後期の竹取物語 

今年は竹取物語の講読の授業をしています。
私は以前も書きましたように、この作品をとても面白いと思っています。途中は面白くて笑ってしまう場面も多いですが、実はそこに描かれている男たちは私自身かもしれない、と思うとぞっとしていまいます。
私でなくても、こういう人っているよね、と思い当たる人がいくらもいます。単に面白おかしいだけではないということですね。
私、実は竹取物語を素材にして新作浄瑠璃(笑)を書いたことがあります。選んだのは

    くらもちの皇子

で、蓬莱山にあるという「玉の枝」を持ってきてほしいとかぐや姫に言われた人です。
彼は実際には行かずにこっそり隠れてイミテーションを作るのですが、結局工匠らへの支払いをしなかったためにすべてが露見して失敗するのです。
かぐや姫をだますところまではうまくいったのに、思わぬところに落とし穴があったのです。
この人物が蓬莱へ行く話をする場面を文楽でいうところの

    物語

という形にして自信満々で話した挙句、奈落の底に落とす、という内容の他愛ないものです。
それ以外の人物もきっと面白い浄瑠璃にできると思うのです。落語にもできると思っています。竹取は落語の元祖である、とさえ思うくらいです。

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前期にもこの授業を実施したのですが、実は学生の反応はまるでダメでした。
単位さえもらえればそれで結構です、という雰囲気がありありで、私自身の授業へのモチベーションがややもすると萎えてしまいそうになるくらいでした。
何が面白くなかったのか。
もちろん答えは簡単です。私の話が

    つまらなかった

のです。
努力はしているつもりでも、なかなか学生の心を掴むのは簡単ではありません。後期は何とか訴えるものがあるように、と心がけていますが、さてどうなりますやら。
時間割の都合で、前期は少人数だったのですが、後期は一気に人数が増えて70人以上が登録しています。
前期は一人もいなかった

    看護学科

の学生さんが、後期は60人以上いててびっくりします。
彼女たちは基本的に理系ですからあまり古典文学など興味はないかもしれません。しかし、意外に最初の反応は悪くなく、これからの努力しだいでは前期よりはまともな形になるのではないかと思っています。
しかし、人数が多いと予習復習に時間を取られてかなりしんどいです・・・。

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