色と空 

学生時代に必要があってお経を読むことがありました。岩波文庫から『法華経』なども出ていましたから、ちらちらと、時には必死で読みました。
必要があって、というのは、例えば仏教説話を読んだり平安時代の思想を考えたりすることがあったからです。ただ、あまりよくはわかりませんでした。
あっという間に読めるのは

    般若心経

です。これは暗記しましたし、関連書籍も少し読みました。

  摩訶般若波羅密多心経
  観自在菩薩 行深般若波羅密多時
  照見五蘊皆空 度一切苦厄
  舎利子 色不異空 空不異色・・・

あれ、もう全部は言えないや(笑)。
このお経で有名な一節は上に書いた直後に出てくる

  色即是空 空即是色

でしょう。私も何の意味かも知らないままに子供の頃から覚えていました。
五蘊(色受想行識)は皆空である、観自在菩薩はそのように理解して一切の苦厄を救うようになる。
そしてあらためて「色」(からだ、体の感覚器官)は空なのだ、というのですかね。
難しいです。

にほんブログ村 演劇ブログへ
 ↑応援よろしく!

kgaeonrjuiをフォローしましょう

俳句もどきや腰折れ短歌を詠むのは好きです。
学生時代は新聞の短歌欄にしばしば載せてもらっていました。
一時は短歌結社に入れてもらおうかとも思ったのですが、縁がなかったとしかいいようのない形で断念しました。以後は独りで気ままに詠んでいます。

十二代目市川団十郎丈の辞世の句が公になったとか。

  色は空 空は色との 時なき世へ

色即是空、空即是色ですね。団十郎家は神道なのだそうですが、やはりこういう観念は持っていらしたということでしょうか。
息子さんの市川海老蔵丈がこの句を「いろはそらそらはいろとのときなきよへ」と紹介されたそうで、「しきはくう」の間違いではないかという声もあったそうです。しかし神道の葬儀ということもあったのか、あるいは海老蔵丈の心の中では見上げる空に団十郎丈の「色」(からだ)があるという思いになったのでしょうか。そして空は私の身体でもある、という父の声を聴いたのかもしれません。
実は私も最初は「しきはくう」と読んでいたのです。しかし、海老蔵丈の読み方で、私の読みならあまりにも仏教的に過ぎて、団十郎丈の辞世とはちょっと違うな、ああ、なるほど、それがいいな、と感じました。
親の心を知るのはやはり息子さんなのでしょうか。

スポンサーサイト

コメント

般若心経

7周年おめでとうございます。

般若心経といえば私にとっては薬師寺ですが、某事件の後薬師寺に十二代目団十郎がお詫び行脚で奉納に来られ、翌年海老蔵丈の奉納があった(めでたしめでたし)と般若心経写経500巻をこえる母が申しておりました。

子どもの頃、「ぎゃあていぎゃあてい」までたどり着くと嬉しかった私は不孝者でござります。

♪野崎小町さん

あ、そうなんですか。団十郎が般若心経を薬師寺に。
そういうことを全く知らないのです。
私もまた写経したいです。

いえ、舞(三番叟)の奉納です。
般若心経を強調したあまり、誤解を招いたようですみません。海老蔵は奉納歌舞伎だったそうです。

♪野崎小町さん

あ、それならなんとなく記憶にあります。早とちりでした。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tohjurou.blog55.fc2.com/tb.php/2668-7619b32c