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行く年 

大晦日になりました。
みなさま、今年もありがとうございました。
無事に生きながらえることができました。
新しい年、相変わらず生活は苦しいでしょうが、心は豊かに持ち続けたいと思っています。
もう、お前なんか知らんぞ、とおっしゃる方はやむを得ませんが、そうでない方は、どうかお見捨てにならずにお付き合いくださいませ。
皆様がたの新しい年がよきものでありますように。

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2017年 私の十大ニュース 

今年もいろんなことがありました。
いやなことも多々ありましたが、仕事だけは誰にも負けるまいと思って、結果はともかく(笑)、私なりに精一杯頑張りました。
年末に際して、今年の「私の十大ニュース」を考えてみました。
2017 私の十大ニュース(順不同)

1「文楽 六代豊竹呂太夫」(豊竹呂太夫師と共著)刊行
2創作浄瑠璃「足洗ひ屋敷」初演(演奏・野澤松也師)
3創作浄瑠璃「ルター」初演(演奏・豊竹呂太夫師、竹澤団吾師)
4幼稚園での創作文楽人形劇「ごんべえさんとおはなさん」初演
5エッセイ「源氏物語逍遙」の連載継続
6「幼稚園における文楽人形劇の試み」(実践報告)発行
7狂言風オペラ「フィガロの結婚」脚本執筆完了
8「「うはなり」「こなみ」の諸相」執筆完了
9創作浄瑠璃「片葉の葦」執筆あと少し(笑)
10多くの方との出会い

「出会い」では、能・笛方の藤田六郎兵衛さん、文楽三味線の鶴澤友之助さん、野澤松也さんのお弟子さんの野澤輝也さんらとお話しすることもできました。
皆様、ありがとうございました。

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田舎にいます 

今日から5日ばかり、家を離れます。どうしても義理があって、正月はゆっくり家で過ごすということができません。
一度でいいから、自宅で半ば寝っ転がりながら、正月の朝からお酒を飲み続ける、というような暮らしがしたいものです(笑)。もっとも、今の私なら2合も飲んだら「もういらない」と言い出すだろうと思いますが。
車がもう骨董品になってきましたので、果たして無事に着けるのかどうかわかりませんが、運転はほとんど若者に任せておきます。
正直なところ、高速を走るのはあまり好きではありません。昔は時には違反で摘発される可能性のあるスピードでバンバン走っていたのですが、このところは

    80km/h

がいいところ、というような運転をしています。一番最近高速を走ったのはいつだろう、と思い出すと、おそらく今年の2月ごろに阪神高速の福島~池田間を走ったことがあるくらいです。長距離となると、丸1年前のことになると思います。だからやはり怖さがあるのです。
それでもたぶん私も

    100km

くらいはハンドルを握らねばならないと思いますので、とにかく安全第一で参ります。
今年は免許の更新がありましたので、眼鏡を替えました。15年以上替えていなかったのでレンズが曇り、傷だらけになっていました。しかし安ものながら新しくしましたので、世の中がいっぺんに明るくなりました。
その意味では去年よりいい感じで運転できるかもしれません。では皆様、行ってまいります。

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ポチッ 

買い物をするのは昔から苦手です。
それでも今なおスーパーなどにはよく行きます。
最近は精算を自分でするところもあって、あれは私にはかえってうれしいです。
多くのお店では

    カードはお持ちですか?

と言われることがあります。これはもう見当がつきますので、「いいえ」と答えれば済みます。しかしそれ以外のことを言われるとわかりませんのでできるだけレジの方とはお話せずに済むのがありがたく、セルフの精算機でお金を払うのは気が楽なのです。
カードというのはほとんど持たないですし、持ってもこれまで有効利用したことがないのです。
今持っているのはケーキ屋さんのものだけ(笑)。
昔の

    市場

なら、お店の人と1対1で会話するのが当たり前でしたから、あの時代だとつらかっただろうな、と思います。
今はもっと買い物で人と会わずに済むのがネットショップです。
なるほどこれは話をしなくて済むので私には楽なのですが、実はこれもなかなか利用できていません。その理由は、クリックする勇気がなかなかないからです。
文楽劇場のチケットをネットで買う時もかなり躊躇しています。「これで購入が確定します」と表示が出て、さあポチッと押しなさいと言われたら、ちょっと待って、という気になってしまう情けなさ。
およそ現代に生きる人間とは思えません。

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英語、うまい 

私は語学が苦手で、英、独、中、韓はかじったものの、ひとつとして身につきませんでした。
ドイツ語は音楽を楽しんだときはドイツリートとかドイツオペラとかベートーベンの第九とか、しばしば触れましたが、今はもうさっぱりです。
中国語は発音ができないのでとっくに諦めました。
韓国語は唯一これから

    学びたい

と思う言葉です。
そんな私なのですが、ご多分にもれず、英語はどうしても触れないわけにはいかないのです。
世界遺産の話をしていて、原爆ドームの話題になったので、昨年の

    バラク・オバマ

さんの広島での演説に触れました。
止むを得ず冒頭を読んでみました。幸い、難しい言い回しではなく、私にも読めるのです。
すると学生から「せんせ、英語、流暢なんですね」「英語ができるなんてびっくり」とほめてもらいました。「いやぁ、なんの、なんの」と思っていたら、実は彼女たちの多くはこの演説のとき、高校3年で、なんと、授業で取り上げて読んだり和訳をしたりしたそうです。私、真っ青になりました。
だれも読んでいないど思って得々としていたのに、みんな、知ってるんだ!
ほめてくれたのは「せんせにしては」という意味だったようです。
生兵法はなんとやら。もうやめとこ・・・。

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メールがこわい 

饅頭はあまり怖くないのですが、最近、メールやラインなどが怖くなっています。
あまりよいことではないと思っています。
何というか、とんでもなく悪いことを言われるような強迫観念を持ってしまうのです。
実際、あまり嬉しいメールは少ないのですが(笑)、それにしても心が

    病んでいる

ような気もします。
スパムはすぐに捨てますが、それ以外でも仕事場のメールなど、読まずに捨てることはしょっちゅう、捨てなくても読むとは限らないありさまです。
最近はLINEがありますから、よけいにメールは読まなくなっています。
学生が言っていました。「めったにメールは使いません。だから

    ccとかbcc

ってどういうことだったかわからなくなってきました」と。
特にパソコンのメールに反応しなくなっていて、我ながらまずいと思います。
こういう病気ってあるのでしょうか。

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古くて新しい 

以前、花かばさんからマックの立派なノートパソコンを譲っていただき、たいへん重宝しました。
しかし、私の使い方が悪かったのか、ついにダウンしてしまいました。そして、この秋からは、パソコンは仕事場でのみ使っていました。
やはり家で使えないのははかどりません。
かと言って

    自腹で買う

などというような大胆な(笑)こともできず、困っていました。
ただ、教材費用とか、学会出張とか、そういう時に使える公費が年に数万円あります。
学会に一回行ったら吹っ飛ぶような金額ですが、幸か不幸か、私はもはや学会には行けません。そこで思いついたのが、このお金でパソコンを買うことでした。
しかし、わずかな金額ですから、新品を買うことは無理。
止むを得ず、

    中古

のパソコンを買うことにしました。
中古はだれが使ったかわからないものだけに、嫌がる人もありますが、今の私はそんな贅沢は言えません。

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続きを読む

クリスマスという祭り 


年中行事絵巻という絵巻物があります。
残念ながら原本はなくなっていて、我々は模写を観るほかはありません。それでもとてもおもしろいもので、私はしょっちゅう勉強させていただいています。
庶民の子どもたちが遊んでいる風景など、懐かしさすら覚えます。
年中行事は、今も昔も大切なもので、生活文化の基本にもなっています。
現代もなお、年中行事は増えつつあり、私が子供のころにはなかった

    ハロウィン

とか、バレンタインデーなどは、あたりまえになってきました。
学生から「平安時代にハロウィンはありましたか?」ときわめて真剣に質問されたこともありました。
今日は

    クリスマスイブ

です。
もはやイエス・キリストから離れて、なんだかわからないものの「冬にロマンティックな気持ちになるお祭り」「誕生日以外にプレゼントをもらえる日」になっているような感じです。
11月の終わりころから、街にはイルミネーションがあふれ、私はいささか食傷気味です。
せっかく皆さんが楽しんでいらっしゃるので、ケチをつけることもないのですが、クリスチャンでもないのに、この夜はひとりで一年の懺悔をしたいという気になります。
今年も迷いながら生きました・・・。

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鈍行 

人間が「鈍」にできています。
子どものころから、鈍くさい、と言われることには慣れっこです。
今なおそれは変わりません。

だから、なのでしょうか、電車に乗る場合、鈍行が好きです。
先日、阪神電車で三宮から今津まで普通列車に乗り、まわりの風景に見惚れました。
岩屋とか新在家とか石屋川とか住吉とか魚崎とか、めったに止まることのない駅ですから、楽しかったです。
以前、広島にいたころ、頻繁に関西と往復しました。そのときも、姫路まで新快速で行って、そのあと岡山まで、時には広島まで鈍行で行ったことがありました。検札に来た車掌さんに、

    「ずっとこれに乗るんですか?」

と不思議そうな顔をされたこともありました。
いつまでたっても着かないのではないか、いつまでもこの電車に乗っているのではないか、という錯覚を喚起するような、あの感覚が好きでした。ひと駅に10分くらいかかるところもあり、トンネルを掘らなかったため、山をぐるりと回るところもあり、

    自分の生き方

と重なるようなおもしろさがありました。
最近、鈍行で遠くまで一人旅をしたい、という思いが募ります、
いろんなことを考えられそうです。

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冬休みのしゅくだい 

いよいよ冬休みになりました。いっそのことあと1週間早く後期を始め、あと1週間遅く(12月28日)まで授業すれば年内に後期は終わり、一年で一番寒い時期に後期試験をするなどということはなくなるのですが、なぜかできないようです。
さて、私はこの冬休みも、頑張って仕事をします。
今のところ、原稿は2月締め切りのものが一つあるだけですので、まだゆっくり考えられます。
しっかりやりたいことは二つあります。
一つは

    源氏物語

の講座の予習です。
3月までに10回ありますので、できるだけ先まで予習します。
もう一つは創作浄瑠璃を仕上げること。もう、何か月も呻吟している

    片葉の葦

をぜひ仕上げたいと思っています。
これだけで2週間なんて吹っ飛びます。
さあ、スタートです。

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年内授業終了 

昨日、年内の授業が終わりました。13回の授業でした。昔ならこれで後期が終わるだけの授業回数ですが、今は15回が義務付けられていますので、あと2回は年明けです。
しかし1月になると、学生の多くは専門科目の試験が大変だそうで、教養科目など熱心になってくれる学生はあまりいないのです。授業をサボるか、来ても「内職」に専念するか、多くの学生はそのどちらかです。
となると、年明けの授業は

    虚しいもの

なのですが、だからといって手を抜くことはできません。あと2回、全力を尽くすばかりです。
私の場合、テストはしませんので、もうすでにほとんどの学生はサボっても単位は取れるのです。しかし、学生にしてみたら、成績のためには「行くだけは行っておこう」という発想になるのだと思います。その気持ちもまたわかりますので、いっそのこと

    来ないでくれる

と助かるのです(笑)が、そうもいかないのです。
この後期は、かなり忙しかったのですが、幸い、休むことなく(やむを得ない休講は一度あったのですが)すべてこなすことができました。
新年もインフルエンザなどに気をつけて、つつがなく終えられるようにしたいと思っています。

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繋 

去年、私は一年を表す漢字として「耕」を選び、このブログにも書きました(→こちら)。
我ながらなかなかいい字を選んだものだと思います。
あれが去年の12月20日でしたので、今年も同じ日にまた

    今年の漢字

を考えてみようと思います。
去年、「来年の漢字が『稔』になればいいと思う」ということを書いたのです。
ひとつの稔りとして、呂太夫さんの本が無事刊行できましたから、この字も悪くはないと思います。また、今年も創作浄瑠璃を書いて初演もしていただきましたし、ルターの創作もできましたので、何かと目に見える成果はあったように思います。
しかし、生活は相変わらず苦しいですし、人付き合いは減少の一途です。
あまり楽しいこととてありません。しかし、そんなことをいっていては自分で自分の人生をつまらなくするだけなので、せめて漢字くらいは(笑)威勢のいい字を選びたいものです。
今年の最後の大きな仕事に、今このブログで少しずつ書いている狂言風オペラのお手伝いがあります。まだこれから手直しなどもあると思いますのでこの段階で「稔」を選ぶのはどうも、という気持ちがあります。
去年同様、翌年につながるような仕事ですので、稔りはそのあとで、ということになりそうです。
ということを書いているうちに、思いつきました。今年の漢字は

    

ということにします。
「もっと人と繋がりたい」という思いもありますし、今年の仕事を来年いつ投げてさらに飛躍したいという思いも込めます。
はい、決定です!

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2017年12月文楽東京公演千秋楽 

本日、寒い東京での文楽公演が千秋楽を迎えます。
皆さま、お疲れさまでした。
三味線の清志郎さんが逆櫓をバシバシ弾かれたらしく、SNSでよくお名前が挙がっていました。
年内の公演はほぼ終わりで、
新年1月はいよいよ豊竹咲甫太夫改め

    六代目 竹本織太夫

の襲名披露公演です。新・織太夫の「オイヤイ」がどうなるのか、楽しみですね。もう一つ、兄弟子の南都太夫さんが合邦の中を語られるのもひそかな喜びです。
また劇場でお目にかかれますように。

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洗髪 

今日、年内の文学の授業が終わります。
この時間は、源氏物語のお話をしつつ、平安時代の人々の暮らしについてもお話ししています。学生からは毎回20〜30くらいの質問がきます。
★昔は医師や看護師、助産師はいましたか?
★昔の絵はなぜ同じような顔を描くのですか?
★昔のトイレはどうなっていましたか?
など、生活全般にわたって質問が来るのです。
知っていることはともかく、知らないことは

    知らない

と明言した上で調べて答えることにしています。
これがなかなか大変ですが、できるだけ絵画資料を用いた形で答えています。
一番学生の関心が高かったのは貴族女性の

   洗髪

の方法でした。
これには宇津保物語という絶好の資料がありますので、答えにはあまり困りません。
貴族女性の長い髪を洗うのは半日仕事。洗うのも大変、乾かすのも大変です。
学生は毎日洗わないと気持ち悪いと言いますが、昔はひどい時には数か月に一度しか洗えないこともあり、学生は悲鳴をあげます。
このネタは、繰り返し使えま(笑)ので、また来年も学生には悲鳴をあげてもらいます。

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河野さんの新著 

このブログのほか、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックで長年ご交誼を賜っている方が、最近ご新著を刊行されました。
フリーライターていらっしゃいますので、日常的にものをお書きになっていますから、本を出されても不思議ではありません。でも、私が知る限り今年2冊目。
大したものだと思います。
お名前は河野陽炎(こうの かげろう)さん。
ペンネームです。
ご新著のタイトルは

『フリーランスが資格を取るための時間活用術』(発行所・デザインエッグ)

というものです。
河野さんは、ライターとしてお仕事をなさりながら、
★一級小型船舶操縦士
★応用情報技術者
★初級シスアド
なとなどあまたの資格を取得されました。
最近は
★消防設備士
にも合格なさったそうです。
どういう資格なのか、世の中の事情に疎い私にはあまりよくわからないのですが、20種類以上の資格をお持ちです。
そんな河野さんがフリーライターではなく、フリーランスが資格を取ることの意味やそのために何をすればよいか、などを書いていらっしゃいます。しかし、単にフリーランスとか資格ということだけでなく、時間活用術という点から見ると、誰にも関わりのある内容とも言えそうです。
内容は、

はじめに
第1章 フリーランスに必要なもの
第2章 人生全体の時間の流れを考える
第3章 効率よく学習を進める方法
第4章 学習計画の立て方
第5章 1年のスケジュールの立て方
第6章 毎日のスケジュールの立て方
第7章 試験前の1か月の使い方
第8章 スキマ時間の見つけ方と使い方
第9章 やる気を出すために
第10章 息抜きも大切
おわりに

というものです。
そして「おわりに」の部分で河野さんは

★フリーランスに「なる」ことは簡単ですが、フリーランスを「続ける」ことは、難しい
★1人の大人として信頼を得ることが大切

などとおっしゃっています。
はい、そのとおりだと思います。

河野さん、いつもありがとうございます。

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創作浄瑠璃開催できます 

12月に、仕事場に野澤松也師匠においでいただいて創作浄瑠璃を演奏していただこうと思ったのです。
師匠もOKをくださっていました。
ところが、東京歌舞伎座の公演

    実盛物語

にご出演が決まり、ダメになってしまいました。
ところが、来年1月は出演がないのだそうで、行けますよ、とご連絡をくださいました。
こうなったらささっと事務的な手続きをして実施するほかはありません。
1月10日に

    かさじぞう

のお話を演奏していただくことにしました。
正式のタイトルは「降積雪六笠地蔵(ふりつもるゆきにむつのかさじぞう)」で、内容から言えば年末にピタリの演目です。
今回は正月明けになってしまいますが、学生にとって馴染みやすいと思いますのでこれをリクエストしました。
また、学生の中に三味線を弾く者がいますので、彼女に弾いてもらっていくらかのアドバイスをいただこうという企画も考えています。楽しみになってきました。

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年賀状作り 

年賀状はやはり書くことにしたのですが、枚数は本当に少なくなりそうです。
交際が減ったことが大きな理由ですが、一番多く書いたときの3分の1以下になりそうです。
今年の年賀状(平成29年正月に届けた年賀状)には呂太夫さんの本の事を書いて、微力ながら販売促進に寄与しました(してないか・・・)。
それだけに、印刷せざるを得なかったのですが、本来私は

    手書き派

です。
それだけに、今回書くものはぜひ手書きで、と思ったのです。
ところが、今回もまた「フィガロの結婚」のチケットの販売促進のために(笑)印刷になりそうな感じです。
ためしに作ってみたのですが、やはり文字の情報だけでなく、絵がないと冴えないですね。そこで、チラシの表面を印刷しようかと思っています。

フィガロ チラシ 縮小

この人形の姿が何ともすばらしくて、気に入っているチラシです。デザインされた方、ありがとうございます。
これを使って、少し情報を書いた年賀状にしようと思います。

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そろそろ忠臣蔵 

今日は12月14日です。
やはりふと忠臣蔵を思い出してしまいます。「忠臣蔵」というのはピタリと決まったなかなかいいタイトルだと思います。
忠実な家来たちが蔵の中に仮名の手本ほどいる。「蔵」には大石内蔵助の意味も込められている。つまりお手本となるような忠臣が内蔵助という総大将のもとに47人も集まっているお話です。「義経千本桜」もいいタイトルですが、やはり名作には名タイトルが付くものです。
文化デジタルライブラリを見ると、一番最近の忠臣蔵の上演は、大阪では

    平成24年

だとか。
さほど頻繁に上演するものではないでしょうが、次の公演も楽しみではあります。
一力の由良助は咲太夫さんで、平右衛門は前回も「咲甫太夫」でしたが、もう一度「織太夫」で。千歳さんに山科を全段語ってはもらえないものでしょうか。千歳さんというと、この人もそろそろ名前を考えたほうがいい時期に来ているようです。越路師匠のお名前をいただけるのかどうかは存じませんが、もしそれがだめならこの人には染太夫が映ると私は思っているのですが。
由良助の人形は玉男さんのもの、という感じがありますが、一度

    勘十郎さん

で観てみたいです。
この演目なら通しが決まりですから、通しファンにも訴えるものがあると思います。
来年か、数年のうちにはぜひ。

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忘年会、年賀状 

12月に入って、掃除はボツボツしています。風呂を特にしっかり磨いています。トイレ掃除もわりあいにきっちりしているほうです。普段あまり行き届かないところを掃除するのはいっぺんにきれいになる感じが好きです。
しかし、年末らしさはまだあまり感じません。
以前なら今頃は年賀状を書いていました。数が多かったですから、早めに用意しないとどうにもならなかったのです。
しかしこのところ、経費節約の意味もあり、また送られてくることも減りましたので、どんどん数が少なくなって、のんびり構えているのです。そろそろ年賀状そのものを

    打ち止め

にしてもいいとは思うのですが、これがなかなか難しいのです。
今年も、数は少ないですが、やはり書こうと思っています。
忘年会は、私の場合ないのが当たり前になってきました。
以前はかなり寂しかったのですが、もうすっかり慣れてしまいました。しかしやはり年末らしさを感じさせないという意味では

    物足りなく

は感じます。
今の仕事場では、同僚との年賀状や忘年会の付き合いはまったくなくて、皆さんどこかでやってるんだろうか、と想像するばかりです。私一人だけが参加しないのであればいいのですが、そうでないなら寂しい職場だなと思います。まあ、たぶん、仲良しさん同士でなんらかのことはしているでしょうけど。

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流行語 

流行語というと、どうしても子どものころのものを思い出してしまいます。
「シェー」とか「ガチョーン」とか。ナンセンスなものがよくはやったように思います。
政治家の言うことなどあまり流行にはならなかったと思うのですが、そうでもないでしょうか。
今年はどう考えても

    忖度

ということばがはやったな、と、この流行に疎い私が思いました。
恒例になっている流行語大賞というのもこれを選んでいたようです。
これに関しては納得いたします。
ところが、学生は以外に知らないのです。「『忖度』ってはやりましたよね」と言っても「何、それ?」という反応が返ってくるのです。それは仕方がありません。私だって、彼女たちにとっての流行語なんてまったくわかりませんから。
あの「流行語大賞」というのはどうも

    「話題の人物」

とか「話題の出来事」まで「流行語」の範疇に入れるようで、かなり無理があると思います。まあ、お遊びですから目くじらを立てるほどではありませんが。
12月もそろそろ半ば近くになってきましたので、いくらか今年を振り返るのもいいかなと思います。
私にとっての流行語は、というと、やはり何も思いつきません。ただ「忖度」ということばは一般の方向けの講座で何度か使って笑いを取りました(笑)ので、これがやはり大きかったかなと思います。
個人的なことで言うと「呂太夫」「創作」などがよく使った言葉になるかもしれません。
Facebookでは今年多く使った単語は何かを調べてくれる機能があるようです。私はああいうものはほとんど使ったことがないのでよくわかりませんが、Facebookなら「源氏物語」「文楽人形」なども多いかもしれません。
このブログではさて何になるでしょうか。

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寝ました 

普段、なかなか長い時間眠れません。
早く寝ると早く起きてしまい、6時間寝たらいい方です。
しかし、さすがにそれでは疲れますので、仕事場で

午睡

を取ることがあります。せいぜい30分くらいですが、いくらかは楽になります。
そんな生活がずっと続いていますので、この土日は何が何でも休息に当てることにしました。
朝はやはり5時ころに目覚めますが、無理にもう一度寝ます。なんとか7時まで寝て(寝たことにして)、少し掃除などをして、午後はまた寝ます。
全部で8時間くらい寝たことになりました。
寝るのなな苦労します。
学生が最近よく

遅刻

しています。私の科目は必修ではありませんし、1時間目が多いので特に顕著です。
理由は寝坊です。
うらやましいです。

でんでん虫 

先日、でんでん虫のことを書きました。
かたつむり、まいまい、ナメクジ、など、いろいろな呼び方のある虫ですが、地方によって呼び方が違い、それが都を中心にして東西に広がるため、中部と中国、四国と関東、九州てた東北で同じような呼び方をするのでした。
今は

   かたつむり

が幅を利かせて、関西でもほとんど「でんでん虫」の名は廃れ、大阪弁バリバリを自称する学生も使わなくなっています。
「でんでん虫」というと、もうひとつ思い出すのが、

    八代 竹本綱太夫

の著書です。このタイトルは最初なんのことかわかりませんでした。綱太夫師はかたつむりが好きなんだろうか、とも思っていました。
私はこの本を古本屋で見つけましたが、それでやっと意味がわかりました。
義太夫三味線の音はデンデンと言われます。かつての大阪なら
「あんたなんぞ習(なろ)てなはんのか?」
「へぇ、デンデンをちょっとだけ」
というような会話も成り立ったことでしょう。
そのデンデンに取り憑かれた虫のようだから、というので、綱太夫師は自著のタイトルとされたのでした。
とてつもないプライドだと思います。
何度も読みましたが、おもしろいです。

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幽霊 

昨日終わった講座で最後にお話ししたのは『源氏物語』「柏木」巻で、不義密通を犯した柏木という人物が瀕死の重病に陥っている一方で、その相手の女三宮(内親王)が突然強い意思をもって出家を願い出て、光源氏の制止にもかかわらず、彼女の父である朱雀院(すざくいん。光源氏の異母兄)に懇望してその思いを遂げるのです。
しかしその時の彼女の意思がこれまでになく強いだけになにやら違和感すら覚えます。
すると、作者はきちんとその

    種明かし

をあとに用意しているのです。
『源氏物語』には、六条御息所という人物の霊が現れます。
全編で三回。
最初は「葵」巻で、光源氏の最初の妻である葵の上に生霊として取り憑きます。
葵の上が間もなく出産するというときで、出産後、葵の上は苦しみのあまり死去します。
二回目は「若菜下」巻で、すでに御息所は故人ですから死霊になります。光源氏の事実上の二番目の正妻である紫の上に取り憑き、彼女を病気で苦しめます。紫の上は一時は息絶えますが、光源氏の献身的な看病もあって、回復、御息所の霊も去って行きます。
もう一度が「柏木」巻で、光源氏の最後の正妻女三宮に憑き、彼女を出家に追いやります。
半端な相手には憑かず、正妻またはそれに匹敵する人のみに取り憑き、苦しめるのです。
葵の上の時は、まだ御息所は生きていたのですが、あとの二人に憑いた時は亡くなっており、今の言葉で言うなら

    幽霊

に当たるでしょう。
我々のイメージする幽霊はやはり江戸時代くらいのもので、主に女性で足がなくて「ヒュードロドロ」と出てきます。
お岩さんとかお菊さんとか、芝居に出てくる人たちの霊が有名です。
冬に幽霊の話をするというのもどうかと思うのですが、今私は来年の夏ごろになんとか初演していただけないものかと思って、幽霊の出てくる話を書いています。
江戸時代の江戸のお話なのですが、やはり幽霊には出てくるだけの理由があります。
今はその理由をいろいろ考えているところです。

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講座も一段落 

私は長い間一般の皆様方に平安時代の文学などを紹介する講座を続けてきました。
学問的にきわめて頼りないですから、この講座を実施することでずいぶんあれこれ勉強することができました。
ここ数年は

    「源氏物語」

を読んでいますが、熱心な参加者の方がいらっしゃって、順調に進んでいます。
「若菜上」「若菜下」を読み終えて、今は「柏木」を読んでいるところです。
皆さんおもしろいとおっしゃっています。
そしてこの秋の講座が本日最終回になりました。
新年もまた冬の講座があります。
1年で30回の講座で、めでたく3月に終了したら、一緒に遠足に行きましょうとお話ししているのです。
以前

    京都御所

に行ったことがあるのですが、今回もまた別のところを考えています。
平均年齢は70歳前後かと思うのですが、皆さんお元気ではつらつとしていらっしゃいます。
源氏物語は元気の元です!

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2017年12月文楽東京公演初日 

文楽の東京公演が今日から始まります。
この公演では

    ひらかな盛衰記(義仲館、大津宿屋、笹引、松右衛門内、逆櫓)

が出ています。
国立劇場らしい出し方で、なかなかいいと思います。
東京では通し、大阪ではみどりが好まれる、と以前はよく言われましたが、最近は大阪でも通しを望む声が大きくなっているように思います。
もちろんこれは私の知る限りですので、絶対にそうだとはいえませんが、アンケートを取っている様子もありませんので、劇場もあまり把握していないのではないでしょうか。
もともとアンケートを取ったら上位に来るのは「曽根崎心中」「心中天網島」「義経千本桜」「菅原伝授手習鑑」「仮名手本忠臣蔵」あたりが名を連ねるものですが、これらはたいてい

    通し

またはそれに近い形で上演されるものです。けっして「みどり」ばかりが愛されるわけでもないと思うのです。
東京を見習って、もう少し演目に工夫すべきだと思います。
玉也さんの権四郎、玉志・幸助さんの樋口、簑二郎・勘弥さんのお筆。なかなかいいです。
咲甫さんの「笹引」はどうなのでしょうか。ちょっとイメージが違うのですが。
一方、鑑賞教室は「日高川」と

    「新口村」

で、「新口村」は季節柄よく合っています。
こちらは勘十郎、玉男の孫右衛門、梅川は和生、清十郎。そして忠兵衛は簑二郎、勘弥、玉志、幸助。本当に観たくなります。
唯一引っかかるのは床を分けていること。配役の都合上仕方がないのかも知れませんが、それなら前半後半のうってがえで口以外は全段一人で語るべきだと思います。どこで分けているのでしょうか。孫右衛門の出のところかな。あんなところで切るものではないです。
19日が千秋楽だそうです。

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訃報は悲しい 

今年ももう後わずかになって来ましたが、この時期にはいわゆる喪中葉書が届きます。これについては先日書いたのですが、その後又葉書が届き、やるせない気持ちになります。
SNSだけのお付き合いの方だったのですが、住太夫師匠や落語の桂枝雀さんの大ファンでいらっしゃった方がありました。
その方とはなんと、

    ミクシィ Mixi

の時代からのお付き合いでした。お体が弱くて、内臓疾患をお持ちだったようです。それでもときどき寄席に行ったとか、文楽に行くとか、そういうことをお話しできる方でした。
その後はツイッターでも交流ができ、去年まではツイートされていたのです。
おそらく年賀状を出したいからという理由だったと思うのですが、住所を教えてほしいといわれ、実際、その後何年も年賀状をくださいました。
その方が今年亡くなったそうで、ご遺族から喪中葉書をいただいたのです。
まだお若い女性で、

    32歳

でいらっしゃいました。
あまりの事で、もはやこれ以上申し上げる言葉がありません。

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神戸の休日(結) 

白鶴酒造資料館からものはついでとばかり、菊正宗の記念館も訪ねました。
いわゆる灘五郷は西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷です。
西郷といえば「富久娘」や「沢の鶴」、御影郷は「白鶴」「菊正宗」「剣菱」「戎面(エビスカホ)」「泉正宗」「福寿」など、魚崎郷は「桜正宗」「浜福鶴」「松竹梅」「千代田蔵」、西宮郷は「白鹿」「白鷹」「寶娘」「金鷹」など、今津郷は「大関」「扇正宗」。
菊正宗は御影郷なのですが、資料館は魚崎郷の住吉川のそばにあります。その名は

    菊正宗酒造記念館

です。
いくらなんでも時間がなくなってきましたので、ここはもう駆け抜けただけ。今度は浜福鶴さんの吟醸工房とともにここの記念館もゆっくり拝見したいと思っています。
こうして半日の

    神戸の休日

は終わり、阪神電鉄魚崎駅から今津まで戻り、そのあとは阪急電車に乗って帰ったのでした。
とても有意義で久しぶりの休日でしたので心が満たされました。
やはり休まないとだめですね・・・。

神戸の休日(3) 

阪神三宮から各駅停車に乗って、岩屋駅まで。ここから歩いて10分足らずのところに兵庫県立美術館があります。
この日は

    大エルミタージュ美術館展

が開催されていました。
こちらも人は多くありません。これでこそ美術館だと思うようなゆったりした気分になります。
ティツィアーノ、クラーナッハ、ルーベンス、ハルス、レンブラント、ステーン、デ・ホーホ、ブッサン、シャルダンなどの絵が出ていました。
岩屋駅からさあ帰ろうと思ったのですが、もう少しだけ、と半日の休暇を自主的に(笑)伸ばして、東灘区にある(阪神の駅では「住吉」)

    白鶴酒造資料館

にも立ち寄りました。
ここは酒造資料館のお決まりみたいなものですが、日本酒の作り方を古い道具を展示することで紹介しています。
私はかなり興味があるので、道具の一つ一つを拝見しました。
帰りには白鶴の一升瓶でも・・と思いましたが、荷物になりますからやめました。白鶴さん、すみません。今度必ず近くの酒屋に行って買いますのでお許しください。
そうそう、岩屋駅で電車を待っているとすぐ横に外国人の親子がいました。昨今、京都や大阪に行くと外国人だらけですが、神戸は外国人が街に溶け込んでいますので、まったく違和感を覚えません。だってあの人たちは住民なのですから。
ところが、白鶴酒造資料館にはバスが入っていて、アジアからの観光客が来ていました。
ううむ、やはり神戸にも来ているんですね。

神戸の休日(2) 

私のこの日一番の目的は来春からしばらく休館になる神戸市立博物館に行くことでした。
この博物館はこれまでにも何度も記事ごしたと思うのですが、私の好きなところです。
この建物は昭和10年(1935)竣工の、横浜正金銀行神戸支店で設計は桜井小太郎。のちには東京銀行神戸支店になり、その後神戸市が所有し、神戸市立南蛮美術館と神戸市立考古館を統合した博物館になりました。
阪神淡路大信さんにも見舞われましたが、今なお威容を崩さずにいます。
ここで、

    ボストン美術館の至宝展

がおこなわれていましたので行ってきました。
正倉院展や京都の国宝展、大阪の北斎展などの混雑が話題になりましたが、編実の午前、開館直後ということもあって、かなりすいていました。ゆっくり味わうことができてよかったです。圧巻は英一蝶の「涅槃図」「月次屏風」。
ほかにも佳品がたくさん出ていました。
とても満足して館を出たのですが、時間があまりないので今回はあまり歩かずに三宮に帰ることにしました。
途中で

    ルミナリエ

の準備が進んでいるのを見ました。この催しも役目は終えたような気がするのですが、なかなかやめられないのでしょうね。
東遊園地では、たまたま皇族の和歌の話を授業でしていましたので、皇后陛下の歌碑を写真に収めてきました。
そして三宮に着いたのですが、いったい何年振りだろうというくらい久しぶりの阪神電車に乗ったのでした。

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神戸の休日(1) 

京都も大阪もそれぞれいいところだと思いますが、どうやら私にとって一番しっくりくるのは神戸の街のようです。
京都が「みやこ」で、大阪が「都会」なら、神戸はこの「街」という字がよく似合うところだと思います。
「みやこ」ではないし、「都会」とも言い切れない。でも間違いなく魅力的な「街」です。
11月30日は午前中時間が空きましたので、久しぶりに休むことにしました。
先週までは京都の国立博物館で

    国宝展

が行われていて、大変な混雑でした。あれでは国宝を鑑賞することなんて本当の意味ではできないのではないかと思います。
昨今、国立の美術館や博物館もお客さんを入れることを第一目標にしているような気がしていて、それはそれで大事なことだとは思いますが、それが目的化してしまうとなんだか違うような気もしてくるのです。
その意味では、あの国宝展は成功とはいえないのではないか、そんな嫌味も言いたくなるのです。
美術の偉い先生とか著名人の方が、苦言を呈してくれないかなと思います。

それはさておき、半日の休日を過ごすために、京都に行くような時間の余裕はありませんから、神戸に行ってきました。
ラッシュの時間帯は終わり、しかしまだ朝早いころでしたので電車はすいていました。夙川、芦屋川、岡本、御影、六甲。私にとってはとても懐かしいところで、それぞれの駅に何らかの思い出があります。三宮というとやはりまだあの

    阪神大震災

の悲惨な姿が脳裏から離れません。
そのことを思いながら、阪急電車を降りて、西改札口からこの「街」に足を下したのです。

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