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教育漢字 

小学校で習う1006の漢字を、私は「教育漢字」と称するものと思っていましたが、文部科学省にはそういう用語はないようです。では何と呼ぶのか、というと、そもそも呼び名自体存在せず、常用漢字の一部、くらいの位置付けになっているように思います。
それにしても、小学校で1006もの漢字を習うとは、大変なことですね。さらに中学以降にも常用漢字をマスターするのが日本人としての基本であるという考えもあって、漢字教育は熱心におこなわれ、

    大学入試

にも漢字がらみの問題は相変わらず多いのです。入試を作る立場からは、便利だともいえますが、実際漢字を知っておいてもらわないと本も満足に読めないことになってしまいますから、必要なことでもあるのです。
しかし、漢字学習に時間を割いているから英語も数学も出来なくなる、漢字は廃止して日本語はローマ字表記したらどうか、というのは、明治以来綿々とかなりまじめに議論されてきたことです。ハングルという前例がお隣の国にありますし、このグローバル時代にあっては、日本語も

    表音文字

にしてもじゅうぶんやっていける、という知識人は今でもいらっしゃいます。
それでも国民の多数は漢字のない生活をイメージできないでいるのではないでしょうか。隣国の文化政策をとやかく言うつもりはありませんが、日本語がハングルのようになるのを歓迎する人がはたしてどれくらいいらっしゃるでしょうか。

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私などは漢字を覚えるのが嬉しくて仕方がなかったので、子孫がローマ字で本を読んでいる姿など想像すらしたくない方です。でも英語の本を読む人を見てもなんら不自然には思いませんし、都会に出ると看板から道案内から、もう英語だらけですから、100年、200年の後にそうなっている可能性はゼロではないのだろうとも思います。
ただ、私が生きている間は今のままでしょうし、学生に話をする場合も「漢字は重要です」と言い続けて何ら問題はないだろうと思っています。
新年度は

    小学校教諭の免状

に関わる科目をひとつ持っています。学生にはやはり最低でも「教育漢字」は使いこなせるようになってもらいたいと思っています。
そんなのあたりまえでしょう、とお思いになりますか? いえ、教育現場にいると、それが当たり前でないことははっきり言えます。私は学生に授業のたびに意見や質問を書いて出してもらっているのですが、

    漢字の間違い

を発見しない日はありません。それもほんとうに小学生レベルの字を間違って覚えているのです。パソコンですと返還、じゃなくて変換ミスがあり、私もこのブログでしばしば間違っていますが、自筆の場合はそういういいわけすら出来ません。
少なくともこの授業では漢字の間違いはことごとく指摘して改めてもらうようにうるさく言おうと思っています。

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