非暴力教師 

連日こういう記事で、文楽ファンの方にはお詫び申し上げます。
文楽の芸人さんたちのお話にはしばしば「師匠にどつかれた」というお話が出てきます。
ところがこれが「あの師匠、腹が立つ」というのではなく、なんとなく

    自慢話

のように聞こえてくるのです。ある太夫さんは「師匠にどつかれた」とご贔屓の方に話されたら、「それは師匠に愛され、期待されているからだ」と言われたそうです。ほかにもタタキで師匠から教わっていた時にその張り扇が飛んできたとか、傘で殴られたとか、いろいろあります。
先代勘十郎師匠も紋十郎師匠から舞台で蹴られた、人形の手でこつんとたたかれたなどとおっしゃっていました。
住大夫師匠が寺子屋を語って意気揚々と引き上げてきたらご尊父の先代にピシャッと張られたというお話も有名です。
それは当たり前だったのですね。
今はむしろ

    怒鳴られる

ことが多いのでしょうか。先日の新聞でも、まただしまきの夕べでも幸助さんがご尊父の玉幸さんに長々と説教された、というお話をなさっていました。

私は殴られたというと小学校の時ですね。宿題を忘れるとゲンコツという担任教師がいまして、一度完全に忘れたことがあるのです。
また思い切り子供の頭を張り飛ばす教師も見たことがあります。中学の時はやはりゲンコツ教師がいました。高校はどうだったのかな?

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大阪市の高校の暴力事件が大きな話題になりました。
教員として生きてきた私のことを振り返ると、暴力を振るう機会がなかったことに感謝すべきなのだろうと思います。
実際私は一度も手を上げたことはありません。そういえば聞こえがいいのですが、女子大ばかりですから深刻な問題児に会わなかったということなのかもしれません。いや、まあ、なかったわけではありませんが、話せばわかってくれましたから。
唯一、大学院生の時に

    神戸の私立男子高校

に半年間だけ教えに行ったことがあるのですが、ここはけっこうすごいところでした。スポーツではかなり有名でしたが、勉強はできない連中でしたし、神戸らしく(?)暴力団員の息子というのもいました。それでも意外に私の言うことは聴いていました。もっとも、80kgも90kgもあるような彼らは細見の私を相手にする気にもならなかったのでしょう。私もいつもニコニコしていて、彼らの出鼻をくじいたかもしれません。
クラブ活動の世話をしたのは女子大の演劇だけ。これも暴力とは無縁です。セクハラ経験もなかったのは

    草食系

だからでしょうか。
今の大学で文楽人形の指導をする時には首の持ち方を教えるためにやむを得ず手に触れることはあります。その場合は必ず「ちょっと触るよ»と言っています(言わなくてもいいのでしょうが)。人畜無害なのです。特に最近は学生は女性には見えませんので(笑)。
こんな生活でしたから、暴力やセクハラをする教師の気持ちは想像の世界なのです。
授業を妨害する子供で話してもわからないからというのでたたく、というのは少しだけ気持ちはわかりますが、クラブ活動で気合を入れるためにビンタというのはまったく世界が違います。
今回の高校は「強くするため」という気持ちなのでしょうが、やはり行き過ぎがあったといわれてもしかたがないと思います。
その行き過ぎを自らの野望に利用するかのような大阪市長はさらに私とは違う人種のようですが。

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コメント

体罰

セクハラは当事者の感じ方しだいの微妙な問題ですけれど。

私が中学生だった昭和50年代は生徒の校内暴力花盛りで教師の体罰は話題になったかどうか。個人的には中1の時、熱心なバスケ部顧問に往復ビンタをされたことがあります。
練習試合の帰りの禁止されていた買い食いがバレてのことで、数人の1年生を並べてのものだったので仕方がないと思っていました。あ、私はこの時だけですし、日常的に体罰があったわけではけっしてありません。念のため。

♪野崎小町さん

バスケットをされていたのでしたか。
やはり昔はそういうのはけっこうあったのですね。
私は運動部でもビンタなんて目撃すらしたことがないのですが、強いクラブのある学校に行ってなかったからなのかな。

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