不平不満 

大学の教員は傲慢な人が多いです。知識も経験も少ない学生に教えることで、自分が最高学府の教授である、という自惚れを引き起こしてしまうのかも知れません。

文楽の技芸員さんは謙虚です。私などのような素人が何を申し上げても「素人がわかったようなことを言いなはんな」と叱られたことはありません。それどこれか、「何でも言ってください」とまでおっしゃいます。
基本的には私は

    感激屋

なので、あれがよかった、これがよかった、なのですが、本当にすばらしいと思う技芸員さんほど不平不満を言いたくなります。
このところ、槍玉にあげてしまうのが清十郎さん。襲名後、特に不平が口をついて出るようになりました。
ご本人はもとより、ファンの方すみません。
ただ、私はあの方の

    細やかな人形

の動きには惚れ惚れしています。若い武家女房や町娘のいじらしさ、けなげさ。目を瞠ることがあります。それだけにもっともっと上を目指してほしいと、そればかりを願っているのです。
浄瑠璃にノルような人形。もっと言えば太夫をノセてしまうような雰囲気のある人形。
簑二郎さん、勘弥さんもつい言ってしまいます。
それぞれ、個性が人形の動きとして形を見せ始めたころのぎくしゃく感かもしれません。やはり技芸には40年かかるのですね。六十代で花開くというのもむべなるかな。

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次世代の人形遣いさんで最近口がむずむずしてきた(笑)のは幸助さん、玉佳ちゃん、一輔君、更に下では簑紫郎さん(敬称がバラバラなのはご容赦)。
突っ込めるのは面白いからですよね。
やはり

    左遣い

を長く勤めることは大事だな、と感じます。芝居全体も見えるでしょうし、主遣いをしっかり支えることで主遣いの勉強も、左遣いの動かし方も分かるような気がします。ま、これは当て推量ですが。
最近、学校の教員も、授業公開をおこなうことがあります。以前は他の教員の授業は観ない、口出ししないのが礼儀、のように考えられたでしょうが、いい授業なら参観の価値はあるはずで、学生の評価の高い授業

    ベスト5!

は原則公開でもよいのではないか、と感じます。それくらいしてこそ授業アンケートの意味もあるのではないか。いわば、左遣いの目で授業を見るのです。そういうのがあれば、学生ももっとアンケートを真剣に書くかも知れませんし。
授業アンケートを見て、お座なり感を覚える昨今、特にそんなことを思います。

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コメント

女形

清十郎さん、勘弥さんに共通しているのは、美しいお姫様役はぴったり、ということかなと思います。蓑助師匠との大きなちがいは、ずばり”お色気”が足りないと思うのです。蓑助師匠の遣う、色っぽく艶やかな人形。この技を盗んでほしいものです。

♪やたけたの熊さん

お伝えしておきます(笑)。
お二人とも五十代。この数年で一気にワンランクアップして下さると信じています。
芝居心をもうひとまわり強く持って表現していただきたい、とも思います。

飛躍の幸助さん

幸助さんの三番叟は、伸びやかで、緩急自在。ほれぼれしました。

楽日、だしまき日程調整委員長・K女史が、「幸助さん、自信をもって遣ってる!」と言ってました。わたしもそう思います。

♪やたけたの熊さん

熊さんとK女史がおっしゃるのですから間違いありません。
幸助さんもこのコメントをお読みになってお喜びでしょう(読んでないか!)

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