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障害を装う 

昨日、現代のベートーベンさんが記者会見をされたようです。私は新聞とネットで若干の情報を得ただけですのであまり詳細には理解していませんし、どういう口調でお話になったのかはもちろんわかりません。その点はあらかじめ申しておきます。

実生活に何の支障もないけれど、法律的には障害者に該当する方もいらっしゃるようです。もちろん法律が認めているなら間違いなく障害者です。ただ、そういう方については、医師の中には診断書を書けと言われたら書かないわけにはいかないけれど、書きたくないと漏らす方もいらっしゃるとうかがいました。
障害者になると実際、さまざまな点で優遇があります。

以下、私の場合です。
所得税の控除があります。
NHKの受信料は半額免除になります。
自動車税はかかりません。
国立の施設(美術館、博物館など)は無料です。公立でも無料または割引、私立でも割引があるところは珍しくありません。
交通機関の割引があります。100km以上の乗車券が半額になります(特急券はダメ)。タクシーも割引があるそうです(使ったことはありませんが)。
有料道路が半額免除になります。
住まう市からなんらかの福祉金のようなものが出ます(もらっているかどうか不明)。

実生活に支障がない場合はたしかに「優遇」と言えるかもしれず、医師の中に診断書を書きたくない気持ちになるというかたがいらっしゃるのも分からないではありません。
しかし、法律がそれを認めているのは事実です。問題は障害を装ってこれらの優遇を受けることだろうと思います。
たとえば内臓に障害がある場合など、医師自ら手術したりしてその状態は患者よりよくわかっている場合があります。ですから間違いなく医師の判断だけで障害があるかどうかがわかるでしょう。
しかし視覚障害や聴覚障害はなかなか微妙で、本人が見えない、聞こえないといったらそれを否定するのは難しい面があります。見えているはずだ、聞こえているはずだといっても、本人が見えない、聞こえないといったら反論もしにくいでしょう。
あの方は明らかに間違ったことをしました。彼はひょっとしたら私のようにチマチマと障害による恩恵を受けることはしていなかったかもしれません。しかし、障害がある、ということをダシにして、しかも音楽家にとって致命的な聴力の障害だと言って同情、共感を買い、感心、感動されるに至ったのはやはりまずかったと思います。本人はその意図はなかったとおっしゃっていたようですが、いくらなんでも同情されることは明らかでしょう。
それはこの方にとっては先述の「優遇」とは比較にならない大きな財産になっているはずです。それを偽って手に入れてしまったのは言い訳のしようがないと思います。
すでに障害者ではないことを公表されましたので、あとは社会的責任のようなことでしょうか。

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ネットでこんな感想を見ました。「聴覚障害があるなら

  あれだけ普通に喋れるはずがない

から、健常者に違いない」というものです。あの方についての事実は知りませんが、聴覚障害は先天的なものの場合、つまり言語を取得するまでに障害を持った場合は話をすることも困難です。自分の声も他人の声も分からないまま大きくなりますから、言葉を覚えるのはとても難しいのです。しかし、後天的な場合、特に成人してから聴覚を失った場合はおおむね普通に話すことができます。すでに音を熟知して、言葉も音で理解して使いこなせているからです。
私は自分がきちんと話ができているのかどうかわかりません。しかし私がしゃべったことは

    理解されている

らしいので、ある程度は話せているのではないかと思っています。そりゃね、役者さんやアナウンサーみたいにはしゃべれませんが、理解される程度には話せていると思っています。
ですから、あの方もしゃべれること自体は不思議でもなんでもありません。
そういうことは理解していただかないと、本当に障害を持つ者までが疑われてしまいます。

私はあの方に何の恨みもありませんし、縁もゆかりもない方なので、野次馬のようにヘイトスピーチをするつもりはさらさらありません。
ただ、困ったことをされてしまったため、障害者差別がさらに悪くなりはしないかといささか危惧するだけです。

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コメント

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♪管理人のみ…さん

ありがとうございます

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