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腕時計 

指や腕につけるものもいろいろあります。
指輪、腕時計、ミサンガ、数珠など。つけ爪もありますね。
縁のないのはつけ爪だけで、あとはどれをつけてもさほど不自然ではないと思うのです。
ところがこういうのはまるでダメ。手につけるとなんだか気になって仕方がないのです。
初めて腕時計というものを買ってもらったのは小学生の時でした。
商社勤めだった父は海外出張が多く、特に

    香港 

にはしばしば出かけていました。
あるとき、別にねだったわけでもないのに兄と私に香港で腕時計を買ってきてくれたのでした。当時おそらく中学生だった兄は薄型のおとなっぽいもの、私はカレンダーつきのものでした。小学生で腕時計など持っていてもほとんど意味がなかったのですが、兄だけに買ったのでは次男がひがむだろうと思ったのかもしれません。記憶はないのですが、兄が頼んだのかもしれません。
私はものを欲しがらない、

    愛想のない子供

だったので、別に兄だけでもひがむことなどなかったと思うのです。こういうときはひがんでこそ子供だと思うのですが。
それでも嬉しいことには違いなく、家に帰ったら時計を眺めていたような気もします。愛想のないのが愛想となった、ということにしておきます。

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中学生になると腕時計をしていってもよいというので、このときもおそらく買ってくれたのだろうと思います。セイコー5だったと思います。
ところが、私はどうも腕時計と相性がよくなく、すぐに壊したりなくしたり傷つけたりしたのです。
大学生の時は我ながら嫌気がさして、もうあまりよいものは買わないことにして、当時はやり始めていた

    デジタル

の超安物を使っていました。
心理学の教師が、デジタル時計について、「デジタルはそのうちに必ず廃れる、アナログのあの針の角度が人に与える印象はただものではない」と授業で話してくれましたが、ほんとうにその通りでした。
それ以後も腕時計は長持ちせず、安物を使うことに変わりはありませんでした。そしてとうとう携帯を持つようになるとそれを時計代わりにして腕時計はしなくなったのです。
テレビのCMでセイコーの腕時計を

    エリートビジネスマン

らしき人が颯爽と見る、というものがあったように思います。
私にはやはりうつらない、エリートでもビジネスマンでもないし、と思うようになって、あきらめるようになりました。
今でもなんとなく憧れるのですが、もう誰もくれませんし(笑)、自分で買う余裕はありませんし、腕時計とは縁がなかった、と思うにいたっています。

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コメント

縛られるのキライ

わたしは縛られるのがキライですので、休日は腕時計をはずしています。

演芸作家の香川登志緒先生はもっと極端で、靴下のゴムの部分も抜いていた、と聞いたことがあります(笑)

♪やたけたの熊さん

エリートの熊さんが腕時計をすぐはずされるなら私も気にしないでよさそうです(笑)。
ふと思い出しましたが、以前、文楽劇場で売っていた静御前の腕時計をしていたこともありました(笑)。

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