寒くて 

文楽初春公演の客席がにぎわっています。
庶民の力と言うか、文楽を愛する大衆の力がどれほど大きなものか改めて感じています。
すでに新聞などにも出ていますが、大阪市は愚かなことに文楽協会への補助金を満額出さないことが事実上決まりました。今さら驚くことではなく、そもそも初春公演で3万人も入るわけがないし、入ったら入ったで文楽の興行としては

    入りすぎ

ともいえると私は感じています。
清十郎さんのブログで知りましたが、公演前半だけで1万3000人が入ったことになり、これは平均540人くらいだとか。
540人と言うと、東京の国立劇場がほぼ満員になる数です。人口も違いますし、公演日数も違いますから、信じられないほどの数です。私に言わせると、文楽の公演は500人が満席くらいの劇場がベスト。700人以上入る

    多目的劇場

の大阪の国立劇場(文楽劇場)は中途半端な中ホールですから、これを満員にすること自体が本来無理なのだと思います。しかし、週末などはほぼ満員になっているそうで、これはもう大盛況と言ってもよい。
この公演で残念なことは、ロビーでの話題が「3万人」のことに偏っていることです。なんというつまらない話題!
「新年おめでとう」「今年もよろしく」でいいはずなのに、およそ非文化的! 私は何よりこの事に関して、大阪市のつまらない政策を非難したいのです。
文化という言葉を使うと「えせ文化人」とでも言ってバカにする手合いもありますが、冗談じゃない。文化を持つからこそ人間なのでしょう。まんまと大阪市役所の詭弁に嵌って「文化人」をバカにする快感を得ているだけのことです。そもそも「文化人」って誰なんだ? とそれもいつも思うことです。「私が文化人です」と公言する人なんているのでしょうか? だって、人は文化を求めて生きているのだから、100%が文化人とも言えるし、それなら取り立てて「文化人」などということばを使う必要などない、という意味では「文化人」など一人もいないといってもよいくらいです。
あのことばはきわめて「テレビ的」だと私は思っています。
とにかく大阪市の考えは

    寒い

です。

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象徴的だったのは先週14日の停電アクシデント。あれは劇場が、あるいは文楽を愛する大衆が

    ブチ切れ

したことの表れだったのかもしれません。堪忍袋のヒューズがとんだ、という感じ。
清十郎さんが、ブログで「お客さんが怒っていらっしゃるかと思ったらそうでもなかった」という意味のことを書いていらっしゃいましたが、お客さんは案外怒るどころか「そら切れるわなぁ」とでも思われたのかも(笑)。

それにしても先週から今週はじめにかけては寒かったです。さすがに「寒」の内のことだけはあります。暦は正確です。
私の部屋には温度計はないのですが、先週の日曜に探し出して測ってみました。すると7.4度でした。
ところが、一昨日の朝は4.7度。室内でこれですから、外はさぞかし、と思ったらやはり氷は張っている、車のフロントガラスも凍っている。もうあれが

    今年一番の寒さ

でありますように。
昨日も私は文楽劇場でしたが、今日も行くつもりです。あとは金曜日で、それが初春の見納めです。
さて、劇場は今日も熱いでしょうか!?

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コメント

3万人

もし仮に新春公演で3万人入ったとしたら…

あの市長のことですから
「僕たちの作った仕組みが成果を出したんです! やろうと思えば文楽のみなさんだってやれるんです!」
などとほざいたんでしょうね。

人気演目ばかり集めたら、そらお客は集まりますよ。でも人気演目だけ並べていては、しだいに飽きられてきて、それこそ文楽の発展を阻害します。

地味ではあるけど伝承すべき演目があります。またリスクはあっても新作をかける必要もあります。「お客さえたくさん集まればよい」というような単純な発想では、文楽は発展しないと思います。

♪やたけたの熊さん

このあと、千秋楽まであまりチケットはないようです。
異様な感じを抱きます。
大阪府市一体化構想も頓挫しかねないようですし、早く辞めてもらうのが大阪市にとって最善だと思います。お笑いタレントに復帰されたらいかがかと。

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♪管理人のみ・・さん

チケットが取れない、と言うのは本当に珍しい現象ですね。結局この1年で10万人を超えたそうです。すごい。

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