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卵は高価 

物価の優等生といえば卵。私が子供のころ、八百屋さんで10個130円くらいで売っていました。うどん1玉もそれくらい(15円足らず)でした。キャラメル1箱10円、アイス1本10円の頃です。
つい先日、たまたま見たスーパーのチラシに(特売でしたが)卵10個118円というのがありました。私は買い物下手なので、一番安いのを買うのがなんとなく怖くて(笑)、つい少し高めを買いがちですが、特売品となると安いものですね。それにしても卵がいかに値段が上がっていないかよくわかります。
逆に言うと、昔、卵は高価なものだったのです。

このところ、江戸時代の

    江戸市民の生活

を少しだけ勉強していました。
物価も多少知っておきたい、と思い、調べたりしていました。
もちろん、江戸時代といっても、260年ありますから、いつも同じ値段であったわけではありません。しかし、特に物価史を調べるわけではありません。私が関心のある江戸時代後期について大雑把に知りたいという程度です。
よく知られるのはそば。「二八そば」というのは仁八という人が打った蕎麦が評判だったからとか蕎麦粉とつなぎの割合が8:2であったからだとか言われますが、江戸時代後期になると

    二八の十六文

という意味も出てくるようです。厳密に語源が何かはもう雲の中かもしれませんが、少なくとも十六文であった時代がけっこう長かったことは事実です。
一文を16円で計算すると256円。最近はこの値段で蕎麦というと大きな会社の社員食堂くらいしかないでしょうか。阪急電鉄の駅にある《阪急蕎麦》は、たぬきそば、きつねうどん、天ぷらそばなど現在すべて300円です。
四本刺しの串団子が1本4文で、64円くらい。大福餅も1個4文。百目ろうそくは1本200文。昔の灯は菜種油を使ったり魚油(においがきつい)だったり。猫がなめるのは魚油でしょうね。
甘酒は8文。醤油一升は関東のものなら60文、下りもの(上方から江戸に下ってきた商品)は高くて100文。瓦版は4文。髪結いは28文。
お気づきのとおり、4の倍数ばかりです。四文銭があって、これでさっと支払えます。四文銭は、明和五年(1768)以降に鋳造された真鍮の寛永通宝と万延元年(1860)以降に鋳造された精鉄銭、文久3年(1863)以降に鋳造された文久永宝があります。
銭形平次が投げたのは寛永通宝の4文銭だそうです。1文銭にしておけばいいのにと思いますが、1文銭より少し重いだけに効果はあったでしょうね(笑)。

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納豆は1束4文、握りずし1カンは8文。
酒一升は並で125文ですから、2000円くらい。安いものなら80文で1300円くらい。私が飲めるのは下酒かな。これも下りもの、特に灘の酒などは高かったようです。
宿賃は一泊二食で248文だったそうで、4000円くらい。試みに鳥取県(すみません、たぶん鳥取なら安いだろうと思ったので)のビジネスホテルを調べたら最安値で2000円(もちろん素泊まり)くらいでしたから、それと同じくらいでしょうかね。

きりがないのでやめます。
「文」より上の単位ですが、4朱が1分、4分が1両です。1両を今の貨幣価値に換算するのは難しいですが、12万円前後でしょうか。1両=4000文なら6~7万円、10,000文なら16~7万円。間を取って(笑)1両=7000文としたら11~2万円です。『桂川連理柵』「六角堂」で長吉はお絹から小杉(鼻紙に用いられた小形の杉原紙)に包んだ12朱をもらいますが、とんでもない金額です。
江戸時代の市民の

    識字率

はとても高かったそうですが、寺子屋は教育に大きな寄与をしました。この月謝は二朱だったとか。『菅原伝授』「寺子屋」の芹生の里でも同じ金額だったのでしょうか。

さて、卵の話です。江戸時代の

    ゆで玉子

の値段も伝わっています。これが1個20文。つまり、そば一杯より高いのです。醤油なら600cc買えます。草鞋1足、大根1本(どちらも15文)より高価。今の値段にしたら300円以上ですね。私はゆで卵を買って食べたことはないのですが、今でも1個300円は高いですよね。ローソンで味付けゆで卵を1個76円(税込)で売っているそうです。ネットで「手作り薫製たまご」というのを見つけましたが、これが6個945円でした。一個当たり【150円+税】ということですね。
高い、安い、ということではなく、食べ物は何でも大事にしたいものです。たとえ安いものでも残すのはもったいない。私は貧乏性といわれても、ごはんは最後の1粒までいただきます。

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コメント

もったいない

私は毎朝玄米ご飯でなのですが、子供もというわけにもいかないので、精米します。糠が出るので、糠床をつくり余った野菜を漬けています。お腹に優しい漬物になります。ネタがないときは、かき混ぜるだけですが。

♪花かばさん

すばらしい! 花かばさんを生き方のお手本にしたいと思っている私に、またひとついい教材をいただいた感じです。
このブログを見た私の友人(某大学の教員)がメールをくれまして、やはり大学で江戸時代の物価の話をするそうです。彼は一文=25円にしているそうです。それなら蕎麦は400円、ゆで卵は500円!

恐縮します。

私がお手本になる事は無いです。
昨日植えたジャガイモ掘りに藤十郎さんもお誘いします。掘った芋はお持ち帰りできますよ。

♪花かばさん

いやいや、お手本だらけです。
今年も暖かくなり始め、また野菜作りを始めたいと思っています。今年もプランターで二種類くらいを考えています。
今はネギだけになっています。

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