おのぼりさんパートⅡ(四)〜京都市美術館 

ホイッスラーでかなり満足してしまったのですが、次は道路を挟んで向かい側にある京都市美術館です。

こちらは「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」でした。東京世田谷、京都、名古屋と巡回しています。
ホイッスラーといい、こちらといい、ジャポニスムを堪能できます。
モネやゴッホ、ロートレックなどが出ていることは知っていましたが、実は予備知識なしで行ったのです。
すると歌川広重、葛飾北斎、喜多川歌麿、渓斎英泉らの浮世絵があって、もう嬉しくて嬉しくて。広重の

    名所江戸百景

はホイッスラーでも出ていましたので、かなり観ることができました。
平田就亮の「虫図七宝鐔(つば)」のような工芸品(刀の鍔です)を意外におもしろく観ました。私はこれまで工芸品にはあまり関心がなかったので、自分自身に驚いています。ガレの「花瓶」もありました。
この展覧会ではカサットの「湯浴み」と歌麿の「母子図 たらい遊」を並べるような工夫が至るところにあり、学芸員さんの腕の見せ所になっているようです。
今勉強中なので、国貞(三代豊国)の

  「八百屋於七 岩井粂三郎 燕子」

も興味深く拝見しました。国貞といえば「勧進大相撲興行之図」も出ていて、今回印象に残った人でもあります。
ドガ、ロートレック、ゴッホ、ムンク、ピサロ、マネ、マティス、ルノワールら、絵画音痴の私でも知っている著名画家はもちろん、知らない画家もあって、こういうところは個人の展覧会ではない楽しみです。そうそう、こちらにもホイッスラーがありました。

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モネはこの展覧会の華というべきでしょう。「睡蓮の池」「積みわら」「トルーヴィルの海岸」などのほか、圧巻は扇を手にして着物をまとうカミーユをモデルにした

    ラ・ジャポネーズ

でした。この展覧会のポスターやチラシにも欠かせない華やかで印象的な作品です。絵自体の大きさは231.8cm×142.3cmだそうですが、額縁を入れるとざっと3mの高さ。金髪のカミーユ(彼女は、実際は金髪ではなかったそうです)が『紅葉狩』の意匠といわれる、金糸も鮮やかな赤い打掛にとてもよく映えています。修復後初公開だそうで、目をみはるような存在感でした。この修復の過程で、背景のうちわの位置が動かされていることがわかったりしたそうです。修復がこういう副産物をもたらすことはしばしばありますね。ほんとうにいいものを見せていただきました。
ホイッスラーほどではありませんでしたが、こちらも思ったよりすいていましたのでゆっくり観ることができました。平日に動ける暇な人間ならではの快楽です。
京都市美術館は神宮道の左、二条通を少し南に入ったところにありますが、下の写真にもありますように、

    疏水

との調和がいいものです。私が行った時には着物姿の女性が疏水をカメラに収め、さらに近くにいた人に、疏水を背景にしたご自身の写真を撮ってもらっていました。彼女の写真をそのまま展覧会場に飾りたいくらいで、こういう風景がとても良く似合う晩秋の京都なのでありました。

市美術館
↑疎水越しの京都市美術館

市美
↑京都市美術館

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