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釜山の皆さんの反応 

先日、釜山女子大学の学生26人に日本の伝統演劇の話をしました。
タイトルは

   日本の伝統演劇

話すだけではつまらないので、三味線の実演、人形の実演を体験してもらいました。
日本語が必ずしもじゅうぶんに理解できるわけではないというので、私が韓国語でぺらぺらと話しても いいのですが、それでは教育になりませんから、無理に日本語で話しました(ほんとは韓国語などできません)。

  アンニョンハセヨ 

だけ言いましたが(笑)。
大陸から来た音楽や楽器は雅楽として残っていますが、三味線はちょっと違いますのでいい体験になるかな、と思って、何度か書きましたきわめて有能な

    副手さん

の指導で「さくらさくら」の、「さくらさくらやよいのそらは」の部分だけを学生にも挑戦してもらいました。

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次に、人形の体験も。
初心者に説明する時の定番である、

    あいさつをします

    手紙を書きます

    煙草を吸います

の三つ。これも副手さんが名演技をしてくださいました(ほんとに有能な人です)。
そして学生も「挨拶をする」「手紙を書く」に挑戦。主遣いと左遣いを担当してもらいました。
最初はなんとなくしり込みしていた学生でしたが、次々に挑戦してくれましたので、いい思い出になったのではないかと思います。

ではこれで終わりますが、もし人形を持ちたい人が他にいたらどうぞ遠慮なく、と言ったところ、次の瞬間に学生が一挙に立ち上がってどっと詰め掛け、突きのけ撥ね退け、交代で人形を持って写真を撮り合って・・・次の写真のような盛況振りでした。

Image0691.jpg

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コメント

人形を持つ

私も淡路島で持ちましたが、普段出来る事ではないので、何故かわくわくしました。
これが仕事になるとまず敬遠しますけど。

思い出

文楽人形を持つという経験は、関西に住む人の中にもほとんどいないわけでして、韓国からいらした学生さんの思い出に残るものと思います。
じつは私も人形に触れたことはありません。文楽劇場1階の展示室にツメ人形があるので「遣ってみたいな」と思うのですが、そこは小心者。人の目が気になってできないんですねえ(笑)。
昨日劇場で「くいだおれ太郎」見つけました。文楽茶屋の向かい、目立たないところでケースに入って、おとなしくしてました。現役時代の、口と眉毛を動かしながら太鼓を打つ姿を思い出しました。

♪花かばさん

初めて持ったのは、私は東京の国立劇場だったかもしれません。こんなもの、どうやって動かせっていうんですか? という感じでした。

♪やたけたの熊さん

くいだおれ君、ちょっと寂しい位置ですね。ケースに入るとまた寂しいです。あれは動いてナンボ、ですね。
今度劇場でお目にかかったら楽屋に行って人形体験しましょう!

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