おのぼりさんパートⅡ(三)〜京都国立近代美術館 

今回の京都行きの私の第三の目的は美術館、博物館巡りでした。
まずは岡崎の国立近代美術館。

近代美術館
↑疎水越しの近代美術館

平日の昼前ではありましたが、拍子抜けするほどすいていて、チケット売り場には人がなく、「今日は休館日だっけ?」と思うくらい閑散としていました。ここでは

    ホイッスラー展

が開催されています(11月16日まで)。中に入るとホイッスラーの生涯を紹介するビデオが上映されていましたが、ここもほとんど人がいません。私は一通り拝見して、いよいよ会場へ。やはり人は少なく、ゆっくり観ることができました。
寓意のない、ただ美しいものを求めて描いたような彼の作品はとてもすてきでした。
「煙草を吸う老人」「カーライルの肖像」「黄色と金色のハーモニー」「ライム・リジスの小さなバラ」「建設中のウエストミンスター・ブリッジ」「肌色と緑の黄昏」などいい作品があります。
別に、美少女趣味があるわけではありませんが、「黄色と金色のハーモニー」の縄跳びをする少女にはしばし見とれました。これが美少女モデルのコニー・ギルクライストです。
ホイッスラーやフレデリック・レイトンら何人もの画家のモデルになった彼女は、姿も容貌もたしかにかわいく無垢な美しさがあるのです。それが、黄色と金色に映えて、なんだか秋の憂鬱すら感じました。

ホイッスラーはジャポニスムの渦中にもあった人で、日本趣味の要素のある絵をたくさん遺しています。その参考展示として

    鳥居清長

や歌川広重、葛飾北斎らの絵も出ており、なんだか得をしたような気がしました。

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そのジャポニスム関係の絵もまたすばらしいものがありました。
広重の「名所江戸百景 京橋竹がし」の影響を受けたという「ノクターン:青と金色 オールドバターシーブリッジ」や「紫とバラ色:6つのマークのランゲ・ライゼン」そして圧巻は

    「白のシンフォニーNo.2」

と「白のシンフォニーNo.3」。
「2」のほうは白いモスリンを身に着けた彼の愛人のジョアンナが描かれますが、彼女の手には「団扇」があり、暖炉の上には朱塗りの椀や白磁の壷が置かれています。ジョアンナの顔は鏡にも映っていますが、なんだか別人のようにも見え、もう一人のジョアンナが鏡の向こうにいるように見えました。
そして、これは映像で観たのですが、「青と金色のハーモニー 

    ピーコックルーム」

もおもしろいものでした。彼の手がけた室内装飾で、今この部屋はアメリカのフリーア美術館に移築されていますが、「陶磁の国の姫君」という、やはり着物姿の女性を描いた絵と孔雀(ピーコック)がデザインされて実に華麗なものでした。こればかりは日本に持ってくるわけにはいかないわけですが、映像で細かく観ることができておもしろく思いました。

近代美

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