信貴山縁起 

父親も兄もそこそこ切手収集をしていました。私はあまり熱心ではなかったのですが、いくらかの興味はありました。小中学生の頃は今のように通常切手以外のものはあれこれはなく、何かの記念に出るのを楽しみにする、という感じでした。
昨今はドラえもん切手とか、ご当地切手とか、いろいろあります。
文楽関係のものもありますね。

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文楽劇場切手

文楽人形切手2

以前私が愛用していたのが下記の切手です。
地元のもので、しかも割合に世間に知られているから、ということで、特に歌劇のほうは女性に送るときに重宝しました。

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しかし、数ある記念切手の中で一番印象に残っているのがこれなのです。

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この不思議な図柄は忘れることができないほど強烈な印象がありました。

    信貴山縁起絵巻

の切手です。
醍醐天皇が病気になったときの話に出てくる『剣の護法』という、剣を衣のようにまとった童子を描いたものです。
あれ以来、この信貴山縁起絵巻には強い関心を抱くことになりました。この絵巻物は奈良国立博物館に寄託されていますが、信貴山の朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)のものです。
信貴山縁起絵巻とは言いながら、実際はこのお寺の縁起が描かれているわけではなく、命蓮という僧のいわば奇跡に関する内容なのです。
その奇跡の中に醍醐天皇の病気を治したというものがあり、彼が治したことを証明するのがこの剣の護法の童子なのです。

この春休み、ずっと絵巻物の勉強をしていたのですが、この国宝絵巻ももちろん繰り返し観ていました。
中学生の頃に見た切手の図柄を今もなお追いかけているわけです。
三つ子の魂、でしょうか。

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コメント

山崎長者

私の場合、信貴山縁起で思い出すのは「山崎長者」です。倉がフワッと浮き上がって飛び去る場面がファンタジー!(笑)このお金持ち「山崎長者」の正体(神人でしょうか?)も気になります。

♪やなぎさん

最初の話ですね。
米蔵が飛んでいく! ハリー・ポッターもびっくりの奇跡。
最後は命蓮の姉が訪ねて来る話でした。
ほかにも、ぼろぼろになってしまった粉河寺縁起絵巻とか、何百という絵巻物が残っています。大事にしたいです。

大仏殿

命蓮のお姉さんが弟の居所を知りたいと東大寺の大仏に祈る場面が面白いですね。当時の大仏様はこんな優しい感じだったのだろうなあ・・・と思いました。夜の大仏様はまた神秘的でしょうね。今は夕方に追い出されてしまいますけれど(笑)

♪やなぎさん

面白いです。堂々たる大仏の前に描かれる姉の豆粒のような姿。しかも異時同図らしく、姉が何度も描かれ、大仏の大きさ(物理的、宗教的)が際立ちます。
すばらしい絵巻物です。

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