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水茎 

昔の人、というほどではなくとも、熟年世代以上の方には達筆が多いように思います。
日常的に文字を手書きすることが今より多く、ある程度は稽古されたからでしょうか。
公開講座に来られる方々の字をたまに拝見する機会があるのですが、それはもう見事なものです。
こういうのを

    水茎の跡

というのだろうとほれぼれします。
今は便箋に自筆で手紙を書くことすら減っているように思います。
かく申す私も、パソコンで横書きしてしまうことがしばしばです。
事務的なものはやむを得ないと自らに言い聞かせているのですが、やはり手書きしたいとの願望もあるのです。
それは、手書きの手紙をもらう嬉しさを知っているからにほかならないのです。私の自筆を受け取って他人様が喜ばれるとは思えませんが(笑)。

この春、恩師が新著を出され、送ってくださいました。これがなんと、

    奥様との共著

なのです。
山崎馨・山崎嘉津子著

  古代に寄せて(和泉書院・刊)

というハンディな一書です。

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ご結婚まもなく60年という、まことに羨ましいほど睦まじいご夫妻で、奥様は70歳を越えてから大学院に通われたそうです。

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早速お礼を書かねばならないのですが、まさかパソコンで、というわけにはいかないのです。先生は風流な方で、本のカバーにも、ご自身の

    木版画

(「鳥獣戯画」による兎の絵)をお使いになるほどです。やはりここはどうでも自筆で、と思うわけです。
ところが私がずっと体調不良で、便箋を買いに行くことすらできないのです。京都まで行って鳩居堂で、というのは無理としても、せめて事務用箋は避けたいのです。
先日やっと、便箋と呼べる最低レベルのものを手に入れ、遅くなったお詫びとともにお礼を書くことができました。
しかし、「水茎」どころか、ぎくしゃくした

  金釘。

お恥ずかしいかぎりですが、そこは不肖の弟子ということでお許しいただくほかはありません。
ご夫妻揃って今年は当たり年。そうなのです。卯歳。鳥獣戯画の楽しげな二羽の兎はご夫妻そのもの。先生、そういう意味ですよね?

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