2月、逃ぐ
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1月のスピードは制御されているかのように緩慢に過ぎていく(ような気がする)のに、2月は毎年あっという間に過ぎます。
だからこそなすべきことをきちんとしておきます。
辞めると言いながらすぐ再開した(笑)文楽の仕事、夏までに書く論文のようなもの、中断している連載の再開、追い込みの本、もちろん授業の予習。
お題目は並べられるのですが、全部取りかからないとどうしようもないありさまです。
追い込まれないとエンジンがかからない(そのくせエンジンブレーキはよく利く)超三流教員の本質丸出しです。
授業は
源氏物語
を完全な新バージョンで。「六条御息所」という人物について考えるつもりです。合わせて私はいつも絵画資料などによる風俗の話もしています。最近、困るんですよね、この「風俗」という言葉。
「風営法」なんて法律もあって、「平安王朝の風俗」と言おうものなら平安時代にもそういうのがあったんだ、という顔をされかねません。
それはともかく、源氏物語の専門家ではない私ですから、そこそこ勉強せねばなりません。
もうちょっと別の話ができるなら、
日本美術史
も試みたいのですが、カリキュラムにありません。
後期の公開講座でできないか、画策してみますが。
↑応援よろしく!
日本文化の話は毎回その日の話題も取り込みますから、完全に予習が終わるのは当日の朝。ですから予習は大枠のみしておきます。
日本語表現は、今年もやはり添削の必要性を実感しました。本当は労力も時間もかかるのでしたくないのですが、そうも言ってはいられません。
人数が増えないこと
を願うばかりです(笑)。
自分に残された時間と能力と体力を考えると、もう何冊も本を書けるとは思えません。
できれば長らく観てきた人形遣いさんの本を残したいとは思うのですが、まあそれは長生きできた場合限定で(笑)。
2月は逃げますので、尻尾をつかんで放さないようにしてなんとかいい月にしたいものです。先月末のインフルエンザ騒動から抜け出して、体調もよくしたいと思っています。
さて、尻尾つかみに出発します。
- [2013/02/01 00:00]
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コメント
一月も逃げた
一月も逃げました。日々の仕事もこなせないくらいで自分の仕事に取りかかれないのは研究者と言えるのか・・・。週末は2週連続出勤で疲れております。
一月でよかったのは松竹に襲名披露の初春大歌舞伎公演を見に行けたこと。二代目猿翁が当日休演だったのは残念ですが、新・猿之助の宙乗りや早替り、坂田藤十郎父子の操り三番叟など初心者でもたっぷり楽しめました。
♪野崎小町さん
ごくろうさまです。
何かとお忙しいようですね。半分くらい分けていただきたいくらいです。
松竹座にいらしたそうですが、やはりそういうゆとりは必要ですね。
忙しく、しかしゆとりがある。けっこうなことだと羨ましいです。
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