皇后になった皇后 

皇室には現在22人がいらっしゃいます。
天皇の叔父一家が三笠宮夫妻。長老の名にふさわしいです。
天皇一家は天皇、皇后、皇太子夫妻、愛子内親王。
秋篠宮家は夫妻、眞子内親王、佳子内親王、悠仁親王。
天皇の弟の常陸宮家は夫妻のみ。
故寛仁親王家は夫人、彬子女王、瑶子女王。
桂宮はお一人。
故高円宮家は夫人、承子女王、典子女王、絢子女王。
(敬称は全て略しています)。
お住まいはけっこうばらばらですが、授業中に聞いたら全員皇居にいると思っている学生も多いですね。

ついでに学生に聞いてみると、この中できわめて人気の高いのは

    皇后

なのです。
ほぼ私の親の世代ですから、若き日の皇后(正田美智子さん時代から結婚当初の皇太子妃時代)のことはあまり知りませんが、写真を拝見すると、キリッとして、しかもかわいさのある、ほんとうにきれいな人だと思います。しかも勉学は優秀で、ピアノや料理などの習い事もされていたらしく、日清製粉創業者の孫、社長令嬢としてみごとなお嬢様ぶり。
勝ち気さとそれを抑える力を持つ方のようにも見えます。
その聡明な容姿は女優さんとはまるで違った美しさで、学生に写真を見せると、

    フワ~ッ

というため息が漏れます。
天皇(当時皇太子)はいい人に出会いましたね。

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その皇后が今月20日に79歳になられ、誕生日には記者の質問に文書で回答がありました。

憲法について、明治時代に作られた五日市憲法草案に触れ、基本的人権、教育・思想・言論の自由などを記すこの「草案」を「世界でも珍しい文化遺産」と称えられました。改憲、改憲とかまびすしい昨今だけに、ぎりぎりのところでよくおっしゃったと思います。政治的発言でなく、文化の問題としておっしゃったのが心憎いです。
伊勢神宮の遷宮については黒田清子さんの活躍を喜ぶ様子を素直に語られました。清子さんは唯一の娘で、皇后にとっては大事な掌中の珠、母としての気持ちが溢れ、しかも皇室にとっての伊勢の重要性が述べられていました。
そして、

    宮中祭祀

についてこう言われました。
「明治天皇が「昔の手ぶり」を忘れないようにと、御製で仰せになっているように,昔ながらの所作に心を込めることが、祭祀には大切ではないかと思い、だんだんと年をとっても、繰り返し大前に参らせて頂く緊張感の中で、そうした所作を体が覚えていてほしい、という気持ちがあります」「さきの御代からお受けしたものを、精一杯次の時代まで運ぶ者でありたいと願っています」。お見事。これは祭祀のことでありながら、伝統あるもの全てに通ずる考えだと思います。
明治御製の「神の末」というところはさりげなくカットして、昔のてぶりを受け継ぐことの意味、重要性を明確に表現されました。
伝統は、こうして受け継がれていくものか、といささかならず感銘を受けました。建前ではなく、自然体での答えのようにお見受けします。このかたは、ほんとうに

    皇后になられた

と思いました。ひょっとしたら、歴代皇后の中でも特筆に値する人ではないかとまで感じました。
皇室に入って半世紀あまり、妬みを受け、誹謗され、おそらくつらいことも多々あったでしょうが、それを乗りきった人ならではの強さをこのかたから感じます。
これからも、なにとぞお元気で。

※「昔のてぶり」は明治天皇の「我が国は神のすゑなり 神祀る昔のてぶり忘るなよゆめ」による。

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