なんば 

この間学生に難波宮跡の話をしたのです。大阪城の南側、歴史博物館の東側にある、あのだだっ広いところです。「歴史博物館やNHKのロビーの床には不思議な丸いマークが付いていますがこれは何か知っていますか?」と尋ねても、反応はありませんでした。

    難波宮

の建物の柱のあったところです、というと、近所に住んでいてよく散歩すると言っていた学生までが驚いていました。NHK大阪ホールにも行ったことがあるという学生は少なくありませんでしたが、やはり「床まで見ませんでした」とのことです。まあそうでしょうね。「今度行ったら必ず見ます!」と言ってくれましたので嬉しかったです。「で、先生、難波宮って、ナンバにあるんですか?」という質問が来てひっくり返りそうになりました。私の話をきちんと聞かず、文字だけを見て

    「なんばのみや」

と読んでしまったのですね。「話を聞けよ、大阪城の南だって言ってるでしょ」といいたいところを我慢して「ナンバじゃなくて、『なにわのみや』ですから、別の場所です。地下鉄で言うと谷町線の谷町4丁目が最寄りですよ」と説明してなんとかわかってもらいました。
こんな学生に授業してまんねん。気ぃ遣いまっせぇ。

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なんばというと、と私の話は突然飛躍します。学生には伴大納言絵巻の絵をいくらか見せていたので、ふと思い出したのです。「みなさん、この絵を見て何か今と違うところはありませんか? もちろん、服装などは違いますが、そうではなくてこの人物のしぐさです」、と質問してみます。

模写38 走る出納

・・・わからないようです。
「では

    『なんば走り』

って聞いたことありますか?」と聞きました。やはりほとんど知りません。ここで私はこの人物の仕草の真似をしてみせます。「変でしょう?」。というと笑いが出ます。
「昔の絵には、走る時に右足と同時に右手を突き出すのがあります。これがなんばといわれます。実際こんな風に走ったのかどうか、動画が残っていませんので何とも言えませんが、この絵巻物で走っている人物はかなり多くこういう姿勢を取っています。絵の表現上の都合なのか、やはり実態に即して描いたのか、という問題もあるかもしれません。この男の全身を描こうとするとどうしても右足が後ろになり右手も後ろにしたいのかもしれません。ただ、私はかなり忠実だと思っています」などとお話ししています。
歌舞伎や文楽のなんばとかお相撲さんのテッポウなどもつけくわえると身近かもしれません。

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コメント

なんば歩き

聞いた話なので信ぴょう性は少ないかも知れませんが、江戸時代まで、飛脚や多くの人がナンバ歩きだったが、明治政府が洋式の軍隊を取り入れたりしたから今の歩き方になったと、実際に歩いてみると猿になった気がします。(猿には申し訳ありませんが)

♪花かばさん

飛脚はほんとうにそんな走り方をしたのか、飛脚だけなのか、など、謎はありますが、軍隊説もなるほどと思わせるようでどこかまゆつばっぽくて(笑)、なかなか動画が残っていないだけに難しいです。

なんばのみや

久々登場、ですみません。「なんばのみや」、博多弁だと「何を飲んでいるのだ、」と言う意味にもなります。

あそこは私の常宿の斜向かい、ですね。昔、あそこは何も無い空き地、でしたね、私の学生時代は。大極殿の礎石はあったかな、と記憶しています。

とかく英語が出来て文楽に興味がある方をご案内しましたがその方は神戸にお住まいなのに難波宮、ここに有ったんだ、と感動されていました。ま、私も「世界史」を知らないので他人の事は言えませぬが。

♪しろくまさん

難波宮(跡)は案外大阪の人でも知らなかったりしますね。空き地くらいに思われてるのかも。
歴史博物館の地下には遺構もありますから一度行ってみてください、と学生には言っているのですが、彼女たちにはあまりおもしろくないかもしれません。

歴博の地下

歴博の地下、は存じ上げませんでした。次の上阪時に確かめてみますね。

歴博、文楽せんべいの支店が有りまして、ホテルから掃除する時に追い出されたらあそこでお菓子買いながらその時間を潰している事も結構有ります。この前は歴博が閉まっていて居たのですが、文楽せんべいは開いていました、と言うように。

♪しろくまさん

いろいろ売ってますよね。私も立ち寄ることが多いですが、おそらく何も買ったことはありません(笑)。

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