湯屋(続) 

湯屋の話を続けます。

悪いやつもいます。泥棒です。着物などを盗もうとするのですね。下の絵はしょっ引かれていく男です。
ついでですが、この絵の右上に大人が十文、子供八文という入浴料が記されています。

着物泥棒(賢愚湊銭湯新話)

下の絵のように広告もありました。商品は番台で売っていたようです。
湯屋の広告(賢愚湊銭湯新話)

「三味せん ねてはおき助  くふてはたれ助」って…。

す湯屋と言えば看板に矢をつがえた弓を出すこともありました。これは弓入る⇒湯に入るのしゃれだとか。石榴口と言い、看板と言い、とにかくしゃれが好きですね。

湯屋看板
湯屋の看板(守貞謾稿)

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湯屋に入るにはやはり約束事があり、きちんと掲示されていたようです。こんな約束事です。

★法律遵守はもちろん、常識も守りましょう
★火の用心
★男女混浴は禁止されています
★喧嘩口論は絶対になさいませんように
★風のひどい日は店じまいします
★金銀その他貴重品をお持ちの場合はお入りになりませんように
★高齢者、病後の方はお一人では入らないで下さい
★特にひどいご病気の方はお入りにならないで下さい
★ほうかむりをして裸で衣類を持ち出したりしないで下さい
★物がなくなっても責任は持ちません
★預かり物はしません

「~すべからず」の注意書きは今に始まったことではありません。

江戸っ子はおしゃれ。文化年間には江戸に600軒ほどの湯屋があったと言います。

余談ですが、江戸には船に風呂を載せたものがあったそうです。文字通りの「湯舟」です。『和漢船用集』の「江戸湯舟」にこんな絵がありました。

江戸湯船(和漢船用集)
江戸湯舟(和漢船用集)

説明には「武州江戸にあり 舟に浴室を居(すゑ) 湯銭を取て 浴せしむる風呂屋舟也」とあります。

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