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ふたたび、熊さんのアイデアについて 

鑑賞教室についてはやたけたの熊さん(文楽劇場非公認 鑑賞教室対策部長)がいろいろアイデアをおっしゃってくださいます。先日はこんなご意見でした(概要のみご紹介します)。
 ●職場の同僚のお嬢さん(大阪府立某進学高校生)の学校で、昨年文楽鑑賞教室に行った
 ●事前レクチャーなしで、各自で読めと、A4  1枚の解説を渡された
 ●お嬢さんは解説など読まず、開演と同時に熟睡、帰宅後「生涯文楽をみない」と宣言
 ●「文楽鑑賞教室」が「文楽嫌い養成教室」になっている
 ●文楽応援団の皆さんに学校に行っていただいて、事前レクチャーしてもらったらどうか(手当ありで)
全員ではないとしても、こういうお嬢さんがいらっしゃるのは私も聞いたことがあります。「よ~し、寝るぞ」という感じで。人形の解説などは面白がって聞いても、

    演目になると寝る

とか。
やはり事前に解説があると違う、というご意見です。

うちの子の高校には毎年若手技芸員さんが来てミニ公演を実施してくれているようです(学校行事でお招きしている)が、さすがにホンモノが学校に来るとそれなりに関心を持つようです。うちの子は(櫓のお七を観たそうです)あの雪はどうやってあんなふうに見せるのかに関心を持っていましたが(笑)。
やはりホンモノの力はすごいですよね。ただし、費用はそれなりにかかりますし、あらゆる高校で、というわけにはいかないでしょうね。
以前、うちにある太夫さんがこられたことがあって、その直後に夏休み公演。小学生だった娘も連れて行くことにしていました。それを知った太夫さんは娘に向かって「孫悟空の時、出るからね。あ、このおっちゃん、うちに来はった、とおもて、聴いてね」とおっしゃって、娘は当日喜んで(太夫さんを?)観ていました。

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応援団の皆さんは文楽キャリアはじゅうぶんすぎるくらい。知識もOK。おしゃべりもうまい方がけっこういらっしゃるようです。ツメ人形も持って行っていただけたら、楽しいことになるかもしれません。
演目の解説をするにしても、初演年代はいつだとかどこが改作されているとかではなく、「おばちゃんはね、

    こういうとこがおもしろいねん」

と話してくれたらわかりやすいかも。「劇場に来たら展示室に寄ってな。おばちゃんもいるさかいに」「また劇場で会おな」「芝居の時に寝たらいややで。太夫さん、泣きよるで」とかね。
熊さんは手当も出すべきだ、とおっしゃいますが、大阪府立(市立)高校の場合なら、その予算は劇場ではなく大阪府(市)が出すべきだと私は思っています。鑑賞教室を実施するのは劇場でも、教育として劇場に連れて行くのは学校です。
私は授業の一環で学生を何度も劇場に連れて行きましたが、その場合は必ず事前に1時間(90分)内容を話し、当日はバックステージに行き、後日話し合いをしました。学生の中には芝居の時に寝てしまう者もいましたが、本人に言わせると「寝る気はなかったのについ」ということでした(笑)。おしゃべりは一切していませんでした。歌舞伎鑑賞教室の時は

    体験コーナー

に出て行った学生もいました。
劇場に行くことが教育なのではなく、劇場に行く前後にも教育がなければ、いい鑑賞教室にはならないと思います。学校が「これは教育だ」という主体性を持つべきで、それを助けるために劇場も手を貸せばいいと思います。
解説は「文楽とはこういうものだ」ではなく、「私はなぜ文楽が好きか」を話せる人がいいと考えています。
その意味では応援団の方々などいいですね。最近は「語り部」という方がいらっしゃいますよね。広島に行くと原爆体験者が修学旅行生に体験を語ったりします。応援団の皆さんは文楽の語り部としてますます頑張っていただきたいものです。

で、鑑賞教室の事前学習なんですが、手っ取り早いところで、私を呼んでくれたら人形抱えて飛んでいくんですけどね。\(^o^)/

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コメント

私の高校時代には

熊様のおっしゃるように、国語の時間に2回以上かけて授業がありました。
確かにわかりやすくはなりましたが、今と違うのは、圧倒的に一般のお客様の多い中で鑑賞したということです。
観賞教室だと、学生が多くて一般は少ないという構図で、観劇のマナーや醍醐味を肌で知ることができないのです。
私はこの時、掛け声の「粋」や、つまらないところでは寝ているけど、ひいきの大夫になるとしっかり起きているご婦人など「大人の鑑賞」を知ったことが一番今に生きていると思います。
さくらで掛け声担当や拍手担当など仕込んではいかがかな・・と・・。ダメ??でしょうか?

♪りゅうみんさん

以前、歌舞伎鑑賞教室で上村吉弥さんが解説されているとき、掛け声のことを話題にされ、すると大向こうから「美吉屋ッ」と声を掛けられました。美吉屋さん、すかさず「ありがとうございます。あのように声をかけてくださいます。美吉屋というのは私の屋号で・・・」と話をなさいました。ひょっとしたら打ち合わせていらしたのかもしれません(大向こうさんが気を利かせたのかもしれませんが)。
ああいうのはあってもいいですね。歌舞伎鑑賞教室は以前厚生年金会館でしたから、とても会場は大きく、一般の方も少なくありませんでした。
声がかかると高校生は「お~っ」という反応をしていましたね。私は短大生を連れて行ったのですが、やはり同じような反応でした。
さくらというと聞こえが悪いですが(笑)、演出ですからかまわないと思うのですが。

掛け声

そう言えば先日の鑑賞教室で、わたし声をかけました。

どなたかが「英大夫!」とおっしゃったので、すかさず「清介さん!」と言いました。言ったあと、高校生たちの視線を感じました。

清介さんと、しめし合わせたわけではありませんが(笑)

♪やたけたの熊さん

高校生たちは「この人、きっと何百年も文楽見てるんやろな」と噂していたでしょうね。
彼らは熊さんのお声とともにこの日の文楽を記憶したのではないでしょうか。

国語の授業で

りゅうみんさんの高校では、国語の授業で事前に学習されたんですね!
いい学校ですね!

わたしの職場のひとたち3人は、それぞれ違う学校でしたが、事前学習はいっさいなかったそうです。

学校側も「劇場に連れて行けばいい」という意識を変えて欲しいです。また劇場は高校に対して、国語の授業に事前学習を組み入れることなどアドバイスをして欲しいものです。

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