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久しぶりの楽屋 

だいたい、そんなにしょっちゅう楽屋にお邪魔する方ではないのです。
しかも文楽評も終わりましたから「確認したい」などという用事も減るので、4月公演は一度も行かなかったような気がします。
ひょっとしたらもう

    二度と

楽屋に行くことはないかなとまで思いました。
しかし、ちょっとわけあって技芸員さんとお話しする必要があって、この夏は三度ばかりおじゃましました。
初めて楽屋に行ったのは25年以上前で、当時はまだ越路師匠とか津大夫師匠とか亀松師匠とか玉五郎師匠とか先代勘十郎師匠とか・・・懐かしい方々がいらっしゃいました。
私はまだまだ若造でしたから、越路師匠なんて、思わずピンと背筋が伸びるような感じでした。
廊下を歩くだけでドキドキして、自分はなにか間違ったことをしているのではないか(笑)という錯覚をしてしまうほどでした(錯覚じゃなかったのかもしれないけど)。
それ以後は時々知り合いの太夫さんや人形遣いさん(三味線弾きさんはあまり縁がないのです)を訪ねて少しずつ行くようになり、やがては

    用もないのに

うろつくありさまでした。
技芸員の皆様、お邪魔ばかりいたしました。ここに謹んでお詫びいたします。

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今回の話し合い自体は地下の(1階になるのかな?)食堂でこそこそっとしたのですが、またついでに見学もさせていただき、合邦庵室の舞台を拝見しました。
あの煮しめの小道具の細かい作り! それにお辻の位牌のきちんとしたこと。
客席からはどれくらい見えるかわかりませんが、小道具さんのこだわりですね。
もちろん歩いているとたくさんの方々にお会いします。
舞台裏から一人でふらふらと廊下の方へ出てくると、目の前に

    S大夫師匠。

あの小柄でますますお元気なお師匠はんです。びっくりして頭を下げようと思ったらあちらの方が先に頭を下げられ、恐縮、汗顔。師匠はおそらく私より30cmは低くていらっしゃると思うのですが、迫力はさすがにあちらが数層倍上回り、小さくなるのは私の方です。
私、この師匠とはどういうわけかお話が通じるのです。今回もけっこうおっしゃることがよくわかりました。不思議です。以前はえるさんのことを話題にしたことがあって、その時も師匠が先にえるさんのお名前を出されたのに、私は理解してしまいました。

女義三味線弾きのK輔さんや浄るりシアターの職員さんにも会ったりして、やはり

    楽屋っていいもんだな

と思い直したのでした。
あまり用もないのに伺うことはやめますが、用があるときはまた遠慮なく行きたいものです。
秋はまた初めて文楽に行く方をお連れするのもいいかな、と思ったのでした。
どなたか、また一緒に行きましょう。

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コメント

すみません、

用件増やしたのはこの私目、でありまして。(笑)

♪しろくまさん

えっ??

食堂は一階なんだって。

♪えるさん

お向かいは一階の事務室ですね。楽屋から階段を降りたら一階で、そのあとまた数段の階段を降りるから勘違いしました。
そういえばその数段の階段を降りたあと、また数段の階段を昇りますね(笑)。

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