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四季寿 

お正月定番の幕開き演目といえば「寿式三番叟」「七福神宝の入舩」「寿柱立万歳」「花競四季寿」あたりでしょうか。この中ではやはり「三番叟」が私にとっては最高です。
その他はまあまあ特になんと言うこともなく雰囲気を味わえば満足、という程度に思っていたのです。
ところが、

    花競四季寿

の前回の上演のときにあまりにもすばらしくて、この演目の魅力を堪能させていただいたのです。
あの時は紋豊・幸助の万歳、清之助の海女、文雀の小町、勘十郎の鷺娘でした。
たしか、mainaさんと一緒に舞台裏に駆け込んでタコを見せてもらったのがこの時だったと思います。
タコは勘市さんでした。
あの公演は、忘れもしない伊達大夫・清治の凄絶なまでの「弁慶上使」があったときです。私が単独で文楽評を書いた最後の演目でもありました。

それぞれに人形がすばらしかったのですが、文雀師匠の「関寺小町」には魂抜けてうかうかしそうになりました。時間の刹那性と永遠性とでもいいましょうか、とにかくこれは時間を描いたものなのだろうと感じる小町だったのです。

平成13年の「三番叟」と19年の「花競」は絶対に忘れないだろうな。

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そして今回の公演でも「花競」が上演されました。
今回は
  紋豊・文司の万才
  文雀の海女
  文雀の関寺小町
  清十郎の鷺娘

文雀師匠が若い海女と老いた小町を演じられたのが驚きました。
同じ人形遣いさんが続けて演じられるなら、演出的には「小町」「鷺娘」を続けていただくのもありだろうと思うのですが、あまりぜいたくは言っていられませんね。

このオムニバスは「気(空気)の揺れ」で説明できるかもしれません。
  「万才」は左右に揺れる
  「海女」はゆらゆら揺れる
  「小町」は止まる
  「鷺娘」は上下に揺れる
「時の流れ」でいうなら、
  「万才」は時を刻む
  「海女」は時がたゆたう
  「小町」は時が止まる
  「鷺娘」は時を超える

何かひとつの点から見ると、「花競」は何とでも批評できそうな作品に見えてきます。

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コメント

私の予定は

藤十郎様、まいど!
面白そう!!!!でも、私の予定を聞かないで計画建てましたね!(笑)
毎年大阪公演は皆勤なのに、今年は初っ端から観れなくて…。
4月もパスするのさ~(泣)
淋しいけれど懐が寒いもんだから…。いや、日比谷で散財するもんだから…。
今年中に第2回、3回とやって下さい。いつかきっと皆と会える日が…
嗚呼、ドンチャンしたい!!

清治さん

四季寿は三味線が豪華で、正月らしくて素敵です。清治さんが若手の三味線さんを引っ張っておられました。
でも、でも…。清治さんには、もっともっと重い役を弾いていただきたいです。志渡寺、壺坂…。

>忘れもしない伊達大夫・清治の凄絶なまでの「弁慶上使」
気迫の三味線に心打たれた私は、床下で涙してました。三味線を聴いて泣いたの初めてのことです。私、年ごとに涙もろくなっていることは事実ですが(笑)。

♪かしまし娘さん

え!4月来ないんですか?
かしまし娘さんは誘わなくても噂を聞き付けてやってくる、と信じていたのに!
花かばさんの隣の席を確保してたんだけどなぁ。
宙組の退団は平然と受け止めて、とうこさんとの日比谷での逢瀬を楽しむわけですね。
じゃあ5月に私が東京に行く時に密会しますか?
え?若い男専門?さよか!

関寺小町の背景

>藤十郎さま
2年前を思い出すと泣けます。慟哭の三味線、豪傑の一生分の嘆きにたたきのめされました。伊達さんの抑制の効いた語り、文吾さんの沢市。文雀さんの小町、勘十郎さんの鷺娘…。
関寺小町は今年は薄の原でしたが、2年前は、寺からびわ湖を望む風景だったと思うのですがどうだったんでしょう。もしかしたら、文雀さんの凄さにびわ湖が見えたのかも…。
もうあさってはおおさか元気文楽。早い。

30日に

仕事で大阪に行く事になりました。

で、当日、NHKホールに挑戦してきます。
値段も安いし、19時始まりなんで空きさえあれば。いいと思いますので。

今日、やたけたの熊さんは残念ながら寒い所に行ってしまいました。

かしまし娘さんは、私の隣より、やたけたの熊さんの隣の方が、会話ははずむと思います。

藤十郎さん、5月の東京も機会があれば私もお誘いください。
え?若い女性専門?さよか!



かしまし娘さん・宝塚モードで・・・

かしまし娘さん、いらっしゃらないんですか。残念です。宝塚が一段落したら、また文楽にも足をお運びください。

私、ホテルにチェックインしたら、まずは近所のスーパーにマッコリ+つまみを買いに走ります。マッコリ1.2リッターが約90円!牛乳よりも安いんでっせ!
マッコリをチビチビやりながら、先発隊が戻ってくるのを待ちます。それから打ち合わせです。お気楽な出張でゴメンナサイ。こんなこと珍しいんですよ。ほんとですから。重ねて言うほどに怪しまれますね(笑)。

♪やたけたの熊さん

清治さんはこのところ千歳さん、呂勢さんで切場クラスを弾いていらっしゃいませんね。だからこそあの「弁慶上使」は印象的でした。
闘う三味線としては咲大夫さんと時代物の大きなものを手がけていただくとか。でも清治さんに見合う太夫さんがなかなか見当たらないのも残念ながら事実でしょうか。

♪おとみさん

そういえばおとみさんにはじめてお会いしたのもあの公演でした。
おとみさんのお席にうかがって「弁慶上使」について「すごいですね」と申し上げた記憶があります。
今年の「関寺」は印象が違いましたね。

♪花かばさん

4月も5月も楽しみですね。
そうなんです、若い女性専門です。ただし、100歳以下はすべて「若い」範疇に入ります(笑)。
NHK大阪ホールもおいでになるんですね。東京公演の3分の1くらいの値段で見られますね。

♪やたけたの熊さん

いい出張ですね。マッコリということは「ウォン」の国ですね。
かしまし娘さんの接待は花かばさんとやたけたの熊さんが両側から取り囲むに限ると思っていたのですが、おいでにならないとすると寂しいですね。

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