ポケモン世代 

竹取物語の中で大伴大納言という人物はかぐや姫から「龍の首の珠」を求められます。
龍は架空の動物ですが、雨を降らせるというので龍神という神にもされました。
干天の時は龍神に祈って雨を降らせてもらうということがおこなわれましたし、逆に大雨の時は雨がやむように祈願したりもします。

    源氏物語

の須磨、明石の巻では光源氏が大雨に遭います。そのとき源氏は龍に雨を止めてほしいと願います。
光源氏はこの雨のために須磨から明石へ移り、そこで明石の君という女性と出会います。簡単に止んでいたら出会いはなかったかもしれず、何が幸いするかわかりません。
くだんの大伴大納言は家来に龍は日本にいるはずだから探してこいと命じて自分はかぐや姫を迎えるつもりで家に残り、飾りつけをさせたりしています。ところがこの家来たちはそんな馬鹿なことができるものかと、大納言からもらった経費を懐に入れて逃げたりします。いつまでたっても家来が帰ってこないのでついに大納言は自ら船出をしますが、案の定というべきか、龍のたたりで大雨に遭い、命からがら播磨の浜辺に流れ着くのです。あげくには「かぐや姫の

    大泥棒め」

と悪態をつく始末。
とまあ、こういう話なのですが、この龍についても昔の人がどう考えていたか、龍の首の珠とはどういうものか、などを話します。いわゆる如意宝珠なのでしょうね。
龍の置物は今でもあちこちで見かけますが、珠を握っているものが多いようです。私の父も兄の守り神になるようにと置いていました(私は!?)が、この龍は口の中に珠をふくんでいました。

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学生にイメージしやすいように、置物の龍が手に珠を持っている写真を見せたりするのですが、首についていないので他にも探してみました。見つけたのはアニメっぽいのです。なんだこれは、と思って調べたらポケモンの

    ハクリュウ

でした。
これでいいかな、と思って紹介したらけっこうウケました。
なんといっても学生はポケモン世代ですから、ほとんどが知っているのです。「ポケモンの作者は竹取物語を参考にしたんですか?」という質問まで出る始末。竹取かどうかは知りませんが、少なくとも龍の画像はいろいろ調べて作画したのだろうと思います。
ついでですから、ポケモンの名前はわりあいに凝っているものがあるということまで話しました。「ユンゲラー」というのはおそらく超能力のユリ・ゲラーからでしょうし、ドードーは絶滅した同名の鳥の種類からきているのでしょう。
アーポックはコブラを逆読みしたもの、エビワラーはボクサーの海老原さん(古いなぁ)でしょう。
そして

    キュウコン

は九尾のキツネ。これなども古代中国の伝説の動物ですね。文楽だと「玉藻の前」になります。
という話をすると、わりあいに喜んでくれるのです。え? 私がなぜそんなに詳しいのか、って?
私もまた「ポケモン世代の親世代」です。

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