伴大納言絵巻、再開! 

今日から後期の公開講座が始まります。
今は生涯学習が叫ばれる時代ですから、大学は公開講座などを積極的に実施していかねばならないのです。
火曜日は今年度の私の勉強の課題であり続けた

    伴大納言絵巻

です。前期にほど真ん中あたりまで読みましたので、後期は後半。
この絵巻物は子どもの喧嘩の場面というのが実におもしろいのですが、まさにそれが出てきます。子ども同士が喧嘩しているところに親が出てきて、わが子をかばいながら相手の子どもを蹴飛ばす場面です。これがきっかけになって、伴大納言の放火が明るみに出る重要なシーンです。

模写12 子どもを蹴る出納

詞書には踏みつけたと書いてあるのですが、これはどう見ても蹴飛ばしています。そのほうがダイナミックでおもしろいと絵師が考えたのでしょう。
右端にいるのが中央の男の子どもです。この子どもは左手を掲げていますが、その手にはなにやら黒いものが描かれています。これは左端の子どもの髪の毛なのです。喧嘩していて髪の毛をむしりとってしまったわけです。それを高々と掲げているところがいかにも勝ち誇ったような顔つきとともに抜群におもしろいのです。

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この場面は以前このブログに書きましたが、

    異時同図法

が用いられており、それも当然話題にします。
あとは蹴られた男の父親が伴大納言の秘密(放火)を知っている旨を世間に吹聴する場面や彼が事情説明のために検非違使庁(今で言うと京都府警本部か京都市警察署)に呼ばれる場面、さらには検非違使による伴大納言の連行とそれを悲しみ慟哭する

   伴大納言家の人々

の描写などがあります。
受講者の皆さんに楽しく絵を観ていただけるよう、努力いたします。

ひょっとしたら1時間か2時間余ってしまうかもしれません。その場合はそのほかの絵巻物あれこれというお話をしようと思っています。

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