ゲラ 

チャールトン・ヘストンの「ベン・ハー」(ウィリアム・ワイラー監督)は何度観たか分かりません。テレビでは納谷悟郎さんの声が耳に残ります。アカデミー賞の作品、監督、主演男優などの賞をあれこれ獲ったというようなことはどうでもいいくらい、好きな作品です。
ローマの総督の列に彼の家の瓦が落下したことから捕らえられて、ついに彼は奴隷として

    ガレー船

送りになります。ただ舟を漕ぐ、疲れても漕がねばならない。ひどい仕打ちです。
このとき、ガレー船というものを知りました。

「ゲラ」ということばから「笑い上戸」を連想する方もいらっしゃると思います。おそらくおもに関西の方でしょうね。
しかし私はやはり「うれし、はずかし、うっとうし」の校正刷りを思い出します。

    Galley Proof (校正刷り)

のGalleyが訛ってゲラになったのだろうといわれます。そしてGalleyは、あの「ガレー船」から来たことばなのだとか。
組版を入れる盆がガレー船のようだから、ということのようです。

学生時代にはじめて書いたものがゲラ刷として出てきたときはやはり嬉しかったですね。なんといっても当時は手書きで原稿を書いていましたから、活字になると喜びが今以上に大きかったのです。くわえて初めてのことで、なんだかちょっぴり偉くなったような気もしました。

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しかし、内容を読んでみると何だ、こんなことを書いていたのか、と恥ずかしくなり、作業はそこそこ面倒なので、「うれし、はずかし、うっとうし」ということになります。
このところ、立て続けにゲラ刷が出て、ちょこちょこと見ています。締切の早いものもあれば、一か月後が締切というのもあって、これはこれでうっかり忘れてしまいそうでこわいのです。
私は基本的にさっさと返してしまうほうで、「こいつ、きちんと見ているのか?」と疑われるのではないかと思うくらいです。
以前は手書き原稿、その後はパソコンで作成することになりましたが、やはり原稿用紙の形で出すこともありました。さいきんは

    出来上がりの形

で提出しろと言われることがあり、書式を出来上がりに合わせて設定して書きますので、ゲラ刷が出ても原稿とほとんど見た感じは変わりません。
だんだん感動が薄くなっていきます。
ところで、編集のほうから注文がついたのは

    「英文タイトル

が記載されていませんので付け加えてください」ということでした。これが私は苦手なのです。
今回もいい加減な英語で書いておきましたが、海外の研究者がこれで分かってくれるのだろうかと不安です。え? 海外の研究者が読むのか、って? そうか、読むはずがありませんね。

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