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揖保川と千種川 

山陽自動車道が跨いでいく川を眺めています。
姫路市の西隣、たつの市(8年前に揖保郡新宮町などと合併するまでは漢字で「龍野市」でした)を貫流するのが

    揖保川

です。源は宍粟市(しそうし)の山で、河口は見事な三角州になっており、姫路市網干区になります。
部分的にはJR姫新線と平行しています。
江戸時代は龍野藩、お殿様は脇坂家です。
今の兵庫県知事の井戸さんという人は旧揖保郡新宮町の出身ですが、たつの市出身の著名人としてはやはり「赤とんぼ」の

    三木露風

を挙げるべきでしょう。山陽自動車道がたつの市に入るところの表示にも赤とんぼがデザインされています。
産業としては薄口醤油があり、ヒガシマルなどの醤油業者が居並ぶ町です。「揖保の糸」で知られる素麺も忘れられません。この夏もいただきました。意外に知られていないたつの市の産業に皮革があります。なめし革の高級品で有名なのです。
合併しても人口は8万人ほどの町なのですが、なかなか逞しいですね。
そしてこれらの産業によき水は不可欠。
たつの市にとって、揖保川は母なる川といってもよさそうです。

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たつの市を越えると次に出合う大きな川(二級河川ですが)は

    千種川

です。「ちくさがわ」「ちぐさがわ」の両方の読みがあるようですが、公式には清音で「ちくさがわ」のようです。
水源は宍粟市で、そこから佐用町や上郡町を経て赤穂市に至ります。河口はもちろん塩田でした。
清流として知られ、名水百選のひとつです。
山陽自動車道がこの川に出合うあたりはトンネルだらけで、東から行くと、尼子山トンネルを抜けるや千種川に出合うのです。
なんといっても下流の赤穂市は

    忠臣蔵

の町。これはもう動かしようがありません。
実際、千種川のすぐそばに赤穂城趾があります。もちろん、大石神社、花岳寺なども。
歴史ファン、芝居ファンが年中訪れています。あのあたりの千種川の流れもきれいです。
赤穂市出身の著名人といえば、浅野長矩、大石良雄、大石主税…きりがありません。
産業は製塩ばかりが思い出されますが、意外なところでは、アース製薬(創業は大坂、現在本社は東京)の研究所や工場があります。
赤穂市は兵庫県の南西端の町。お隣は岡山県です。

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