な人間

などいないのですね。
この場面、光源氏と柏木の心の中が、延々と描かれます。
彼らの言っていることは、どこかトンチンカンなところがあります。
柏木は空に目が付いているようで怖ろしい、と思います。後ろめたいことをしたら、誰かに見られているような気になるのです。彼はひたすら

光源氏の目

を畏れます。
このあと、光源氏は柏木を呼び、睨みつけます。その視線があまりに恐ろしく、彼は病の床に臥してしまいます。
この講座、夏休みまでにこのあたりまで読めるかな、と思っています。

密通のあとで(1) 

源氏物語の講座を続けています。
なにしろ、源氏については、ファンというだけで、何も研究していませんから、いざお話をしようということになると相当勉強しなければなりません。
120分お話しするのに何時間予習しているかわかりません。
今は

若菜下巻

で、光源氏の妻の女三宮と柏木の密通が光源氏に知られたあとの部分を読んでいます。
光源氏は今なお女三宮に送られる柏木の手紙を偶然見つけてしまうのですが、それがあまりにあらわに書かれているので、「艶書というのは、もっと

わからないように

書くべきだ」と柏木の不用意さを内心で責めています。
源氏物語の古注釈の中には、かつて光源氏が夕顔に送った文の字を筆跡を変えて書いたことや須磨の巻で朧月夜に送った文では事実をぼかして書いていることを指摘するものがあります。
昔の源氏学者はたいしたものです。
それはともかく、光源氏は柏木ごときに愛情をシェアした女三宮にも大きな不満を感じます。しかし、自分もかつて
父の后であった藤壺中宮と密通しているだけに、強くは責められないのです。
柏木は柏木で、よくよく考えたら女三宮という人は頼りない人だ、と自分のしたことを棚に上げて彼もまた不満たらたらです。
男たちの思いは勝手なもの、と言えるでしょうか。(続く)

骨の密度 

薬を服用しています。それもいささか強い薬を。こわいのは副作用です。
一番怖れているのは消化器系統で、危険な兆候がないか、いつも気にしています。肝臓も大丈夫かなと思うことがあります。
しかしこれまで検査した限りでは特に何も問題は見当たりません。
一度だけ、

    血糖値

が基準値を超えていたのでドクターがビックリして「糖尿の検査もしておきましょう」と言われたのですが、HbA1cとかいう血液検査は何ともなく、その後は血糖値も問題はありません。
肝機能も一度だけ基準値を超えたことがあるのですが、薬の問題だった可能性が高く、一時的なものでしたので、医師も心配することではないと言っていました。その後は基準値内で収まっています。
お酒を飲んで肝臓を悪くするなら好きなことをしたのだから自業自得かもしれませんが、薬で、というのは冴えない話です。
副作用でもうひとつ心配なのは早口言葉になりそうな

    骨粗鬆症

です。骨がスカスカになってしまうのだそうで、これも心配といえば心配でした(中高年の女性は特に骨密度が心配なのだそうで、定期的に調べる方がいいとも言われています)。

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図書館からのお客様(2) 

図書館の司書さんがお二人来てくださいました。どちらも若い女性で、当然ながら勉強家。「本については何でも聞いてちょうだい」というプライドと、「勉強のお世話ならなんでもさせてください」という謙虚さを兼ね備えた方たちです。
すべての質問を列挙することはしませんが、いくつかご紹介しておきます。
学生が知りたかったことに、

司書になる

にはどうすればいいのか、という疑問がありました。
大学で司書関連科目の単位を取得すれば資格は取れます。しかし、これがなかなか大変。しかも、資格は取っても仕事がなくて就職できないことも珍しくありません。学生は、大いに感心していました。
司書の仕事はどんなことですか、という質問も。
学生の中には、貸し出しで

バーコードをピッとなぞる

だけたから、誰でもできる、と感じていた者もあったようです。ところが、図書の登録やレファレンス、他の図書館との連絡、蔵書の点検など多岐にわたると知ってまたまた感心。力仕事もあります、とのお話には、見えないところで大変なお仕事をなさっているのですね、と司書の苦労の一端を理解したようでした。

図書館からのお客様(1) 

図書館から、司書さんにおいでいただいたのは「生涯学習論」という授業なのです。学生さんにとっては「何をする授業なの?」という疑問に満ちたタイトルでもあり、わけもわからずにきたという人がかなり多いのです。
たしかに、「宗教学」とか「英会話」とか、わかりやすいタイトルのものに比べたら中味が見えにくいです。
私自身、最初は何を話せばいいのかわからず、テキストを6冊読んで勉強したくらいですから。分野としては「学習」という名のとおり、教育学系で、昔は「生涯教育」とも言っていました。
私が扱う小さなテーマとしては、「発達課題について」「職業と発達」「学びとしての宗教」「青少年施設」「博物館」などがあります。
そして、ここ2週間は

    生涯学習における図書館の役割

という話をしました。
具体的に、大阪府立図書館や岡山県立図書館の活動内容を紹介しつつ、併せて学生と図書館の関わりについても話しました。
そして、このたび、図書館の司書さんにおいでいただき、学生からの質問にお答えいただく形で、図書館をもっと身近に感じてもらおうと思ったのです。
司書というのは、本の貸し出しをするくらいで

    暇な仕事

だと思っていた、という学生もいました。
それはそれでいいのです。だからこそこういう機会にそれが誤解だったとわかってもらいたいのです。
それができれば、授業の価値はじゅうべんにあったと思っています。
さて、司書さんへの質問とそれに対するお答えはどんなものだっのでしょうか。(続く)

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図書館にて 

図書館の本は、つかってこそ意味があります。
しかささ、図書館の本はいやだ、という学生も少なくありません。
汚い、誰が触ったかわからない、破れたり書き込みされたりしている。
たしかにそうです。コーヒーをこぼしたんじゃないか、という感じのシミがついているものもあります。
潔癖な人なら、

触るのもいや

ということになるのでしょう。
私も、書き込みされているのを見ると気になることがあります。
ひどい場合は、自分が調べたいことが書かれていたのでしょう、まるまる1ページ破って持って行ったと思われるものもありました。
そういえば、ダン・ブラウン原作の

天使と悪魔

という映画で、主人公のラングドン教授がバチカンの貴重書の1ページを破って持っていく場面がありましたが、あの場面は複雑なな気持ちで観ました。
私は、今、ある授業で「生涯学習における図書館の役割」という話をしているのですが、図書館の役割とともに、利用者の責任も考えながら話しています。
そして、私のような専門家でない者が怪しげなことを言うよりも、司書の方に話してもらう方がいいかもしれないと思い、このたび、授業に司書さんをお招きしたのです。

キレてしまいました 

のんびりしている、と言われることがあります。
たしかに、行動は遅いですし、しんどいことは先延ばしにすることが多々あります。
ところが、ある一線を超えると

ブチッ

とキレて瞬間湯沸かし器並みに余計なことを言ったり声を荒らげたりしてしまいます。
記憶にあるだけで三度そういうことをしました。
またやっちゃった・・ということを繰り返しています。
ついこの間、またやってしまいました。
何か話しがあるからと言われて、しかたなく行ったら、教員と事務職員が1人ずつ。
話の中でどうしても言いたいことがあったので私としては最大限真面目に言ったつもりだったのです。
すると、私より年長の事務職員がいかにも「何、わけのわからんこと言うてますねん」と言わんばかりにヘラヘラ笑いました。
その瞬間、完全にキレてしまった私は、

笑い事じゃない!

と言っていました。
情けないです、いろんな意味で。
もう、彼とは話すこともないかもしれません。

第36回だしまきの夕べ 

昨日は、会場が変わって初めての「だしまきの夕べ」でした。
私はこのところ歩くのが苦痛なので、店までたどり着く自信がなく、参加しませんでした。
皆様にご迷惑をおかけせずに済んだことだけが救いでしたが、失礼いたしました。

福家さん

というのは、私はまったく知らないお店ですので、どんな雰囲気だったのか、見当もつきません。
いかがでしたでしょうか。
できれば、夏には参加したいと思っています。

今年もきゅうり 

今年は幼稚園児のための文楽人形劇でカッパを登場させることにしています。カッパと言えばきゅうりなのですが、子どもたちは知っているかどうかわかりませんから、お芝居の前の解説の部分でカッパの好物はキュウリだったという話をしておこうと思います。
登場人物(登場カッパ?)のお花さんはカッパの世界のお姫様なのですが、やはりきゅうりが好きで、ごんべえさんのためにきゅうりのサラダ、お漬け物、酢の物、それに

    きゅうりごはん

なる不可思議なものを作ってくれます。
もうひとつ、今考えている創作浄瑠璃にもカッパを出す予定なので、今年はカッパイヤーということになります。柳田国男、南方熊楠、折口信夫らの諸先生にはいろいろお教えいただいております。創作浄瑠璃はおおむねストーリーはできたのですが、本文がまだまったくできていません。浄瑠璃ですから、マクラも力を入れて書きたいですし、

    義太夫節らしさ

を感じさせる文章を作りたいので、簡単にはできません。
夏までにできればと思っています。
さて、きゅうりなのですが、私、実は今年は朝顔とともにきゅうりも育てています。

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図書館にて(1) 

月曜から金曜まで、相変わらずバタバタしています。
とにかく、授業の予習に毎週最低でも20時間はかかりますので必死です。
ほかの先生に追いつくためにはこれくらいしないとやっていけません。さらに講座の予習があり、これがまた時間を食うのです。2時間話すのにその3倍は予習します。
予習は土日に合わせて15時間くらい、あとは早朝と夕方以降、それに授業の合間にしています。

ビンボー暇なし

です。
授業以外の時間帯は図書館にいることが多いのです。
集中しますし、本がありますから。
しかも私が使うフロアはほとんど誰も来ません。ですから一人で自由に使っている状態です。
・・・ところが、最近、ちらちらと学生さんの姿を見ます。
そして、授業のときなどに「この間、先生の姿を見ましたよ」と言ってくれる人もあります。
なんだか嬉しいです。
昨日も午後はほとんど図書館にいたのですが、見かけた学生さんは2人。一生懸命勉強していたようです。
私もあれくらい勉強していたら、もうちょっと

マシな人間

になっていたかもしれません。

鑑賞教室初日の楽屋 

この間の鑑賞教室初日に、私はいくつかの用を抱えて文楽劇場に行っていたのです。表には回らず、楽屋に直行。第一の目的は、お願いしていた文楽人形の手の修理ができたから、というので取りにいくことでした。
ほれぼれするような出来具合いで、ありがたいことでした。
そして、

     『文楽 六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』

の第二刷を図書閲覧室に持って行く用もありました。第一刷のミスを訂正したものを寄贈してきたのです。また、第一刷はすでに入っていましたので、それには訂正メモを貼っていただくようにお願いしました。今後、閲覧室でご覧になる方には第二刷のほうを出してくださるそうです。
また、このミスでご迷惑をおかけした

    豊竹呂勢太夫

さんにも訂正版を差し上げようと思っていたのですが、偶然お姿をお見かけしたのでお届けすることができました。
その合間に、とても愛想のいい方に声を掛けられたと思ったら、豊竹希太夫さんでした。いつもにこにこ。ほんとうに笑顔のいい方です。

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人形の手 

仕事場にある文楽人形の手(娘の手)が汚れ、しかも糸が切れて使い物にならなくなってしまいました。
糸は三味線の上がり糸を使うのですが、私の手元にそんなものはありません。、また、作業が細かく、さらには塗り替えるとなると胡粉も必要です。胡粉は日本画の店に行けばありますが、私にそれを塗る技はありません。
そういうわけで、文楽の人形遣いの中でも抜群に器用でいらっしゃる方にお願いして修理していただくことにしました。

    修理前

の状況は、糸が切れて指の第一関節部が取れてしまって、指革は使えるもののかなり汚く弱くなっていて、さらに全体的に胡粉が剥げ落ちていたのです。ひとことで言ってぼろぼろ(笑)。
私としては、糸さえ替えてもらえたらそれでよかったのですが、さすがに

    職人芸

というのでしょうか、こだわりがおありですから、先ほど書いた点が全部きれいになっていました。
つまり、指革は新しくなり塗り替えられていて指の関節はきれいに接着されていたのです。糸はどの三味線弾きさんのものなのでしょうか。
本当にありがとうございました。

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第36回だしまきの夕べ(予告) 

今週末の土曜日(6月17日)の夕刻、恒例のだしまきの夕べがおこなわれます。
今回から会場が変わります。道頓堀からですと、相合橋を南に折れ、相合橋筋商店街をまっすぐ行った左側、文楽劇場からなら、西に向かって両輪さんを越えて(涙)さらに西へ。堺筋を突っ切ってさらに西へ。すると相合橋筋商店街が右側に見えますので、そこを入ってしばらく歩いて右側。

    福家さん

です。勘緑さんが贈られたのれんがかかっていると思われます。
どうぞ多数ご参加くださいますように。

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2017年 幼稚園二度目の稽古 

先日(8日)、二度目の文楽人形劇の稽古に行って来ました。
このところ、歩くのが億劫な状態が続いているのですが、じっとしていればしゃべるのは大丈夫。激しく動かなければ人形を持つこともできます。
はなはだ頼りない

    「演出家」

ですが、みなさんにいろいろお願いして、いよいよ芝居の台本に従って動きをつけていきます。
次第に形になっていくのは楽しいものです。
カッパの人形を作ってくださった方があり、これでかなり道具も揃いました。
まだ人形の姿勢が全くダメなのですが、これは次回の課題です。
帰り道、

    阪奈道路

ではまた覆面パトがバイクを摘発していました。
私は相変わらず制限速度(50km/h)プラス10くらいで走っていますので大丈夫です。
次回は15日ですからもうすぐ。また頑張ります!

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若き日の父(3) 

先日出てきた父の戦地からのハガキにはあいにくまったく日付が記されていません。ただ、戦時中のことであることは明らかですし、本文に見られる言葉などから、すべて昭和18年から20年に書かれたものだと思われます。
あるハガキに

    「『歩兵全書』

があつたら御送り(下)さい」という文があるのですが、それについて「昭和十九年刊行の分」と書かれています。またそのハガキには「内地も次第に涼しくなつてくることゝ思ひます」ともありますので、九月頃のものでしょう。とすると、戦争の終わった昭和二十年ではないでしょうから、十九年九月という想定ができます。そして「内地出発以来一ヶ年」とも記されていますので、父は昭和十八年、養父が亡くなって一年後に大陸に行ったものと思われます。
このとき父は「中支派遣第一四三野戦局曉第二九四一部隊内藤部隊齋藤隊」に所属していたようです。このハガキの

    検閲印

は「齋藤」とありますので、この隊長なのでしょう。
このハガキによりますと、病気もせず元気にしていたようですが、昼間は酷暑で夜になると冷えるという気候で、それについては「いやなものです」と言っています。
場所についてははっきり書いていませんが、「中支の江上」と言っています。揚子江の近くだったのでしょう。

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両輪さんの写真 

大阪日本橋にあった(と過去形で書かねばならないのですが)季節料理の店「両輪(りょうわ)」さんはいいお店でした。
それはもう先日書いたことですので繰り返しません。
そのとき、両輪さんの玄関の写真を撮っておけばよかったな、と思っていましたら、後日、やたけたの熊さんから「撮った写真があるから使っていい」とご連絡いただきました。
両輪のご主人が写っているのですが、お顔を出していいものかどうかわかりませんでしたので店の構えだけおわかりいただけるように載せておきます。
なんだかすでにして「なつかしいな」という気がしてしまいます。今度あそこを通るとき、寂しいかな・・・

名称未設定
↑両輪さん。右端にご主人がちらっと写っているのです


2017年6月文楽鑑賞教室初日 

本日、6月の鑑賞教室が初日を迎えます。
忠臣蔵の刃傷、切腹を中心にした内容で、例によって4班で上演されます。
私は用があって劇場に行くのですか、芝居を観る余裕はありません。

    新生だしまきの夕べ

はこの公演が初めてですが、今の体調では無理だろうと思います。
どうか、芝居も宴会も盛り上がりますように。

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週末の過ごし方 

ツイッターやフェイスブックを見ていると、週末にはみなさんあちこちに出かけられます。
かなり遠出をされるからもありますし、ちょっとした旅行に出られる方も少なくありません。今どきは高速バスが隆盛ですし、淡路島や四国が、橋ができたためにとても行きやすくなりました。
例えば私の家の近くの中国自動車道宝塚インターからですと、ジャンクションで山陽自動車道に入って、さらに三木のジャンクションから南下すればあっという間に淡路島です。そして淡路島を縦貫すれば鳴門大橋ですぐに四国。もちろんバスもあります。
「ほのぼのと明石の浦の朝霧に

    島隠れゆく舟

をしぞ思ふ」という古歌がありますが、今やほのぼのとしているひまなどないくらいです。
六月の初めは30℃を超える日があまりなくて、うんざりするような夏日ではなかったのもよかったですよね。
最近は

    運動会

も5月が多いらしく、紫外線がきつそうではありますが、そういうSNSの投稿もしばしば見かけました。

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新しいお店 

長い間、文楽ファンが集まる「だしまきの夕べ」でお世話になった日本橋1丁目の季節料理の店、「両輪(りょうわ)」さんが、事情があって閉店されました。安くて良心的でおいしくて親切で。いいお店でした。
ほんとうにありがとうございました。
店の名前は文楽の鬘でもおなじみの髷に由来するそうです。暖簾の写真だけでも撮らせてもらえばよかった、と今になって思います。とにかく、文楽とは切っても切れない縁にあるお店でした。
なんといっても「だしまき」というのはこういうものなのかと納得できた、

    ザ・だしまき

ともいうべき名品をいつもいただきました。あれだけでもあのお店に行く価値はじゅうぶんありました。朴葉焼きもショウガの天ぷらもすてきでした。
またお店のご主人ご夫妻がいい方で、とてもよくしてくださいました。
最後に伺ったのは四月の「だしまきの夕べ」でしたが、そのときは女将さんはいらっしゃらなくて、こうなったら自分たちでやろうとばかりに、文楽ファンのメンバーがひっきりなしにあれこれ

    セルフサービス

しました。そういうことをさせてもらえる雰囲気のあるお店でした。私自身は、文楽の人形遣いさんと一緒に行ったのが最初で、それ以後何度お邪魔したかわかりません。
ご夫妻のこれからのご健康をお祈りいたします。

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風呂は疲れる 

『源氏物語』「若菜下」で紫の上が病気になります。そしていくらか回復したあと洗髪する場面があるのです。
六月の暑い頃(今で言うと7〜8月頃)ですので、気持ちよかったでしょう。もちろん風呂場に行って頭から豪快に湯水をかけてシャンプーで、というわけにはいかないので、部屋でちょろちょろと洗うのです。何人もの侍女が手伝ってくれて、半日仕事です。髪の量が桁外れに多いですから、洗うのも大変、乾かすのも大変です。
洗髪の様子は

        『宇津保物語』「蔵開」巻

の方が詳しく、洗う時は湯帷子を着けたとか、乾かすときはどういう具合にした、などということまで描かれています。乾かすことは「干(ほ)す」といっています。
『源氏物語』の紫の上は生死の間をさまようほどの重病でしたから、洗髪は久しぶりのはずです。あるいは、病気になって以来初めてだったかも知れません。そういう注釈をしている本もあります。もしそうであれば、病気になったのが一月下旬でしたから、少なくとも5か月ぶり。
こういう話をしますと、学生は「きたない」「ありえない」「無理」「かゆい」「くさい」とさんざんに言います。毎日風呂に入って洗髪するなんて、最近のことですよ、といっても信じてもらえないくらいです。
江戸時代の江戸っ子は

        風呂好き

で有名ですが、当時も江戸以外ではそうはいかなかったでしょう。平安時代など、湯船につかるというのは温泉にでも行かないとめったにないことだったと思います。

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あさがおのかんさつ(4) 

『万葉集』ではあまり目立たない花として「朝顔」(桔梗かムクゲとされる)が詠まれていましたが、平安時代には薬用植物として重宝された新たな「朝顔」が渡来しました。これが、品種改良前ながら、今の朝顔だろうと言われます。
『古今和歌集』に矢田部名実(やたべのなざね)という人の詠んだ「物名歌(もののなのうた。ものの名前を隠して詠み込んだ歌)」があります。

  うちつけに濃しとや花の色を見む
    置く白露の染むるばかりを

唐突に濃くなったものだと花の色を見るのでしょうか。花に置く白露が染めただけなのに。
この歌に「朝顔」が隠れています。どこに? 実は、朝顔の中国名である「牽牛子」を日本風に発音した「けにごし」の形で隠れているのです。最初の部分、和歌としてややぎこちなく感じられませんか。「けにごし」という語を入れようとしたために「うちつけにこし」ともってきたわけですね。
朝顔は、多くはありませんが、他にも平安時代の歌人に詠まれることがありました。

  君来ずは誰に見せまし
    我が宿の垣根に咲ける朝顔の花
     (『拾遺和歌集』秋155 読み人知らず)

あなたがおいでにならかったら誰に見せましょうか。私の家の垣根に咲いている朝顔の花を。朝顔は秋の花ですから、この歌も秋の部に採られています。しかし、朝顔を一緒に見ると言うことは朝早くに同じ場所にいる(一晩、共に過ごす)わけですから、単に秋のきれいな花を共に鑑賞しましょうと言うのではないでしょう。

  ありとても頼むべきかは
    世の中を知らするものは朝顔の花
     (『後拾遺和歌集』317 和泉式部)

生きているからといって、あてになるものであろうか。世の中のはかなさを知らせてくれるのは朝顔の花だ。
実在しているものの不確かさを朝顔のすぐにしぼんでしまう花になぞらえたのでしょう。今咲いていたと思ったのに、というのは、あの人、ついこのあいだまで元気だったのに、という気持ちと通ずるものがあるでしょう。朝顔を詠みながら重みを感じる歌です。

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若き日の父(2) 

父の実父は若くして亡くなったそうで、父自身、顔も知らなかったようです。
実母は長生きしましたので、私もよく知っています。祖父母に縁の薄い私にとっては、もっとも長らく話をさせてもらった祖母です。
養子先は父の大叔母にあたる人(この人が養母)の嫁ぎ先だったように思われます。つまり養父は大叔母の配偶者。
養父は明治9年頃の生まれで、父とは50年近くの年齢差がありました。養母は養父より10年ほど年下だったと思われ、40年ほど年の差があったのです。幼少時代、養子については

    何も知らされていなかった

という父は、同級生の両親と比べて自分の親が15年から20年くらい年上であることを不思議に思ったかも知れません。
実は、父は自分がこの二人の実子ではないかもしれないということを薄々知っていたようなことを話していました。何でも、親戚の法事かなにかで自分の席が特別な位置に置かれていて、察したのだそうです。

    子どもの直感

はなかなか鋭いものがあります。
親が高齢であるということは、多くの場合、親と早く別れねばならないということにつながります。養父は昭和17年に亡くなっています。
父が戦争に駆り出されたのはこのあとですから、当時は母子二人きりの家庭だったのかもしれません(詳しいことは不明)。

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大阪都? 

政治には疎い人間ですので、「またわけのわからないことを書いて!」と思われるかも知れません。
先日新聞を見たのですが、大阪ではまた大阪市を廃止して特別区にするという案が頭をもたげているのだとか。あれって、住民投票でしないことになったのでは? もうひとつ、大阪市を残したまま総合区とかいう形にする案もあるのだそうで、何だかよく分かりません。よそのことですし、わからないことは黙っておくのがいいと思うのですが、どうも気になることがあるのです。
新聞記事を見ると、「大阪市を廃止して特別区にする

     大阪都構想」

と書かれているのですが、何なのですか、この「大阪都構想」って。いや、私も以前そういうことを言っていた人がいることは仄聞しています。大阪府ではなく大阪都にすると。しかし、そんな馬鹿げたことができるわけがないし、実際、今問題になっているのは府か都かではなく、特別区云々だろうと思うのです。それでもメディアは相変わらず「都構想」という言葉を使い続けています。
いいかげん、

    「特別区構想」

とでも言い換えないものでしょうかね。
きちんとした表現をしないと、何が問題なのかが正確に伝わらないと思うのですが。タイトルはとても重要です。本質を伝えるタイトルを付けないと、五戒が生じるのです。

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幼稚園での稽古2017(1) 

昨日、奈良市内にある幼稚園に行ってきました。
早朝、まず仕事場に行って荷物を積み込み、すぐに出発。
10時からなのですが、さいわい9時45分くらいには着きました。
新しい園長先生とご挨拶して早速会合が始まりました。

    娘首の人形

を遣いたいというかたが多く、前半(解説)と後半(芝居)で代わっていただくことにしました。やはり人気があります。
ツメ人形は男性の方が以前もなさっていて、今回もおいで下さいましたので立候補してくださいました。
その他、ツケ打ちさん、語り手さん,小道具さんなどなど、手分けしてくださいます。
こういう感じでいきましょう、というお話をした上で稽古に入りました。
去年経験している方は

    演出の補助

もして下さいます。
みなさん,ご家庭がありますのでお昼には解散しなければならず、稽古時間はあっという間に終わってしまいます。
来週は実際に演技をつけていきます。みなさん,頑張りましょう。

帰り道、阪奈道路で山越えしていると、またまた覆面パトカーが出ていて摘発されている人がいました。私は50km/hの道なら50〜60km/hしか出しませんのでまず大丈夫です。そのかわり、どんどん追い抜かれますけれども(笑)。

20170601稽古
↑初日の稽古風景

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幼稚園へ 

今年も幼稚園での文楽人形劇を実施することになりました。
早いもので、7年目になります。最初の年に年長組だった園児は、今や小学校6年生になるわけです。
一度だけ同じ作品のリメイクを上演しましたので、作品としては今年が6つ目です。
主人公は一貫して「ごんべえさん」。私自身のイメージで(笑)作ったキャラクターです。首は「オトコマエ」とは程遠い「ツメ」ですが、手足をきちんと付けた、三人遣いの人形です。最初はこの「ごんべえさん」の一人芝居でしたが、その後ハリボテではありますが、

    もぐらのモグリン

という人形(?)が登場し、今やレギュラーになりました。また、解説だけで使っていた娘首の人形も芝居に出るようになりましたので、ずいぶん舞台が賑やかになっています。
今年はそれに加えて

    カッパのお花

が出てきます。モグリンは女の子ですが、お花もまた女性という設定です(そのわけはまたここに書きます)。
しかしカッパの人形は作ってくださいと言ってもそう簡単ではないでしょう.私としては人形というよりは段ボールを切ってカッパの形にして、それに白い紙を貼って目鼻などを描いていただく程度にお願いしたいと思っていました。ところが事前に幼稚園の役員さんと連絡することがあり、そのついでに考えを伝えましたら、器用な人がいらっしゃるから聞いてみます、とのことでした。

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