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手の艶 

私は掌がかなり不細工です。
土手の部分が大きくて、指はあまり長くない。
三味線の清志郎さんのようなしゅっとした指ではないのです。

    手相

もシワがあやふやで、生命線なんてはっきりせず、短命必定。とはいえ、ここまで生きたのでとりあえず手相以上には生きられたかな、とも思いますが。
知能線も途切れがち。こういうのは、注意力散漫で、深い思考ができず、現実逃避しがちで優柔不断なんだって…。ほっといて! その一方、線が多く、これは何でも器用にやってしまうようで、集中できないためにいわゆる「器用貧乏」に多いのだとか。
感情線もまた短く(というかはっきりしない)、そっけない愛情表現しかできないとのこと。これはもうその通りです。大当たり。また細かい支線が多いと、感情が豊かで表現力があるとも言われ、役者などに向いているとか。う~む、道を間違えたかも。でもまあ、学校の教師も役者みたいな面がありますからね。
手で人並みだと思えるのはツヤくらいでした。
ところが、この一年の

    呼吸困難

による酸欠のせいでどんどんツヤがなくなり、スカスカの膚になっていました。年齢的にも衰えて当然ですが、実はいささかショックだったのです。
誰も見るはずもないのに、人前で手を出すのをためらったり、電車でつり革を持つのをやめたり。
けっこうデリケートでしょ。
血管も細くなって、ほとんど浮き出てきません。
いつぞや河庄を語り終えたばかりの大師匠をお訪ねしたとき、血が音をたてて流れているような健康さを感じ、羨ましくなりました。師匠の手の甲は血管があらわで生き生き。腕も太い血管が見えました。

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この一か月あまり、少し楽になって、歩くのも苦痛でなくなっています。しかし、それは薬の力によるものです。最近、薬を減らしていますが、やはりそうするといくらか低調になることもあります。
そんなあるとき、ふと手を見るとぴかぴか光っていました。
なんのことはない、電灯の灯りを反射していただけです。
ところが、手の甲に血管がやや太くなって現れているような気がしました。
そして、ぴかぴかは錯覚としても、あれほど乾いてスカスカになっていたのが、いくらか潤いがあるのです。まだ人並みにはなっていないかもしれませんが、ちょっと安心。
以前も書きましたが、動脈の中の

    酸素飽和度

が呼吸の状態をよく示してくれます。これが95を下回ると少し変かな、90以下になるとかなりしんどい、85以下なら歩けないくらいです。この一年間、私はずっと85前後でしたが、今は96~98くらいはあります。
手のツヤと酸素飽和度が関係あるのかどうかは知りません。しかし、スカスカの手よりも潤いのある手のほうが、やはり気持ちはいいのです。
点滴で血管をさぐる看護師さんにはいつも申し訳なく思っていますが、少しはそれも楽になるかな?
そういえば、点滴というものも3か月以上していません。私にとっては極めて珍しいことです。

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