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国立劇場の忠臣蔵 

さすがにこの時期ですから、忠臣蔵が上演されるのは当然とも言えそうです。
今歌舞伎では国立劇場で幸四郎他の忠臣蔵の上演中。
ところが、仄聞したところでは、必ずしも

    絶賛上演中

ということでもなさそうな・・・。
以下、自分の目で見ているわけではありませんので無責任な書き方になってしまいますが。

内容は、
三段目「刃傷」、四段目「判官切腹から城明け渡し」、道行「旅路の花聟」、七段目「一力」、十一段目「表門討入」「奥庭泉水」「炭部屋」「引揚」
というもので、文楽に慣れているとちょっと信じられないような構成になっています。
国立劇場の企画としては「大星に焦点を当てたドラマ」ということのようです。
しかもご覧になった方によりますとカットもずいぶん多いのだとか。
休憩を挟んで5時間の上演ですからなんとかカットにカットを重ねて筋を通そうということなのでしょうか。
12月なので討ち入りを重視したいと言う思いがあるのかもしれませんが、なんだか事件が起こってバタバタっと討ち入っちゃったという印象を持ってしまいます。人間を描いていくよりも討ち入りを見て年末を味わおう、っていうことでもないですよね?

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歌舞伎をはじめて観る、という方にはなんとなくストーリーがわかったということでよろしいのでしょうか?
歌舞伎通のかたならなんとも食い足りないと言うか、

  何を見てほしいっていうの?

とお思いなのではないかと想像したりしています。
歌舞伎にはもう私は何も言う資格はないのですが、文楽よりある程度自由にカットもできるだけに企画力がものを言いそうにも思います。
今回の役者さんたちの演技そのものについては何もわかりませんが、客席とどのように一体になっていることでしょうか?
仮名手本忠臣蔵でいくべきだったのか、という印象もいささか持ってしまいました。
観てもいないのに、ケチをつけるようで甚だ失礼致しました。

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コメント

うーん、ちょっと

 信じられないというか、若い人の言葉だと「あり得ない」でしょうか。なぜ塩冶判官が刃傷におよんだか、その背景や葛藤がまったく描かれないところで討ち入りまでのストーリーだけ見せられても、ねえ、という印象です。
 「忠臣蔵」は、超自然的なところがまったくない、すべて人間の自然の感情や行動の結果という、きわめて近代的な内容と構造を持つ作品です。だからこそ勘平の悲劇、おかるの悲劇が胸を打つのに…
 最近は、ストーリーと決まった見せ場だけで「わかった」となるのでしょうか。そこに至る人間の情の一つでも理解できればいい、と思うのは、やはり古い人間だからでしょうかねえ。

どこかで講談が入るらしいのですよ。南左衛門先生が東京に詰めておられます。

どの段で入るのかは知らないのですが、講談が入るということは……討ち入りのところですかねぇ。

♪まゆみこさん

歌舞伎と文楽の違いと言うのもあるのかもしれませんが、文楽では討ち入りはまあどっちでもいい。かくかくしかじかで、後は皆さんご承知の討ち入りとなるのですよ、で終わりですね。でも、テレビドラマになるとやはり討ち入り場面が人気があるようで、延々と見せますね。年末ということでそちらの方向に行ったのでしょうか? 歌舞伎ファンの方はやはり物足りないのでしょうね。

♪えるさん

なんでも、5,6段目の概要を(上演がありませんので)花道のすっぽんのところで講談で語るのだとか。
もちろん私は実見していませんが。

観た

戸浪です(笑)。余談ですが私は国立・あぜくら会の歌舞伎観劇サークル「三日目会」というのに入っています。国立の歌舞伎シーズン(10月~1月)を初日から三日目・同一席で観劇という趣旨のサークルです。メリットはチケットを予約する手間が省ける点でしょうか。でも今回のように一瞬(ウソ!何度も・・笑)首をひねった構成(失礼!)でも行かざるを得ないこともママあります。あ、私は根が貧乏性なので、チケットを無駄にするのが「もったいない」からですが(笑)。

『仮名手本忠臣蔵』のような演目はある程度芝居を観ている人は作品全体のイメージ・各々の役の台詞・所作がほぼ頭に入っていますね。
私は今回の「場割り」だとまるで別作品の印象を抱きました。
これで「仮名手本忠臣蔵」とは??信じられなぁ~い!!(笑)。

役者の演技については好みもあるので何ともコメントしにくいのですが場割りが「ぶつ切り」なので役の「性根」も「ぶつ切り」。
役者さんは一生懸命お務めなのでしょうが、それが客席まで伝わったかどうか・・非常に疑問です。

知人には従来通り「大序」からの上演では客は入らない・若い人には難しいから今回のような「敵討編」にしたのでは?という方もおいででした。

私は今回の演出が若い人に「おもねた」とは思いたくありませんが「国立劇場の姿勢」に非常に疑問(と言うより怒り)を感じざるを得ませんでした。

♪戸浪さん

……というわけで、私の申しましたことは戸浪さんの「怒り」を某所でうかがったことによるのでした。
国立劇場は文楽でも時々ずっこけますね。

変な忠臣蔵

国立劇場で3カ月かけて(でしたよね?)上演したものを 休憩含んだ5時間に収めるためにはカットに次ぐカットになるのは仕方ないとはいえ・・・
太序がないのに「仮名手本」を名乗るな!!といいたい気分でした。仮名手本忠臣蔵は 大序から始ってこそ「さぁ、観るぞ~」という高揚感があると思ってます(従来に縛られすぎ?)

染五郎にあの役もやらせよう、この役もやらせようという企画?
染ちゃんはがんばっていたと思いますが 場面ごとに役が違うのでトータルにすると「結局 何だったんだろう?」な感じがしました。
宝塚も予定にいれていたし、チャンバラ場面から後はあまり必要性を感じないので(汗)7段目で劇場を後にしました(役者さん方 ごめんなさい)

  • [2010/12/22 23:43]
  • URL |
  • あいらぶけろちゃん
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♪あいらぶけろちゃんさん

やはりそういうご感想ですか。関東の方の好みに合わせたのかとも思ったのですが、そうでもなさそうですね。
歌舞伎の大序はことさら壮麗というか重厚というか、いいものですね。

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