雪ひとひら 

昨日は雪が降りました。
朝起きて、曇った窓ガラスを手で少しぬぐってみると、うっすら白いものが土を覆っていました。
この冬一番の寒さだったのでしょうか。
日中も気温は上がらず、私の住む宝塚市は夜中の気温が最高気温(4℃)で、

    昼間は3℃まで

しか上がらなかったとか。その昼間にも少し雲が出たなと思ったら、積もることはありませんでしたが雪が舞いました。風は強く、冷たく、やはり北西の方角から吹いてきました。
成績も出したことですから昨日は在宅を決め込んで、勉強のほかはあれこれと積み残している用を片付けていました。手紙も二通ばかり書きました。一通は私がかつて書いたものを引用してくださった方がからいただいた論文へのお礼。もちろんきちんと読んで意見を添えてお返事しました。もう一通もお礼状でした。

仕事柄、

    歌集

を送っていただくことがしばしばあります。長年詠み続けられて、その中から選ばれた歌を一冊にまとめるわけですから、ご本人にとっては思い入れの深いものです。疎略に扱うことはとてもできません。ですから、私は贈ってくださった方には通りいっぺんのお礼状ではなく、必ず感想を書いてお送りするようにしています。
そこで昨日は、以前送っていただいた歌集を一気に通読して感想とお礼のお手紙も出すことにしたのでした。

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送ってくださったのは、かつて同僚でもあったN.M.さんという方です。
ずっと年長の方ですのでN.M.先生と申し上げるべきところですが、今回は歌集の著者としてあえて「さん」付けでお呼びします。
N.M.さんは福祉の専門家ですが、同時に短歌にも心を寄せられ、今は大阪にある短歌結社の代表もなさっています。かつてこの結社の総会で私もお話をさせていただいたことがあり、それはこのブログにも書きました(→こちら)
そんなご縁もあって専門違いの私にもお送りくださったわけです。タイトルは『さくら風の歌』。とても美しい題です。
静謐の中に人間、社会、自然、街、文化などを見つめるまなざしが冴えて、それが歌ことばへと昇華されていくのがよくわかります。
時節柄、

  淡雪のこのせつなさを誰に告げん
           ひとしおの寒さ猫の背にあり

など、すっと胸に入ってきました。
ぎすぎすした社会の中での眉をひそめたくなるような他人の生き方への批判など簡単にできるわけですが、表に現れた行為の向こう側にある生の哀しみにまで目を向けるのはやはり福祉の専門家としての長いキャリアが物を言うのだろうと思います。

  荒ぶれて車内に駆け込み座席占む
           少女らの白きひざ小僧まろし

京都や奈良、宇治などの古い町に目を向けるかと思うと星の町美星町の天文台の歌がひょっこり出てきたりもします。
短歌は意味を伝えるだけでなく、歌として、韻文としての魅力もなければつまらないものです。そして歌の中味が音の響きと重なり合う時、愛唱されるようなものができるのだろうと思います。

  てのひらの雪ひとひらの静けさを
           何を夢見る消えゆくまでの

長々とお手紙を書いて昨日投函しました。

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コメント

後半の部分、facebookならいいね!を押すところですが軽すぎますね。品格がある事柄ですから。

私はひとひらの雪の中、学科の仕事で出張でした。

♪野崎小町さん

後半だけね(笑)。
出張、うらやましいです。

備えあれば・・・

昨日、わたしの住まう地域は、めずらしく朝から激しい雪。お昼からは仕事で京都に行きます。使い捨てカイロを貼って、いちばん分厚いコートを羽織り、軽登山靴のようなのを履いて出勤しました。

職場についたら晴れ渡っています。でも京都は激しい雪のはず。ところが京都もいい天気。備えがよすぎたようでした(笑)

出張、へんぴな所も多いですよ。
駅から歩けないわけではないけれど道もよくわからないし...とタクシーを利用すると何でやということになるので、億劫で自腹でタクシーに乗ることもよくあります。
ま、方向音痴でなく健脚なら問題ないのでしょうけれど。

♪やたけたの熊さん

少なくとも憂いはなかった、ということで納得するほかはありませんね。
池田の猪買いのような格好でしたか?

♪野崎小町さん

いやもう、どんなところでも出張というだけでうらやましいです(笑)。

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