今年の文楽 

この一年も文楽公演は最低限通いました。
ここ数年、この「最低限」が続いています。
お邪魔はしませんから

    木戸御免

にしてほしいです(笑)。
東京公演も行きたい、巡業にもついて行きたい。それはいつも思いますが、叶いません。
今年は住大夫師と源大夫師の引退がありました。
この両雄の引退がありながら、引退披露口上というものはありませんでした。
私は、失礼を省みずに申しますが、源大夫師こそ、あの「襲名披露」のときが「引退披露」であってほしかったと今でも思っています。引退して源大夫を名乗るという方法はなかったものか。
私は源師というか、

    五世竹本織大夫

の大ファンだったのです。
近世演劇研究の専門家の方々からはいろいろいわれる西亭(野澤松之輔)師の脚色、作曲の近松作品も、織師が語られるとむしろ近松の原作ではないかと思うくらい腑に落ちることがありました。
九世綱大夫を襲名されて、さらに深みが増したのですが、ご病気もあり、私自身が浄瑠璃と無縁になったこともあり、個人的には織大夫のお名前が私には一番しっくり来ます。
とにかくお疲れ様でした。

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それにしても四月の『菅原伝授手習鑑』は大入りでした。中味もかなり充実していました。(以下人形遣いさんの敬称は略します)和生の源蔵、勘十郎の松王、玉女の菅丞相、清十郎の輝国、文司の梅王、簑二郎の戸浪、勘弥の立田前、幸助の玄蕃など、今も思い浮かびます。
夏休みは新作もありましたが、子どものための、という点でさらに工夫をして再度(ありは次の新作を)お願いしたいと思っています。小佐田さんなら大丈夫だと信じています。昼はやはり「俊寛」。ただ、玉女がやや淡かったような気がしています。夜の『女殺油地獄』はやや上演過剰気味になってきましたが、文楽初体験の人などにはなかなかいいと思います。
そして十一月。私は今も勘寿の浜夕がよかったと思っています。あとは幸助の長吉。
この一年も楽しませていただきました。

今年の私が選ぶ人形遣いベストワンは

    吉田幸助

ということにしようと思います。
来年も頑張って、50歳になる年にはぜひいい名前を襲ってください。

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