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年齢相応の学び 

この春休みに「生涯学習論」という授業の予習をしていて、ロバート・ハヴィガースト(1900〜91)の研究について学びました。
ハヴィガーストは、人間が成長する過程で遭遇する

    さまざまな課題

を彼なりに整理しています。1930〜40年代のアメリカの中産階級の理想が反映しているともいえるので、必ずしも現代にそのまま当てはまるとは思いませんが、時代を超えて普遍的だと思うことが大半です。たとえば、6歳までの課題には、歩行、固形物の摂取、排泄、性差の理解など、18歳から30歳までの早期成人期のそれには、職に就くこと、配偶者の選択、家庭の形成、育児、市民としての責任などが挙げられます。こういう課題と向き合うのが人生です。現今、結婚や育児は「しない選択」も多々見られますが。
ハヴィガーストは、こういう課題が現れるもとになるのは、身体の成熟、個人の価値意識、そして

    社会からの文化的圧力

であるとも言っているようです。「圧力」といっても政治的なものではないわけで、社会人として生きていくために社会から要請されるもの、ということでしょうか。我々は社会から求められるものがあり、それに応えねばなりません。人をあしざまに言ってはならない、詭弁を弄して人を騙してはならない。こういうのは法的にはある程度までなら問題がないため、放置されかねないのです。しかし文化的な社会はこういうことを認めない。それがここでいう「圧力」なのではないでしょうか。ハヴィガーストは、当時社会問題になっていた青少年の暴走(これはいつの時代もありそうです)をなんとかしなければならないという思いで、「若者よ、君たちの話も聞くから、社会の常識を守りなさい」と言いたかったらしいのです。

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ところで、ハヴィガーストは中高年の課題としてどんなものを挙げているでしょうか。やはりここが気になります。60歳までの

    中年期

は、10代までの子どもが責任ある大人になるための援助をすること、市民としての責任を果たすこと、職業で満足の行く地歩を築いて維持すること、余暇活動をすること、生理学的な変化に適応すること、老いゆく親に適応することなどを挙げています。我が身を省みると、全部ダメです。親としては最悪、仕事はダメ、税金払ってない、余暇は楽しんでいない、親不孝。
くやしい〜。こうなったら次の

    老年期

に賭けるしかありません。ハヴィガーストのいう老年期の課題は、体力と健康の衰退への適応、収入減への適応、配偶者の死に対する適応、柔軟な方法で社会的な役割を身につけること、満足できる住宅を持つことなどです。私にできそうなのは「収入減への適応」くらいのものかな(すでに対応してるし)。
ハヴィガーストがこれを唱えたのはずいぶん前ですから、今の感覚なら65歳〜70歳あたりまでが中年期でしょうか。だとしたら、私はまだまだ「中年期の課題」に向き合わねばならないと思います。よき親であること、立派な社会人であること、仕事を充実させること、余暇を楽しむ生活を送ることを目指さねばなりません。しっかりバイトして文楽に行けってことですかね?(違うか)

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