考古資料と・・ 

いろんなことが「どうでもいい」と思えるようになるとやはり老化なのでしょうか。
私もその傾向にあります。もういまさら勉強したってどうなるものでもない、という思いがあります。
第一、今いる大学では「もう勉強などしなくてもいい、お前が勉強する手助けはしない」と言われています。学会にも頼れず、一人でボツボツと勉強するだけ。成果など挙がるはずがないと思わないでもないのです。
しかし、下がろうとするモチベーションを何とか食い止めたくて時には刺激を求めて出かけることもあります。
先日は

    京都市考古資料館

に行ってきました。昨年おこなわれた発掘調査の成果の速報展示を見るためです。この資料館は堀川今出川とを少し西に行ったところ(京都市上京区元伊佐町265番地の1)にあり、市バスなら51、59、201、203系統今出川大宮や9系統掘川今出川が最寄です。
ここで、佛教大学二条キャンパスの発掘調査(藤原良相邸)の成果である、墨書土器についての速報展があったのです。ドアを押し開けて中に入ると誰もいません。「いいのかな?」と思いながら、一人で悠々と20点の資料を見学させていただきました。この資料は写真撮影可ということで、私も少々撮らせていただきました。
そのうち3つだけ。

墨54
小さなものです

IMG_0242.jpg
これも小さいもので、上のものとほぼ同じくらい

墨14
これはかなり復元できる皿で、新聞に載ったのはこれです

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なかなかいいものを拝見したなと思い、さあこれからどうしようと考えた結果、まだ行っていなかった京都市美術館の

    大エルミタージュ美術館展

に立ち寄ることにしました。行ってみて驚いたのはこの火が最終日だったこと。滑り込みセーフ!
例によって絵については難しいことはわかりませんが、いくつか心に残るものはありました。
タイトルだけ掲げても何のことかわかりませんが、自分の覚書のために。
いきなりティツィアーノ・ヴェチェリオ『祝福するキリスト』。ルーベンスの『虹のある風景』『ローマの慈愛(キモンとベロ)』。目力たっぷりでとにかくすばらしいとしか言いようのないヴァン・ダイクの『自画像』。レンブラントの『老婦人の肖像』は今にも何か訥々と語りかけてきそうでした。ルノワール『黒い服を着た婦人』、モネ『霧のウォータールー橋』、ジュール・ルフェーヴル『洞窟のマグダラのマリア』、エリザベート・ヴィジェ=ルブランとアンゲリカ・カウフマンというふたりの女性画家の『自画像』。初めて観ました。カウフマンは美貌。ルブランはかわいいな、と思ったら、この絵は45歳のときのものだとか。ブーシェの『クビド』は「画の寓意」と「詩の寓意」の2点。ジュシュア・レノルズ『ヴェヌスの帯を解くクビド』。オラーズ・ヴェルネ『死の天使』。
ふと見たところに、なんだかバルビゾンの絵みたいだなと思って観たらやっぱりコロー『森の中の沼』。細かく観ると、ありました、赤い帽子。この人らしいアクセントの付け方。隣にはテオドール・ルソー『グランヴィル近郊の眺め』。事前に情報を仕入れずに行ったので、このふたつの絵に出会えたのは幸いでした。
ジェイムズ・ティソ『廃墟(内なる声)』。セザンヌ『カーテンのある静物』
とどめはマティスの

    『赤い部屋』

一瞬たじろぎました。やはり写真で観てもダメですね。考古資料館の仮名文字といい、本物を見ないと感じない何かがあります。それをうまく説明はできませんが。
今は須田国太郎展も開催されています。ご近所の国立近代美術館は山口華楊。これらは後日にします。
これで帰ろうと思ったのですが、市バスの1日乗車券がありますので、本願寺(お西さん)の唐門の写真を細かい部分まで撮っておきたいとかねてより思っていましたので、烏丸六条まで行ってお東さん経由で行きました。相変わらず(当たり前ですが)壮麗な建築です。帰りに風俗博物館に寄りたかったのですが、ここは今休館中。
やむを得ずこの日6度目のバス乗車で四条高倉まで戻り、河原町から帰りました。

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コメント

京都

ひらかなの歴史を変えたという土器ですね。
京都の街中を掘ると、なにがしかの歴史資料が出てきそうです。

狭いエリアに歴史が積み重なっている街ですね。

♪やたけたの熊さん

解読するのがなかなか難しいのです。意味があることを書いているのか、書いているとしたら例えば和歌なのか、散文なのか。ときどき「奈尓波」などの字が出てくるのですが、これは「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春辺と咲くやこの花」の冒頭だろうと思われます。この歌は「安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾思はなくに」とともに手習いに用いられたとされており、それが書かれているということは土器を手習いに用いたことを示すのかとも思います。
土器からロマンが広がります。

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